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私でもできた自然出産!どんな食事をしてきたか?なぜ自宅出産を選んだのか?決断までの紆余曲折を詳しくお伝えします。

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このところ、医療介入なしの自宅出産(プライベート出産)が少しずつ増えているようです。

私も2015年に初めて家族だけでの自宅出産を経験することができました。


それは、見える世界がすっかり変わるくらいの、あまりにも素晴らしい体験でした。

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最初におことわりしておきたいのですが、

私は自宅出産を積極的に勧めるつもりはありません。


「医療従事者のもとで出産しないなんて、あまりにも危険すぎる!」
という方が世間では圧倒的多数なのを承知の上で、私はこの記事を執筆しています。

しかし、本来出産とはどういうものなのか、
赤ちゃんや母親の持つ力はどういうものなのか、たくさんの女性に対して本質的な事をいま一度考えてみてほしいと思うんです。


まず今回は、なぜ私が自宅出産を選んだのか、決断までの長い道のり、妊娠中の具体的な食事についてをお伝えしたいと思います。

上の子たちを病院で出産して持った疑問とは。

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現在、日本ではほぼすべての女性が病院や助産院での出産を選択しています。
実際私も第4子までは総合病院・個人病院での出産でした。

自宅から遠くない、医療スタッフが信頼できる、リラックスして過ごせる雰囲気である、
入院中の食事が納得のいく内容である、費用がかかりすぎない、などの条件を満たした病院や助産院があるに越したことはないですが、
残念ながら多くの場合はなかなかそういう医療機関にはめぐりあえません。

自宅に助産師さんを呼ぶにしても、そもそもいないという場合があり、いたとしても信頼関係を築けるかどうかは未知数です。

管理された出産が大多数の現在ですが、

母親・赤ちゃん・家族にとって本当に幸せなお産は何か考えたことってありますか?

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今はどの産科も改善されているかもしれませんが、

・破水したら抗生物質を飲む
・子宮口がいつまでも開かなければバルーンを入れて子宮頸管を開く
・陣痛が弱いままなら人工破膜でお産を進める
・赤ちゃんが出てきやすいように会陰切開をする
・赤ちゃんがなかなか出てこなければ子宮に手を入れて赤ちゃんを引き出す
・産む体制は仰向け。フリースタイルOKと言っていても最後には戻される
・赤ちゃんを娩出後、子宮に器具を入れて胎盤をかき出す


これらはどれも、過去に私が出産で入院中に受けた処置です。

・予定日を〇日過ぎれば入院して陣痛誘発剤を使う
・陣痛が弱いままなら促進剤を使う


といったことも言われました。(幸い使わずに済みましたが)

残念ながら、病院出産にあまりいい思い出はないのです。
赤ちゃんが産まれてくれたことは嬉しいのですが、どれも私にとっては非常に苦しい体験でした。

第2子の出産後あたりから、

出産が病気と同じように扱われていないか。
本来は自然な営みのはずの出産が医療行為になっている。


このようなことを感じ、出産に対するもやもやとしたものがいつまでも残っていました。

私を自宅出産へと向かわせてくれた本、さかのまこと著「あなたにもできる自然出産」。

あなたにもできる自然出産―夫婦で読むお産の知識

3人目を妊娠中、病院出産について悶々としていた時にたまたま出会ったのが、さかのまこと著「あなたにもできる自然出産」という本でした。

IN YOUでも、たびたび登場していますね。


病院に頼らなくても、自宅で家族水入らずでできるお産がある!


これは目からウロコでした。

自宅出産を選んだ女性たちが、非常に幸福を感じているように見えました。
また、戦前など昔のお産の様子もたくさん紹介されていましたが、「なんて自然な姿なんだろう!」と驚きました。

