あなたはいくつ該当しますか? 寿命を縮めるリスクのある何気ない危険な8つの行動習慣
あなたが毎日何気なくしているその行動が、寿命を縮めているかもしれない。
その習慣、本当に安全だといいきれますか?
あなたが毎日、良かれと思ってしている習慣。
食事
仕事
スポーツ
・・・これらが、健康になるどころか、逆に寿命を縮めているとしたらどうしますか?
血圧や動脈硬化について研究する医学博士の池谷敏郎氏の著書「突然死しないのはどっち?」では、私たちの何気ない行動が突然死につながるとして注意喚起しています。今回はこちらの著書で紹介されているいくつかの事例を中心に、健康リスクの高い、何気ない意外な8つの行動を紹介したいと思います。
実は私の周りでも、これからお伝えする8つの行動を良かれと思って続けている方がたくさんいました。
しかし当の本人はその事実に気が付く術もなく、何年、何十年にもわたってその習慣を続ける・・。
「今までやっていたことは、間違っていたんだ」
そう気づいた時には手遅れ。
そうならないためにも、今のうちから正しい知識をつけ、なるべく体に負担のかけない習慣を身に着けることが重要です。
あなたの寿命を縮める、何気ない意外な8つの行動。
その1:フライ・唐揚げ類を頻繁に食べる
揚げ物を頻繁に食べる人は特定のがんのリスクが最大41パーセントまで増加した驚愕の事実
「普段、居酒屋によく行く」という方は多いと思います。
特に会社員の方は飲み会=居酒屋というイメージでは?
居酒屋では、鶏のから揚げをはじめとした「揚げ物」メニューが大人気ですよね。
しかし、この、ちまたにあふれる揚げ物を、ついついランチでたべる定食で真っ先に選んでしまう人。
「週に何度も食べている」という人。
非常にリスクが高いといえます。
米国がん研究所で、高熱調理食品が、緩やかな加熱または非加熱のものと比較し、前立腺がんのリスクに影響を与えるか否かの調査を行ったところ、ポテト・チキン・魚・お菓子など週に1度以上食べたた男性は、月に1回未満摂取した男性と比較し、前立腺がんのリスクが最大41パーセントまで増加したことが分かったそうです。
前立腺がんのみにとどまらず、高熱の揚げ物の定期的な接種は動脈硬化、心臓疾患、脳疾患、各種がん、老化促進のリスクに関係していることが複数の専門家によって示唆されています。
メニューを選ぶ際は、できる限り高温加熱していないサラダ、刺身、酢の物などを選び、加熱しているものであっても温野菜やゆでたものなど、緩やかな加熱調理のものを選ぶことで健康被害のリスクを軽減させることが可能です。
その2:朝、アラームで無理やり飛び起きる
加齢や生活習慣によって血管が傷んでいる人は特に危険。
毎朝、眠いのに心臓が飛び出そうな甲高いアラーム音で起きている、という方はいませんか?
毎日遅くまで働いていて、休息もままならず、朝は飛び起きて出社する。・・という現代人は増えていますよね。
このような習慣を送る方は、その毎朝の行動が、健康被害につながっている可能性があります。
下記の記事でも紹介した通り、人間の自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
鬱、ネガティブ思考、がん、現代病の大きな要因は「腸の状態」にあった!腸を良くして、健康でポジティブになる方法
日ごろ活発に働いているときやストレス状態が続いているとき、交感神経が優位に立ちます。
睡眠中は副交感神経が優位な状態になり、ここから大きなアラーム音などで急激に交感神経が優位な状態になると、血管が縮んだり心拍や血圧が上昇したりしてしまうため、心筋梗塞などの危険な疾患が起こりやすくなるということが、同書で述べられています。
加齢や生活習慣によって血管がすでに傷んでいる人は特に危険だそうです。
正解はなるべく小さめなアラーム音(スヌーズ機能)で少しずつ起きたり、好きな音楽でゆったりと起きることです。
「遅刻したらまずい!」そう思うあまり、最も大事な命を犠牲にし、急死リスクを上昇させてしまっては元も子もありません。
その3:顔にシミが増えてきた。⇒「紫外線を浴びすぎたかも!」で終わる。
そのシミ、紫外線のせいだけではないかも
最近、顔に以前はなかったシミが増えたような気がする。
そんな方はいませんか?
