<初心者向け>「あ、こんなところにニキビ・・」マクロビオティック望診法で考えるニキビや吹き出物の場所からわかる原因と対策
「あ、こんなところにニキビ・・」マクロビオティック望診法で考えるニキビの場所からわかる原因と対策
ニキビや吹き出ものは体からのサイン
朝、鏡を見ると「あれ、こんなとこに吹き出物ができてる・・・」というご経験、ありませんか?
私も食べ過ぎたりしたときに吹き出物がでるのですが、それがいつも同じ場所だったりして。
「なんでいつもここなんだろう?」と疑問に思っていたのですが、それを解決してくれたものがあります。
それが、望診法という考え方です。
望診法とは?
望診法とは体や顔に出ている症状をみて、その人の健康状態を判断する理論です。
中国に古くから伝わる陰陽五行を基に考えられた理論で、マクロビオティックのベースにもなっています。
陰陽五行には世の中を5つのグループに分けることができ、そこに私たちの体も分けられています。
五臓というコトバ聞いたことありますか?
五臓とは5つの内臓のことを指し、東洋医学の五臓は肝・心・脾・肺・腎にわけられます。
肝・・・肝臓、胆のう
心・・・心臓、小腸
脾・・・胃、すい臓
肺・・・肺、大腸
腎・・・腎臓、膀胱
ここでひとつ注意点があって、西洋医学で考えられる特定の臓器を意味している訳ではないのです。
たしかに西洋医学に当てはめるとその臓器が近いということはありますが、決して特定の臓器を指しているという意味ではないということです。
では、それをふまえたうえで、ニキビや吹き出物ができる場所と原因を詳しくみていきましょう。
ニキビや吹き出物の場所とカラダと食べ物の関係
ニキビや吹き出物ってある日突然できたりすることがあると思いますが、これは決して気まぐれでできているわけではないんですよ。
ちゃんとニキビや吹き出物ができる原因があります。
ニキビや吹き出物ができるということは、その臓器のグループに食べ物や飲み物が過剰に蓄積されているということ。
顔のどこに出ているかでカラダのどこが弱っているのかも知ることができます。
それでは早速、特にできやすい場所に分けてご紹介していきますね!
おでこ
おでこや額にニキビや吹き出物ができたときに弱っているのは肺グループ。
ここが弱ってくる原因となる食べ物が油脂と砂糖。
毎日甘いものや脂っこいもの食べたりしていませんか?
特に洋菓子などのスイーツはバターなどの油脂と砂糖が両方大量に入っているので、これらを毎日食べているとおでこにニキビや吹き出物ができやすくなります。
そんな肺グループが弱っている人にオススメしたい食べ物があります。
それが、辛味のある食べ物。例えば、大根やネギ、しょうがなどですね。
そこに苦味のある食べ物(ごぼう、ピーマンなど)も一緒に食べると、体の回復を助けてくれます。
料理だと、ネギとごぼうのお味噌汁などオススメです。
ほほ
頬にニキビや吹き出物ができやすい方は肺グループが弱っています。
おでこの時も肺グループが弱っているといいましたが、頬のニキビや吹きでものは原因となる食べ物が異なります。
頬にニキビや吹き出物ができる原因となる食べ物は小麦です。
朝はパン、ランチはパスタ、おやつはスイーツなど、ついついこんなメニューになっていませんか?
小麦の食べ過ぎはニキビや吹き出物だけではなく、肌がカサカサする原因にもなるので、食べ過ぎに注意してくださいね。
肺グループを元気にしてくれる食べ物は、おでこと同じく辛味のある食べ物(大根、ネギ)と苦味のある食べ物(ごぼう、ピーマン、ゴーヤ)です。
料理でいうとレンコンを使った料理もオススメですよ。
レンコンステーキだと、じっくり焼くだけなので簡単に作れます。
鼻・口周り
鼻や口周りにニキビや吹き出物ができるのは心グループと腎グループが弱っている可能性があります。
原因となる食べ物は卵や乳製品などの動物性たんぱく質の食べ過ぎ。
カフェでいつも注文するのはカフェラテだったり、卵を毎日食べていたりしませんか?
