祖母は認知症じゃなかった!高齢者の痴呆様の症状、全て「認知症」と思っていませんか?「認知症」と「せん妄」の違いと、ホメオパシー的ケアについてお伝えします
高齢者の意識障害や大声・・・。今までと様子が違う=すべて「認知症」だと思っていませんか?
数年前、90代の私の祖母の様子が変わり始めた頃のことです。
同じことを何度も繰り返し尋ねたり、ふと見ると眠る時間が増えたり、飲んだ薬を飲んでいないと言い出したり。
最初は年齢なりの変化かなと家族は見守っていたのですが、そのうち、あるはずがないのに「ここにあった扇風機はどうした!」と逆上したり、ずっと昔に亡くなった祖父のタンスを勝手にどこにやった?と怒りだすということが始まりました。
家族は「お婆ちゃんも認知症になったのかな」と話し、認知症に合うレメディーを飲ませてあげていました。
ところが何の変化もみられませんでした。
それもそのはず、祖母の症状は認知症ではなかったのです。祖母が患った「せん妄」と認知症の違いとは
そもそも、祖母を「認知症ではないのでは?」と思ったきっかけは、体も意識もとても元気な時があるということでした。おしゃれが大好きで社交的な祖母は、80を過ぎてからフラを習い始めたり、今でも爪にきれいにマニキュアを塗ったりしています。
冗談もパンパン飛び出したり、私がほんのちょっと太るとすぐ気が付いたり・・(苦笑)とにかく元気です。
それが突然スイッチングする感じです。
調べてみると認知症とよく似た「せん妄」という症状だということがわかりました。
認知症はいつ発症したのかなどが定かではなく緩やかであるのに対し、せん妄は開始時がはっきりしているのが特徴です。
他にも以下のような違いがあると言わています。
認知症の特徴
脳の器質性の障害や低下・発症の時期はわかりにくい
・症状にあまり変化はみられない
・もとに戻ることはなく持続的である
・意識は軽度のうちは変化なし
せん妄の特徴
脱水や服薬に加え、環境の変化や神経にかかる問題が大きい・発症が明確にわかる
・症状の変化が級におこる
・一過性の症状が多く、元に戻るとはっきり
・意識障害があることが多い
お医者様に診ていただいた結果、やはり祖母はせん妄でした。
厚労省の推計では、高齢化が進む2025年の認知症患者数の予想は5人に1人
厚生労働省の発表によると、認知症を患う高齢者の数は2012年時点で約462万人で約7人に1人程度といわれています。それが2025年には5人に1人まで増えると予想されています。
(図:厚生労働省「認知症の高齢者人口の将来推計値」)
これからより身近になるであろう認知症やせん妄という症状。
私たちが痴呆様の症状の知識を得て、その予防方法とセルフケアの知識を持っておくことはとても大切なことだと思います。
今から気を付けられる3つのこと「食」「歩く」「ストレス」
特に認知症予防には気を付けたい「食」の質
九州大学疫学調査班の研究では、高血圧やⅡ型糖尿病患者の認知症発症率が、通常より非常に高いという結果が報告されています。
30代、40代である今から生活習慣病に繋がるような食生活は今から改めるべきでしょう。
生活習慣病に良いとされる食生活は、認知症予防につながると言ってもよいのかもしれません。
特に、脳内の伝達をよくするレシチンを豊富に含んだ納豆などの大豆製品(味噌、醤油)、
認知症の原因物質の1つと言われているアミロイドに良いオリーブオイルなどはおすすめです。
認知症、せん妄共に意識したい「歩く」ことの大切さ
簡単に言うと、認知症は脳の問題、せん妄は意識神経の問題が大きいと言えますが、歩くということはそのどちらにも素晴らしい効果が期待できます。まず、歩くということで全身の血流が良くなり、歳を重ねることで減りがちな脳の血流もよくなります。
また歩くことで「いつもの景色がある」という安心感を得たり、逆にいつもと違う刺激を得ることができます。
歳を重ねてからもそうですが、これもまた若いころから予防としても意識しておきたいものです。
特にせん妄予防に気を付けたい「ストレス」
せん妄の原因のひとつにストレスがあります。引っ越しや入院などで場所が変わるという不安やストレスが悪化を招くとされています。
それは引き金でしょう。
何かが引き金になり祖母にせん妄の症状がでると、祖母は決まっていつも我慢していたことや不安が爆発するようでした。
冒頭の扇風機も、もう10年ほど前に親族が欲しがったものをいい顔をして譲ったのです。
本当は時々新しいお湯にはいりたいと思っているのに、かたくなに遠慮して最後にお風呂にはいります。
せん妄がでると激怒の上に大泣きしてそれを責めて手が付けられなくなりました。
「自己肯定感」や「自分らしく生きる」ということ。祖母の世代を想うとその我慢は責める気持ちにはなれません。
でも私たちの世代はきっと、もう少しそれを生きることを許されている気がします。
せん妄の症状が出た時の祖母の訴えから、受け取れるものもあります。
認知症とせん妄のホメオパシー的対処
痴呆ようの症状でも特にせん妄は医師の診断を受けるべきものとされています。と同時に家族が見守るという側面がとても大きな症状です。
その中で、自然療法のホメオパシーは役に立ちます。
祖母に認知症のレメディーを飲んでもらっても変化がなかったのですが、せん妄とわかり、それに対応できるレメディーを飲んでもらっている間はとても症状が落ち着いて居ました。レメディーのことを知らないかかりつけの医師や近所の人も「お婆ちゃん最近いいねえ!」と口々に声をかけてくださっていました。
セルフケアに使えるそれぞれのレメディーをご紹介して締めくくりたいと思います。
認知症にあうレメディー
〇Kali-p.(ケーライフォス)脳や神経に。物忘れが激しい、ホームシック、不眠、ぼーっとするなど。
〇Anac.(アナカーディアム)
記憶障害、憂鬱な気分、放心、感覚が弱まる
せん妄に合うレメディー
〇Stram.(ストロモニューム)暴力的な態度、夜響、夢遊病のような症状
Hyos.(ハイオサイマス)
神経の興奮、ずっとしゃべり続ける、繰り返し服を脱ごうとするなど
他にも合うレメディーはあります。
ご興味を持たれたら、ぜひホメオパスに相談してみてください。
大切な家族やお年寄りのためにも、そしていずれ迎える老年期のためにも、痴呆の症状について知見を深め、
予防とセルフケアを知っておくことは大切なことでしょう。
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