「最近外出する機会が多かったせいかも。日焼け止めクリームを塗ればいいか。」だけで終わらせていませんか?
実は、下記の記事でも紹介している通り、顔に出る老化現象は、体内にある血管の劣化が外に現れている可能性が非常に高いのです。
その食べ物と習慣があなたのシワ・たるみ・老化の原因に直結!老化現象は体内からの危険サインです。
同書の中では、国内におけるある調査で、シミが多い女性は血管の動脈硬化が進んでいることがわかった、と述べられています。つまり肌に現れるシミと体内で起きている現象には何等かの因果関係があるということなのです。
動脈硬化が進むと、脳卒中や心筋梗塞など死と直結する深刻な疾患のリスクが格段に上がることが明らかになっているので、日焼け対策だけに走るのではなく、まずは自分の体の中の状態=日頃の食生活や習慣について振り返ることが先決でしょう。
その4:ゴルフまたはランニングが大好きで頻繁に行っている
スポーツ中の突然死でトップランク
ゴルフが好きな方は本当に多いですよね。
また、毎日何キロも走っている、というビジネスマンの方にもよくお会いします。
もしあなたがゴルフやランニングを「健康的に長生きするため」にしているのだとすれば、その習慣は見直した方がいいかもしれません。
同書で紹介されていた「スポーツ中の突然死」というデータでは、ゴルフとランニングは、40~60歳以上のスポーツ中の死因率においてトップ3との記載がありました。
確かに、毎日過酷な労働をしていて睡眠もままならない現代人が多い中、夜中の3時くらいに起床して行うゴルフは体にそうとうな負担がかかりそうだなあ、とは感覚的に思っていました。
特に若いうちは何ともなくても、中高年の人が自律神経が不安定な早朝から長時間歩き、公の場で一人ずつ球を打つゴルフは色々な悪条件が重なるため不整脈、脱水症状など、死亡にかかわるリスクが高まるそうです。
ランニングについても体に負担をかけるスポーツなので、毎日欠かさず行うことが必ずしも健康だとは言い切れないのだそうです。
安全性が高いスポーツとしては、卓球、テニス、散歩、そのほかのゆったりとした有酸素運動などが挙げられます。
ゴルフも、付き合いのため、仕事のため、など色々やらざるを得ない理由はあると思いますので、いきなり完全に辞めることは難しいと思いますが、少なくとも一般人が毎日欠かさず習慣化したり、週に何度も行う類のものではなさそうですね。
年齢が上になればなるほどリスクは上がりますのでしっかりとリスクを踏まえたうえで自分に向いている運動を選ぶことが大事です。
その5:パン食・スイーツを毎日習慣化している
小麦抜き生活で2000人の患者の症状が改善されたデータも
毎朝、パンケーキや食パンにジャム(またはバター)が欠かさせない、という方はいませんか?
または、「食後のスイーツはお約束なの」という方。
私の周りでは比較的、多く見かけます。
というか、現代人にはとても多い傾向ではないでしょうか。
「小麦は食べるな!」という著書を出したアメリカの著名な循環器専門医ウイリアム・デイビス氏は、2000人の患者に小麦粉の摂取を止めさせたところ、なんと健康状態を取り戻したという驚きの実験結果を同書で提示しました。
また、グルテンフリーのブームを呼んだ一因である人気書籍ジョコビッチの食事、という本の中では小麦は砂糖よりも血糖値を上げるという記載があります。
さらには5人に1人だともいわれるグルテン不耐症の人が小麦を食べ続けると腸炎、がん、うつ病、認知症などの疾患を引き起こすリスクが上がることが示唆されています。
ジョコビッチの記事
またジャムやお菓子、デザートに含まれる砂糖も同様です。
特に大量に白ご飯やうどん、パスタ、パンなどの主食を食べた後に、さらにデザートも食べるという習慣は最悪です。
糖質が大量に含まれたものは、血糖値を急激に上昇させてしまうため、最悪のケースでは脳卒中、心筋梗塞などを引き起こすリスクを高めます。
もし食べるのであれば少量のフルーツや野菜入りのコールドプレスジュース、砂糖不使用のスムージーなどを食前にとることでそのあとの過食をふせぐことが可能です。
ジュースも市販の野菜ジュースなどの濃縮還元ジュースですと逆効果になりますので、自分でつくった新鮮なものを選んでください。
