「ホクロ」と「湿疹」は内臓からのSOSサインです！東洋医学の経絡と望診法から見た皮膚トラブルの発生場所と内臓の関係。

こんにちは。
上級望診法指導士、国際薬膳師の霜崎ひろみです。



先日、食事相談にいらした方は、お休み中で、
食べ過ぎ、飲み過ぎてしまい、調子を崩してしまったそうです。

何かあると、下痢をしてしまうとおっしゃっていました。

その方の腕をみると、ホクロが点々と間隔をおいて存在していて、
その点を結んでみると、あることが予測できました。

それは・・・・、この方は、大腸が弱いということ。

なぜ、そう予測できるかというと、ホクロの点を結んだ線が、
東洋医学でいうところの「大腸の経絡」にあたるのです！

すぐ下痢をしてしまうということと、関連があるとも考えられるのです。

「ホクロ」「湿疹」の位置でわかること

このように、皮膚に出るホクロや湿疹などのトラブルが
出ている位置、その時に出た位置で、弱い可能性のある臓器が予測できるのです。

今回は、皮膚に出るサインの中から「ホクロ」と「湿疹」を取り上げ、
臓器との関連がわかる「経絡」について、お伝えしていきます。

皮膚は最大の排泄器

毎日、私たちは食べ物を食べて生きています。
食べ物から、私たちの体に必要な栄養素が取り込まれ、
体の中で利用され、消費されます。

「老廃物」はどうなるのか？

これを「代謝」といいますが、「代謝」したあとに残るのが「老廃物」。
この「老廃物」とは、体にとって不要で、ゴミのようなもの。
大げさなように聞こえますが、いらないものを体に溜め込んで良いことはありませんよね。


具体的には、どんなものが老廃物かと言うと、
細胞の中で、化学反応を起こしたあとの副産物であるアンモニア、尿素、尿酸、
二酸化炭素、腸内細菌や細胞の死骸、消化しきれなかった食物のカス、皮脂などのこと。

このゴミとも言える老廃物は、通常では、静脈やリンパ管を通って、
濾過されたり、処理されたりして、
尿、便、アカ、フケ、呼気などから出て行きます。

しかし、老廃物が多すぎたら？
または、体の不調があったり、便秘などで
出すことができなかったら？
・・・

体はゴミ屋敷のようになってしまうでしょう。

体は、ゴミ屋敷になってしまう前に、次の手段として、
鼻、耳、目など、穴という穴から排出します。
毛「穴」も該当します。

人間の最大の臓器とも言える皮膚からの排出は、
わかりやすい老廃物排出のバロメーターになります。

今まで、皮膚に関する記事を書いてきましたので、こちらもお読みください。

「おでこニキビ」ができる時はあの臓器が弱っていた！マクロビオティック望診法から見るおでこニキビの原因と、放置していると体臭を引き起こすリスクもある理由とは

シミができる原因を「東洋医学・マクロビオティック望診法」で考える。食べ物でのシミ対策もご紹介。

マクロビオティック望診法で考える「ホクロ」と「湿疹」

マクロビオティック望診法とは？

『望診法』とは、東洋医学の診断法のひとつで、顔色、ホクロなどの体表にあらわれているものを、目で見ることにより、
「体の内側」がどんな状態になっているのかを予測する方法です。

「マクロビオティック望診法」では、不調と考えられる内臓が、
どんな食べ物で影響を受けてしまったか、そして、
どんなサインとして体に出てきているのかを考えていきます。

「ホクロ」は食べ過ぎサイン？

マクロビオティック望診法で考える「ホクロ」は、
「炭水化物」「たんぱく質」「脂肪」などを過剰に摂りすぎたというサインです。

つまり、パン、クッキー、ケーキ、肉、魚、乳製品などを、
自分の体が処理できないほどに摂ってしまい、いわば余分なものが、
「皮膚」に出てきてしまった、と考えられるのです。


または、例えば「肉料理」を食べるときなどに、
付け合わせの野菜がありますが、その野菜が少なすぎるということもあります。

「付け合わせの野菜は、たんぱく質の3倍量をとるとよい。」など聞くことがありますよね。

いずれにせよ、体が「食べた物」を処理できずに、不完全燃焼を起こしているということです。
そして、不完全燃焼時に出てきた「スス」が、「ホクロ」となって出てきたのです。

この「ホクロ」は、冒頭の例のように、臓器と関連がある「経絡」上に出ることが多いのです。


　

「湿疹」

「湿疹」は、どこかの臓器に弱りやトラブルがあると考えられます。

基本的に、「アレルギー性」トラブルを抱えていらっしゃる方は、
東洋医学でいう「脾」（膵臓、脾臓、消化器）、「胃」、「肺」、「大腸」が
弱かったり、不調を起こしている傾向にあるのですが、
それ以外に、どの臓器の「経絡」上にあるかということも、考慮に入れてみましょう。