読後は気づかされること、考えさせられることだらけでした。

・地球上でわざわざ病院に行って人に介助してもらって出産しているのは人間だけだった。

・自分の健康やメンタルに自信があるなら、病院に頼らなくても無事に産めるはず。

・健康な妊婦の出産はできるだけ自然に任せ、何かあった場合だけ最低限の介入でいいんじゃないか。

・どうして自分は「病院で出産する」事や、「自分のことをよく知らない人がお産の介助をする」という事を当たり前と思っていたんだろう。

・不特定多数が滞在する病院が、自宅よりも安全だと言い切れる理由はどこにあるのか。

・資格のある人しか適切に赤ちゃんを産ませられないのか。妊婦は自分で産むことはできないと決めつけられているんじゃないか。


また、それまでの自分は非常に受け身だったということにも気づかされました。

出産するのは自分なのにも関わらず、「産むときに何か異常があったら怖い、医者の判断に任せるのが一番」と、何も努力しませんでした。

たとえば、妊娠中にお菓子をついつい食べすぎても「まぁ体重とか血圧とか、何か異常があったら先生が検診で教えてくれるだろうし」と呑気にかまえていました。今では当時の私に向かって「バカモン!」と一喝したい気持ちです。


出産は、病院の先生や助産師さんが産ませてくれるものではありません。

出産の主役は、あくまで赤ちゃんと母親です。

もっと主体性を持たなくちゃ!と思えました。


非常に自宅出産は魅力的だったのですが、その時点では菜食を始めてさほど月日がたっていなかったので、そのときは仕方なく諦めました。


自宅出産というものを知っても、決意するまでには相当な時間がかかった。

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菜食を始めて4年程度たった時に第4子の妊娠を知った時は「今回はいけるかも!」と感じました。
しかし、なかなか本心からゴーサインを出せないのです。

プライベート出産の条件として、

1、出産まで1年半以上、まっとうな食生活をしてきていること。
2、本人か立ち会いの人が自然出産について基本的な知識を持っていること。
3、くつろげる住居が確保されていること。
4、心身の状態が安定していること。
5、産後すくなくとも1週間、世話をしてくれる人がいること。


引用: さかのまこと著 「あなたにもできる自然出産」


が挙げられていましたが、いくら他の準備が整っていても、

心身がなかなか安定しない

のです。

これほど「いのち」について真剣に考えたことはなかったので、相当に重いものでした。


なにせプライベート出産は完全な自己責任のもとに行うものです。
赤ちゃんや自分の生き死にがダイレクトに自分にのしかかってきて、何かあっても一切人のせいにはできません。

しかも私はRHマイナスの血液型で、産前産後には必ず血液型不適合を防ぐグロブリン注射を打ってきた人間です。

もし赤ちゃんが死産でもすれば、最近よくある「トイレ産み捨て事件」などの傷ましい事件と一緒くたにされることは間違いないでしょう。
何より、赤ちゃんに申し訳なさ過ぎて、一生その十字架を背負って生きなければいけません。

しかし、実現できれば今まで見えなかった新しい世界が見え、自然の道理に近づいていけるのではという確信めいたものもあり、心が揺れに揺れていました。

「自分なら、きっと大丈夫!」

と自信たっぷりな時間帯があったかと思えば、

「赤ちゃん死なせたらどうしよう…。」

といきなり弱気になる自分。

マクロビオティック料理研究家の中島デコさんがRHマイナスの血液型でプライベート出産を成功させている話は有名ですが、「私とデコさんではキャリアが違う…」と、勝手に線引きをしていました。

さかの先生に手紙を書き、「応急出産介助マニュアル」の訳書を入手したにも関わらず、
こんなフラフラした精神状態ではやらない方がいい、と結局第4子も自宅出産をあきらめ、
出産当日は破水が来て病院に入院し、相変わらず納得できない分娩・入院になってしまいました。

第5子を妊娠!悩み抜いた先の、「自然に任せてみよう。」と肩の力が抜けた瞬間。

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その2年後、思いがけず第5子の妊娠がわかった時に、また自宅出産をするかどうかの選択を迫られる時期がやってきました。

なぜかこの時期は、スマホに自動で配信されるニュースで
「トイレで新生児産み捨て」「ゴミ捨て場に新生児置き去り」というのが立て続けに入ってきて、まるで自分の精神力を試されているかのような時期でした。

それまでさんざん悩んできたのに、さらに色々な角度から考えて、一般的に人が考えそうなこと(無謀とか危険とかいう類のこと)も考えに考えて、あまりにも考えすぎて夢にまで出てくるようになった時、

