コンビニ でコーヒーやチョコを買ってはいけない理由。現在主流となりつつあるBean To Barとは。
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
チョコレートとコーヒー、美味しくいただく前に知っておきたいこと
毎朝のコーヒー、小腹が空いた時のチョコ、
日々の生活で、どれも欠かせないという方が多いのではないでしょうか?
でも、忙しい生活の中で、
その購入先が、朝立ち寄るコンビニやスーパーマーケットなのでしたら・・・
一度聞いていただきたいお話があります。
市販の安価なとコーヒーとチョコ。それは誰かの犠牲で成り立っています。
世界中を旅してきたある方に話を伺うと、
コーヒーを生産する地域のことを指す「コーヒーベルト」の国々の人たちは、
コーヒーをかなり甘くして飲むのが常識だそう。
なぜかというと、香り高く美味しいコーヒー豆は全て国外へ売られてしまうから。
自分たちのもとに残るコーヒーはそのままではまずく、甘くして飲むしかないのです。
自分でいくら美味しいものを作っても、外に出て行ってしまう・・・。
当然お砂糖をたくさん入れて味を変えたものを飲み続けることは、
健康にも悪影響があります。
さらに感じることは、
「なぜ作っている人たちが幸せじゃないの?」ということです。
参考:コーヒーベルト
Fair trade(フェアトレード)という選択肢
フェアトレードという言葉、ご存知ですか?
直訳すると、公正貿易。
通常の貿易関係では弱い立場にある開発途上国の生産者から、
通常よりも割高で農産物や工芸品を買い取り生産者を守る仕組みのことを指しており、
現在では国際フェアトレードラベル機構 (Fairtrade International)に申請することで、
フェアトレード製品として認証を受けることができます。
日本では、フェアトレードジャパンという認定NPO法人がその責を担っています。
フェアトレードがスタートしたきっかけは、
まさに生産国が抱える問題を解決するためのものでした。
開発途上国での一次産業では、
学校にも通わせず、劣悪な環境で子供が働かせたり、
生産量を上げるために高い農薬を購入し多額の借金をする生産者や、
農薬による健康被害で中毒者が出るなどの後を絶たないことから、
開発途上国の社会問題として取り扱われてきました。
コーヒー豆もカカオも他聞にもれず、
生産国と貿易相手国はビジネスに限界を感じていたのが1990年代と言われています。
チョコレートとコーヒーに思いを馳せると、世界が動く。
このような状況を受け、貿易相手国のいわゆる先進国所在の企業らが
持続可能性の高いビジネスモデルを目指していく考えが徐々に根付きはじめました。
2015年の9月にニューヨークで開かれた会議、国連持続可能な開発サミット以降、
同会議で採択されたアジェンダに基づく宣言
「SDGs,Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を、
意識して取り組むなどして、
以降どんどんと機運が高まりつつあると言えます。
貿易相手国の生産環境や、生産者の福利厚生の制度を整えるなど、
具体的なミッションがそれぞれの企業でなされています。
Fair trade Japanでは次のように定めています。
国際フェアトレード基準は、世界の貿易構造において不利な立場におかれた生産者にとって、 より公平・公正な取引条件を促進することを目指しています。そのため、国民一人当たりの収入 レベルや経済格差、そのほか経済的・社会的な要素を考慮して、どの国・地域の生産者を認証対象 とするか方針を定めています。方針策定には、以下3つの指針をベースにしています。主には開発途上国 とよばれる国々が、生産国としての認証対象となっています。
引用元:フェアトレード ジャパン 公式ホームページ
自国だけではなく、相手国の幸せのためにアクションを起こすのがフェアトレードです。
相手をハッピーにする買い物ができる、食事ができるというのは嬉しいことですね。
草の根貿易が110億円規模に。
大切なものは、きちんと成長する市場となる。
日本では1990年ごろからNPO法人や民間団体が活動をはじめており、
2002年に国際フェアトレード認証機関としてフェアトレードジャパンが認証を進めています。
同団体のホームページでは認証を受けた企業がリスト化され、公開されています。
フェアトレード認証を受けた一時産品や工芸品などを、
卸・販売している会社がわかるようになっています。
そのリストによれば、国内におけるコーヒーの認証を受けている会社は28社。
また、カカオは14社。
世界市場が7,600億円と言われるうち、
日本の市場は1パーセントにとどまるのが現状のようですが、
1990年代には「草の根貿易」と言われていた貿易形態が
今や110億円を超える市場規模になったのですから、国内でも拡大していることは明らかです。
ちょっとこだわった雑貨屋さんやケーキ屋さんでも、
フェアトレードのチョコレートを探すことができて、
サードウェイブのコーヒーショップや大手のチェーン店でも、
認証を受けたコーヒーを見つけることができるのです。
フェアトレードでなおかつオーガニックのチョコレートやコーヒー豆を手に入れよう。
最近よく聞くBean To Barとは?
