出産は、人間に残された最後の自然。 生命力を高める幸せで自然なお産をしたい人が準備のために実践してほしい5つのこと。
自然な出産に、何が大切だと思いますか?
いつか子どもを産みたいと思っている方、妊活中の方、
または出産の経験はあるがもっと自分の生き方に合った出産をしたいと思っている方・・・。
IN YOU読者の中にもきっとたくさんいらっしゃると思います。
病院の最新医療設備やサービス?産後のご馳走やアロマトリートメント?
それもよいとは思いますが、もっと「あなたが赤ちゃんを産む」ということそのものを深く考えてみませんか。
妊娠出産は全くの自然な命のありかた。
愛する人の子どもをお腹に宿し、長い妊娠期間を経て、ついに実現する母と子の出会いの時です。
その大切な時を愛情にあふれる温かい時間にしたいと思いませんか?
そしてその経験がその後の自分の人生、健康状態、さらに子育てへの姿勢、親子関係にまでよい影響を及ぼすとしたらどうでしょうか。
母子のペースではなく病院主導になっている現代の自然ではない、出産
お産は赤ちゃんが陣痛を引き起こすサインを出して始まるとされています。
ところで出産の現場をみてみましょう。
病院の方針によっては出産予定日を過ぎると、陣痛促進剤を使用したり、帝王切開をすすめられることもあります。
(5人にひとりは帝王切開で産まれています)
ひと昔前はお腹をぎゅうぎゅう押されたなんていう話も聞きますね。
そういうお産がいけないというわけではありませんが、母と子のペースを大切にされずに医療的常識ペースで出産を経験してしまった方の中には
産んだというより、ひっぱり出された感じが残り、深く傷つき、お産に関するイメージが辛く苦しいものになってしまう方もいるでしょう。
本来、命の誕生という素晴らしく喜びにあふれたものであるはずが、
そういうネガティブなものになってしまうのは残念なことです。
その結果、もう出産はこりごり、と感じてしまったり、
命を生みだすことの素晴らしさを子どもに伝えることができなかったり、その後の親子関係がスムーズに育たなくなってしまうこともあるのです。
昔のお産は自宅出産が主で母子のペースで行われていたのに、なぜ現代のお産はこんな姿になってしまったのでしょうか。
その原因として自分の体のことを他人任せにし続けた結果、本来の自分の中の生命力への自信を失っていることだということはできないでしょうか?
自然なお産を大切にしてきた、愛知県岡崎市の吉村医院の考え方
私が妊娠・出産を経験したのは36〜37歳のときで高齢出産に入っていましたが、
マクロビオティックを学び実践していたので、自然や宇宙のエネルギーを大切にした人生を送りたいという意識が高まり、できるだけ自然な出産をしたいと思っていました。
出産をしたのは、愛知県にある「吉村医院」。
母と子の生きる力を信じて、できる限り医療的措置をせず、出産の自然な経過を見守ってくださる産院です。
ただし、どんな妊婦でも受け入れているわけではありません。自然に赤ちゃんを産み出す力を持てるような心と体を作っていくことを大切にされています。
「ごろごろ、ぱくぱく、びくびくしない。」
つまり、現代的な生活に頼らずしっかりと体を動かし、質のいい食事を心がけ、どんと構えなさい、ということです。
出典 『いのちのために、いのちをかけよ』地湧社 吉村正 著
今回は、この吉村医院で大切にされている3要素に加え、自然なお産を経験した私が考える、今日から実践したい5つのことについてご提案したいと思います。
これは妊娠中の方はもちろん、いつか妊娠したいと思っている方や、男性にも心がけていただきたいことです。
生命力を高める幸せで自然なお産をしたい人が準備のために実践してほしい5つのこと。
1 自然な出産をしたいなら、自分の体は自分で整える
現代人はスイッチ1つでなんでもこなせる生活をどっぷりしているため、慢性的運動不足です。
そして足腰の力が昔の女性と比べたら圧倒的に弱いと言われます。
偏った姿勢や作業の影響で歪みもあります。
自然なお産のためには健康的で丈夫な体を作る必要があります。
体を整えるというと、いろんな施術を受けることをイメージされる方もいるでしょう。
私自身、施術をする仕事を20年しておりますが、施術は体をよくするきっかけを作ることしかできません。
自分の体を維持できるのは本人だけなのです。
温めることが婦人科系によいため、外側から温めることに熱心な方もおられますが、本来熱は動いて筋肉が生みだすもの。
