超加工食品を今すぐ控えるべき4つの重大な健康リスクとは?私が食生活の大切さを伝え続けるたった1つの理由をお話しします
超加工食品を今すぐ控えるべき4つの重大な健康リスクとは?私が食生活の大切さを伝え続けるたった1つの理由をお話しします
誰もが健康でいたい、幸せでありたい、そのように思って過ごしている方は多いと思います。
私も、食生活に意識を配り始めたのは3年前でしょうか。
きっかけは、長年苦しんだ慢性的な頭痛と、極度の肌荒れでした。
3年前まで、菓子パンが大好きで、好物も高カロリーの揚げ物が好き、その一方で、このままでいいはずがない、でもどうしたらいいのかわからないと思っていました。
食生活の乱れから将来に対しての不安を感じ、完全に負のスパイラルに陥っていました。
そこから、当時通っていた美容サロンで食生活の指導を受け、半ば完璧主義な性格が功を奏してか、そのまま実践・継続へと至ったのです。
そうするうちに、
「もっと今の自分の選択に自信を持ちたい。自分を愛してあげたい」
自然とそう思うようになりました。
その中で「食生活を整えることが自信となり、安心感につながる、結果自分を愛することになっている」と確信したのです。
当時の私と同じように、将来の健康や今の食生活に不安を感じている方に「もっと自分の選択するものに自信を持っていいんだよ」と伝えたいと思い、まずは身近な大切な人たちに自身が取り入れている健康法や考え方を少しずつですがシェアしております。
さらにインユージャーナルを通すことで、みなさまと一緒に自信を持って食生活を楽しみたいという思いから今日のような文章を綴っております。
そこで、今回みなさまにご紹介したい内容が、超加工食品についてです。
超加工食品のお話は、つい先日家族に伝えたばかりの内容です。
ぜひみなさまも今後の参考にされてみてくださいね。
超加工食品とは?
みなさまは『超加工食品』という言葉を耳にされたことはありますでしょうか。私は最近になって知りました。
加工食品、というのはわかるのですが、「超」加工食品となると、どう加工されているか、私たちの体にどのような影響があるのか気になりますよね。
まずは超・加工食品とはどのようなものなのかをご説明いたします。
未加工食品、加工食品、超加工食品の違い
未加工食品とは、素材そのものの形、味を楽しめる状態の食品です。
ナッツ、オーツ麦、米、穀物、野菜、フルーツ、肉や魚介類、卵などを指します。
加工食品は、みなさんもよく耳にするワードかと思います。
食パン、調整豆乳、缶詰、冷凍食品、加工肉など、調味料を加えられた状態の食品をさします。
超加工食品(Ultra-Processed Foods)は、加工食品をさらに化学添加物を加えて加工したものです。
スーパーに並ぶ惣菜、白砂糖や人工油脂、人工甘味料、保存料をたっぷりと加えた菓子パン、お菓子、インスタント麺が一例です。
超加工食品は身の回りにたくさん出回っています。
素材の栄養素が著しく低下しているものが多く、単に高カロリー、高脂肪、高塩分であり、素材のもつミネラルやビタミン、食物繊維は工業的な加工段階で消えてしまっています。
超加工食品のほとんどは常温保存が可能で、日持ちがするということが特徴のひとつです。
コロナ禍で急増した超加工食品
2020年3月、日本で第1回目の緊急事態宣言が発令されましたね。
ニュースでも連日報道されましたが、食品や日用品の買いだめのためにスーパーやコンビニ、薬局へ急ぐ人々の様子が映し出されたのも記憶に新しいかと思います。
品薄となった食品の多くは袋麺、レトルト食品、冷凍調理品などの超加工食品でした。
データによると、2020年2月24日から3月1日の超加工食品売り上げは前年同期と比べると2割近く伸びたと発表されています。
中でもインスタント麺は70.1%増、レトルトカレー70.3%増、乾麺97.6%増という結果が出ました。(※)
学校の臨時休校や外出自粛により高まってしまったであろう超加工食品。
不安から来る人間の衝動的な行動はこのように現れるのか、と私はニュースを見ていて感じました。
このような超加工食品を頻繁に摂取することで、もはや感染症リスク以上に添加物から受け取ってしまうリスクの方が上回ってしまいます。
超加工食品が人体に与える健康リスク
便利、安い、時短、それを叶えるために工業的に作られたものが超加工食品です。
料理が面倒、料理が苦手、保存期間が長いからいつでも食べられると超加工食品に頼る傾向が年々増えてきているのが現状のようです。
しかし、これは私個人の価値観でもありますが、超加工食品は百害あって一利なしと感じています。
こうした考えに至った理由を、食べ物と病気のリスクを示した海外の研究からお伝えします。