私たちが気をつけたいのは
フェアトレードであり、なおかつオーガニックであること。
除草剤や農薬も使わずに生産すると、当然の事ながら生産量が不安定になったり、
人件費が嵩むために、高価になることは確かです。
しかしながら、食品添加物がたっぷりと入った大量生産のチョコレートや缶コーヒーを口にするよりも、
公正に取引された有機的な材料でできたチョコレートやコーヒーが、
体に良い影響を与えることも当然ながら、
既存の課題だらけのビジネスモデルに対して一石を投ずる行為に違いありません。
現在主流となりつつあるBean To Barは、
焙煎から成形までを一つのファクトリーで完結させる商業形態のこと。
大量ではないが、丁寧に安全に生産されるオーガニックカカオを使って、
熟練の職人たちが添加物を一切加えずに作るチョコレートは、
まさに現代求められているものと言えるのではないでしょうか?
1枚100円の板チョコレートよりもグッとお値段は上がるかもしれません。
でも、それは本当のチョコレートの姿ではないのです。
あなたを豊かにするゆったりとした時間が、コーヒー生産者も豊かにする。
コーヒー豆は、気候変動に非常に影響を受けやすい植物。
有機的に栽培するとなれば、ある程度の収入を見込みながら
たくさん収穫できた年とそうでない年とでバランスをとって農園を経営しなければなりません。
しかしフェアトレード以前は、先進国内の企業では当然である対策でさえ、
安価で取引を余儀なくされてきた経緯があります。
ネルドリップで1杯600円のオーガニックコーヒーを1時間かけていただくか
機械にスイッチ一つ、100円で経由の知れないブレンドコーヒーを急いで飲むか・・・
どちらか豊かかは一目瞭然です。
私たちが、本当に豊かになることを意識するだけで、
コーヒーの生産者を豊かにすることができるのです。
参考:Bean to Bar とは?
贈り物にも、自分へのご褒美タイムにも、
信頼できるクラフトチョコと有機コーヒーを。
数百円のチョコレートやコーヒー、ついつい手が伸びてしまいます。
コンビニで、まぁいっか・・・と購入されてはいませんか?
そんな人たちが何万人、何百万人いるからこそ、
その何倍もの人数の生産者が苦しい生活を余儀なくしています。
来たるバレンタイン。
大切な人に、Bean To Bar・オーガニックでフェアトレードなチョコレートを贈りましょう!
そして自分のご褒美に、ゆったりと有機コーヒーを部屋で淹れてみませんか?
IN YOUで扱う製品は、
どれも原料の生産過程や添加物にまでこだわっています。
例えばIN YOUオリジナルのこちらのチョコレート。
原料は有機カカオパウダー・有機カカオバター・農薬不使用の羅漢果・有機アガベイヌリン・塩のみ。
農薬や加熱によるAGEsの心配もなく、人工甘味料ももちろん入っていないので、
食べた後の急激な血糖値の乱降下もなく、1粒の満足感が違います。
口にする適量を知り、その価値をしっかりと理解する。
バレンタインを、豊かさの本質に近づける1日にしてみませんか。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU MarketIN YOUおすすめのコーヒーとチョコレートで、癒しの時間を
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出典
日本経済新聞「フェアトレード
世界市場7200億円 日本は1% 新・産業創世記 難題に挑む」 2016/3/3 日本経済新聞 電子版
フェアトレード ジャパン 公式ホームページ
国際連合広報センター
日本経済新聞「フェアトレード
世界市場7200億円 日本は1% 新・産業創世記 難題に挑む」 2016/3/3 日本経済新聞 電子版
フェアトレード ジャパン 公式ホームページ
国際連合広報センター
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