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コーヒーが飲めない日がやってくる!? コーヒーの裏側から美味しい淹れ方まで。コーヒーから考える私たちの世界と暮らし

コーヒーが飲めない日がやってくる!?
コーヒーの裏側から美味しい淹れ方まで。
コーヒーから考える私たちの世界と暮らし


肌寒い季節になってきましたが、IN YOU読者の皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

新型コロナウイルスの収束の気配が見えませんが、これから冬を迎えるにあたって、
益々、体調管理には気を付けたいものですよね。

今回は、そんな肌寒い季節に恋しくなる飲み物「コーヒー」についてのお話です。

コーヒーと言えば、健康に良い、逆に害する、常に賛否両論がありますが、
近年の研究では、コーヒーによる健康効果を示す記事を多く見かけるようになりました。

特に、コーヒーの成分に含まれるカフェイン酸(ポリフェノール)の抗酸化作用が注目されています。
ポリフェノールには、シミの原因となるメラニンの生成を抑える効果があるといわれています。

では、どのようにコーヒーを飲むと効果的なのか?

理想は1日3杯と言われています。

その理由は、ポリフェノールは体内に長時間留めておくことができないため、
朝、昼、夜とコーヒーを飲むことで、効果的に摂取することができるそう。

ただし、コーヒーに含まれるカフェインは妊娠・授乳中の方にとっては危険な成分になりますし、
体質的に合わない方もいらっしゃいますので、飲むときには注意が必要です。

参考:「これからの季節「秋冬のお肌のアンチエイジング」は1日3杯のレギュラーコーヒーが重要」Rakuten infoseek News


さて、コーヒーの健康効果についてご紹介して、この記事をお読みになられている皆さまも、
あったかいコーヒーを飲みたくなってきたのではないでしょうか?

今回は、コーヒーを巡る様々な問題や、あまり知られていないコーヒーの裏側、
美味しいコーヒーの保存方法や淹れ方まで、

ぜひ皆様と一緒に考えたい「コーヒー」についてお話していきます。

30年後にはコーヒーが飲めなくなる!?
コーヒーの「2050年問題」とは何か?


皆さまは「2050年にはコーヒーが飲めなくなるかもしれない」という話を
ご存知でしょうか?

・死を意識するような酷暑
・突然発生する大型台風
・家全体を呑み込んでしまうほどの猛烈な豪雨

日本に住んでいる私たちも、深刻な環境破壊の影響を日々受けていますが、
温暖な地域で栽培されているコーヒーは、環境破壊の影響をより早く、
深刻に受けることになります。

参考:『コーヒーが飲めなくなる? ブームの陰で荒れる生産地』

私たちが一日生きるごとに、地球環境は昨日よりも悪化しています。
そのスピードは目まぐるしく、歯止めがききません。

2050年には「海洋プラスチックの量が海にいる魚を上回る」と言われていますが、
30年後のコーヒーはどうなっていると予測されているのでしょうか?

出典:「海洋プラスチック問題について」WWF

コーヒーの栽培地域は主に『コーヒーベルト』と呼ばれる
北緯25度から南緯25度に位置するエリアです。
このエリアにあるコーヒーの栽培が盛んな国として、
ブラジル、エチオピア、コロンビア、東ティモールなどが挙げられます。

地球温暖化の影響は赤道に近い地域から発生するといわれていますが、
コーヒーはその影響を真っ先に受けます。

地球温暖化による気温の上昇はもちろんですが、降雨量の減少、湿度の上昇など、
複合的なダメージを受けることが予想され、影響は深刻です。

特に、気温と湿度の上昇は、「さび病」と呼ばれるコーヒーにとって深刻な病気を誘発し、
収穫量の減少や品質の低下を引き起こします。

私は、数年前にオーガニックコーヒーの会社で
インターンをさせていただいた経験があるのですが、
その時点でも、環境破壊の影響は深刻でした。

会社にいると、生産地の情報が入ってきますが、
今年は(気候変動などの影響で)、
例年よりも収穫量が少ないなどの話を良く聞きました。

気候変動がさらに加速すれば、コーヒーの生産が出来なくなり、
生活の基盤を失う人がたくさん発生すると考えられます。

この意味で、コーヒーを考えることは、
いま世界で起きている問題を考えることでもあります。

出典:「コーヒーの2050年問題」FOR SUSTAINABLE COFFEE PRODUCTION

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コーヒーの農薬使用量は世界第2位!?
おいしいコーヒーに隠された農薬の実態


野菜や果物の栽培に農薬が大量に使用されていることは多くの方に知られていますが、
コーヒーと農薬の話は、まだそれほど身近に聞くことはないかもしれません。

それもそのはずで、日本ではコーヒーの栽培はされていないため、
いまいちピンとこられないのではないか、と思います。

実は、コーヒーは、世界で多くの農薬が使用されている農作物の
第2位
に入っています。

・綿
・タバコ
・コーヒー


この3つが世界の農薬使用量トップ3の農作物です。

もしかすると、意外に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

出典:「有機栽培の大切さ」ウインドファーム

アイスコーヒー誕生のきっかけは農薬にあった!?