「食べ物」との関係では、「高たんぱく」「高脂肪」に加え、
「糖分」が多いと、「湿疹」が出やすい傾向にあります。

肉や乳製品を主に食べることが多い方、
「ホクロ」の場合と同様に、肉や乳製品の量に対して野菜が少なすぎるという方は、
食卓を見直してみましょう。

そして、意外に「豆」や「豆製品」が盲点になりがちです。

「牛乳」の代わりに「豆乳」を飲んでいるという方もよくいらっしゃるのですが、
「豆」も「高たんぱく」！

「湿疹」の症状が出ていたら、一度、これらの量を減らしたり、
お休みして、様子をみることもおすすめしています。

経絡って知ってますか？

さきほどから「経絡」という言葉を使っていますが、
みなさんは、ご存知でしょうか？

マッサージをするときに、「ツボ」という言葉はよく耳にしますよね。
「ここは胃腸に良いツボだよ。」などなど。

経絡とは、体表にある多くの「ツボ」と「ツボ」を結んでいる線で、
全身に張り巡らされ、「気（エネルギー）」や「血」が通っていきます。

経絡上を、「気」や「血」が流れ、全身をめぐり、
栄養分を配って、私たちの体を正常な状態に保ってくれています。

14本の経絡がある

体には、合計14本の経絡があり、それぞれ関係の深い臓腑があるのです。

「臓」と関係がある経絡：
肝経、心経、心包（心臓を包んでいるもの）経、脾経、肺経、腎経

「腑」：
胆経、小腸経、三焦（気や水の流れ道）経、胃経、大腸経、膀胱経




「その他」：
・体の前側を通る経絡＝任脈…「臓」の経絡を統括・生殖器の働きを調整する
・体の後ろ側を通る経絡＝督脈…「腑」の経絡を統括・脳の働きを調整する


（経絡図出典：「東洋医学のしくみと治療法がわかる本」　丁宗鐵著）

よって、ある内臓に不調が起こると、経絡上に「ホクロ」や「湿疹」となって
出てくることがあるのです。

「ホクロ」が「大腸経」に多く見られた冒頭の例で予測できることは、、、

過剰に摂取している可能性のあるもの：「炭水化物」「たんぱく質」「脂肪」など

それが影響を与えている臓腑：「大腸」

ということ。

まずは、「減らす」「休む」

以上のように予測ができたら、
「過剰に摂取している可能性のあるものを減らす、休む」
ということに、まずは挑戦してみましょう。

また、「ホクロ」などがみられる経絡の流れを良くするために、
入浴時などに問題となっている経絡をさすったり、セルフマッサージするのもおすすめです。



「皮膚」は、内臓の状態があらわれるところ。
「皮膚」からの情報をキャッチして、お疲れの内臓をしっかりケアしてくださいね。

肉や脂肪分、豆などのたんぱく質が過多になりがちな方におすすめのオーガニックアイテムアイテム

フィリピンで育てられたモリンガだからこその力!農薬や化学肥料を使わずに育ったモリンガタブレット今すぐここをクリック！

南国フィリピンのミネラル豊富な土壌強い陽射しを浴びて農薬や化学肥料などを使わすくすく育ったモリンガパウダーとモリンガ。
その栄養価は地球上の植物の中でも一番と言われるほど。
90種類以上とも言われる栄養成分をバランスよく含んでインド伝統医学のアーユルヴェーダでは、300もの病を癒すと言われる、奇跡の植物です。
栄養バランスにも優現代人に不足しがちなビタミン、ミネラルをはじめ、ポリフェノール、GABAも含まれています。
また、杉の木の50倍ともいわれるCO2の吸収力を持ってい地球環境にも良い植物です。
モリンガの故郷である、フィリピンの原生林で土地にあったモリンガだから、植物本来の力強さがあります。ミネラル豊富な土壌で、過酷な日光が降り注ぐ
過酷な環境にあるフィリピンで育ったモリンガはマルンガイと呼ばれます。
フィリピンのモリンガは、手を加えずに、自然に育てられてきており、その形状と含有成分から原産品種とも言われています。ですから、フィリピンでは良質なモリンガが農薬や化学肥料を使わずに育つのです。

オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market

IN YOU Market

皮膚からのSOSをきこう！日々の体調を整える、IN YOU厳選オーガニックアイテム

おすすめの記事

東洋医学の経絡（望診法）から見る、毎日の「あなたの顔」が教えてくれるカラダの異常とは？

つらい頭痛も根本原因を知って対策を！東洋医学から見た頭痛の原因の種類とオススメのツボをお伝えします。

【保存版】原因不明の憂うつ・頭痛・だるさ・無気力の本当の原因。これからの季節、湿邪に注意を。東洋医学から見た梅雨を乗り切るために事前に食べておきたい食べ物と、お手当４つのポイント