デトックス食材、実際どう選べばいいかわからない私個人の経験を元にした「特にお勧めしたい食材」をご紹介します。

「デトックス作用（排出作用）」という言葉は、今や健康に対する意識がそれほど高くないような方にも知られていますが、
何故そのような作用が起きるのかということや、デトックス作用がもたらす効果については、あまりピンと来られないような方も少なくありません。

そのような背景もあり、多くの方が「デトックス作用のある食品が多すぎるため、何を選べばいいのかが分からない。
分かりにくい」と感じておられるのではないかと思います。

もちろん、デトックス作用があるイコール「あらゆる有害物質を排出することができる」ということではありません。
デトックス作用を持つ食品にも、得意分野、不得意分野があるため、ある程度は目的に応じて摂取することが重要となります。

“デトックス効果そのもの”を目的とした療法は数多くありますが、食品を通じてデトックス効果を得たいという事であれば、
「デトックスの目的」や「何をデトックスしたいのか」ということを、あらかじめ明確にしておくと、選択肢を十分に絞ることができるため、
後々迷うような事が少なくなるのではないでしょうか。

少し前置きが長くなってしまいましたが、今回は私自身が色々と試してきた中で、
デトックス効果を体感したいと考えている方にお勧めの食品群等をご紹介してまいりたいと思います。

デトックス効果を持つ食品を選ぶ際に気をつけておきたいこと

“オーガニックグレードにこだわる”等、余分なものが含まれていない食品を選ぶ

デトックス効果=排出作用となるわけですが、世の中に出回っている食品群やサプリメント類等の中には
「摂取することによって、違う有害物質を蓄積させてしまう恐れが考えられる」ものも、決して少なくありません。

例えば、デトックス効果の強いスーパーフードがサプリメントとして販売されていたとしても、
使用されている原料がオーガニック栽培されていなかった場合には、農薬その他の成分がサプリメントの中に、一緒に含まれてしまっているかもしれません。

また、問題のある添加物が使用されていれば、元来のデトックス効果を発揮する以前に“添加物が体内に溜まってしまう”かもしれません。
デトックス効果を十分に発揮させるためにも、摂取する食品群の「質、グレード」には十分過ぎるほど、こだわった方が良いでしょう。
特にデトックス効果を期待して食品群を摂取する場合には、ぜひとも気をつけておきたいポイントと言えます。

目的に沿ったデトックス効果を得られるものを選ぶ

自分の体から、具体的にどのようなものをデトックスしたいのか、目的を明確にしておくことは大切です。
害な化学物質を対象にする場合でも、食品添加物類か、残留農薬かではアプローチの方法が変わる事があります。
また、重金属類をキレート化して排出する作用のある食品は多数ありますが、多くの場合は得意とする重金属に違いがあります。

そのため、食を通じてデトックスを行う場合には、どのような物質を重点的にデトックスしたいのか、今一度考えてみる必要があるでしょう。
例えば、アルミニウム、水銀、フッ素、カドミウム、鉛、ヨウ素、ストロンチウム等、それぞれの重金属に対して適切なアプローチが可能な食品が存在しています。

また、地域によっては“その土地に特定の重金属が含有されているという事情から、対処法を伝統的に伝えられている”ものもあるのです。

私などは、有害物質であれば全て排出してしまいたい等とつい考えてしまいますが、食用炭などの特殊な効果を持つものを除けば、基本的には「○○には××」といった得意分野がそれぞれにありますので、その点を意識しながら、1つ1つ丁寧に対処していくという考え方を持つことも、大切なように思います。

私個人が“経験を元に”特にお勧めしたいものをご紹介します

これまで、色々な食品やサプリメント等を実際に私自身、あるいは私の周囲の方が摂取していく中で、
良い体験を聞くことができたものを、ここではご紹介したいと思います。

うつや統合失調症、高コレステロールにも作用が期待される栄養素「ナイアシン」

ナイアシン（水溶性ビタミンB3）は、栄養素としては一般的なものです。
しかし、様々な食品に普通に含まれているナイアシンが、実は私たちに素晴らしい効果をもたらしてくれるとすれば、どうでしょうか。

統合失調症、うつ、アレルギー症状の緩和、コレステロール値を安定させる作用等が期待されるナイアシンは、分子整合栄養医学、オーソモレキュラー医学において「非常に有用性の高い栄養素である」と指摘されており、特定の悩みを持つ方々への摂取を推奨しています。

私の周囲では、ナイアシンをサプリメントから毎日500mg摂取している方が複数おられますが、ナイアシンフラッシュと呼ばれる作用と共に、
気持ちの安定や、肌、髪が綺麗になるなどの効果を体感されていると聞きます。

ナイアシンを高濃度で摂取することは、体質によっては合わない方もおられるため、万人に手放しで勧めることはできませんが、
国内でも専門とするクリニック等が多数ありますので、もし気になる方がおられたら、ぜひ一度専門家にお聞きになられるのもいいかもしれません。

様々な有害物質のデトックスが可能と言われる食用炭（麻炭や備長炭、竹炭等）

食用炭の持つデトックス作用は高く、良質な食用炭からはデトックス作用だけでなく、ミネラルを得ることも可能です。
私自身は、麻炭、竹炭、紀州備長炭とこれまで試してきましたが、個人的には紀州備長炭を摂取した時が一番顕著な効果を感じました。

寝起きが違う、お腹がすっきりする等、数日程度から体感があり、私の周囲でも似たような声を聞いたほどです。

炭の高いデトックス効果については賛否両論ありますが、もしご不安であれば常時行うのではなく、定期的に行うなど、ルールを設けながら摂取されるのもお勧めです。
また、炭のデトックス作用に関する詳細は、過去の記事をご覧頂ければと思います。

