口の中の細菌を徹底的に除去！毎朝行うべき「オイルプディング」のやり方と実感した効果。アーユルヴェーダ式口腔ケアとは？

口の中の細菌を徹底的に除去！毎朝行うべき「オイルプディング」のやり方と実感した効果。アーユルヴェーダ式口腔ケアとは？

雑菌だらけの口の中、ちゃんと掃除してますか？

皆さんは毎日どの様に口の中のケアを行っていますか？
私達の口は温度や湿度がちょうど良く、細菌にとって最高に住みやすい環境になっています。

その為、歯をしっかりと磨いている人でも口の中にいる細菌の数はなんと1000億個以上！
驚くべきことに口の中に世界人口を上回る数の細菌が住んでいます。

また、歯磨きを丁寧に行う人は多いですが、実はそれだけでは不十分です。
歯は口のほんの一部に過ぎないので、本当に口をきれいにするには「口の中全体」を掃除する必要があります。

そこで今回は、世界最古の伝統医学アーユルヴェーダが推奨する「口全体」をきれいにする口腔ケアをお伝えします。

口の中の細菌が恐ろしい病気を引き起こす！

まずは口の中に潜む細菌が原因となって発症する病気をご紹介します。
一般的には口と関係がないと思われている意外な病気もあるので、チェックしてみて下さい。

突然死のリスクが高い動脈硬化

動脈硬化とは血管内にコレステロールや「血栓(けっせん)」が溜まり、
血液の流れが悪くなってしまっている状態です。

血栓は血管内の傷を塞ぐ役割があります。
しかし、血管内のダメージが多過ぎると血栓が増えてしまい、血液の流れを塞いでしまうのです。

そして、この血栓の増加による動脈硬化は口の中の細菌が引き起こしているケースがあります。
何故なら、歯と歯肉の隙間から細菌が血管内に入り込む事によって毒素や炎症物質が増え、血栓が出来やすくなるからです。

動脈硬化は進行すると心筋梗塞や脳梗塞等を引き起こす危険な状態ですが、
自覚症状がほとんどないので普段の生活習慣でしっかりと予防していく必要があります。

恐ろしい合併症に繋がる糖尿病

口の中の細菌は生活習慣病でもある糖尿病の危険因子です。
糖尿病はブドウ糖を各細胞に届ける「インスリン」というホルモンの機能低下や数の減少が原因で起こります。

そして、インスリンが正常に機能しないとエネルギー源であるブドウ糖が
細胞に行き渡らなくなり、様々な合併症が発症するのです。

糖尿病の合併症には以下のような症状があります。

・神経障害–手足に痛みやしびれが発生して、最悪の場合、四肢が壊死する
・腎症–腎臓の機能が低下して人工透析が必要になる
・網膜症–視力が低下して失明する

そして、口の中の細菌は血中に入り込むとインスリンの働きを阻害する「TNF-α」という物質を生み出します。
ですので、口の細菌を放ったらかしにしていると、糖尿病の発症リスクが上がってしまうのです。

患者数が多い虫歯

虫歯は口の中の細菌が引き起こす最大規模の感染症です。
虫歯の原因菌である「ミュータンス連鎖球菌」は歯の表面に張り付いて、酸を排出する事で歯を溶かします。

この現象によって歯に穴が開いた状態が虫歯です。

入れ歯になる1番の原因は歯周病

歯周病は歯と歯茎の間に溜まったプラーク(歯垢)が蓄積する事で細菌が繁殖し、
最終的に歯を支えている骨が侵される病気です。

更に、原因菌が気道や血液から全身に廻る事もあるので歯周病は心臓病や肺炎、
早産や低体重児出産等にも繋がります。

つまり、歯周病は口の中だけでなく、全身に症状が現れる恐ろしい病気なのです。
また、感染者数も成人の約90％と非常に多く、中高年が歯を失う1番の原因にもなっています。

特に寝起きの口の中はバイ菌の数がスゴイです！

口の中の細菌が様々な健康被害を引き起こす事をお伝えしましたが、
実は、人間の体内にはバイ菌に対抗出来る強力な物質があります。
それが「唾液」です。

唾液の殺菌力は極めて強力ですので、口中の危険な細菌を排除出来ます。
しかし、睡眠中は唾液の分泌量が低下してしまうので、起きたばかりの口の中は細菌がウジャウジャいる状態なのです。
その為、起床直後のタイミングで効果的な口腔ケアを行う必要があります。

