界面活性剤の別名..知らずに毎日食べている体に悪い「乳化剤」=「食べる界面活性剤」の危険性とその実態
界面活性剤の別名..知らずに毎日食べている体に悪い「乳化剤」=「食べる界面活性剤」の危険性とその実態
合成界面活性剤のイメージはどんなイメージですか?
「コスメ・シャンプー」に使われているイメージではないですか?
界面活性剤という名前自体は、皆さんも聞いたことがあると思います。
シャンプーや石鹸につかわれている薬剤というイメージが多いのではないでしょうか?
残念ながら、あなたも高い確率で、「食べる界面活性剤」を口にしています。
実は界面活性剤は別の名前で食品の中にも使用されています。
と言われたらどう思いますか?
「そんなもの口にしていない。」と思いますよね。
残念ながら、気をつけていないと高確率で口にしているかもしれない、
危険な食べる界面活性剤の正体を今から暴いていきましょう。
界面活性剤というと、人体への影響があり、かつ環境破壊につながる薬剤として有名ですが…
経済産業省のHPでは、界面活性剤の自然破壊への事例が公開されています。
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/chemical_wondertown/drugstore/page04.html
日本では1960年代から合成洗剤の汚染が拡大
界面活性剤を使用した合成洗剤は1960年代から普及。
それとともに家庭や工場から出た排水の泡が消えずに残り、
河川や湖まで流れて魚が大量に死亡するなど悪影響が出ました。
1970年代には界面活性剤の力を強めるために添加されたリン酸塩などを栄養分にしたプランクトンが
大量発生し、魚のえらにプランクトンの死骸がつまったり水中の酸素不足が起きて
水棲生物の生態系に大ダメージを与えました。
これは富栄養化という現象で、1977年には琵琶湖で赤潮が大発生し
魚などの生物だけでなく水道水の異臭なども問題となりました。
これほど強力な影響があるのなら、魚やプランクトンだけでなく
そのほかの生物や人間にも影響があると容易に想像がつきます。
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赤血球を死に追いやる界面活性剤
界面活性剤が生体膜に及ぼす影響について、水環境学会誌で論文が公表されています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jswe/16/11/16_11_789/_pdf
実験方法として、ヒトでは5ml採血して赤血球液を取り出し37℃で1時間培養、
ラットでは7~8週にわたり陰イオン系と非イオン系の界面活性剤それぞれを用い、
ラットの肝臓のミトコンドリアで結果を比較したものです。
ミトコンドリアは2重の細胞膜をもち、ATP産生という生物が動く上ででエネルギーを生み出したり、
遺伝に関しても重要な役割を担っています。
実験の結果として、イオン系のほうが非イオンより影響は強く、
・60分で100%の溶血作用
・ミトコンドリアの呼吸阻害作用
が見られました。溶血とは赤血球が死に至る現象であり、
貧血だけではなく黄疸や腎不全にもつながる恐ろしいものです。
ミトコンドリアの呼吸阻害に関しても、
代謝低下に伴う老化や不妊などの遺伝子への悪影響が懸念される深刻な結果です。
そして、こんなに怖い薬剤である界面活性剤が、洗剤だけでなく食品として使われているのです。
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界面活性剤の知られざる別名・・・それはあなたも毎日食べているものでした
身近な食品のどこにでも含まれている、「乳化剤」はなんと界面活性剤とほとんど同じような構造だった!!
界面活性剤の名前を初めて耳にしたのは栄養士学校で加工食品の授業を受けていたときでした。
時間をかけて液体と油分を混ぜてるものと、界面活性剤を加えたものではまったく時間が異なり、
界面活性剤を使用した場合は一瞬で水分と油分が混ざりました。
そのときの率直な感想としては、なんでこんなに簡単に水と油が混ざるんだろう、という素朴な疑問。
仕組みとしては異なる2つの物質の表面、つまり界面に働きかけて境界を無くし、
それぞれを馴染みやすくする化学構造をもつことで水と油が均一に混ざり合うようになるというもの。
そして食品として使われている界面活性剤は、
乳化剤
と名称を変えて使用されているのです。あたかも安全そうな、乳化剤として消費者の目を欺く、危険な界面活性剤
食品として使用されている界面活性剤は、食品加工の上で添加することで
その品質を高めるという食品衛生法のもと乳化剤として使用されています。
しかし、
界面活性剤でも乳化剤でも構造はほとんど変わりなく、
そのものの特性もあまり、変わりません。
また、乳化剤は一種類だけでなく、数種類の添加物をまとめて乳化剤と呼んでいます。
これは、食品に対して同じ効果をもたせる目的で使用される場合であれば
一括して表示していいという食品衛生法に基づいたもので、
これにより、消費者には具体的に何が入っているかわからないという不安な状況を作っています。
更に、消費者は界面活性剤と記載されていたら不安に思い購入しない、
だから添加物として乳化剤と表記することで安心感を出そうと企業がカモフラージュしているのです。
表示上では人目で何が入っているか分からず、その危険性は私たち消費者にはわからないのです。
乳化剤を知らずに口にしている市販食品と、乳化剤の種類
乳化剤は合成添加物と天然添加物に分類されます。
合成添加物はグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
プロピレングリコール脂肪酸エステルなどがあります。
天然添加物にはレシチン、サポニン、カゼインナトリウムなどです。
では、どのような食品に使用されているのでしょうか?
