お手当法

症状が出てからでは遅い、沈黙の臓器「肝臓」。添加物・農薬を分解してくれる肝臓を春前からケアするべき理由とは。マクロビオティック・薬膳 症状別お手当レシピ集【肝臓・胆のう・脾臓・膵臓 編】

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ついつい酷使してしまいがちな肝臓やその周辺の臓器。
今の時期から肝臓をケアしておかなければいけないワケとは?

添加物や農薬や有害物質を分解してくれる肝臓

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まだまだ寒い日が続きまだまだ心も体も本調子でない人がほとんどだと思いますが、
これから迎える春の季節は温かな陽気に誘われて自然界の全ての生命が一気に芽吹く時、私たちの体の中の臓器も突然活発に動き出します。

春になると、冬の間に休眠していた臓器が目を覚まして体の中の老廃物を一気に解毒しようと頑張り始めるのですが、
数ある臓器の中でこの解毒に最も大活躍してくれるのが「肝臓」です。


よく肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれているように割と酷使してもサイレンを鳴らしてくれないので、
自分自身で気を配らないといつの間にかボロボロになってしまっていることもあります。

肝臓は約500以上もの働きをする臓器で主にアルコールや薬、そして食品添加物や菌、農薬などの有害物質を分解、
無毒化して、その後周辺の胆のう、膵臓、そして脾臓と密接に関わり合いながら十二指腸に送り届けます。


アルコールの摂取が多い男性は特に肝臓の具合だけに目を向けがちですが、肝臓機能が低下している時は肝臓だけではなく、
同時にその周辺の臓器にも不調が起きやすいので、春になってからしっかりと正常に機能してくれるように、冬の間から注意深くケアしていけるようにしましょう。

肝臓とその周辺の臓器の不調とそれぞれの症状の陰陽の見分け方

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薬膳の考え方では、体の状態を極陰性<陰性<やや陰性<中庸<やや陽性<陽性<極陽性と7つの症状に分けます。

真ん中の中庸は一番バランスのとれた健康的な状態ですが、
その他は陰性に行くほどに外側にエネルギーが排出される緩い状態と陽性に行くほどに内側にエネルギーが向く硬くなった状態を示しています。
一般的に体の不調がある場合、それは体が陰性か陽性どちらか一方に傾いている状態なので、それぞれの症状にあったお手当方法が必要になってきます。

ここではそれぞれの症状が陰陽どちらに傾いている状態なのかを探って行きたいと思います。
肝炎→(陰性の病気)食べ物や輸血から感染するウイルス性の病気。

嘔吐や食欲不振、黄疸や発熱などの症状が出ることもある。

肝硬変→
(極陽性の病気)アルコールの飲みすぎや糖尿病、
B,C型肝炎の悪化により起こる。胃の圧迫感や便秘、腹水や吐血の症状も起こり、末期になると意識不明で呼吸困難に陥ることもある。

胆石→
(陰性の病気)ビタミン不足と油の過剰摂取、寄生虫や塩分の不足によって起こる。食欲不振や下腹部痛、黄疸や発熱などの症状。

胆のう炎→
(陽性の病気)微生物による化膿や大腸菌や胆石保持者が発病しやすい。右下腹部痛、胃酸過多、黄疸や発熱などの症状。

急性膵炎→
(陽性の病気)アルコールの飲みすぎや脂っこいものの食べ過ぎ、ビタミンB6不足や自律神経の乱れから発症することもある。
高血圧もしくは血圧の急下降、腹部痛、吐き気、腹水、黄疸などの症状が出ることもある。

脾臓の腫瘍→
(陰性の病気)肝硬変、貧血や白血病、感染病など他の病気から発症しやすい。
それ以外にも新陳代謝の不調によって起こることもある。腹痛、貧血、扁桃腺の腫れなどの症状が起こり鼻の頭が黄色っぽくなって顔面蒼白になる。

【症状別】家庭でできるお手当方法と簡単なレシピをご紹介します

二日酔いで体の調子がなかなか戻らないときにオススメのお手当

⦅柿なます⦆

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使うもの:有機甘柿、農薬不使用の大根、有機酢天然塩、農薬不使用のゆずの皮

