夏に気を付けて欲しい食中毒。O-157や黄色ブドウ球菌には日本の伝統的な薬草がおすすめ、食中毒をナチュラルに防ぐ方法とは。
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夏は菌が増殖するのに絶好の環境です。
だからといって殺菌してばかりだと
人の身体を守ってくれる常在菌まで殺してしまうことに。
常在菌のバランスが崩れると
アレルギーの原因となったりします。
常在菌には優しく有害な菌には作用する、
抗菌作用のある植物をつかって
ナチュラルに食中毒対策をしましょう。
夏の食中毒をナチュラルに防ぐ予防三原則
食中毒の予防三原則は
持ち込まない
増やさない
やっつける
![引用元:photoAC](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/5270fe5509ffef489a92d8f8e31a9169_m.jpg)
引用元:photoAC
調理前の手洗いやキッチンまわりの衛生管理はもちろん
生ものなどは扱う素材が変わるたびに手や器具を洗うことなど
簡単だけど面倒なことをおろそかにはできません。
菌の増殖に最適な時期はなおさらマメに洗い流すことを心がけたいですね。
基本的な衛生管理をした上で
植物を使ったナチュラルケアにできることは
菌を増やさないこと。
特に夏に育つ植物や熱帯に育つ植物には
菌に強いフィトケミカル(植物が持つ化学物質)を持つものが多いのです。
夏の食中毒の特徴
夏場に特に注意が必要な食中毒は
病原性大腸菌O-157やカンピロバクター、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌など。
これらの細菌は温度や湿度の条件が揃うと食べ物の中で増殖します。
病原性大腸菌O-157は・・・
他の菌と比べるととても少ない量でも中毒症状を起こす毒性の強い細菌です。
サルモネラ菌では100万個以上が体内に入って感染するのに対して
O-157は100個で感染症を起こすといわれています。
O-157は大腸内でベロ毒素という強い毒素を出し
出血を伴う激しい下痢を引き起こす腸管出血性大腸菌の一種です。
肉や魚介類、水など生息範囲は幅広く、食品からの感染のほか
感染者の便などの大腸菌からの感染にも要注意です。
O-157の対策はペパーミントオイルで
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O-157 は加熱に弱い特性があるので
食品に関しては火を通すことでたいていは解決できます。
75度以上で1分以上の加熱が基準となっています。
問題は調理器具などキッチンまわりの除菌、
それからO-157 はトイレでの感染もありうるので
感染者が身近にいる場合はトイレまわりのお手入れも入念にしておきましょう。
O-157 に効果があるといわれているナチュラル素材は
ペパーミントオイル。
ペパーミントオイルでスプレーを作っておくと
キッチンのお掃除に大活躍です。
トイレ掃除もペパーミントスプレーを使って
壁やドアノブ、水洗のコックも拭き掃除しておきましょう。
学校や会社など外出先で食べるお弁当のお供には
ペパーミントスプレーを染み込ませたお手拭きを用意してあげてください。
黄色ブドウ球菌は・・・
黄色ブドウ球菌はとても身近な菌です。
身の回りの環境の様々なところに存在していて、食べ物の中で増殖します。
加熱しても毒性がなくならないので、
まず食べ物に付着させないように調理の前にしっかり手を洗ったり、
キッチン周りの衛生管理が最も大事です。
保存容器や調理器具のお手入れは特に気を配っておきたいところです。
黄色ブドウ球菌の対策はレモンオイルで!
