いっ痛~い!「口内炎」と「歯ぐきの腫れ」の東洋医学から見た原因とは?根本的な原因から知って早く治すために必要な食べ物。
こんにちは、望診法指導士、国際薬膳師の霜崎ひろみです。
次々と花が咲く今日この頃、紅白のハナミズキがきれいに色づきはじめました。
木々が生い茂る春は、冬に溜め込んだものを デトックスするのに良い季節です。
半断食でデトックスするはずが・・・
というわけで、先日、約3日間、野菜や海藻のお味噌汁と玄米を1日2食、よく噛んでいただくという半断食をしました。
お腹が軽くなると、体の動きが軽くなり、頭もすっきりします。
またいつか、半断食については詳しく書こうと思いますが、
半断食は、いきなり始め、いきなり終わる、ということをすると、かえって体に負担になることがあります。
少し前から、徐々におかずの品数を減らしていき、半断食に入る。
終了後は、徐々におかずの品数を増やし、何日かかけて通常の量に戻していくというようにすると、体には負担がかかりにくいのです。
それがわかっていながら、半断食が明けた翌日の昼、どうしても外せないランチ会があり、
出てきたものを完食してしまいました。しかもデザートまで・・・。
マクロビオティックのお食事だったとはいえ、徐々に戻す時期なのに、
少量にしておかなければならないところを、、、です。
すると、翌朝、、、
翌朝起きると、口の中に違和感が・・・!
奥歯の中(歯ぐき)がうずく感じがしていました。
時間が経つにつれて、ズキズキが増し、お昼に持参したお弁当も、痛くてかめず、残してしまいました。
その後、どんどん痛みが増してきたので、
マクロビオティックのお手当「なすのヘタの黒焼き」を歯ぐきに塗りこみました。
以前、歯ぐきに違和感が起きたときは、これで落ち着いたのですが、
今回は根深かったようで、一瞬回復はするものの、また、逆戻りで痛み出して、結局、歯医者さんのお世話になりました。
「望診法」でセルフチェックの結果
体にあらわれる色やその他の特徴で、体の中の状態を予測する「望診法」を、
日々のセルフケアに役立てている私としては、
こういう時、まず、舌を見ます。
すると、舌の真ん中に黄色い苔がうっすらとついていました。
そうこうするうちに、上唇がヒリヒリしてきました。
「望診法」で考えると、このような舌や、上唇には、共通するキーワードがあります。
それは、「胃」に熱を持っているということ。
舌の中央は、東洋医学で言うところの「脾」「胃」の状態と密接に関わる位置となり、
また、上唇は、「胃」の状態が現れるところなのです。
舌苔の色でわかること
□舌苔が黄色いとき、、、体の中に熱がある□舌苔が白いとき、、、正常、または冷えている
ヒリヒリ唇でわかること
□体の中に熱がある□体の中に一定にあるべき水分が損傷されている場合もある
よって、私は、半断食明けにいきなり、量も内容も通常の食事に急に戻したことにより、
「胃」が「熱」を持ってしまったのです。
そして、東洋医学では、「歯ぐきのトラブル」は、多くの場合、
「胃」と関連していると考えるため、「胃」に発生した「熱」が原因で、
歯ぐきにトラブルが起こり、歯が痛み出した、と解釈しました。
それを裏付けるのが、前述の舌の中央の黄色い苔、上唇のヒリヒリです。
「痛い!」口内炎も、口臭も・・・
実は、「胃」に「熱」が生じた時に、起こるトラブルに口内炎があります。突然、ポツリと口の中に、口内炎ができてしまった、
という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、この「胃熱」は、口臭にもつながるのです!
痛くて、痛くてたまらない「歯ぐきの腫れ」や「口内炎」
を引き起こす「胃熱」は、どんな時に発生するのでしょうか?
「胃」に「熱」が生じる主な原因とは?