糖質はいろいろなものに含まれています。パン、甘味料をいきなり全部やめることは難しくても、知っていると知らないとでは大きな差がでます。
その6:トイレを我慢する人
尿意を我慢するだけで血圧があがる
ついつい長い運転でトイレを我慢してしまう。
仕事中に尿意を感じてもなるべく我慢する。
そのような行動を無意識にとっていませんでしょうか。
同書では尿意を我慢するだけで血圧が40程度上がると述べられています。
この血圧の数値は心筋梗塞や脳梗塞などのきっかけになり得る数値だとのことです。
仕事のためにトイレを我慢する。
一見まじめなその行動が死亡リスクを高めているかもしれないのです。
仕事も重要ですが、仕事を続けるには健康ではなくてはなりません。
健康に生きるには、短距離走のような思考ではなく、長距離ランナーのように先々のことを考え、トイレも積極的に行くのがおすすめです。
その7:早朝にランニング・激しいスポーツを行う
早朝にスポーツをする必要はない。
毎朝、スポーツを習慣にしている、という人を最近よく見かけます。
理由を訊ねるとほとんどが「健康のため」「ダイエットのため」と仰います。
朝の時間を有効活用すること自体は素晴らしいことだと思いますが、それがスポーツとなると、別問題です。
ゴルフの項でも記載した通り、早朝の時間帯はまだ体は完全に起きておらず自律神経も不安定、血流も不安定な時間帯ですので、その時間帯に激しい運動をするのは非常に危険だといえます。
朝に行ってもいいスポーツは、ゆったりとしたストレッチやスローな動きしかない「陰ヨガ」くらいでしょう。
またリスク面を考えると、あえて早朝から運動をする必要はないため、午後の明るい時間帯や夕刻にするほうがベターといえます。
その8:電車や出先で真っ先に空席に座わる。
座っている時間が長いだけで病気にかかるリスクがあがる
電車に乗ってよく思うことは、やたらと若者でもみんな真っ先に座りたがることでしょう。
特に日本人はその傾向が顕著ですよね。
足腰の弱った方やけがをした方、歩くのがつらいという妊婦の方を除いて、健康体の方が多くの時間帯を座って過ごすことは健康面を考えると非常にリスクがある行動だといえます。
さらに、以前IN YOUの下記の記事でご紹介したように、座りっぱなしの生活はそれだけでがんのリスクをあげ、寿命を縮めるということが数々の研究で明らかになっています。
【運動しても座って過ごしたら意味がないという驚愕の事実】座って過ごすことによる計り知れないリスクについて
もし体力に余裕があるのであれば、一秒でも多くの時間を座って過ごすことばかり考えず、なるべくこまめに立ったり歩いたりする習慣を一日も早くつけることをお勧めしたいと思います。
最後に
当たり前だと思っている「習慣」ほど恐ろしいものはない。
ちょっとでも疑問に思ったら見直そう。
私たちが毎日、当たり前だと思って頻繁に行っていること。
それも、健康的だと思って信じてやっていることも多いことと思います。
一年に数回、一か月に一回なら問題ないことでも、習慣化すればそのリスクは頻度に比例してどんどん高くなっていきます。
特に食生活の習慣は早い段階で改善をしなければ取り返しのつかないことも招きかねない。
運動もそうですね。現に、私の祖父は、誤った「運動法」によってある日急に亡くなりました。
健康は取り返しのつかないことも多い。
だからこそ、何の疑いも持たず、当たり前だと自分で思っている習慣こそ、一度、疑いを持ってみてください。
もちろん、食べることを楽しみ、生きること、眠ること、遊ぶこと・・すべてを楽しむこともとても大事。
健康というものはそもそも、生きる喜びを感じるために必要なものなのですから、楽しさを優先することも、素晴らしいことです。
でも、何も知らずに生きていくよりも、ほんの少しの知識が、日常で役立つことは確かです。
あなたやあなたの大切な人がみんな、心も体もハッピーに過ごすために、正しい習慣を身に着け、ぜひ周りにも教えてあげてくださいね。
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参考文献
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