「…自宅で産もう。大きな自然の力に任せてみよう。」


ある瞬間、何かが降りてきたようにふっと決断できました。


頭で考えてばかりでは、本当に大切なことはわかりません。


悩みすぎた先に、悟りのようなものがありました。自分も赤ちゃんも自然の大きな力に生かされているんだから、何をいつまでも悩んでいるんだろうと。

おそらく「決める」というよりも「自然体で決まる」ものなのかもしれません。


何が無意識下で決め手になったのかを考えてみると、

第3子が産まれてから日々の食事(夕食)を欠かさずブログに記録し続けていました。


(注:朝食は決まって納豆ご飯に味噌汁、豆乳ヨーグルトで、昼食はおにぎりや前日の残りのことが多いので記録していません。) 

何年間も淡々と毎日の夕食を写真付きで記録し、たまに振り返り、自分の体調の変化を感じ取れたこと。

「継続は力なり」と言われますが、コツコツ続けてきたことが無意識のうちに「ここまで自分はやってきたんだから」と最終的に自分に自信を与え、背中を押してくれたように思えます。

記録が形として残っていることで、過去の自分との比較ができました。

・生活リズムが朝型。寝付きがよく、朝もすっきり起きられる。
・子どもたちと一緒にいるおかげで、よく動き歩いている。
・菜食ベースの食生活。暴飲暴食がない。適正な体重を維持できている。
・毎日のお通じがとてもよい。
・冷え性がまったくなくなった。平熱が昔より高くなった。
・立ちくらみしなくなった。


自分の体も、赤ちゃんの体も、私が食べたものでできています。きちんと食事をしてきた自信があれば、赤ちゃんも健康なのは道理なはず。

私はRHマイナスで血液型不適合のリスクがありますが、胎盤の質がいいなら母体と赤ちゃんの血液同士が混ざることはないそうです。胎盤の質が悪くなるような食事はしていません。

これまでの自分を振り返ることで、

「私がやらないで、誰がやるんだ」


とまで思えるようになりました。


今思えば、

「食生活を変え、体質を改善するのに時間がかかった」


というよりも、

「自宅出産できると自分に自信が持てるまでに時間がかかった」

と思います。


冷静に考えてみれば、病院での出産が100%安心できるというわけでもありません。
陣痛促進剤や無痛分娩の麻酔など、病院の処置による事故も存在します。

日本で病院出産が当たり前になったのは戦後からの話で、まだ70年くらいしかたっていないんですね。

人間の長い歴史から考えると、現代の人たちが「そんなの無謀だ!」と声を荒げるような医療介入のないお産が当たり前で、そうやって今までいのちをつないできたわけです。

そういう時代の女性たちに、私のような極度の不安はなかったんじゃないかと思います。

野生の哺乳動物たちだって、ごく自然に、誰から教えられたわけでもないのに当たり前に出産しますよね。


パートナーと価値観が同じもしくは近いというのは、自宅出産をする上で非常に大切なこと。

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自宅出産をする上では、パートナーの理解と協力は不可欠です。

決意してからほどなく、夫に「病院に行かないで、家で赤ちゃんを産みたい。
出てきた赤ちゃんを受け止めて、へその緒を切ってほしい」とお願いをしました。

嫌な顔をされるかと思ったら、「いいよ~!」とあっさり笑顔で即答してくれました。
彼も元から病院にはなるべく頼らない、普段から病気にならない健康な体を作るのが当然、という考えの人でした。

「食事も変わってだいぶだったし、昔より今の方がおかあさんも健康になったように見える。
それに、自然の法則に沿っていたら何も心配することはない。絶対無事に産まれてくるよ。」

その後、さかの先生の本や応急出産介助マニュアルを読みこんでくれました。
その上で、銀イオンの殺菌スプレーなど、マニュアルには書かれていなかったものも色々整えてくれました。

