目を取り出して洗いたい程辛い花粉症の「目のかゆみ」と「充血」は東洋医学でこう乗り切る!目のかゆみにオススメの食材・対策
春爛漫、お花見や春休みで、多くの人が外に出てきました。
とても気持ちが良い気候なのに、花粉症の方にとっては、外出も一仕事でしょう。
「隠れ花粉症」の私ですが、この記事のようにセルフケアに取り組んでいます。
「勘違いマクロビオティック」で花粉症、発症しました。花粉症を引き起こした間違いだらけの食事法と、東洋医学から見る私が花粉症を克服したとっておきの方法 ―2―
しかし、体は正直で、寝不足、甘い物・油物、暴飲暴食が続くと、突然、くしゃみ、鼻水、目のかゆみが訪れることもあります。
そして、不摂生を反省し、体をいたわるためにセルフケアに取り組みます。
何年もかけて作ってきた体、花粉症にビクともしない体を目指して、引き続き、セルフケアの研究と実践に励みたいと思っています。
花粉症で目がかゆい!
赤ちゃんが目をかゆがってタオルで目を温めている!「待って、それ逆効果。」
さて、前置きが長くなりましたが、先日とあるカフェで、隣にベビーカーを押したママ二人が座りました。
片方の1歳くらいの赤ちゃんの目が真っ赤で。
そして聞こえてくる話では、その赤ちゃんは花粉症で、目をかゆがってこするので、温かいタオルを目に当てているということでした。
この話が聞こえてから、仕事に集中できなくなり、「かゆい時は温めないで、、、」と心の中で何度も叫んでいました。
こういう時は、冷やすと、「すっー」とかゆみが引くことがあるのです。
ということで、今日は、東洋医学で、今の季節に起こりやすい花粉症やアレルギーによる目のトラブル「目のかゆみ」「充血」の原因とケアの方法について考えていきます。
「目」のトラブル、根っこの臓器は?
東洋医学では、私たちの臓器や体のパーツはそれぞれつながりがあると考えています。例えば、食べ過ぎたりして胃腸の調子が悪い時は、口角が切れるなど、
内臓の調子が、体の目に見える部分的に現れます。
これは、東洋医学の基本理論に「五行論」に基づいています。
「五行論」は、自然界を作る「木、火、土、金、水」を基本に置き、それらの性質に基づいて、自然界のあらゆるものを5つのグループに分類したのです。
木火土金水の性質
木:真っすぐに、あるいは曲りながら伸びる。生長、発散。
火:燃え上がる。熱い。
土:穀物を育て、生み出す。物事を生み、育てる。
金:堅い、自由に形を変えられる。
水:下に向かって流れ、潤す。
木:真っすぐに、あるいは曲りながら伸びる。生長、発散。
火:燃え上がる。熱い。
土:穀物を育て、生み出す。物事を生み、育てる。
金:堅い、自由に形を変えられる。
水:下に向かって流れ、潤す。
上記に従って、季節、色、味、そして、私たちの体(臓腑)も五行にあてはめて分類しました。
五行色体表
『木』→『春』『青』『酸味』『肝・胆』『目』
『火』→『夏』『赤』『苦味』『心・小腸』『舌』
『土』→『晩夏(長夏)』『黄』『甘味』『脾・胃』『口』
『金』→『秋』『白』『辛味』『肺・大腸』『鼻』
『水』→『冬』『黒』『鹹味(塩辛い味)』『腎・膀胱』『耳』
『木』→『春』『青』『酸味』『肝・胆』『目』
『火』→『夏』『赤』『苦味』『心・小腸』『舌』
『土』→『晩夏(長夏)』『黄』『甘味』『脾・胃』『口』
『金』→『秋』『白』『辛味』『肺・大腸』『鼻』
『水』→『冬』『黒』『鹹味(塩辛い味)』『腎・膀胱』『耳』
「目」と「肝」の深い関係
ここからわかるように、東洋医学では、「目」は「肝(臓)」と関係しています。
東洋医学では、「肝(臓)」に蓄えられている血が、「目」に栄養を与えているのです。そして、東洋医学の基本である陰陽五行説では、「春」は「肝(臓)」と最も関連深い季節です。
「春」には、「目」のトラブルが起こりやすいのです。
「花粉」が引き金になる「目のかゆさ」
この時期の「目のかゆみ」は、花粉やPM2.5が大きく関わることが多いでしょう。東洋医学では、花粉であろうPM2.5であろうと、ウイルスであろうと、外からの邪気ととらえます。外から邪気である花粉が体に入り、アレルギー反応を引き起こし、炎症が起きます。これが、「目のかゆみ」につながり、他に、くしゃみ、鼻水などの症状も引き起こすことが多いのです。
「花粉症」で「目がかゆい」人は体のバリアが弱い
東洋医学では、私たちの体は、「気」(エネルギー)でバリアがはられていると考えます。