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黄色ブドウ球菌に強いといわれるのは
レモンオイルとティーツリーオイル。
もちろん全てを滅菌できるわけではないですが
菌を少なくしたり、増殖を抑えたりする効果には期待ができます。
キッチン周りのお手入れに
レモンオイルとティーツリーオイルのブレンドスプレーを作って
拭き掃除につかいましょう。
忘れがちなスポンジや布巾には直接スプレーしておきます。
冷蔵庫の中や取っ手なども
レモン&ティーツリースプレーを染み込ませた布巾で
こまめに拭き掃除しておきましょう。
香りもさわやかで、夏の疲れも癒されます。
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食べる素材で食中毒を予防する
それがハーブの本当のちから
アロマオイルだけでなく普段食べる植物にも
雑菌の繁殖を防ぐものはたくさんあります。
刺激の強いハーブ類はたいてい強い抗菌作用を持っています。
日本の伝統的な薬草のなかでも、
食中毒に高い予防効果が期待できる
夏におすすめの和ハーブをご紹介します。
わさび
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辛味成分アリルイソチオシアネートは、強力な殺菌力で雑菌を死滅させ
食中毒の予防や防カビの効果を発揮します。
アリルイソチオシアネートはわさびに含まれるシニグリンという
配糖体が壊され、空気に触れて生成されるものです。
生のわさびの場合はおろし金の目が細かいほど多くの細胞が空気にふれるので
香りや辛味が強まり殺菌効果も高くなります。
キッチン周りのナチュラルケアに使うなら
粉わさびがおすすめです。
粉わさびを少量の水で溶いてよく混ぜ、ラップをかけて10分ほど放置します。
残ったおかずにラップをかけて保管する時に
この練りわさびを小さな容器に入れてお皿にしのばせておきましょう。
ラップの中でわさびの抗菌成分が揮発して
雑菌の繁殖を防いでくれます。
小さなわさび団子を作って
お弁当にしのばせてもいいですね。
わさびを多めの水に溶いてわさび水を作り
キッチンペーパーなどに染み込ませて
お弁当や食品の保存にプラスするのも使いやすくて便利です。
紫蘇
シソ科の植物は概して香り高く、薬効に優れた植物が多いという特徴があります。バジル、ミント、ローズマリー、ラベンダー、タイムなどは全てシソ科植物です。
抗菌作用の高さから防腐剤などとしてお料理に使われることも多いので
おなじみのハーブばかりですね。
![plum-leaf-1378242_640-450x338](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/plum-leaf-1378242_640-450x338-1.jpg)
紫蘇の葉には殺菌、防腐、解熱、解毒作用があり
昔から民間薬として使われてきました。
特に香り成分のペリルアルデヒドには強い殺菌力があり
食中毒を防ぐ効果があるといわれています。
お刺身が青紫蘇の上に盛られるのも、紫蘇の葉の抗菌作用を利用した
昔ながらの食中毒を防ぐ知恵です。
一緒に添えられる穂紫蘇もただの飾りではありません。
実をほぐして薬味としてお刺身と一緒に食べれば
さわやかな風味とともに夏の食中毒を防いでくれるでしょう。
![japanese-food-1762477_640](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/japanese-food-1762477_640-450x300.jpg)
青紫蘇の旬は初夏から真夏です。
ちょうど夏の食中毒の時期にピークを迎えます。
毎日の食生活に自然のリズムを取り入れることが大事だと実感します。
夏の食卓にも頻繁に紫蘇の恩恵をいただいて
繁殖の速い雑菌に負けない身体づくりをしていきましょう。
紫蘇の精油成分ペリルアルデヒドは、
刻むことで香りが引き立ち薬効もアップします。
調理に使う時は細かく刻んでいただきましょう。
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冷や奴や麺類の薬味に最適です。
夏のおにぎりには刻んだ紫蘇の葉をまぶして。
じゃこやショウガともよく合います。
その他マリネやサラダにも刻んだ紫蘇を加えると風味もUP。
紫蘇の葉を使った和風ジェノベーゼソースもお試し下さい。
紫蘇の葉とナッツ、オリーブオイルとにんにくを
ミキサーやブレンダーで混ぜるだけです。
パスタ以外にもサラダにも
肉や魚のソースとしてもとても美味しくいただけます。
![pesto-1445641_640](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/pesto-1445641_640-450x300.jpg)
旬なものをいただいて自然と調和した生活を
ハーブの食習慣を見直してみると
伝統的な食習慣には食中毒を予防してくれる知恵があると気づかせてくれます。
そして夏だからこそ
ぬか漬け、味噌汁、納豆。
日本ならではの発酵食品で腸内を整えておくことも肝要です。
発酵しやすい時期だからこそ
この季節の身体を守る食品になります。
腸内細菌が整っていたら
ちょっとやそっとでは食中毒にはかかりませんよね。
菌は悪者だけではありません。
食中毒の菌を恐れて薬剤で過剰に殺菌するよりも
自然と調和して生活することで
身体を守る常在菌とも仲良くしながら夏の味覚を楽しみましょうね。
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これ一本で、消臭スプレー&虫よけスプレー&ルームスプレーになります。
玄関やトイレなど、気になる場所にもシュッとひと吹き。
玄関やトイレも、大切な生活環境の一つ。
有害化学成分の含まれたものではなく、できるだけナチュラルに消臭したいのが本音ですよね。
気分によってミントとカンファーの二種類がありますので、どうぞ使い分けてみてくださいね。
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