近年、世界中でかなり多くの研究がなされています。
腎臓機能が弱まる(スペインの最新論文より)
2021年1月28日、スペインの高齢者1312人を6年間追跡調査した結果、超加工食品を多く食べ続けた方183人に腎機能の低下が現れたと発表されました。(※)腎臓の役割は、尿を作り、体の中のバランスを整える、血圧を調節する、ホルモンを作るの4つの役割を担っています。(※)
腎機能が低下することで、高血圧になったり、むくみが出たり、骨がもろくなったりと生活に支障が出てしまうようになってしまいます。
とっても働き者の腎臓は老廃物を外へ流す重要な機能を持っているので、機能低下を予防するには超加工食品を減らしていきたいです。
ガンのリスクが上昇(フランス研究から)
フランスパリのコホート研究で、超加工食品を摂取し続けた場合、発がんリスクが高まると発表されました。(※)研究グループは2009年から2017年、18歳以上の104980人を対象に調査。
食品3300種類に分類し24時間の食事記録を収集し、4つの全ガンリスクを分類し解析しました。
結果は、超加工食品摂取の割合が10%上昇することで、全ガンリスクが10%以上有意に上昇したことがわかったのです。
添加物、低栄養に加え、製造・加工段階で生成される加工物が問題となっています。
また、パッケージの材質についても安全ではないと認識されています。
加工段階で生成される毒性の強い化合物は最近の記事でお伝えしたアクリルアミドです。
超加工食品の危険性は、すでに加工されて栄養価が失われた食品に加え、こうした危険な副産物の恐ろしさが上乗せされるのです。
青少年期の超加工食品摂取量が多いと将来心血管疾患リスクが高まる(アメリカ研究)
米国心臓協会学術集会によると、アメリカのティーンエイジャーは1日の摂取カロリーの約2/3は超加工食品に由来していると2020年11月に発表されました。(※)
調査対象年齢は12歳から19歳の青少年であり、
ポテトチップス、クッキー、キャンディー、ソフトドリンク、レンジで温めるよう加工されたピザ、インスタントスープ、ホットドッグ、ナゲットなどの超加工食品が主食がわりになっていると指摘しています。
アメリカ疾病対策センターでは、超加工食品の多くはトランス脂肪酸を多く含み、カロリー密度が高く、ミネラルや食物繊維の栄養分が少ないと説明し、心疾患リスクが上昇する可能性があると説明しました。
成長段階における青少年の1日当たりの超加工食品摂取量が多いと、長期的に心血管疾患を発症するリスクが高まってしまうと懸念しています。
この内容には驚きました。
この実態から、青少年に対して、できるだけ自然食品を食べるよう助言され、白砂糖たっぷりのシリアルバーの代わりにオーガニックナッツやフルーツをおやつに選ぶことが提案されました。
超加工食品の消費割合が10%上昇すると死亡リスクが14%高まる
また、ハーバードメディカルスクールで2019年5月の記事によると、超加工食品を摂取し続けると寿命が短くなる可能性があると発表されています。(※)記事内ではパン、朝食用シリアル、インスタントラーメン、チキンナゲットやフィッシュナゲットなど、電子レンジ対応食品を超加工食品と定義しています。
9年間の追跡により、超加工食品摂取量の増加が発がんや心血管疾患による早期死亡のリスクの増加と直接的な統計的関係があると明らかになりました。
そうなる原因として考えられることは、未加工食品に含まれる必須栄養素が十分に取れず免疫が落ちてしまったこと、また化学添加物の過剰摂取が慢性疾患につながったとされています。
また、フランス、パリ大学の研究チームは2009年から45歳以上の4万4551人を7年間追跡調査を行なった結果、被験者の超加工食品摂取量が10%あがると死亡リスクが14%高くなるという事実が判明されました。(※)
研究データでは、実験期間中に被験者のうち602人の死亡が確認され、そのうち疾病で亡くなった方は253人だったとのことです。
研究はあくまでも超加工食品が直接の因果関係になっていることは確実だと断言はされていませんが、超加工食品は砂糖と塩分を過剰摂取することになり、必要な栄養素が不足してしている状態になります。また有害な添加物も多く含まれます。
そうした食生活が続くとホルモンバランスが崩れ、化学物質が悪さをはたらくことにつながることは明白です。
この結果から、ケンブリッジ大学のNita Forouhi教授は
「超加工食品は安価であり糖分や塩分、脂肪分が多いため消費者の満足度も高く、市場に流通しやすい。
保存期間も長いことから、ひとり暮らしの方や低所得の方には特に増える傾向にある。」(※)
と述べ、消費量の増加が全体的に高い死亡リスクと関連しているようにみえると示しています。
