誰もほとんど手入れをしない荒れ地に、数々の無農薬の果物が実り続けるその理由を知って私は驚いた。
みなさんお久しぶりです。
この週末で愛媛の松山というところへ行っていました。
親友のMaiさんが主催される「1DAYオーガニック視察イベント」にゲストとして呼んでいただいておりました。(Maiさんは私のセミナーを開催してくださって以来、仲良しです。)
愛媛に伺うのはもちろんはじめて。
12月だというのに、愛媛は暖かい。
自然農法を提唱した福岡正信氏をご存知ですか?
自然農法とは色々な定義がありますが、農薬はもちろん、肥料も使わない農法のことです。
有機栽培と定義づけられるのは、有機肥料や認められた有機農薬を使った技法であることが多い中、自然農法ではそれすらつかわないのです。
オーガニック界で最高峰の技法がまさに自然農法なのです。
福岡正信について知らない方はこちらにわかりやすくまとまっていました。
https://matome.naver.jp/m/odai/2147006027875349101
自然農法といえば、りんごが有名ですが、あの有名な木村さんのりんごも、元を辿ればここからスタートしていたんですね。
意外と知られていないかも知れませんが、今の自然農法の基本は亡き福岡正信さんが作ったのです。
そんな福岡正信氏の意思を引き継がれ、福岡氏のお孫さんが今も運営なさっている農園です。
みなさんはオーガニックと思い浮かべてどんな光景を想像しますか?
・広大な土地
・美しい畑
・青空の下に広がる綺麗なファーム
そう。
最も驚いたのは、亡き福岡正信氏が開拓した「自然農法」の土地の視察。
その光景を見たら、・・・・誰もが驚くでしょう。
目の前に広がっていたのは、
いわば歩くのすら困難な、落ち葉と枝とどろと大木と雑草が生えた、「ほったらかされた荒地」でした笑。
そこは、森と山で囲まれていました。
私も自然農法についてはある程度は知っている「つもり」でした。
いわゆる放ったらかし?(いやその陰にはありとあらゆる努力が隠れているのですが)の
農薬も肥料も使わない、自然に任せた農法のことだとはもちろん存じ上げていましたし草地に実っているのだろうな、という想像はありました。
想像を超えた。キウイフルーツ、栗、柿の木、梅の木、ムカゴ、自然薯、たけのこ、柑橘・・・
驚きなのは、生い茂る、人一人通らないような、険しい山道の中に、ありとあらゆる作物が実っていることでした。
生い茂るその山道の中には、
福岡正信氏が生きていた頃、かつて植えた(しかしそのあと、ほとんど手入れしていない)であろう、果物や野菜などがまだ実っていたのです。
道の中にいきなりポツンと、「キウイ」が実っている木が現れたり、ムカゴの木が現れたり、本当にオーガニックのジャングルです。笑
でも不思議に思ったことがありました。
それは・・・「この野菜や果物は一体誰が食べているんだろう」という素朴な疑問笑。
気になって、福岡さんに質問しました。
この果物は誰が食べているのですか?と。
誰か収穫をなさっているのですか?
