クラスに約3ー4人の確率。決して他人事ではない近年明らかになりつつある「発達障がい」と農薬・化学物質との因果関係とは。
近年急激に増えている「発達障がい者」。
主にADHD(注意欠陥・多動性障害)、LD(学習障碍)、
アスペルガー症候群、自閉症、サヴァン症候群などに分類され、それらを複合して発症しているケースが一般的です。
いずれも脳機能が通常とは異なり、
「相手の空気が読めない」
「ミスが尋常ならず多い」
「感覚過敏・鈍感」
「感情を抑えられない」
「一度に多数のことを並行して行えない」など、社会生活において困難をもたらすことがしばしばです。
一見「障がい」というネーミングから物珍しくみられるかもしれません。
が、実のところ「発達障碍」とされる人口割合は現在では全体の2、3%~10数%程度。
やや統計によってばらつきはあるものの、だいたいクラスに1人から3、4人程度はいると考えられています。
あなたのオフィスに何人か居てもおかしくない割合です。
最近かなり理解されるようになってまいりましたが、実は我々の日常生活に結構ありふれたことなんです。
発達障碍者が急に増えてきた原因
では、なぜ近年になって「発達障碍者」の数が急に増えてきたのでしょうか。原因は以前からいろいろと考えられてきました。
特にわが国で言われてきたのは、
➀発達障碍の存在が世間に知れ渡ったこと、
➁社会のありようの変化によって発達障碍者の存在が目立ってきたこと、
➂幼いころの環境、
➃遺伝です。
発達障碍の存在が世間に知れ渡った
➀確かに以前は脳精神系の医療がかなり未発達であり、またそういった施設で診察を受けることも今よりケースとしては稀でした。多少の違和感はほとんどの場合さして気にされることなく日常に埋もれていたのです。
社会のありようの変化によって発達障碍者の存在が目立ってきた
➁近年、急激に社会がサービス産業中心となり、いわゆる「人同士」で価値観を作り上げることがかなり重要となってきました。
これが発達障碍者たちにとってみると、かなりの負担になってきています。
幼いころの環境
➂その時期に両親などからの虐待やネグレクト(無視)が日常的となっている場合、脳機能が縮こまり、発症するリスクが高まります。遺伝
➃特に近年主な理由としてクローズアップされていたのですが、両親などが発達障碍の場合、そこから生まれてくる子供は発達障碍である確率が高いというものです。そして、ここ最近ですが、これらとまた相まって急激にその主たる原因の一つとして注目されているのが、
いろんな「化学物質」からの影響です。
以前からそういった説は一部で根強くささやかれ続けておりましたが、
ここではその説がにわかに現実味を帯びてきた様々な事がらについて検証してみましょう。
農薬や殺虫剤などに含まれている「有機リン化合物」と発達障がいの関係
一般的に農薬に関しては各メーカーによる決まった毒性検査を経て、農水省が農薬取締法に基づく登録をしてから市場に売りに出されております。
ただ、そういった食品を長い期間にわたりずっと摂取しているとどうなるでしょう。
あるいは心身において未熟であり、不安定であり、形作するのに重要な役割のある幼少期、成長期に大量に摂取した場合は、どうなるでしょうか?
そういった危うさは指摘され続けております。
「有機リン化合物」は主に脳神経系・成長ホルモンに影響があるとされ、有名なのはベトナム戦争時に米軍が使用した「枯葉剤」です。
「有機リン化合物」の中でも近年取り分けて普及してきたのが「ネオニコチノイド」系農薬で、
従来の「有機リン」農薬に比べてかなり人体への安全性は高く、その一方で殺虫効果は高いとされています。
ただ、生態系への影響として「ミツバチ・トンボが大量に死ぬ、
あるいはいなくなる」こととの関係が世界的に根強く指摘され続けております。
「ネオニコチノイド」の影響するところはやはり神経系です。
摂取をしすぎると人間の大人でも頭痛や吐き気、呼吸不全やけいれんを起こすなどという症例が確認されています。
実際のところ「ネオニコチノイド」の人体への影響はいまだわからない部分が多く、
そういった状況において欧米を中心とする海外では「もうやめよう」と政府も一緒になって動きつつあります。
しかし残念ながら日本では「ネオニコチノイド」系農薬の使用に比較的寛容とされており、近年はむしろ緩和の方向へ動いております。
海外からの輸入品に関しても十分な注意が必要です。
私たちの至極身近なところにあるこういった現実もまた同じではないでしょうか。
その点については当サイトにおいても以下においてより詳しく説明しています。
・『ネオニコチノイド系農薬、世界諸国が使用規制を進める中、日本は逆行!その実態とは?!』
・『日本ではなぜ残留農薬規定が緩和され続けているのか?毒性の強いネオニコチノイドが私達に与える影響とは。』
農薬と発達障碍との関連については裏付けるデータなどが各国の研究から次第に浮かび上がってきております。
最近日本では発達障碍者が「増加」傾向にありながら、アメリカでは「横ばい」になりつつあるという報告があります。
また、有機リン系農薬代謝物が尿内に検出される子供はADHDになるリスクが2倍高いというものもあります。
もともと、農薬というものは虫や草を駆除する効果のあるものだという事実は心しておいた方がよいかもしれません。
ダイオキシン
マウスにも異常行動が出た
度々社会問題となって人体・生態系への悪影響が指摘される代表的なものの一つとしてまず挙がります。ごみ焼却、薬品の合成、自動車などの排ガス、煙草などから発生いたします。その毒性は個体に対して
胸腺萎縮、肝臓代謝障害、心筋障害、性ホルモン・甲状腺ホルモン、コレステロ-ル等脂質代謝、中枢神経への影響、生殖機能・免疫機能の低下等広範