参考記事
炭の類まれな驚くべき性質。腸閉塞の症状改善・致死量の有害薬剤を炭で排出することに成功した信じ難い事例も。医師も推奨するチャコール療法とその実態について

頭皮から吸収し、臓器を癒すことのできる天然ヘナ

ヘナの持つ高い効果については、皆さんも既にご存じかもしれませんが、ヘナには「強いデトックス作用がある」のです。

体に溜まった毒素を排出する作用があると伝えられているヘナは、その高い作用から愛用者が増加傾向にあり、
今では多くの美容院でもヘナトリートメントを実施していますよね。

私自身は、髪の毛に少し癖があるため、その癖を落ち着かせるためにヘナをよく使用しているのですが、
添加物のない天然のヘナを使用すると、気持ちが穏やかになる効果を感じます。

また、ヘナを愛用している周囲の方からは「生理痛が軽くなった、身体が温まるようになった」という話を何度か聞きました。
このような効果は実際に様々な所で紹介されているものでもありますが、良いヘナは比較的その恩恵を体感しやすいものではないかと、私は個人的に感じています。

ただ、ヘナトリートメント、ヘナ染めを行う際にはくれぐれも「添加物のない、天然のヘナ」を使用するようにしてください。
安価な粗悪品には薬品等が含まれていることがあるので、注意が必要です。

参考記事
ヘアカラーをする女性は悪性リンパ腫になるリスクが約５０％も上がる。カラー剤の毒性は農薬の１４０倍！？私が1年間苦しんだ原因不明の頭皮の猛烈な痒みを解決した【ヘナ】が持つデトックスの力とは

旬の野草類が持つ高い効果は侮れない

主にオーガニックの食材ばかりを扱う八百屋さんにて、野菜や果物を買う機会が多いのですが、そこでは週に１度、野草を採取するプロが卸に来られます。
以前は特に野草などに興味がなかったのですが、たまたまウワズミザクラやクロモジを購入させて頂いた事がキッカケとなり、野草を購入するようになりました。

野草類は、採取されたばかりの新鮮な旬のものを頂くのですが、どれも味わいが強く、食べているとドンドン元気がみなぎってきます。
品種改良の波に揉まれず、従来の強い生命持つ野草類は、下処理が大変なものも決して少なくありませんが、体内に蓄積される毒素を排出させる効果を持つ物も多く、現代の環境で少し弱ってしまった体質を変えるためにも最適です。

もし、身の回りで容易に手に入る環境なのであれば、摂取されることをお勧めします。

体内のフッ素排出を促す果実、タマリンドの力

インド等の一部地域では、体内に蓄積したフッ素を排出させるために、タマリンドを摂取するという伝統的な文化が継承されています。

日本に住んでいると、フッ素加工された調理器具も多く、フライパン、鍋、炊飯器、ホットプレートなど、外食をされる方であれば完全に避けるのは難しいと言えます。
どうしても、何らかの形でフッ素を摂取してしまうのであれば、それを排出するためのアイテムとしてタマリンドを摂取されることはとてもお勧めです。

今では、輸入食品店に行けば無添加のタマリンドペーストを簡単に購入する事ができますし、ネット通販でも容易に見つけることができます。
松果体や骨髄など、体内に蓄積しているフッ素が気になるようであれば、日々一定量ずつ継続して摂取することで、尿中より排出されるという結果が公表されているため、ぜひお試し頂ければと思います。

私自身が様々なものを使い、デトックス効果を得た結果

私自身は過去７年程度に渡り、化学物質や有害重金属をどうやって体内から出していくべきかを考えてきました。

上記にて紹介させて頂いたようなものの他にも、重金属をキレート化して排出する効果が高いとされる「パクチー」や「がごめ昆布」は
今でも日常的に活用していますし、水銀などに対して効果を発揮することが証明されている「トゥルシー（ホーリーバジル）」にも、長い間お世話になっています。

その他にも、これまでには数多くのデトックス効果を持つとされる食品類を摂取してきましたが、私自身が食品あるいはサプリメントからデトックス効果を期待して主に使用しているのは、今回ご紹介したものが大半です。

私自身は、有害な物質の吸収をブロックし、適切なデトックス効果を促すために、以下のようなポイントにも気をつけています。

１、腸内環境を整える（腸管免疫を維持する為に醗酵食品や麹菌を率先して摂取する）
２、有害ミネラルの吸収を防ぐため、あらかじめ充分にミネラルを補給しておく
３、有害な重金属の悪影響が気になる場合には、それらの排出に特化した食品を継続して摂取する
４、ビタミンB群の不足が起きないよう、摂取状況には適宜気をつける
５、身体機能を常により良い状態に保つ為、メンタルコントロールを行う（瞑想、祈る等）

私自身はこういった事に気をつけてきた結果、思考がクリアになる、精神的な安定感が増す、疲れにくい、爪が綺麗になる、病気に罹りにくい等、
様々な変化が現れてきました。元々は病気がちで体が弱い所もあったのですが、そういったものが影を潜め、かなり健全な体質に変化したのだという実感があります。



実際、デトックス効果を得るための方法は沢山ありますが、最後は「その人の体質に適したデトックスの方法をとる」ことが大切であると私は思います。あくまでも、今回ご紹介したものは私自身がお勧めする一例であり、万人に同様の体験をもたらすものではありません。

ただ、”どのようなものを選べばいいのか分からない”と悩まれている方々にとって、今回の内容が少しでも参考になればと思います。

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