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乳化剤が含まれている可能性の高い身近な加工食品リスト一覧
アイスクリーム
通常、牛乳や生クリームの割合が高いアイスクリームでは、
乳固形成分そのものが乳化剤の働きをするので、滑らかなアイスクリームが乳化剤を加えなくてもできます。
しかし、乳固形成分の割合が低い、
安価なアイスミルクやラクトアイスではそれを補うために乳化剤を沢山使用しています。
使用される乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチンなどです。
そのほか安定剤や香料、増粘剤なども使用されている場合が多いです。
パン
パンは天然酵母で生地を発酵させて時間をかけて作ります。
しかし、大量に安く作りたい企業ではその手間が惜しいので、
乳化剤の起泡性を活かして短時間で生産します。
更に、カビを防ぐために乳化剤の特徴である殺菌性を利用している企業もあるのですが、
それでも食品衛生の表示としては乳化剤を利用しているために保存料不使用と表記できる抜け道もあります。
使用される乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチンなどです。
そのほか安いパンだと合成イーストフードに塩化アンモニウムが含まれていたり、
マーガリンやショートニングが入っている場合があります。
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豆腐
昔ながらの豆腐の製法では、大豆をすりつぶして煮て、
豆腐液を布で濾して海水から取れたにがりを加えて固めて作ります。
しかし時間をかけずに大量生産したい工場では、乳化剤の消泡性を利用し早く消して造っています。
使われている乳化剤としてはグリセリン脂肪酸エステルです。
また、にがりは凝固剤を使用したり、大豆は遺伝子組み換えのものだったりするものも多いです。
その他、乳化剤が使われているもの
マーガリン
乳製品
お菓子
清涼飲料水
酒
ホイップクリーム
ケーキ
カレールー
シチュールー
かまぼこなどの魚肉練り製品
乳化剤も天然なら絶対に安全かというと、そとも限りません。
ちなみに、大豆由来のレシチンはオーガニックである可能性はきわめて低いです。
大豆アレルギーはもちろん、アメリカ産の遺伝子組み換えの大豆を使用している業者が殆どです。
その理由は少しでも原材料費を抑えたいから。
また今ピックアップした食品以外にも色々な食品に使われているので注意してくださいね。
ちなみに私の知人は大豆アレルギーではないのに、
乳化剤のレシチンはアレルギー反応がでると言っていました。
もともとアレルギーではないのに、アレルギーとして体に拒否反応が出てしまう食品が使用されているならば、もはや、それは危険なものでしかありません。
添加物である乳化剤のリスクを避けるためには
界面活性剤や乳化剤は私たちの生活のあらゆるところに浸透しています。
それでは、危険を避けるためにはどうすればいいのでしょうか?
1.表示を見て避ける
シャンプーや石鹸、洗剤、歯磨き粉、化粧品など日用品には界面活性剤、食品にはチョコレートやパン、豆腐やアイスクリームなど乳化剤が多く使用されています。
表示を見てリスク回避するのも一つの手段です。
ただし、表示だけではわかりにくかったり、乳化剤を使用していなくてもほかに
有害な物質が入っている場合もあるので100%店頭で見分けるのは現状では困難です。
2.自分で作る
自分で石鹸や洗剤、アイスクリームやパンなどは手作りするのも一つの手です。
オーガニックな材料で作れば安心できますし地球の環境にも優しいです。
シャンプーはオーガニック石鹸をもとにハチミツを原料にすると髪の毛の保湿にも役立つのでお勧めです。
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3.オーガニックなものを購入する
手作りする時間がないという人や、コスメはなかなか手作りできないという人にも
オーガニックなものを購入する方法が一番簡単で安心です。
オーガニック専門のお店やオーガニック商品を扱うショップ、
百貨店や駅ビルなどに扱うお店は近年どんどん増えています。
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安心できる生活のために
界面活性剤も乳化剤も構造は同じ、生物には細胞レベルで危険のあるものです。
第二次世界大戦以降の工業化で、自然界には存在しなかった危険な物質を、
安価で生産コストが下げられると企業が導入した結果水質汚染などの環境破壊や
人体に影響を及ぼす深刻な事態になっています。
日本が決めた安全基準は、世界では危険とされて禁止されたりもしており、全くあてにはなりません。
大体その安全基準も、3世代試験を行ったものなどではなく短期的なものがほとんどで、
本当に安全かは甚だ疑問です。
安価で危険な商品は日本では基準値を決めているという名目のもと、
企業や国の利益を優先させる為に見て見ぬ振りをされ、容認されあふれているのが現状です。
そんななかだからこそ、安心できる生活のためにはオーガニックな商品を選んで身を守ることが大切なのです。
そしてその選択は、自分や周りの大切な人たちだけでなく、
地球環境にも優しい選択となる大事な決断なのです。
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