これは、私がオーガニックコーヒーの会社でのインターン時代に聞いた話です。

ある日、私は社長と2人でレストランで食事をしたのですが、
その食後にコーヒーが出てきました。

そこで出されたコーヒーは、コーヒーなのか麦茶なのか
区別できないような味でした。

ご家庭で試されてみるとわかるのですが、
コーヒーの粉をドリッパーにセットして、
最大限に薄く淹れると麦茶のような味になります。

それがきっかけで、不味いコーヒーの話になったのですが、
「なんでアイスコーヒーが生まれたか知ってる?」
という質問を、社長から投げかけられました。

そして、それまで考えたこともなかったような話を
聞かされたのです。

コーヒーの農薬使用量というのは本当に酷いもので、
生産者が体調を崩してしまう場合もあるほどだといいます。

それほど農薬まみれの状態で栽培をしても、
品質の悪い豆は発生してしまいます。

輸出向けにはその中でも、比較的良い豆を選ぶのですが、
生産者自身の手元に残るのは本当に粗悪な豆で、
その豆を使用して淹れるコーヒーの不味さは相当なものだったようです。

あまりにも不味くてどうしようもないから、氷をたっぷり入れて薄めて、
ミルクと砂糖を大量に入れれば飲めるものになる

これがアイスコーヒーの始まりだというのです。

もちろん諸説あると考えられますし、これが正しいのかは分かりませんが、
コーヒーがいかに酷い状況で栽培されていたかという
裏付けにはなるかと思います。

そして、そのような酷い実態は現在でも続いているのです。

理想は「ジャングルコーヒー」!?
コーヒーの有機栽培はどのように行われているのか?


コーヒーの栽培で良く見られるように
畑で栽培する農作物を一種類に限定してしまう「単一栽培」を行うと、
土の中の微生物は偏り、栄養失調のような状態になります。

このことが病害虫を発生しやすくしてしまい、
また、一旦病害虫が発生すると、周りには同じ性質の作物しかないために、
それが一気に広がります。

その予防や対策のために大量の農薬を使用せざるを得なくなるのです。

単一栽培は栽培効率が良く、農業機械が使い易いため、
一時的な収量の増加は見込めますが、
土壌はどんどん弱っていってしまいます。

その結果、病気や害虫、成長不良が一層発生しやすくなってしまい、
さらに大量の農薬を使用することになります。

農薬まみれのコーヒーは、このようなコーヒーのみを栽培するコーヒー畑で
作られているのです。

それに対して、実は、本当に高品質なコーヒーはジャングルの中から生まれます
森の多様な木の中に、コーヒーの木も存在しているようなイメージです。

多様な植物が生育している森の中は、土の中に多様な微生物がいて土壌も豊かです。
そのため、病気が発生しても、単一栽培にように一気に広がるのを抑えられます。

さらに、アボカドの木やバナナの木など、森の仲間たちとともに成長したコーヒーは
風味も豊かになるといわれています。

人工的に全てを支配する単一栽培に対して、森の中で自然に成長するコーヒーの木に、
有機肥料などで最低限の手助けをしてあげるのが、理想的なコーヒーの有機栽培です。

コーヒーの木が成長するには5年ほどの年月が必要ですし、
単一栽培から有機栽培に変えれば、確かに一時的な収量は下がります。

効率化ばかりが求められていた50年ほど前は、コーヒーの有機栽培は不可能と言われていましたが、
それでも諦めずに有機栽培に挑戦した人がいるからこそ、有機コーヒーの今があると言えるのです。

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私たちが飲む1杯のコーヒーの裏側で起きていること。
コーヒーを飲む余裕もない生産者の実態


私たちが飲む1杯のコーヒー。

そのコーヒーがどのようにして栽培されているか
を考えたことはありますでしょうか?

そこには目を覆うような実態があります。
でも、決して目を背けてはいけません。

なぜなら、そのような状況を作り出して搾取しているのは、
今まさにコーヒーを飲んでいる私たちだからです。

コーヒーブレイクの裏側で踏みにじられる生産者の人権


たとえば、コーヒー発祥の地であるエチオピアでは、
約1500万人の暮らしがコーヒーによって支えられています。

しかし、その現状はとても残酷です。

靴も買えずに裸足で作業する人々、安全な水が飲めない、子供を学校に通わせるお金がない、
今日の生活もどうなるか分からない、最低限の安全・安定すら保障されていないような状況です。
私たちがコンビニで1杯100円で買う格安コーヒーは、このような場所から来ているのかもしれません。

村全体がコーヒーの栽培によって支えられているところもあります。
そのような村では、コーヒーの買取価格が下がれば、村全体の存亡に関わります。

どうしてこのような状況が生まれてしまうのか?