昔から甘柿は二日酔いを防いでくれると言われてきました。
柿の中にあるジブオールという成分が体内に残るアルコールと結びついてくれて酔いが回るのを抑えてくれる他、
柿のビタミンC、B群がアルコールの分解を助けてくれるので、同じくビタミンCたっぷりの大根やゆずの皮と一緒に摂ることで更なる効果を期待できます。

●レシピ●
大根(200g)を千切りにして塩で揉んで少し置いたら水気を絞る。
甘柿1個とゆずの皮(少々)も同じく千切りにして大根と一緒にボウルに入れたら酢(大さじ2)と塩(少々)を加えてよくなじませます。

*甘みが少し欲しい場合は下記のようなオーガニックアップルシロップなどを加えても大丈夫です。

⦅きゅうりの絞り汁⦆

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使うもの:無農薬きゅうり、ガーゼ

アルコールを飲みすぎた時に吐き気や目まい、頭痛などが起こる場合は、アルコールを分解する際に生まれる有害酵素アセトアルデヒドによるものだと言われています。
このアセトアルデヒドの濃度を下げることができればこれらの不調を改善することができますが、きゅうりに含まれるカリウムにはこの有害酵素の分解を促してくれる効果があると言われています。

●レシピ●
きゅうりをすりおろしてから清潔なガーゼで漉して、その絞り汁をそのまま飲んでください。

肝炎の養生にも!肝臓の解毒にオススメのお手当

⦅小豆ヤンノー⦆

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使うもの:国産有機小豆、天然塩

肝炎にかかった際は最低10日間は油っこいものなど内臓の負担になる食事は避けて肝臓に溜まった有害物質の解毒に専念させなければいけません。
特に小豆はその昔「生薬」として位置付けられており、小豆の煮汁には利尿作用があり、体内の余分な熱や水分を排出してくれるとので、解毒の必要な肝炎の養生にも適しています。

また小豆を火にかける事で陽性のお手当食となりますので陰性に偏って弱った体に効果が期待できます。

●レシピ●
小豆(1カップ)をよく洗い水(3リットル)を入れて圧力鍋にかけます。
10分ほど圧をかけてから火を止めて、圧が下がったら小豆をザルに入れて煮汁を他の鍋に移し替える。塩を少々加えて10分ほど弱火で火をかけたら完成。

*小豆ヤンノーの粉は自然食品のお店やネットでも購入できます。

⦅ウコンとよもぎの玄米粥⦆

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使うもの:無農薬玄米、農薬不使用のウコンの根(もしくはウコンの粉)、農薬不使用のよもぎの葉(もしくはよもぎの粉)、自然塩

ウコンは二日酔いの予防にもよく使われるように、肝臓の働きを助けてくれる効果があります。

またウコンには殺菌効果も非常に高いのでウイルス性の肝炎の症状を和らげてくれます。
よもぎもウコンと同じく肝臓をキレイにしてくれる作用がある野草なのでこの2つのパワーで正常な肝臓の状態に戻すことができます。

●レシピ●
玄米(1/4カップ)を約7倍の水と一緒に土鍋に入れてよく洗ったよもぎの葉(5g)、
ウコンの根(スライスしたもの3枚)と一緒に炊きます。炊き上がったら塩少々を散らして完成。

*もしよもぎの葉ではなく粉を使う場合は、混ぜないで最後に散らして下さい。

肝硬変や膵炎、そのほか肝臓の不調による腹水の症状にオススメのお手当

⦅そばパスタ⦆

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使うもの:有機そば粉、さらし木綿

内臓機能がうまく立ち行かなくなると、体の中に老廃物が腹水として溜まっていきます。腹水は病院で抜いてもらうこともできますが、体に必要な栄養分も一気に失われてしまうためその後の予後が悪くなることがほとんどです。