すると驚きの返答が。
「いいえ、もちろん数十年間、ほとんど誰も収穫していません。」
「実っては、落ち、また実っては落ちるということですか!?」
「そうですね。あとは鳥が食べます。」
「鳥ですか。。。」
「はい、鳥が食べてくれて、そしてその鳥がまた地面にタネをまいてくれるんです、だから自然にまた実る」
「・・・・・・・・・・!!!!」
「循環していますね・・・・それが自然農法ということですか」
本当にこの話は衝撃を受けました。
だって、考えてください。
都会で買えば一袋600ー700円以上は軽くするような完全自然農法の果物がね、
数十年間もほとんど誰も食べず、実っては落ち、そしてそれを鳥が食べて、しかもその鳥がタネを山にまいて、また次の年も実っているんですよ。
私は、大自然の道理を学んだ気がしました。
自然農法は何もしていない農法ではない。
本当に何もしていない訳ではなくて
雨が降り、身が実り、それを鳥が食べ、木が倒れ・・・鳥がタネをまき・・・
自然が、宇宙が、私たち人間の知らないところで、いろんなことをしていたのです。
自然と共に、循環し続け、そしてその上で成り立っているのが、自然農法。
私の中でそんな解釈に落ち着いたのでした。
そして、これは、人間の都合で、機械的に農薬をまく農法とは真逆であることは間違いないのです。
すべて手作りのような素敵な建物。
こちらは現在でも使われていますが、福岡正信氏の資料館としても活用されているようです。
おしゃれ。
建物の前で。
そこは・・・まるで天国でした。
福岡農園は本当にすごい。
頂上付近まで上がって行きました。
都会ではありえないくらい、空気が澄んでいます。
呼吸するたびに体が研ぎ澄まされて行くような感覚。
柑橘類もたくさん実っている。
まさに天国というに相応しいような環境です。
こんな人一人いないところで果物が連なっているなんて、都会でオーガニックの果物を買っている私たちに一体想像ができるでしょうか?
実がぎっしりと。
頂上付近から下に向かって歩いて行くと椎茸が。
原木椎茸がいくつもあります。
手で摘んでみました。
それから、大根も。
この渦を巻く宇宙のような大根の葉。
外側へ広がっています。
神秘的な形をしていますね。
青空に照らしてみます。
椎茸やみかんはお土産に持って帰りました。
こんな機会を与えてくれたMaiさんやスタッフの方々、そして福岡さん、本当にありがとうございました。
またひとつ大きな学びを得ることができました。
この週末で愛媛の松山というところへ行っていました。
親友のMaiさんが主催される「1DAYオーガニック視察イベント」にゲストとして呼んでいただいておりました。(Maiさんは私のセミナーを開催してくださって以来、仲良しです。)
愛媛に伺うのはもちろんはじめて。
12月だというのに、愛媛は暖かい。
自然農法を提唱した福岡正信氏をご存知ですか?
福岡自然農園って?
自然農法を提唱した福岡正信氏をご存知ですか?
自然農法とは色々な定義がありますが、農薬はもちろん、肥料も使わない農法のことです。
有機栽培と定義づけられるのは、有機肥料や認められた有機農薬を使った技法であることが多い中、自然農法ではそれすらつかわないのです。
オーガニック界で最高峰の技法がまさに自然農法なのです。
福岡正信について知らない方はこちらにわかりやすくまとまっていました。
https://matome.naver.jp/m/odai/2147006027875349101
自然農法といえば、りんごが有名ですが、あの有名な木村さんのりんごも、元を辿ればここからスタートしていたんですね。
意外と知られていないかも知れませんが、今の自然農法の基本は亡き福岡正信さんが作ったのです。
そんな福岡正信氏の意思を引き継がれ、福岡氏のお孫さんが今も運営なさっている農園です。
えっこんな茂みに果物や農作物が!!!? 自然農法のすごさを改めて知った日。
みなさんはオーガニックと思い浮かべてどんな光景を想像しますか?