これは、私たちの体をいろいろな「邪気」(花粉、ウイルス、ばい菌など)から守ってくれるバリアです。
この気は、防衛する働きがあるので「衛気」といいます。
この「衛気」の力が弱かったり、ほころびがあったりすると、そこから「邪気」が侵入してしまいます。
花粉症や、風邪を引きやすい人というのは、この「衛気」が弱い人が多いのです。
「花粉」とともに入ってくるのは・・・
花粉症の「かゆみ」を考えるとき、もうひとつは、「風邪(ふうじゃ)」の侵入です。四季を通じて「風」は吹きますが、特に春は「風」が強く吹きます。この気候「風」が強すぎたり、私たちの免疫力が落ちていたりして、「風」に負けてしまうと、「風」が邪気に変わります。これが「風邪(ふうじゃ)」です。
「風邪(ふうじゃ)」は上半身のトラブルを引き起こす
この「風邪(ふうじゃ)」には特徴があって、体の上部にトラブルを起こしやすいのです。体の上部というのは、「目、鼻、首」などのことです。
春には「風邪(ふうじゃ)」が侵入しやすいので、春のトラブルというのも、「目」や「鼻」に起こることが多いのです。
そして、この「風邪(ふうじゃ)」の特徴として「かゆみ」を引き起こすことがあります。
「目のかゆみ」「目の充血」は熱を持つ
「目のかゆみ」は、先ほど述べたように、目に花粉が入り、アレルギー反応から、炎症が起きています。また、花粉症で「目が充血」しているときも、炎症を起こしています。このような時は、体や患部に「熱」を持っています。
花粉症の「目のかゆみ」「目の充血」はこう対処する
まずは外から!
「目のかゆみ」「目の充血」があれば、まずは、外から冷やしましょう。目を洗い、冷たいタオルや、保冷剤をハンカチに包んで目に当てるなどしてみましょう。つぎは体の中から!
体の内側の熱をこれ以上燃やさないように、そして、熱を冷ますことを心がけましょう。体に熱を持たせる食べ物は避ける、または量を減らすなどしたり、熱を冷ます食べ物を積極的に食べましょう。
体に熱を持たせる食べ物
・油脂-脂ののっている魚、肉、揚げ物、炒め物、バターやチーズなどの乳製品、油脂を使ったスナック・パン・スィーツ、オイル入りドレッシング、マヨネーズ、ナッツ・ごまなどの種子類 など
・香辛料-胡椒、唐辛子など
・その他-にんにく、しょうが、シナモン など
・油脂-脂ののっている魚、肉、揚げ物、炒め物、バターやチーズなどの乳製品、油脂を使ったスナック・パン・スィーツ、オイル入りドレッシング、マヨネーズ、ナッツ・ごまなどの種子類 など
・香辛料-胡椒、唐辛子など
・その他-にんにく、しょうが、シナモン など
体の熱を冷ます食べ物
セロリ、苦瓜、きゅうり、ズッキーニ、トマト、豆腐、こんにゃく、スイカ、湯葉、
緑茶、金銀花、アスパラガス、山菜類、よもぎ、抹茶、グレープフルーツ など
セロリ、苦瓜、きゅうり、ズッキーニ、トマト、豆腐、こんにゃく、スイカ、湯葉、
緑茶、金銀花、アスパラガス、山菜類、よもぎ、抹茶、グレープフルーツ など
体のバリアを強くする
体のバリア「衛気」を強くして、邪気を侵入させないようにするには、消化器の働きが順調に働くように、以下の点に注意しましょう。
・消化器、胃腸に負担になることは避ける―暴飲暴食、夜遅くの食事、消化の悪い物、冷たい物 などに注意
・「気」を強くする食べ物をとるように心がけましょう。
米類、芋類、豆類、かぼちゃ、椎茸、たら、いわし、かつお、高麗人参、なつめ など
・「気」を強くする食べ物をとるように心がけましょう。
米類、芋類、豆類、かぼちゃ、椎茸、たら、いわし、かつお、高麗人参、なつめ など
「肝」の働きを正常に戻そう!
「肝」の働きを正常にすることによって、体の中を吹き渡る「風」の力も弱まっていきます。
・ゆったり過ごして、ストレスをためない。
・「肝」を落ち着かせる食べ物をとるように心がけましょう。
菊花、金針菜、クレソン、せり、セロリ、トマト、ピーマン、菊花茶、決明子茶
・「肝」を落ち着かせる食べ物をとるように心がけましょう。
菊花、金針菜、クレソン、せり、セロリ、トマト、ピーマン、菊花茶、決明子茶
「目のかゆみ」は特に我慢できない花粉症の症状のひとつです。
花粉の季節の終わりが見えてきた時期ですが、少しでも快適に過ごせますように。
辛い目のかゆみに。体の余分な熱を取るためのオーガニック食材を探してみよう!
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