などに示されております。
東京大学におけるあるマウスの実験では4つの水飲み場の内2つを正解とするという反復実験を繰り返したところ、
通常のマウスとダイオキシン曝露マウスの間に認知・学習行動の差は見られなかったのですが、
水飲み場の位置を変えるという「逆転課題」を与えたところ、ダイオキシン曝露ネズミには不必要な反復活動を繰り返すという反応が見られ、自らの情動を抑えがたいという研究結果を得られたということです。
また、1日のうちに数分だけ水飲み場を複数で奪い合わせてみたところ、
ダイオキシン曝露マウスは活動が低下し、余計な接触ストレスを避けようという動きが見られたようです。
また、一方で懸念されるのが妊婦から胎児への影響です。
不妊の増加との因果関係が考えられ、卵子の発達異常がすでに実証されております。
また、重度のダイオキシンに曝露した妊婦から生まれる奇形や発育の遅れ、知能低下、皮膚の黒皮化などが報告されています。
煙草との関係性。また他にも……
妊娠中喫煙していた場合胎児がADHDに発症するリスクが高まる
煙草と発達障碍との影響も近年明るみになりつつあります。
妊娠中喫煙していた場合胎児がADHDに発症するリスクが高まるといわれております。もちろん、副流煙も十分に注意する必要があるでしょう。
また、死産、早産、低体重児出産などのリスクも一緒に考えておかなければなりません。
他にも、PCB、鉛、ビスフェノールA、フッ素、合成保存料、着色料、電磁波などについても母体から発達障碍児を生むリスクとの因果関係がそれぞれに指摘されております。
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現代社会において、「化学物質」との縁を切って生活するのは大変なことです。
もちろん、その恩恵も多大に蒙っています。
ただ、気になるのはあれだけ皆が「豊かに」「便利に」をわき目も降らず追い求めた結果として、こういったことが表沙汰となりつつあるという事実です。
そして、発達障碍者が現代社会において居場所を見出すというのは生半可なことではありません。
それを他人事、あるいは甘え、社会のお荷物として切り捨てるのはどうしたものでしょう。
そしてそうとらえるのならそもそもそうなった原因はいったい何にあったのでしょうか。
そして、そのまま放置しておけばこの問題は、さらに深刻になり、今後ずっと引き継がれることだとは思われませんか?
「化学物質」へどのように備えるか
ただ今そこにある問題への対処法をまず考えてみましょう。やはり、そういったものを「避ける」というのが一つの理想です。
しかし、ここまでに紹介した様々な有毒性がかなり疑われている「化学物質」というものはいずれも大変に人々の身近な暮らしに深く広く浸透してしまっています。
例えば「ネオニコチノイド」であるなら、今売りに出されている食品だけでなく、家屋に使われる薬剤、ペット用品、殺虫剤など。
本当にこれらから逃れ切ろうと思ったら手間であったり金銭的コストであったりと、
かなりの用意が必要となってきます。
しかし、そこは人それぞれに最善策を検討し、対処することによって少しでもそういったリスクを回避することは可能じゃないでしょうか。
例えば、その作物の生産者さんをよくチェックする。
無農薬で家庭菜園などを始めてみる。など。
この際、まさにこれを気付きとして、そういった「化学物質」をより詳しく調べる、知ろうとする。
そうすると、さらなる気付きと準備も可能になってきます。
もちろんこれまで紹介した「化学物質」はいずれもその有害性は指摘されていますが、その度合いも内容も様々です。
実証されていないことも多々あり、むやみやたらに恐れるということもあったらいけません。
そこもまず「知る」ということです。
「注意する」ということです。
乳幼児や妊娠した女性というのは特に気を付けねばなりません。
そして周囲もそういったことに理解を示す必要があります。
見えてくる「我々の社会のありよう」とは
大事なのは社会全体がそもそもの原因に気が付き、前向きに取り組んでゆくということではないですか。
実際、イギリスなどではADHDだけで人口比率が全体の10%を越えるといわれています。
現在彼らはそれほど差し迫った課題として取り組むしかないのです。
そして、何を為し、「社会」にも、そして「個人」にも、どういった結果をもたらしてきているのかはじっくり注意して見る必要があります。
いや、そもそも健常者とは何でしょうか。
発達障がい者とは何でしょうか。
とかくこの現代社会では多数派によって何事もが取り決められてゆく嫌いがございませんか。
「多数」というのは時に「より多くの」求めるものを代弁する大事なツールです。
しかし、本当にそれがすべてでしょうか。
そこに置き去りにしてしまった「正解」、そこに埋もれさせてしまった「可能性」はないですか。
たとえば、アメリカを見てみましょう。
いったいどれだけの指導者・有名人に発達障碍者が含まれているか?
どうやって彼らを活かし、社会の財産と変えているかを。
それに比べると我々はどうでしょう。
あるいは、途上国や原始の社会を見てください。
そこにどういう「違い」があったのでしょうか。
彼らはどう切り捨て、切り捨てられてきたのか。
むしろ原始社会では発達障碍者の方が有利だったという説すらあります。
それぞれの居場所というものにあの頃の方がよほど寛容で賢かったということはないでしょうか。
そういった寛容性とまた眠っている可能性を引き出し、十分に活かすということ。
この問題は我々全体の存在する意味と未来自体が問われているような気がしてなりません。
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