無農薬野菜がスーパーの野菜より高くても、私があえて無農薬やオーガニックを選ぶ理由。無農薬栽培里芋を買って気がついたこと。
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無農薬野菜がスーパーの野菜より高くても、私があえて無農薬やオーガニックを選ぶ理由。無農薬栽培里芋を買って気がついたこと。
ぐっと冷え込む日が増えてきましたね。
インフルエンザや風邪で寝込む人も多い今日この頃。
体調の管理を少し難しく感じてしまいます。
毎日の体調は、とにもかくにも食事から。
旬の食材を上手く献立に取り入れて、季節に見合った体調管理を心がけたいですね。今の旬といえば里芋。
煮物などにして正月に食べた人もいるはず。
里芋はほかのイモ類に比べ、カロリーが低く、体重のコントロールにもとっても役立つ食材です。
里芋の栄養素
イモ類の中でもミネラルが豊富です。独特の粘りをもたらす成分は、ガラクタンなどの食物繊維、マンナンなどの多糖体で、ガラクタンには脳を活性化させる働きがあるとされています。
また、比較的低カロリーなので、体重コントロールにも適した食材と言えます。
さて、この里芋ですが、なかなか料理に手間がかかる食材だと思いませんか?
里芋の難点、それはゴワゴワの扱いづらい皮、剥いたあとのぬめり、そして手のかゆみ!
しかし、低カロリーで、しかも脳を活性化させる働きがあるなんて、旬である季節にはどんどん食べてゆきたい魅力的な食材ですよね?
手間のかかる皮むき、下茹でなどの下処理をほとんどしないで、皮付きのまま食べられる!
そんなびっくりするような、素晴らしい里芋を、栽培農家さんから直接お取り寄せしてみました!
お子さんの発達障害の克服のため従来の農法から現在の無農薬栽培へ転換した農園で里芋を買った
にんじん、生姜、里芋をはじめとして、様々なお野菜を無農薬無化学肥料による自然栽培で栽培している農家から買ってみた里芋。
こちらの農家さん、元々は従来通りの農業だったそうです。
ですが、ご自身のお子さんに発達障害があることが分かり、お子さんの苦しみを目の当たりにして親として悩み、
何かできることはないかと模索する日々の中で、農薬使用を一切止め化学肥料もすべて排除したアートテン農法を導入するに至ったということです。
届いた里芋のサイズ感としては若干小ぶり。
でもいいのです!
今回はこの里芋、皮をむかず、まるごとそのまま頂いてしまうのですから!
無農薬野菜の皮は栄養素、旨味が詰まっている美味しい部分
お野菜の皮の部分は、本来であれば植物自身が自分の体を守るため、様々な栄養素、食物繊維などがギュッ!と詰まった、大変に栄養ある部分なのです。
ですから、ブイヨンを取るときなど、わざわざ野菜を皮ごと、丸のまま煮込んだりしますよね?
栄養成分が多いということは、それだけ旨みも強く、良い出汁が出る、ということなんです。
しかし困ったことに、本来であれば栄養成分が多く集まり旨みも強いこの皮の部分、
同時に、化学肥料や農薬の使用による化学物質も、ほかの部位に比べより多く残留してしまうというのです。
食材を丸のままいただく一物全体論は、無農薬だからこそ叶う。
マクロビオティックを学び始めると、皮をむかないという調理方法、考え方があるということを学びます。
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一物全体論
生きているものは「全体」がひとつとして調和が保たれて、生命の力を持っています。全体は部分の総和ではないという理念に従い、米は玄米、野菜は皮もいただくというように、
できるだけひとつのものを丸ごといただくというのが「 一物全体 」の考えかたです。
マクロビオティックの大切な考え方である「一物全体」とは、ひとつの生き物の命の力をまるごといただくために、
できるだけ野菜そのままの姿で食材を扱う、ということ。
しかし、現代のお野菜の育ち方を考えてしまうと、どんなお野菜も皮をむかずにいただくということに、私はちょっと抵抗を感じてしまうのです。現代のお野菜を買った時に思うのは、農薬や化学肥料のこと。
お兄ちゃんの食べ物アレルギーの原因は野菜ではなくもしかすると農薬にあり。
我が家は4人子供があり、一番年上の長男は現在中学2年生です。子供たちの中でも、最もアレルギーに悩まされているのも、この中学2年生のお兄ちゃんです。
赤ちゃん時代から、ちょっと離乳食を食べ過ぎてはじんましんを出し、喘息に悩まされ、小学生中学年ではシラカバ花粉症の診断。
しかし幸運なことに、アナフィキラシーなどの重篤なアレルギー反応は体験せずにここまで過ごしてきました。年々体も大きくなり、体力もつき、部活動にも問題なく取り組めるほどに健康な体に成長しました。
が、しかし、白樺花粉症のためか、
口に入れると強いかゆみを感じてしまう食品の種類が、年々増え続けているのです。
そのアレルギー反応、本当に白樺花粉症?本当に野菜が原因ですか。
血液検査をした時に一番強い反応があったのはりんご。それをもとに白樺花粉症の診断がくだったのですが、白樺花粉症であれば、りんごに限らず全てのバラ科の植物はアレルギー原因食材となりえます。
ところが、口に入れたとたん、口腔内、喉の奥などに強いかゆみを感じて食べられなくなってしまう食材が、バラ科に限らず増え続けているのです。
例えばトマト、じゃがいも、なす。
いつものスーパーで購入し、何の気なしに出したサラダでお兄ちゃんのアレルギーが出てしまうとなると、私としても気が気ではありません。
しかし不思議なことに、同じトマトでも、自宅の庭で栽培した無農薬無肥料のものや、
こだわりの自然栽培で栽培している農家さんから直接購入したものでは、ほとんどアレルギーが出ないのです!
