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つらい頭痛も根本原因を知って対策を!東洋医学から見た頭痛の原因の種類とオススメのツボをお伝えします。

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東洋医学に見る頭痛


こんにちは。
TORAs認定東洋医学アドバイザーの豊池晃です。

皆さま、春の陽気の中健康的な生活を送っていらっしゃいますか?


新生活など生活環境が変わる事も多いこの季節。
体調が崩れ始めるのもこの時期が多いのではないでしょうか?

今回は、日本人の3人に1人の割合と言われている【頭痛】に関して東洋医学の観点からお話させていただきます。

普段、頭痛を感じることはありますか?
感じるとすればそれはどんな時ですか?


肩こりが国民病になってしまった現代では、スマホ・パソコンなど目の疲れから頭痛を誘発してしまう事も少なくないと思います。
また、勤務体系や仕事のストレスなどから精神的な疲れからも頭痛を引き起こすことが多いと思われます。

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頭痛に対する皆さんの最初の選択肢は、【頭痛薬】ではないでしょうか?


頭痛薬には血管の拡張作用もあり、効果を発揮することはありますが、その反面では薬なので副作用も存在します。
主な副作用としては、消化器系の症状が報告されています。

内容としては、食欲不振・胃もたれ・嘔吐・湿疹・むくみなどです。

副作用がないと言われている鍼灸や漢方など東洋医学の観点のアプローチでは、
簡単にお話をすれば、血管の収縮と拡張の働きを促進し血液循環の改善を図ることはできるが、内臓の消化機能を利用することがないため、副作用は少ないと考えられるということになります。

東洋医学ではどのように頭痛を診ていくのか?


頭痛に関しては、
①頭痛を感じる場所
②頭痛の症状の状態

の2点から鑑別するようになります。

①頭痛を感じる場所

まず東洋医学では【経絡】というものが存在しています。
経絡は全身に張り巡らされており、いわば電車の線路の様なものです。

全身を張り巡らされているため、今回のように頭痛症状の種類によっては足のツボを使うこともあります。

頭痛を感じる場所に関しては、大きく分けて6つに分かれます。

首すじから後頭部にかけての痛みは【太陽病】
額を含む前頭部の痛みは【陽明病】
側頭部で感じる痛みは【少陽病】
上から包み込むように感じる痛みは【太陰病】
頭の中から突き上げるような痛みは【少陰病】
頭の頂点付近で感じる痛みは【厥陰病】


という分類になります。

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いきなりわけのわからない名前が出てきましたね。

東洋医学を会社の組織に例えると・・・?

東洋医学が好きな方は、ご存知かもしれませんが、東洋医学では【陰】と【陽】の関係性があります。

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そして、それぞれの経絡はその陰と陽に分類されます。

会社組織で考えれば、【陰】と【陽】が○○部長といったところです。
その次に上記した【陽明】や【太陰】などが△△課長になり、
正式な経絡の名前でもある【足の陽明胃経】や【手の太陰肺経】の胃経や肺経といった経絡が□□係長ということになります。


さらには、経絡の中には、『このツボは外せない!!』といった重要な働きをする経穴もあり、☆☆主任というイメージになります。


ひとえに東洋医学・ツボ・経絡といっても理解しづらいものもあると思いますが、このような形で会社の組織図の様に考えればわかりやすくなるのではないでしょうか?

どのような対処をすればいいのかは後ほどご紹介しますね。

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②症状の状態から診る頭痛


どんな病気やケガでも【急性】と【慢性】に分けることが出来ます。

急性の頭痛では、熱感や悪寒が伴うものが該当します。
その中でも4つに分けられます。

・顔の前面や口の周りにも痛みを感じ、手足が冷えるものは【寒邪】によるもの
・頭全体が重たく、イライラして気分が悪いものは【湿邪】によるもの
・熱があり、汗が多く、冷たい物が欲しくなる【熱邪】によるもの
・いわゆるカゼなどの【風邪】によるもの


が急性頭痛に該当します。

東洋医学では、体の中に邪気と呼ばれる有害な気の巡りから経絡の崩れをきたしてしまうと考えられています。

この外邪に関しては、それぞれの邪気にさらされた時に全ての人が発病するのではなく、
抵抗力が低下し、自律神経の乱れているときに発病すると考えられています。

慢性の頭痛では、めまいを伴うものが該当します。
その中でも5つに分けられます。

・疲れとともに発症し、体がだるく食欲も落ちて、顔色が悪くなる【気虚】によるもの
・刺されるような頭痛で、顔色が青白くなる【血虚】によるもの
・頭痛とともに胸がムカムカして、吐き気がある【痰湿】によるもの
・怒ったり悩んだりした後に感じる【肝火】によるもの
・食後に感じる頭痛で、げっぷが良く出る【食滞】によるもの


が慢性頭痛に該当します。

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東洋医学では、気の巡りや血の巡り、水湿の巡りを確認することが多く、
その巡りが多すぎても少なすぎても良くないとされています。理想としては、コップに擦り切れ一杯の状態を作ってあげることになります。


さて皆さんは、どの頭痛症状が当てはまりましたか?

この質問や説明を聞いているだけでも頭痛が出てきそうな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
大丈夫ですよ。安心してください。

今日からこれを読んでくれた方は、簡単なツボ押しで毎日感じていた頭痛をコントロールすることが出来るようになると思います。

①の質問では、頭痛のエリアを、②の質問では、頭痛の種類を聞きました。
それらを統合して頭痛の改善に役立つツボを見つけていきましょう。

①の質問からまずは経絡とツボを紹介します。


【陽明病】は、手の陽明大腸経と足の陽明胃経になり、ツボは合谷と衝陽になります。
【太陰病】は、手の太陰肺経と足の太陰脾経になり、ツボは太淵と太白になります。


肺・大腸 脾・胃

【太陽病】は、手の太陽小腸経と足の太陽膀胱経になり、ツボは腕骨と京骨になります。
【少陰病】は、手の少陰心経と足の少陰腎経になり、ツボは神門と太谿になります。


心・小腸 腎・膀胱

【少陽病】は、手の少陽三焦経と足の少陽胆経になり、ツボは陽池と丘墟になります。
【厥陰病】は、手の厥陰心包経と足の厥陰肝経になり、ツボは大陵と太衝になります。


肝・胆 (2) 心包・三焦
後は、そのツボをどのようにケアをするのかということになります。

寒邪・血虚によるものであれば【カイロなどを使って温める】
熱邪によるものであれば【氷や保冷剤で冷やす】
湿邪・気虚・痰湿・肝火・食滞によるものであれば【ツボ押しをして流れを良くしてあげる】


といった対処方法をオススメしています。

頭痛の症状に合わせて、そして自分のカラダに合った対処方法をしていきましょう!


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