内臓の機能を守る有効な成分を残して余分な水分だけを吸い取ってくれるそばパスタは古くから民間療法として腹水のお手当として使われてきました。
このお手当を行う前にしょうが湿布でお腹を温めておくと、さらに効果を高めてくれます。

●レシピ●
そば粉を適量用意してボウルに入れたら熱湯を注ぎ入れて大体耳たぶくらいの固さになるまで量を調整して練る。
さらしに1cmほどの厚さで広げたらそれを直接腹水の溜まった腹部に当てて水分が少しずつ滲み出てくるのを待ちましょう。
こちらのお手当は1、2時間おきに新しいものに交換して下さい。

*人によってはチクチクとした痛みを伴う場合もあるのでその場合は時間をおきながら少しづつ試してみて下さい。

これからだからできる「養生」で、季節の変化にもしっかりと対応できる心と体を作っていきましょう

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これから迎える暖かい季節、寒い冬の間に温存していた体力を発散させるべく、
ついつい活発に動いたり食生活も変化したりしてライフスタイルも大きく変化していく時期に入ります。

また同時にストレスも感じやすく気持ちが不安定になりやすい時なので、ついつい暴飲暴食をして肝臓に負担をかけてしまいがちです。
今回ご紹介したお手当方法以外にもこれからご紹介するような暮らしの中でできる簡単な「養生」に気をつけてできるだけ「気」が循環しやすい心身を保てるようにしましょう。

春にオススメの養生

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立春から1ヶ月はなるべく陽の光を浴びる

冬は日照時間が短いため、ビタミンD不足で骨も弱くなります。
春の太陽の光で思いっきりエネルギーチャージをして、早朝の散歩やストレッチなどすることで「気・血・水」の巡りも蘇ってきます。

早寝早起きを心がける

春はなるべく早く就寝をして睡眠時間を多めにとることで、冬に弱っていたパワーを取り戻すことができます。
太陽のエネルギーをしっかりともらって活動できるようになるべく朝は早く起きるように心がけて下さい。

肝を補う「ナツメ」を摂る

中医学や東洋医学で言う「肝」とは肝臓や目、胆のうの働きと繋がっていると考えられていて、
自律神経や新陳代謝の機能をコントロールしてくれる役割がある臓器と考えられています。
ナツメはこの「肝」を補う食材として非常に優れており、ヨーグルトやスープに入れるなどして積極的に摂取してみるといいでしょう。

香りのいいお茶を飲んでリラックス

「気」の巡りがよくないとイライラしがちでそれが「肝」に影響を及ぼしてきます。
リラックスを目的とする場合は個人的に香りが好きなもので大丈夫ですが、なるべく蕾など小ぶりなものを使ったお茶を春より前の1月2月から摂ることで春に出てくる草花のアレルギーを抑制する効果もあるそうです。

肝臓とその周辺の臓器は、なかなSOSサインを出してくれないため、痛みが出て病院に行った時には割と深刻な病気になっていたりすることもあります。
しかし肝臓やその周辺の臓器は一度不調が出てしまうと長きに渡り付き合っていかなければいけない病気が多いことから体の要でもあります。

もしも病気になってしまった時は病院の治療を受けて直して行くことも大切だとは思いますが、
食生活やライフスタイルを変えないでただ治療を受けてもきっと根本的に解決できません。


もしもあなた自身だけでなくご家族が上で挙げたような病気に診断されてしまった場合、
こんな風に自然の力を頂いてケアしてあげることができるなら、体の方もちゃんと答えてくれる事もあるかもしれません。

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mamiko
幼少期より喘息で入退院を繰り返す病弱な幼少期を過ごすが高校時代に留学したニュージーランドでの生活で喘息の発作が激減し、健康な学生時代を過ごす。 20代半ばに再び喘息に悩まされ、30代前半には癌が見つかりそこから初めて「食養」に興味を持ち始め体が喜ぶと感じたままに体に過ごした結果、抗がん剤治療を行わなかったのにもかかわらず癌細胞が壊死していたという不思議な体験をする。 現在は主婦業をしながら日本の食物を中心とした日本の薬膳を学んでいる。 保有資格:国際薬膳食育師
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