・広大な土地
・美しい畑
・青空の下に広がる綺麗なファーム
しかし私が目の当たりにしたのはそんな光景とは真逆の光景でした。
そう。
最も驚いたのは、亡き福岡正信氏が開拓した「自然農法」の土地の視察。
その光景を見たら、・・・・誰もが驚くでしょう。
だって一般的に考えられている畑のイメージとはまるまんま違うんだから。
目の前に広がっていたのは、
いわば歩くのすら困難な、落ち葉と枝とどろと大木と雑草が生えた、「ほったらかされた荒地」でした笑。
そこは、森と山で囲まれていました。
私も自然農法についてはある程度は知っている「つもり」でした。
いわゆる放ったらかし?(いやその陰にはありとあらゆる努力が隠れているのですが)の
農薬も肥料も使わない、自然に任せた農法のことだとはもちろん存じ上げていましたし草地に実っているのだろうな、という想像はありました。
自然農法の山の中は、「宝の山」でした
想像を超えた。キウイフルーツ、栗、柿の木、梅の木、ムカゴ、自然薯、たけのこ、柑橘・・・
生い茂っている、その「荒地」には有りとあらゆる果物や作物がひっそりと実っていました。
驚きなのは、生い茂る、人一人通らないような、険しい山道の中に、ありとあらゆる作物が実っていることでした。
生い茂るその山道の中には、
福岡正信氏が生きていた頃、かつて植えた(しかしそのあと、ほとんど手入れしていない)であろう、果物や野菜などがまだ実っていたのです。
道の中にいきなりポツンと、「キウイ」が実っている木が現れたり、ムカゴの木が現れたり、本当にオーガニックのジャングルです。笑
でも不思議に思ったことがありました。
それは・・・「この野菜や果物は一体誰が食べているんだろう」という素朴な疑問笑。
この果物は誰が食べているのですか?という質問に対して驚きの返答がかえってきました。
気になって、福岡さんに質問しました。
この果物は誰が食べているのですか?と。
誰か収穫をなさっているのですか?
すると驚きの返答が。
「いいえ、もちろん数十年間、ほとんど誰も収穫していません。」
「実っては、落ち、また実っては落ちるということですか!?」
「そうですね。あとは鳥が食べます。」
「鳥ですか。。。」
「はい、鳥が食べてくれて、そしてその鳥がまた地面にタネをまいてくれるんです、だから自然にまた実る」
「・・・・・・・・・・!!!!」
「循環していますね・・・・それが自然農法ということですか」
本当にこの話は衝撃を受けました。
だって、考えてください。
都会で買えば一袋600ー700円以上は軽くするような完全自然農法の果物がね、
数十年間もほとんど誰も食べず、実っては落ち、そしてそれを鳥が食べて、しかもその鳥がタネを山にまいて、また次の年も実っているんですよ。
私は、大自然の道理を学んだ気がしました。
自然農法は何もしていない農法ではない。
本当に何もしていない訳ではなくて
雨が降り、身が実り、それを鳥が食べ、木が倒れ・・・鳥がタネをまき・・・
自然が、宇宙が、私たち人間の知らないところで、いろんなことをしていたのです。
自然農法とは、自然と一緒になることなのではないか。
自然と共に、循環し続け、そしてその上で成り立っているのが、自然農法。
私の中でそんな解釈に落ち着いたのでした。
そして、これは、人間の都合で、機械的に農薬をまく農法とは真逆であることは間違いないのです。
建物もかっこいい
すべて手作りのような素敵な建物。
こちらは現在でも使われていますが、福岡正信氏の資料館としても活用されているようです。
おしゃれ。
建物の前で。
そこは・・・まるで天国でした。
驚きの連続だった視察イベント
福岡農園は本当にすごい。
頂上付近まで上がって行きました。
都会ではありえないくらい、空気が澄んでいます。
呼吸するたびに体が研ぎ澄まされて行くような感覚。
柑橘類もたくさん実っている。
まさに天国というに相応しいような環境です。
こんな人一人いないところで果物が連なっているなんて、都会でオーガニックの果物を買っている私たちに一体想像ができるでしょうか?
実がぎっしりと。
完全無農薬の原木椎茸狩り
頂上付近から下に向かって歩いて行くと椎茸が。
原木椎茸がいくつもあります。
手で摘んでみました。
大根が宇宙のように見えた。
それから、大根も。
この渦を巻く宇宙のような大根の葉。
外側へ広がっています。
神秘的な形をしていますね。
青空に照らしてみます。
椎茸やみかんはお土産に持って帰りました。
こんな機会を与えてくれたMaiさんやスタッフの方々、そして福岡さん、本当にありがとうございました。
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またひとつ大きな学びを得ることができました。
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