子供たちにも、今回はおうちで赤ちゃん産みたいんだけど、と話をしたのですが、最初はわかったようなよくわからないような反応。
そのうち、

「じゃあお母さんが病院行かなくていいから前みたいにさみしくないんだ!」
と言い出しました。

ここにも病院出産の弊害があるような気がしました。お母さんが出産で入院すると、上の子供たちにさみしい思いをさせてしまっているのですね。

晴れて家族の同意も得られた後は、出産当日まで穏やかな日が続きました。

第5子妊娠中の食生活を具体的にご紹介します。

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さて、自宅出産をするためには日々どんな食事をすればいいのか気になるという方もおられるかもしれません。
すべてオーガニックで取り揃えないといけないのか?とか、実践した人はどんな食材を使っていたんだろうとか、日々の献立を知りたいとか、色々ありますよね。

まず、私の場合は家族が多く経済的な事情もありますのですべてがオーガニックというわけではありませんでした。しかし、自分のできる範囲で良質なものを選択しようと努めていました。

野菜や豆類は、「地産地消」ということを大切にしたいので、ほとんどを地元の直売所で買います。
無農薬野菜もよく出されていて、応援している農家さんの野菜があれば必ず買います。


調味料はできるだけ良質なものを常に選んでいます。

●塩…海の精(漬物などで大量に必要な場合はシママースもしくは生協の塩)
●酢…美濃 有機純米酢もしくは自家製梅酢
●しょうゆ…オーサワ茜醤油
●味噌…自家製(地元の大豆使用、もしくはマルカワ味噌手作りキット)
●みりん…角谷文治郎商店 三州三河みりん


雑穀、油は生協を利用していました。

お米は、家族が多く完全無農薬だと厳しいので特別栽培米3~5分づき米です。
豆腐等その他の食材は、お財布事情に合わせてオーガニックコーナーのあるスーパーと近所のスーパー、生協を使い分けています。
味噌汁の出汁などに関してですが、これは夫との話し合いの上で「ミネラル摂取のため、煮干しは使う」ということになりました。

以下は毎日の夕食の一例です。
これは妊娠6か月くらいのある期間の食事です。

基本的には和食です。

2014年12月10日
・厚揚げとキャベツの納豆味噌炒め
・小豆かぼちゃ
・赤かぶ漬けと白菜漬け
・白菜とえのきの味噌汁
・もちきび入りごはん+ひじきのふりかけ

2014年12月11日
・野菜と穀物クリームのシチュー
・青のりポテト(揚げ焼きしたじゃがいもに塩と青のりをまぶしたもの)
・白菜と玉ねぎとひじきのマリネ
・アマランサス入りごはん


2014年12月12日
・ごぼうのハンバーグ
・小豆かぼちゃ
・ブロッコリーのゴマ和え
・赤かぶ漬け
・かぶとかぶの葉、しいたけの味噌汁
・アマランサス入りごはん+ひじきのふりかけ

2014年12月13日
・れんこんとネギのチャーハン
・ほうれん草と海苔のにんにく風味ナムル
・大根のぬか漬け
・炒めごぼうと豆腐の味噌汁


2014年12月14日
・焼き鮭
・大根の煮物(大根・こんにゃく・しいたけ・油揚げ)
・白菜漬け+大根ぬか漬け
・炒めごぼうと豆腐の味噌汁
・もちきび入りごはん


これまで夫が月に1~2度ほど夕食を担当してくれていたのですが、
菜食メニューが作れないためどうしても肉メインになりがちでした。

私が、お肉を食べるとその時はよくても後になって目が冴えたり朝が辛くなったりする体質に変わっていたので、その時は自分用に別メニューを作っていました。
焼き魚は天然物を選んでたまに食べることもありました。

また、なぜか梅干しが無性に食べたくなった時期がありました。
不思議なのですが1年物や2年物は受け付けず、まろやかさと旨みの出てきた3年物ばかり食べていました。
ミネラル以外にも何か足りていないものがあったのかもしれません。

そういうこともありましたが、食生活については妊娠前と特に変わらず菜食ベース、
暴飲暴食も特になかったので体重増加も気にならず、いつも通りに過ごして何のトラブルもなく出産当日を迎えることができました。

さて、次回は陣痛開始から分娩にいたるまでの様子をお伝えしたいと思います!

今後もお楽しみに!

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