つまりアレルギーの反応があった理由として、農薬だった可能性があると考えました。お兄ちゃんが実際何の物質にアレルギー反応を起こしているのか詳しくは調べていませんが、
我が家では毎日の食事の経験から、ごく自然な流れでできる限り無農薬無化学肥料による自然栽培のお野菜を、購入するようになっていったのです。
無農薬栽培であれば、皮ごと調理も安心!
このような流れでごく自然と、無農薬栽培のお野菜を、農家さんから直接購入することが増えていったのです。
実際に購入し、食べてみればその差は歴然!
同じお野菜でも、ここまで味が違うのか!と、びっくりします!そして、栄養分や旨みの最も詰まっている皮の部分も、捨てることなくそのまま調理できるので、
ゴミも出ず、ムダも出さず、一石二鳥です。
里芋って、皮ごと食べても大丈夫?
実は大丈夫なんです!
ちょっと考えても、あのゴリゴリの皮をむく大変さ、皮をむいている時のかゆみ等、里芋は調理が大変というイメージがありますよね?無農薬自然栽培の里芋は、皮をむかずにお料理しても、
全くえぐみもなく、皮のごそごそ感も出ず、本当に素晴らしい!!
里芋の皮ごと炒め煮
無農薬里芋・・・・小ぶりのもの水・・・・・里芋がかぶる程度の分量
有機油・・・適量
塩、無農薬醤油・・適量
里芋の泥をたわしでよく落とし、口当たりが気になりそうなゴワゴワした毛を丁寧にむしる。
;切り口の乾いた部分を切り落とし、熱したごま油で軽く炒め、里芋がかぶる程度の水を入れる。
;歯触りを楽しむため、若干芯が残るところで水を捨て、水分を飛ばしながら塩、醤油、仕上げ用のごま油を回し入れる。
無農薬栽培の野菜はえぐみ、苦味が少ないものが多い
無農薬栽培のお野菜というのは、とても甘く、えぐみが少ないモノが非常に多い気がします。ですから、今回の里芋も、ほんの少し芯が残るくらいの浅めの火加減でも、お口がイガイガしたり、かゆみが出たりしないんです!
そしてわざわざ残した皮の部分。
最初にごま油で炒めてあるので、パリパリとして、とっても心地よい歯ごたえになります!
手間暇かかる無農薬栽培のお野菜を買うことは、安心安全な農業を支えることにつがなる
自然栽培などのこだわりの農法で育てられたお野菜は、価格だけ見れば普段スーパーに並んでいるお野菜よりも、幾分高い値段に感じてしまう方も多いと思います。
しかし、それ相応の価値がそれらの野菜にはあるのも事実です。
そして今の日本は、遺伝子組み換えや農薬づけの野菜がこれからどんどん増えていくことは近年の国の政策からも、明らかです。
もはやまっとうなタネはおろか、安全な野菜が絶滅危惧レベルまで追いやられているのです。
そして一瞬高いと思う気持ちはわかりますが、値段のことだけで選んでいいのでしょうか。
お野菜、そして毎日の食材はあなたの体を作る大事な要素です。
その価格には、その価格で販売するだけの理由と、手間暇がきちんとあるのです。
一年を通して均一な品質の野菜を、安定した価格で提供してくれる慣行農家さんのご苦労も大変のものだと思います。
しかし、一方で、大量の農薬、科学物質に頼らず、様々な知恵と手間暇、根気のいる農法で、
本当に力のある野菜を生産されている農家さんも少なからずいらっしゃるのです。
オーガニック、そしてマクロビオティックに興味をもち始めたならば、是非、使う食材もこれまでのように、価格だけで決めるのではなく、
その栽培方法、見た目にはわかりづらい野菜本来の力まで考えた、自分にとって本当に必要だと感じるものを選ぶようになりたいですね。
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