現代人の中で続々発症する、深刻な咳喘息とうまく付き合う方法。あれ?と思ったら迷わずこのメディカルハーブを使ってください。
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すぐ治るはずの咳が・・・・なぜか止まらない。
ちょうど5年前の夏~秋にかけてという、今くらいの季節でした。
夏風邪を引き、そのまま咳だけ二週間程続いたのです。
元々、幼い時から呼吸器が弱く、扁桃腺肥大でもあったことから、「咳から始まり咳に終わる」風邪は慣れっこのはずでした。
しかし、その時は良くなる気配が全くなく、むしろ日に日に咳が苦しくなっていき、昼間仕事をするのもままならないくらいになりました。
これはおかしいと思い、病院へ行ったところ「咳喘息」という病名が診断されたのです。
咳喘息とは?気管支喘息と何が違うの?
咳喘息と気管支喘息はどちらも似た症状が出ますが、異なる病気だとされています。
気管支喘息はアレルギーが原因となることが多く、喘鳴(※)・痰・激しい咳・呼吸困難を伴う病気です。
(※)「ゼンメイ」と読みます。ぜいぜい・ひゅうひゅうという呼吸音のこと。
一方、咳喘息は気管支炎の一種で、咳だけが続くのが特徴です。
風邪などが原因で気管支に炎症が起きてしまい、咳だけが長期的に続きます。
ステロイドを処方されるも・・?
風邪薬は効かず、喘息の治療薬である吸入ステロイド薬が効く傾向があります。
実際、私もすぐに吸入ステロイド剤を処方されました。
気管支喘息のような呼吸困難にはなりにくいのですが、長期にわたり咳が出るため、かなり体力を消耗します。
咳が出ては引き、またすぐに咳が出て引く・・・の一日で、外傷で例えると、出血したところのかさぶたをいつもかきむしっているような状態。
咳喘息はそのうち常習化し、気管支喘息に約3割が移行すると言われました。
咳喘息と診断されて5年。その間行った治療とは?
気道が常に炎症を起こしており狭くなっている状態なので、まずは炎症を抑えるため、気管支拡張剤である吸入ステロイドを使い治療していくことになります。
朝・就寝前の2回行いますが、即効性はなく、使ったそばから咳が止まらない・・・ということも度々。
最低でもニ週間は継続して行うよう指導され、良くなってもさらに二週間・計一か月はステロイド吸入を行うように言われました。
その頃は、一日でも早く咳を止めたい一心で、言われた通りステロイド吸入を続けました。
しかし、ステロイド吸入にもいくつか種類があり、きちんと自分に効くものを見分ける必要がありました。
私の場合は、呼吸器専門の医者へかかっていたこともあり、また、その医者もできるだけ身体に負担がないようにと
丁寧に診断してくれたため自分に合ったものが見つけられましたが、セカンドオピニオンでした。
はじめにかかっていた医者は循環器の専門医だったこともあり、一般的にベターとされる治療を勧めていたように思います。
薬に頼らないために飲み続けたメディカルハーブとは?
ステロイドに頼るのではなく、メディカルハーブの勉強を本格的にするようになり、今年は初めて咳喘息の時期を迎えました。咳喘息はちょっとしたきっかけで発症するので、特に気温差やクーラーには気を付けていたのですが、
思わぬタイミングで、クーラーが凄く効いた室内に数時間いるはめに・・・
案の定、翌日から喉に違和感を覚えたため、真っ先に取り出したのはこちらです。
◆タイム
タイムがなぜ咳喘息にいいか?
タイムとはシソ科での植物で、味はほろ苦く、きりっとした清々しい香りが特徴です。「タイム」という名前はギリシャ語の「勇気」に由来しています。
ヨーロッパでは、勇気・気品の象徴とされ、中世の婦人は騎士のスカーフなどにタイムの小枝を刺繍してその栄誉をたたえたと言われています。
主な成分は、フラボノイド・タンニン・サポニンで、それらの作用として、抗菌・鎮痙・去痰・収れん・消化促進などが挙げられます。
タイムは、消化促進作用や香りから、肉料理などと組み合わせることも多くありますが、咳喘息の対策としては、ハーブティーにするのがオススメです。
気管支を拡張して浄化し、痰を取り除いてくれる(去痰作用)ため、気管支炎や喘息などの症状を緩和します。
実際、このハーブティーを入れている最中は、部屋に充満する香りだけで咳が落ち着きます!
また、飲む時に、鼻からよく香りを吸いこんでみてください。
タイムの持つ、チモールという精油成分によって、呼吸が楽になります。
精油は立ち上る性質がありますので、湯気を吸いこむのはとても効果的です。
メディカルハーブは予防の段階に一番発揮されますので、咳喘息の時期になったら、またちょっと風邪気味と感じた時にすかさず取り入れることが大切です。
タイムにプラスするならこのハーブがさらに効果あり!
もちろん、シングルティーとして飲んでもいいのですが、私のおすすめはこの2つと合わせることです。
◆セージ
こちらもシソ科の植物で、咽頭の炎症・収れん・抗菌などの作用に優れています。
タイムは気管支拡張効果がありますが、こちらは口腔トラブルに用いられることが多く、歯磨き粉の成分になっていることも。
喉の痛みや口内炎などに効果がありますので、タイムとブレンドしてティーにするのもオススメですし、マウスウォッシュとして濃い目のハーブティーでうがいをするのもスッキリして効果的です。
◆ジャーマンカモミール
世界中で最も親しまれているハーブのといっても過言ではないかもしれません。
キク科なので、アレルギーの方は注意が必要ですが、そうでなければ万能薬です。
鎮痙・殺菌・消炎作用に優れていますので、気管支の炎症に効果的です。
りんごのようなやさしい味と香りで、苦味を感じるタイムやセージなどと合わせると独特のクセがマイルドになりおいしく飲めます。
こんなにかわいらしいハーブですが、弱った植物の隣に植えると生き返ると言われているほど生命力に溢れているハーブです!
結果、今年はステロイド吸入なしで喘息を乗り切りました!
喉に違和感を感じた八月。やはりその後、不安定な大気の影響や気温差などで咳がすぐに出始めました。
そこですかさず、タイム・セージ・ジャーマンカモミールの温かいハーブティーを朝起きてから寝る前まで、こまめに飲んだのです。
昼間は水筒に入れてお茶を持ち歩きました。
保温性のある水筒なら、ふたを開けるたびに蒸気が上るので、精油の香りも都度吸い込んで深呼吸。
タイムの気管支拡張作用とセージの呼吸器系トラブル初期に効く殺菌作用、そして高い消炎作用を持つジャーマンカモミール。
これらのハーブのおかげで、ステロイド吸入なしで咳喘息への移行を食い止めました!
メディカルハーブのいいところは、ハーブ同志でNGな組み合わせがないところと言えます。
(もちろん、味の良し悪しはあるので好みで調整してみてください)
一方で、種類によっては、使用制限がありますので、薬を内服中の方などはかかりつけ医に相談してください。
今回紹介したハーブでは、タイム・セージは妊婦さんは使用禁止、また、長期の服用は不可とされています。ジャーマンカモミールは使用制限はありません。
ただし、すでに咳喘息を発症している場合はやはりステロイド吸入でないと治療できない場合が多いと思いますので、無理せず呼吸器専門の病院へ。
夏から秋にかけての今ぐらいの時期は、気圧の影響で咳喘息を発症する人が多くいます。
今回ご紹介したハーブはハーブ専門店などで気軽に買えますので、
あれ?と思ったら是非試してみて下さい!
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