親知らず抜く抜かない?抜かなければ「体調のバロメーター」にもなる意外な親知らず。東洋医学から見た陰陽五行論、痛みのお手当て法と不調から実感できる体の大SOSサイン
親知らず、抜く?抜かない?
体調悪い時に痛むから、親知らずが『ムリするな』って気づかせてくれる
親知らずがある方はまだ結構いらっしゃることと思います。
以前、私は親知らずが生えたとき、噛み合わせが悪く、生理の前後にものすごく腫れて食事もつらくなってしまったので、抜歯をしました。
その話を東洋医学に精通する先生にすると、こんな返事が。
「噛みあわせは悪くないから自分は親知らずは抜いてないよ。
体調悪い時に痛むから、親知らずが『ムリするな』って気づかせてくれる。
あと歯磨きをサボった時に痛むから、丁寧に歯磨きするようになったよ。」
目からウロコでした。
もちろん噛み合わせが悪くなく、医療者の判断で抜歯の必要はないと判断できたからですが、
親知らずの痛みを体調のバロメーターにするとは・・・。
本来は無いはずの痛みが教えてくれること
親知らず部分が膿む危険や、他の歯への影響、今後のケアができるか等など、
充分に診察した上で「特に抜歯する必要はない」となっても、ほとんどの人は「ケアが面倒だから抜いてしまいます」と言ってしまうかと思います。
しかし、丁寧にケアしないといけないのは親知らずがあってもなくても同じことではないかと後に気がつくことになり、
私はそれをサボろうとしたのだなと反省をしたものでした。
本当は何もなければ悪さもせず痛まないはずの親知らず。
「貴重な歯」の一つなので噛み合わせが悪くないのなら、なるべく抜かない方がいいと言う専門家もたくさんいます。
さらには、痛みというプチ不調によって
「歯磨き丁寧にするのサボってない?」
「ちょっと痛んでるのは体調が落ちてるからじゃない?」と教えてくれている、という考え方もあるのです。
大きな体調不良によって別のプチ不調が
以前記事でも記載しましたが、私は原因不明の婦人科疾患によって猛烈な腰の痛みとともに安静生活を送っていた期間がありました。
痛みが酷いときは救急搬送もされましたが、検査ができない状態だったため自宅安静。
少し動けるまでの痛みになったら、MRIやCT、血液検査などで一通り体を順番に調べ上げていきました。
医師からは「なんらかの内臓の腫瘍がある場合もあるので細かく見ていきましょう」といわれており、
検査結果を待っている数日間は、本当に生きた心地がしませんでした。
あれ?口が開かない
その間、気づいたことがありました。
口が開かなくなっていたのです。
食事をするとき、あれ?口が開かない。
そんなはずは、と、力をいれようにも力が入らない。
気のせいかと思って2日ほど放置していたのですが、その後も変わらないので
やっぱりおかしい!とムリに自分の手を入れようとして(自分でもどうかと思います・・・。)
パキッという変な感じがしたような・・・そしてアゴに変な感じの痛みが。
とうとう、その晩、硬いものは受け付けず、小さいスプーンに少し乗るくらいの
柔らかいご飯がやっと食べられるような状態になってしまいました。
ストレスで顎にきてしまった
検査結果を待つ間の自分の痛みと病への恐れというストレスで、精神的に限界だったのか、おそらく知らない間にものすごく強く口を食いしばっていて、寝ている間も特にそうなのか、朝方は特に口に力が入らず疲れた状態になっていました。
これはたぶん、顎関節症。
それか、検査中の疾患と関係があるかもしれない。
知人の先生などに少し話を聞いたり、自分の心と体の状態を自分でじっくり見つめてみて、
「2週間、ゆっくりとするように気をつけても改善できなかったら歯医者か検査している病院に行こう」と決めました。
正直、本当に怖く、不調が次々と襲ってくるような状況で、その当時私は「生きたい!」と本気で思っていました。
ときおり「口に力が入ってないか?」を自分で意識して、脱力するようにして、
湯船につかり、軽いマッサージを心がけ、大好きなすり下ろしレンコンのスープで体を温めるように生活を続け・・・
2週間もしないうちに、自然と口は元のように痛みなく開くように。
心の底から安心しました。
検査中の疾患と、この顎の痛みが、関係のないものだとわかり、恐怖から開放されたと同時に
そこまで自分は追い込まれていて、こんな風に別の不調が出てくるものなのだと驚きました。
心身一如 心と体は繋がっている
東洋医学の特徴の一つに「心身一如」という考え方があります。
心と体は繋がっていて影響し合っているという考え方です。
今は、私のあの顎の痛みは「精神的にキテるよ。
検査結果が怖いし痛いのが辛いけど、今はゆっくり構えて」
と自分自身に教えてくれたのだと思います。
また東洋医学でよく用いられる「陰陽五行論」によれば、
歯は「腎」という五行が司る体の部位です。
「腎」は生命機能を司ってもいます。
自分自身、今後どうなるかわからないかもしれないという状況で、
生命機能を司る部位に不安が生じるというのは、無関係とも思えないような経験でした。
ほっと体を温めてくれたレンコンくずスープでお手当て
そのとき、硬い固形が食べられなかったので、スープなどで食事していたのですが、
冬の時期であったり心身ともにおびえて緊張状態だったので、温めてリラックスできるレンコンくずスープを
おうちの手当て法として行いました。
手当て法といっても、レンコン好きにはたまらない美味しさのつまったスープです。
機会があればぜひお試しを!
【材料】
無農薬レンコン 約30~40g(ひとふしほどでOKです)または無農薬レンコンパウダー
無農薬くず粉 大さじ1
有機しょうゆ 小さじ2
水 150cc
【作り方】
水に、すりおろしれんこん、しょうゆ、くず粉を入れ火にかける。
※すりおろしれんこんは、茶こしやキッチンペーパーなどでこして入れると
口あたりがさらになめらかになります。これを透き通ってくるまで混ぜながら温めて出来上がり!簡単です。
ショウガを加えたり、しょうゆの代わりにハチミツなどでも美味しいですよ♪
レンコンは陰陽で言うと、陽性の強い冬の食材です。
土の下でエネルギーをぎゅっと蓄えた、体を温める根菜を体に取り入れ、
私の体も温かくリラックスすることができたのではないかと考えています。
プチ不調は大切な心と体のシグナル
大病の前では、この口が開かないというトラブルはプチ不調になるかもしれませんが、
自分のSOSを知ることができた大切なシグナルでした。
なぜか急にじんましんが出た。
肌荒れが始まった。
頭が痛い。
手足が冷える。
お腹が張る、痛い。
これらの不調、あなたの心と体の大切なSOSかもしれません。
無視したり、安易に強制的な解決を望むのではなく、どうしてそうなったか?
その機会に考えてみてはいかがでしょうか?
未病をケアする漢方・食養生・手当て法
つい現代日本にいると、即効性とエビデンス(科学的根拠)があるとされる西洋医学的アプローチのみに偏りがちです。しかし、その便利な世の中によって私たちは重要なものを失っていることもあります。
数あるうちの選択肢のひとつとして、食養生・手当て法といった日本の知恵と
古来から伝わる哲学に裏づけされた東洋医学的アプローチもあわせて、
トータルで体と心のSOSを拾っていくのが、これからの時代、必要だと私は考えています。
東洋医学、漢方は、大病前である「未病」から体をケアする方法に優れています。
また食養生の知恵を踏まえた家庭の手当て法もあわせると、きっと体は反応して、また何かの方法でこたえてくれるはずです。
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