今の生活で胃に穴が空く前に!ストレスがたまると真っ先にダメージを受けるのは「肝」。東洋医学から見た今すぐできる食べ物と養生の対策法。
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こんにちは。
望診法指導士、国際薬膳師の霜崎ひろみです。
毎日、緊張が続いたり、ストレスがたまり続けたりすると、
体にこんなことが起こった経験はありませんか?
◻︎食欲がなくなる
◻︎胃が痛くなる
◻︎下痢をする
極限に達すると、「ストレスで胃に穴が空く」と言うように、
胃潰瘍になるなど、大ごとになることもありますよね。
程度はどうあれ、不調のまま過ごしたくはありません。
緊張やストレスから発展して、起き上がれなくなるような体調不良に追い込まれる前に、東洋医学的な見方から対応をしておけば、下痢したり、胃が痛かったり、はたまた胃に穴が空くところまで行かずに過ごすことができるでしょう。
今回は、東洋医学で「ストレスで胃がおかしくなる」の意味を読み解き、対処法をお伝えします。
ご自身もそうですが、周りの方のためにも、知っておいていただきたいと思います。
緊張感・ストレスは〇〇を痛める
真っ先に反応する臓器は・・・
緊張感やストレスを感じたとき、真っ先にダメージを受けてしまう臓器は、「肝」です。東洋医学でいう「肝」とは、「肝臓」とほぼ同じと考えてよいのですが、
「肝」は、私たちの体の中の「気」(エネルギー)が
体中にスムーズに流れるように操作をするオペレーションセンターの役割も担っています。
「肝」の調子がよいと、「気」(エネルギー)はスムーズに流れ、
気持も安定、体調も良好、私たちは快適に過ごせます。
しかし、ひとたび「肝」に何らかのダメージが加わると、
とたんにオペレーションがうまくいかなくなり、「気」が停滞してしまいます。
「肝」にダメージを与えるものに、まさに「精神的」なものがあげられます。
つまり、「緊張しすぎ」「緊張状態が続く」「ストレス」などを抱えると、
「肝」がおかしくなり、全身にスムーズに「気」が回らなくなります。
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「肝」が動かないと体にはこんなことが・・・
「肝」の動きが鈍くなると、体には次のような不調があらわれることがあります。。□怒りっぽくなる
□喉に何かが詰まった感じがする
□胸が苦しくなる
□ため息が出る
□乳房や脇腹が張る
□生理不順、生理痛 など
体にあらわれる色やその他の特徴で、体の不調を予測する
「望診法」では、このような場合、舌が次のようになることがあります。
□舌の脇が赤い
ストレス状態が続くと、次に胃に不調が・・・
ストレスなどから、「肝」の「気」が詰まり、前述のような不調があらわれて、そのあともストレスなどがしばらく続くと、
次に消化器官にあたる「脾」「胃」に不調が及んでいきます。
なぜ、「肝」にトラブルが起きると、消化器官「脾」「胃」にまで影響が及ぶのでしょうか?
陰陽五行で「肝」「脾」「胃」の関係を考える
「五行論」とは?
東洋医学の基本の考え方に「陰陽五行」があります。これは、春秋戦国時代にできたと言われている自然哲学。
正確には、「陰陽論」と「五行論」に分けられますが、
今回は「五行論」を中心に考えます。
「木、火、土、金、水」と臓腑
自然界は「木、火、土、金、水」の5つの元素から成り立っているという考えを「五行論」といいます。
「木、火、土、金、水」それぞれの性質に従って、
あらゆる事物を5つに分類していきました。
『木』→『春』『青』『酸味』『肝・胆』
『火』→『夏』『赤』『苦味』『心・小腸』
『土』→『晩夏(長夏)』『黄』『甘味』『脾・胃』
『金』→『秋』『白』『辛味』『肺・大腸』
『水』→『冬』『黒』『鹹味(塩辛い味)』『腎・膀胱』
『火』→『夏』『赤』『苦味』『心・小腸』
『土』→『晩夏(長夏)』『黄』『甘味』『脾・胃』
『金』→『秋』『白』『辛味』『肺・大腸』
『水』→『冬』『黒』『鹹味(塩辛い味)』『腎・膀胱』
すると、「肝」は「木」、「脾」「胃」は「土」に分類されます。
五行論―相生・相剋の関係
五行論でもう一つお伝えしておかなければならないのは、「相生」と「相剋」の関係です。
「相生」とは?