アーユルヴェーダ式口腔ケア

ここからはインドの伝統医学アーユルヴェーダが推奨する口腔ケアのやり方をお伝えします。

舌磨き

口腔ケアで最初に行うのは「舌磨き」です。
舌には舌頭乳(ぜっとうにゅう)と呼ばれる小さなヒダがある為、放っておくと細菌が蓄積してしまいます。

特に舌の色が白っぽくなっている場合は細菌が溜まっているサインなので、気をつけなくてはいけません。
舌は歯に比べて表面積が少ないので、舌磨き用の器具を使って掃除すればたったの1分未満で終わります。
舌磨きの専用器はネットの通販で1500円以下の値段で入手出来ます。

オイルプリング

オイルプリングはインドで5000年以上前から受け継がれている伝統的な健康法です。
やり方は非常にシンプルで植物性のオイルを含んでクチュクチュと口をゆすぐだけで完了します。

「それだけで本当に効果あるの？」と思われるかもしれませんが、
オイルプリングは口に侵入している細菌を引っ張り出す事が出来ます。

何故なら、細菌は油の膜で覆われています。

そして、油と油はお互いに引きつけ合う性質があるので、
口の中に潜んでいる細菌をオイルによって引っ張り出す事が可能なのです。

たった一口の油で出来る！オイルプリングのやり方

ここからはオイルプリングのやり方を具体的に説明します。
まず、オイルプリングで使う際に推奨されている油は2種類あります。

それはごま油とココナッツオイルです。
ごま油は5000年前からオイルプリングに使用されてきた長い歴史があります。

対してココナッツオイルは最近になってラウリン酸等の身体に良い成分が
ある事が分かったので、海外セレブを中心に使用され始めました。

筆者自身は両方試してみて、実践後のスッキリ感がより感じられたココナッツオイルを毎日使っています。

使用するオイルの量は5cc(大さじ一杯分)位で十分です。
また、オイルは良質なオーガニックの商品をおススメをします。

そして、オイルプリングを行う時間は20分位がベストです。
少し長いと感じるかもしれませんが、オイルプリング中はじっとしておく必要はありません。
私はオイルプリングをしている間は食器洗いやパソコンを使った作業をして時間を有効活用しています。

口の中のオイルは排水口に捨てると詰まりの原因になるので、20分経ったらゴミ箱等に捨てて下さい。

●　無農薬のココナッツオイル

口腔ケアを行うタイミングは起床直後がベスト

口腔ケアを行うには既にお話したように細菌が最も繁殖している起床直後の時間帯がベストです。

やり方は舌磨き→オイルプリング→歯磨きという順番で行なって下さい。

「でも、朝は忙しくてあまり時間がない…」という方もいるかもしれませんが、舌磨きは1分もかかりませんし、オイルプリングは簡単な家事と並行して行えます。

つまり、たった少しの時間で様々な病気の発症リスクを低く抑える事が可能なのです。

RVS歯科大学が行った実験では、「オイルプリングを45日間行った被験者は行なっていないグループよりも細菌の数が減少した」と報告されています。(参照:「歯肉炎から生じるプラークに対してのセサミオイルプリングの影響の微生物学研究」)

オイルプリング後の口は爽やかになる！

まだオイルプリングをした事がない人の中には「いい効果があるのは分かったけど、油を20分も口の中に入れるなんて無理…」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、2013年に45日間オイルプリングを被験者に行ってもらった結果、20名中7割が「今後もオイルプリングを続けたい」と回答しています。(参照:「歯肉炎から生じるプラークに対してのセサミオイルプリングの影響の微生物学研究」)

確かに私も最初は少し抵抗がありましたが、オイルプリング後は非常に口の中がスッキリして気持ちいいです。
まだ実践した事がない方は是非1度試してみて頂きたいです。

万能ココナッツオイルをIN YOU Marketでチェック！

今まで食べて来たココナッツオイルに幻滅した方にこそ
試していただきたいココナッツオイルです。
このエクストラバージンキングココナッツオイルは、
スリランカの大使館からの依頼で作られた特別なオイル。

ココナッツの種類は17種類ほどありますが、
通常のココナッツが黄緑色であるのに対し、
キングココナッツは普通のココナッツよりもひとまわり小さく、
皮の色がオレンジで、とても珍しい品種。

スリランカにしか生息しない固有種「キングココナッツ」を使用した
100%無添加のエキストラバージンオイルです。

伝統的な石臼を使って手絞りで低温圧搾し、熟成発酵させるという手間隙のかかった一品です。
お得なソープとスクラブのセットもあるので、
ぜひ最高級のココナツコスメの使い心地を試してみてくださいね！

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