自分の体は自分で整える!という意識で体をしっかり動かしていきましょう。
ウォーキングやヨガなど、気持ちよくできることを日々の習慣に。
忙しい方でも週1回はそういう時間を持ちたいものです。
2 自然な出産をしたいのなら旬のもの・土地のもの・生命力あるものを食べよう
食べ物が体を作っていくのですから食事は重要です。
サプリメントなどに頼る前に、食べているものの質を見直してください。
それは、「生命力あるものかどうか」ということを。
遠い外国から運ばれてくるスーパーフードよりも、身近な土地で育てられたオーガニックの野菜などが理想的です。
旬のものは栄養価が高いだけでなく自然にその季節体へ必要なものを補ってくれます。
精製された栄養のないもの、添加物や化学調味料を多く含むもの、遺伝子組み替えのものなど、不自然な食べ物をできる限り選ばないようにします。
調理法は、手軽だからと電子レンジなどに頼らずにしっかり火を使って調理することを心がけてくださいね。
3 自然な出産をしたいなら女性の本来のリズムを大切にする
女性にとって煩わしさになりがちな、月経。
これは体が赤ちゃんを産み育てる準備を毎月してくれているものですよね。
月経が辛いという方は、今の生活を見直すべき。
それは辛くて当たり前、というものではないのです。
女性として健やかかどうかを示すバロメーターといえますから、しっかり向き合っていきましょう。
また、多くの女性が仕事をしていますが、仕事社会は一定のペースで作業し結果を出し続けることを求める、完全な男性社会です。
女性の波のように揺れ動く体内リズムに決して合わせて作られていません。無理に男性と同等に仕事をしようとすると、女性本来のリズムを崩すことにもなりかねません。
特に月経前や月経中は、無理をしないこと。
体はじっとしてチャージする期間があるからこそ整い、健やかでいられるのです。
4 自然な出産をしたいなら、何が心地良いのか?を大切にしよう。
体にいいものと聞けば何でも取り入れてはいないでしょうか?
「自分が赤ちゃんを産むんだ」という強い気持ちを育てていくためには、自分にとって何が心地よく、必要であるかということを自分自身のアンテナで選んでいけるようになることが大切です。
そのためには体が本当に求める心地よさをしっかりと自分で感じ取れる感性を磨いていくことがおすすめです。
同じ香りでも、人工香料の化学的な香りではなく、自然な植物の香りを嗅ぐ。
手軽なコンビニおにぎりではなく、自分で握ったおにぎりのおいしさを味わう。
流行や見かけのかっこよさではなく、本当に肌触り・風通しのよい衣服を身にまとう、など
習慣になっているあらゆることについて、「本当にそれは体が求めているものなのか?」と問いかけてみてください。
(私はこれでほとんどの白砂糖スイーツの誘惑に負けなくなりましたよ。)
5 自然の大いなる力に身を任せられる自分をめざす
赤ちゃんが生まれるという神秘は受精のときから始まっていますが、
人工的に受精・着床したとしても、そこから人間へと育っていく力は自然のものです。
出産のときにおいても、陣痛を起こさせるのは赤ちゃんだと言われますが、そういった科学では説明しきれない体のメカニズムやペースを「自然」という言葉で表現したとき、
どこまでその自然の働きを尊重できるか、というのが大切なことになってきます。
いざ出産の時を迎えたときに、どれだけ自分の中の「自然」を信頼して身を任せることができるか。
赤ちゃんのもつ「自然」を信頼して待つことができるか。
(もちろん、赤ちゃんの命を優先し、危険や異常があれば医療的措置を受ける必要があります。)
自分にできる準備(体を整えること、食を正すことなど)をしっかり積み重ねたら
あとはどんと構えていましょう。大丈夫です。
自分を信じてください。
私は自然なお産ができたことがとても心強い経験になりました。
ちなみに私は予定日を1週間過ぎて陣痛が始まり 産まれるのに1日半くらいかかりましたが、
その過程を急かすことなく見守ってくださった吉村医院のみなさんには感謝でいっぱいです。
自然な出産を経て、私自身生きていく上での困難に対しても「何とかなる!」と思えるようになりましたし、
子どもの成長においても「この子なら大丈夫!」と信じて受け入れることができています。
前向きに生きる力をくれるお産。
可能ならば多くの女性に自然界の一部として、自然のペースを大切にしたお産をしていただきたいと思います。
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