「相生」の関係とは、生み出す関係のこと。(下図:青の矢印)「木は火を生む⇒火は灰を生み出し、それが土になる⇒土の中には金(鉱物)ができる⇒金(鉱物)は水を生み出す⇒水は木を育てる。」
「相剋」の関係とは、相手の力が過剰にならないように相手をコントロールする関係のこと。(下図:赤の矢印)
「木は土の栄養を奪う⇒土は水をせき止める⇒水は火を消す⇒火は金(鉱物)を溶かす⇒金(鉱物)は木を切り倒す。」
「相生」「相剋」関係は、ともに、正常な関係です。
この関係がうまく動いていると、私たちの体は不調もなく、健やかです。
しかし、ひとたび、「木・火・土・金・水」のうちの一つが弱まったり、
強くなりすぎたりすると、「五行」に異常が起き、不調が起きます。
今回は「肝」に異常が起こり、「肝」の「気」が滞り、鬱々として
くすぶります。「肝」が膨張していて爆発寸前のイメージです。
すると、「肝」の過剰になったパワーが、相剋関係の「脾」「胃」を
必要以上にコントロールしてしまいます。つまり、「脾」「胃」が過剰に抑圧され、動けない状態になってしまうのです。
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消化器官「脾」「胃」が動かない
「肝」の過剰な抑圧のせいで、「脾」「胃」が動かなくなると前述の「肝」の不調で起こることに加えて、次のようなことが起こることがあります。
「脾」が動かないと
□食欲がない□お腹が張る
□便が泥状だったり、不調になる
□おならが出る
□腸が鳴る
□下痢する など
「胃」が動かないと
□胃のあたりが張る、痛む□げっぷが出る
□胸やけ
□しゃっくりが出る など
これらにあてはまることがあれば、
ストレスなどが、「肝」の不調→消化器官「脾」「胃」の不調まで及んでしまったことを示します。
その状態がさらに続くと、胃潰瘍などの大きな不調につながってしまう可能性があります。
「胃」に穴が開く前に、これだけはやっておこう!
今まで、説明してきたように、
ストレスなど→「肝」の不調→「脾」「胃」の不調
ここまでは、まだ病気まで至っていない未病の状態。
未病の状態から進んでしまうと、胃潰瘍などの病気があらわれます。
いずれにしても、スタートは、「肝」の「気」が滞ること。
ということは、「肝」の「気」の流れを良くしてあげればよいですよね。
食べ物で対処する
「肝」の「気」の滞りを日々口に入れる食べ物で解消するために、次のようなものを積極的に食べましょう。
そば、エシャロット、玉ねぎ、らっきょ、かぼす、みかん、すだち、きんかん、ジャスミン、陳皮 など
「脾」「胃」の弱りも認められる場合は、次のような食べ物がおすすめです。
米類、麦類、山芋、いんげん豆、なつめ、あさつき、エシャロット、枝豆、カリフラワー、キャベツ、生姜、レンコン、陳皮、リンゴ など
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五行論を使って対処する
五行の「木」のグループに属する「肝」をコントロールするもの、つまり、相剋の関係にあるものは、「金」になります。
パワーが強くなりすぎてしまい、何本も生い茂ってしまった「木」(肝)は、
「金(属)」(肺)で切り倒せば、ちょうどよい具合になります。
では、どのようにして、生い茂った「木」を切り倒すのか?
つまり、「肝」のパワーを抑えるのか?
そのためには、「金」に属する「肺」を使えば良いのです。
深呼吸をして、「肺」をよく使うのも一つの手です。
また、歌をうたったり、大きな声を出したりしても「肺」を使いますよね。
こんな風に「肺」を使うと、意外にストレス解消になる方も多いのでは?
このように、東洋医学を使って、未病の段階で対処することで、
病気には至らないケースが多いのです
みなさんも、何か少しでも不調を感じたら、早めに対処して、
一刻も早く気持ちの良い生活を送ってくださいね。
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