今回私がやってしまったように、「暴食」が一つの原因となります。それも含めて、考えられる原因をマクロビオティック望診法では、以下のように考えます。
□暴飲
□暴食
□脂っこいもの、油ものの食べ過ぎ
□砂糖など、糖分の摂りすぎ
など
「胃」に「熱」が生じたらまずやるべきこと
*胃熱を作り出すものをストップする。×暴飲
×暴食
×脂っこいもの、油ものの食べ過ぎ
×砂糖など、糖分の摂りすぎ
など
どれが多くても、胃が疲れていることは明白です。
まずは、胃をこれ以上疲れさせないようにして、
消化の良いお粥など、水分があって消化の良いものを食べましょう。
熱を冷ますために。
□うがいをする
〇どくだみ茶
〇ハブ茶
〇ビワの葉茶 のうがいがおススメです。
〇ハブ茶
〇ビワの葉茶 のうがいがおススメです。
□熱を冷ます食材を中心に献立を立てる
セロリ、苦瓜、きゅうり、ズッキーニ、トマト、豆腐、こんにゃく、スイカ、湯葉、緑茶、金銀花 など
◎食べ過ぎないように腹八分目で。
AFAブルーグリーンアルジーのサプリメント・粉末タイプ
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口内炎のできない体へ
西洋医学でみる口内炎
一般的に、「アフタ性」「カタル性」の口内炎が多く見られます。アフタ性口内炎
アフタ性の口内炎は、白い膜に覆われた潰瘍のことで、ウイルス、細菌のほか、ストレスなどが原因となるときもあります
カタル性口内炎
カタル性の口内炎は、口の中の粘膜が赤く腫れ、炎症を起こした状態です。歯があたるなどして、刺激が加わったり、熱いものを食べて火傷するなどして、
そのあとに細菌が感染して起こります。
その他、ヘルペスや麻疹などのウイルス感染や、カンジダ菌によってできる口内炎もあります。
いずれの場合の対処法として、口内炎用の塗り薬が処方ることが多いですが、
その他、うがいをして、口の中を清潔に保ち、疲れやストレスをめない、ビタミンB群を補給するなども挙げられています。
ビタミンB群を多く含む食材
あさり、しじみ、はまぐり、のり、わかめ、かつお、まぐろ、わらび、菜の花、ほうれん草、からし菜、納豆、枝豆、アーモンド、落花生 など
あさり、しじみ、はまぐり、のり、わかめ、かつお、まぐろ、わらび、菜の花、ほうれん草、からし菜、納豆、枝豆、アーモンド、落花生 など
東洋医学で口内炎を予防する
西洋医学からみても、同様のことが言われる部分もありますが、東洋医学でみると、次のようになります。
口内炎ができやすい人が弱い臓器は・・・・・「脾」や「胃」
歯ぐきの腫れや口内炎ができやすい人は、消化器官である「脾」や「胃」の弱い傾向にあります。
また、疲れがたまる、睡眠不足の人、体が弱い人も口内炎を起こしやすくなります。
体力を損傷しないように心掛け、消化器官を強くしましょう。
消化器官「脾」「胃」を強くする
□食べ過ぎない
□水分も多く摂りすぎない
□よく噛む
□脾の働きを助ける食材を積極的に取り入れる:
米類、はとむぎ、じゃが芋、山芋、長芋、豆類(大豆など)、カリフラワー、ブロッコリー、
インゲン、なつめ、栗 など 特に、お粥がおすすめ。
米類、はとむぎ、じゃが芋、山芋、長芋、豆類(大豆など)、カリフラワー、ブロッコリー、
インゲン、なつめ、栗 など 特に、お粥がおすすめ。
●このタイプにオススメのオーガニックアイテム: 無農薬玄米
とにかく、何を食べても痛い、何もしていなくてもヒリヒリ感があるなど、
口内炎、歯ぐきの腫れは、不快なものです。
しっかり予防し、口内炎ができてしまったときは、最小限に食い止められるように、
取り入れられることをぜひ、お試しください。
余分な熱を冷ますオーガニックな食べ物をご紹介
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