その原因は、現在のコーヒー市場の仕組みにありました。

出典:映画「おいしいコーヒーの真実」

世界中のコーヒーの価格はニューヨークで決まる。
現地生産者はコーヒー1杯の値段すら知らない


コーヒーは、世界第2位の取引規模を誇る一次産品です。

コーヒーの国際価格は、ニューヨークとロンドンの取引市場で決まると言われています。
その取引価格が決まる場所に、もちろん、生産者の姿はありません。

コーヒー栽培に従事している生産者たちは、アメリカなどの先進諸国で、
コーヒー1杯がどれくらいの値段で提供されているのかすら知らない
のです。

そして、その値段を知った生産者は必ず驚きます。
「そんなに高い値段で飲まれているなんて信じられない!!」

そして初めて現実を知り、大きな疑問を抱くのです。

こんなに高い値段で飲まれているコーヒーを作っている自分たちが、
なぜこんなに貧乏な暮らしをしているのかということを。


コーヒーの生産者はコーヒーの国際価格の相場を知らずに、
貿易商に言われるままの一方的な値段で取引
をします。

その差額=利益、貿易商が独占をしているのです。

出典:映画「おいしいコーヒーの真実」

多国籍企業や仲介業者が利益を独占するコーヒー貿易


コーヒーの世界では主に4つの多国籍企業(N社、C社、P社、S社)が、市場を支配しています。

こうした一部の限られた企業の支配によって、生産者の人権は蔑ろにされています。
そして、コーヒーを飲んでいる私たちもまた、この搾取に加担している側なのです。

生産者から消費者の元にコーヒーが届くまでに、バイヤー、焙煎業者、小売店など、
6度もの仲介が行われる現状があります。

この間に、利益はすべて力のある企業が持っていき、生産者には雀の涙ほどしか残りません。

日本でも派遣労働など、下請けの下請けの下請けで働く人が大勢いる実態がありますし、
今回のコロナ騒動でのアベノマスクや持続化給付金の中抜き疑惑など、
私たちの身近で起きている問題にも通じますね。

出典:映画「おいしいコーヒーの真実」

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コーヒーの生産者の人権を守るために必要な「フェアトレード」


「フェアトレード」という言葉自体は、
耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

フェアトレードというのは、その名前の通り、生産者から公正な価格で買い取る貿易の仕組みのことです。
よく考えてみれば、公正な価格で買い取るというのは当たり前のことで、
それが当然ではないという現状こそがおかしなことですよね。

フェアトレードの実現に重要なのは組合と、組合を支援する姿勢です。

農協などの組合を通して、生産者が焙煎業者などと直接に交渉できるようになれば、
6割の中間コストを削減できると言われています。

それによってはじめて、生産者がきちんとした生活を送ることができます。

出典:映画「おいしいコーヒーの真実」

コーヒーの生産者と未来を守るために私たちができること


コーヒーの生産者たちを守り、安定供給を維持するために
私たちにできることのひとつは、
オーガニックかつフェアトレードのコーヒーを買うことです。

多くの消費者がオーガニックのコーヒーを買えば、
地球環境悪化の大きな要因であるコーヒー栽培における農薬使用量を削減できるでしょう。

50年前ほど前なら、農薬なしでコーヒーを育てるのは不可能と言われていましたが、
不可能に挑戦した人がおり、現在では、無農薬でコーヒーを栽培する生産者が世界各地に存在します。

そして、フェアトレードのコーヒーを買うことで、生産者の生活が改善されます。
搾取に加担してる側である私が言うのもおこがましいのですが、
きちんと現実を見なくてはいけないと思います。

そもそも生産国から消費国へとコーヒーを運んでくる過程では、
たくさんの二酸化炭素(温室効果ガス)が排出されています。

食卓に並ぶ一つ一つの食べ物が、どこからやってくるのかを考える。
そこからたとえば「地産地消」の意義に改めて目を向けてみる、
そのようなアクションが今、消費者には求められているのではないでしょうか。
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コーヒーは愛情を込めてゆったりと味わおう


最後にコーヒーを美味しく味わうための秘訣をお伝えします。

まず、コーヒーは生ものだと考えましょう。

コーヒーは加熱焙煎されたものが常温で売られていますし、
加工食品のように捉えてしまいがちですが、
焙煎してからの時間が短いほど美味しいのです。

封を開けたときが一番新鮮ですが、それが空気に触れることで
徐々に酸化して酸っぱくなります。

おすすめの保存法は真空にできる容器に豆や粉を入れておくこと。

そして淹れるときの重要ポイントは、お湯の温度。

紅茶などは100度のお湯がベストですが、
コーヒーは85度から90度くらいのお湯がおすすめです。
温度が高すぎると、旨味だけではなく雑味も強く出てしまうからです。

そして、これはコーヒーの淹れ方を教えていただいたときに言われたのですが、
30秒ほど蒸らす時間の間に、静かに目を閉じて香りを感じながら、
生産されている場所や人々に思いを馳せてみましょう


きっと一味も二味も違った味わいになるはずです。

コーヒー生産の現状を知る、そして美味しいコーヒーを飲む、
そして美味しいコーヒーを飲んでリラックスしたら、
またコーヒーをきっかけにして、世界の様々な問題について考えてみませんか?

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