超加工食品を避けてオーガニック、無添加の食生活へシフトすることの大切さ
ご紹介したように、近年では超加工食品の危険性の研究は確実に進められています。
超加工食品がなぜ体に良くないのかをまとめると、
・化学物質添加による加工段階で生成される副産物の毒性(アクリルアミド等)
・パッケージに含まれる化学素材からの毒素暴露(プラスチック容器など)
・食品添加物
・精製された白砂糖・塩が多い
・加工段階で素材本来の栄養素の減少
・パッケージに含まれる化学素材からの毒素暴露(プラスチック容器など)
・食品添加物
・精製された白砂糖・塩が多い
・加工段階で素材本来の栄養素の減少
となります。
どの角度から見てもメリットが見当たりません。
それでもやはり食べたい、という方は次のことを心がけてみましょう。
・本当に非常用として使う(見える場所に置かない)
・素材本来の味を少しずつ楽しんでみる
常食にすればするほど、体が濃い味に慣れていきます。
インスタント麺が好きな方は、おそらく脳が濃い味を欲していることも常食してしまう要因でしょう。
私は基本的にオーガニック野菜を毎日頂いています。
野菜スープにするにしても、味付けは岩塩ひとつまみ程度で、コンソメやスープの素などは一切使いません。
オーガニック野菜はそれほど素材の甘みや旨みを持っているから十分美味しいのです。
そうすると、濃い味のものは自然と欲しなくなります。
また、超加工食品の過剰摂取はメタボリスクが高まり血中コレステロールや中性脂肪が増えます。
塩分や糖分が多く、油脂が添加されている影響ですね。
ブラジルの調査では、超加工食品の過剰摂取で肥満率が37%増加していると報告されています。
超加工食品を完全に避けるなんて難しい、食べるものがなくなる、そう不安になるかもしれませんが、案外簡単に超加工食品断ちは叶えられてしまうものです。
例えば、先ほど述べたように、あくまで非常食であるものと考えればいいのです。
生の有機野菜やお肉を岩塩で味付けして煮込めばとびきり美味しいスープが作れます。
インスタントのスープでは体感できない味を楽しむことができます。
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もしご家族の方が添加物たっぷりのお菓子を好んでおられるようでしたら、白砂糖や植物油脂フリーの手作りグラノーラバーをおやつにどうぞと渡してあげてもいいかもしれません。
IN YOUでは、これまでたくさんの手作りお菓子のレシピをご紹介しています。
私も有機オーツ麦と有機デーツシロップをベースに作った白砂糖不使用、オーガニック食材だけで作るホームメイドグラノーラバーを外で仕事する家族に持って行ってもらっています。
それまでコンビニでおやつを選んでいた家族は、
「市販のお菓子より断然美味しい!もっと早く作ってもらえばよかった。」
と喜んでいました。
私にとって、家族がオーガニックの食べ物を美味しい美味しいと喜んで食べてくれることが私の何よりの喜びです。
きっと、インユー読者のみなさまも、同じ思いでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
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超加工食品を断ってみて感じたことと食生活の重要性を伝え続ける理由
超加工食品と呼ばれるものを遠ざけてから、まず、心にあった不安が『安心感』に変わりました。
売れているから、流行っているから、勧められたから、選んでいたものが、自分の知識のもとで自分で選んでいる、という自信が安心感につながったのだと考えています。
ただ、超加工食品は悪だ、作っている企業が悪い、そのような感情はありません。
私が家族や身近にいる愛する人たちに、添加物や農薬などが与える健康リスクの情報を伝えるのは、ただただその人たちを愛しているからです。
大切な人に、1日でも健康で笑顔でいてほしいと願っているからです。
もしかしたらそのような私の声は、聞かされた当人たちからしたらうっとおしい、押し付けないでほしいと思われるときがくるかもしれません。
そのときは、別の伝え方に変えてみよう、と試行錯誤してみようかなと考えています。
結局のところ、食生活において何が善で何が悪というものは存在しないのかなとも最近感じます。
ただ得た情報は躊躇なく確実に伝えていきたい、という思いは変わりません。
これからも、一緒に学ばせてください。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
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