また、卵には魚卵も含まれていて、たらこやシシャモ、いくらなどにも気をつけてください。
心グループと腎グループを元気にしてくれる食材はこちらです。
・心グループ・・・苦味のある食材(ゴーヤ、ピーマンなど)+辛味がある食材
・腎グループ・・・かん味(塩辛い味)わかめやひじきなどの海藻類+酸味がある食材
料理でいうとわかめの酢の物などオススメですよ。
あご
あごにニキビや吹き出物ができているのは腎グループが弱っているサイン。
原因となっている食べ物は卵や豆類の食べ過ぎ。豆類にはナッツも含まれます。
カラダにいいからと言って豆乳ばかり飲んでいませんか?
どんな体にいいものでも、食べ過ぎると体に毒になるときもありますので、注意が必要ですね。
腎グループが弱っている時に補いたい食べ物がコチラ。
かん味(塩辛い味のこと)食材+辛味のある食材。
かん味はわかめやひじきなどの海藻類。
辛味食材は大根やネギなどです。
これらを使ったオススメレシピは白菜と海苔のしょうがスープ。
これなら煮るだけなので、忙しくて時間がない方でも簡単に作れますよ。
ニキビや吹き出物の色と食べ物の関係
望診法では、ニキビや吹き出物の色で健康状態を確認することもできるので、ご紹介しますね。
黄色のニキビや吹き出物
排出器官が弱っています。
肉・卵・魚・チーズなどの脂肪が多いものを食べすぎていませんか?
白のニキビや吹き出物
消化器官が弱っています。脂脂肪分の多い肉類、魚、乳製品、大豆、塩分が多い食品を食べ過ぎていませんか?
赤いニキビや吹き出物
アルコールや果汁などの糖分が多い飲み物、砂糖、果物などの甘いもの食べ過ぎていませんか?参考:『マクロビオティック望診法 美人のレシピ1・2』
ポイントは原因となっている食べ物をまずは減らす
ここまでニキビや吹き出物とカラダと食べ物の関係をお伝えしてきました。
原因となる食べ物がわかり、補いたい食べ物もわかりましたね。
原因がわかり、解決するものもわかると多くの人が早く治したいという思いで解決する食べ物をたくさん食べようとしてしまいます。
ですが、ちょっとまってください。
ニキビや吹きでものは体に不要なものが過剰に溜まっているサインだということ。
ということは、まずは原因となっているものを減らすということがとても大切になってきます。
体は消化しきれる器が決まっています。
その器が満タンなのに、いくらいい食べ物を入れようとしても入りませんよね?
まので、まずは原因となる食べ物を減らして、体にスペースを作る。
そして、弱っている場所の回復を助ける食材を補ってあげる。
これが早く治すためのポイントになってきます。
まとめ
これ、私の体験談なんですが、普段はアーモンドチョコなどは控えているのですが、お土産でもらったり、御裾分けで人からもらってつい、食べることがあります。
そうするとやっぱり美味しいのでもっと食べたくなってしまい、今度は自分で買って食べることがあるんです。
そしたら、まぁ見事にあご周りに吹き出物がプツプツできるんですよね・・・。
今回お伝えした望診法を基に、ニキビや吹き出物がでている場所と原因の関係を知っていると、
「あぁ、やっぱりあれが原因か。私には分量が多かったな。」って、自分の適量がわかり、自分の食べたものを振り返ることができます。
ニキビや吹き出物はあなたの体からのサインです。
なので、ニキビや吹き出物ができたときにただ「あぁ、できちゃった。」とスルーするのではなく、カラダからのサインをしっかり受け取ってくださいね。
特に顔に症状が現れると、化粧品などでケアをしたくなると思いますが、その肌を作っているのは食べ物です。
応急処置として化粧品を補うのもいいですが、それでは対処法にしかなりません。
なにか症状が出た時には今までの食事を振り返り、自分がなにをどのくらい食べたらニキビや吹き出物ができるかというのを把握しておくといいですね。
そうすれば、大事な時に限ってできるニキビや吹き出物に慌てることなく、楽しめますから。
健康や美は自分を知ることから始まります。
〇〇に効く!など謳い文句に惑わされることなく、まずは自分の事をよく知り、自分に何が必要かを選んでいけるようになりたいですね。
体の内側から整えよう。
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