薬膳アドバイザーが教える、今から始める熱中症にオススメな食べ物26選|体に優しい熱中症対策方法
今年は5月なのにも関わらず北海道でも35度以上の猛暑日となるなど、
季節外れの高気温で体調を崩してしまったという人も少なくないでしょう。
異常気象ともいわれて久しいですが、これから、6月、7月、とだんだんムシムシしてきます。
暑いからといって冷房に頼りすぎてしまったり、甘くて冷たいアイスばかりを食べていたりすると
体が冷えてしまい、余計に夏の暑さにやられやすくなってしまいます。
今回は、そんな暑さをなんとか乗り越えるべく、熱中症対策として、
子どもから大人まで活用できる方法をお伝えします。
6月は運化作用のあるものを食べて体のバランスを整えよう
運化作用とは飲食物を消化し、吸収し、栄養物質を全身に運ぶ働きを指しています。
この運化作用が滞りやすいのがこの6月の季節です。
運化作用が滞ってしまっている状態が続いてしまうと、梅雨が明けた後に、
夏の暑さに耐えきれず、心身ともに疲弊してしまいます。
体に毒素が溜まりやすい状態になるので、体がバランスを崩しやすくなってしまうのです。
どうしてもこの季節はムシムシしていて、冷房をつけたり、のどごしの良いものを食べたり、
冷たいものばかり選んで食べてしまう傾向にあります。
これは体を冷やしてしまうことで、体の気血水の巡りが悪くなってしまうので
体が重く感じられたり、目やにが多く出たり、尿の出が悪くなったりすることもあります。
また、この季節、お腹を出して寝てしまったり、肌の露出度が高い服を着て、
体感的に涼しく感じられるようにしたくなる時期でもあります。
しかし、これも、体を冷やしてしまい、体調不良の原因になります。
特に胃腸の調子が悪くなってしまうと、思うように食べたものが消化されず、
いつまでたっても体調が良くならないということもあります。
ここで、6月にぜひ食べたい食べ物をご紹介します!
6月に食べたい食べ物
スイカ、冬瓜、ハトムギ、とうもろこし、小豆、アサリ、昆布、アスパラ、セロリ利湿、利水効果のあるものです。
これらの食品は体の中のモヤモヤしただるさを取り除くのにうってつけの食べ物です。
むくみをとる効果もあるので、これらの食材を使った料理と、
寝る前のマッサージなどをするだけでもかなり体調が違います。
また、香りのいい食べ物もこの時期には大変おすすめです。
たとえば、しそ、陳皮、パセリ、コリアンダー、セロリ、などがとてもおすすめです。
これらの食材は香りが良いので、食事の際に食欲増進に繋がったり、
消化を助けたりする役割があります。
これらに加えて、ネギ、生姜、などもおすすめです。
体を温めて、汗から発散させるので、
スッキリとしたいときや暑くて耐えられないような気温が続いているときにも適している食材です。
梅雨明けは肝・脾胃をいたわる食事をより一層心がける
梅雨があけると日差しも強くなり、ますます、過ごしにくくなります。
熱中症にもなりやすく、体に不調が出やすくなります。
肝、脾胃はあらゆる病気の引き金になりやすい臓器でもありますが、
これらの臓器はいわゆる毒素だしのための臓器で、
不純物や毒素を体外に排出するために大切な役割を担っているのです。
この臓器がもともと弱い傾向にあるという人は、
夏バテにもなりやすく、夏風邪、食欲不振などにもなりやすいのです。
この季節は脾胃の働きを高め、気を補う物を食べるように心がけましょう。
梅雨明けに食べたい食べ物
特に、山芋、豚肉、じゃがいも、えだまめ、などがおすすめです。肉じゃがと枝豆ご飯の献立を作ったりすると
脾胃をいたわるメニューになるのでぜひ取り入れてみてください。
身体にこもる熱を冷ます食材であれば季節の野菜がおすすめです。
例えば、きゅうり、ヘチマ、トマト、レタスなどです。
旬のお野菜を食べることによって、身体が熱を冷ましてくれます。
水分補給のコツはほんの少しの「塩」
水分補給をしなさい!とよく子どものころから言われていたと思います。
しかし、水だけをガブガブと飲んでしまうと、余計に身体に負担がかかってしまいます。
水分補給をするときにはゆっくりと、少しずつ水を飲むこと。
そして、ほんの少しの塩をいれると良いです。
ミネラル不足になってしまって身体にエンジンが掛からないという人もいるかもしれませんが、
そうした方は少し多めに塩をとるようにすると良いです。
とりすぎると今度は高血圧の原因にもなりますので、
少しだけ、多めにするというくらいがちょうどいいでしょう。
水を飲むときもほんの少しの塩を入れてゆっくりと飲むというのがオススメ。
たまに、水分補給といいながら、炭酸飲料や珈琲、ビールなどを飲む人もいますが、
これは水分補給とはいいませんのでご注意を。
たとえば、麦茶やはと麦茶などと一緒に梅干しを食べるのも熱中症対策におすすめです。
ほんの少しの工夫が身体への負担を少なくし、暑い夏を乗り越えさせてくれます。
食材選びに迷ったら「旬」を頼りにする
いちいちどれが薬膳の食材なのか調べていられないという人も少なくないと思います。
しかし、実を言えば「薬膳に使えない食材」というもののほうが少ないのです。
薬膳とは、あくまでも、食事で身体のバランスを整えるための食事療法です。
自然治癒力を引き出す食事をしていくことで身体が少しずつバランスを取り戻していきます。
もしも、食材選びに迷ってしまったということがあれば、
旬の野菜を選ぶようにしましょう。
旬の野菜はその時期に必要な栄養素や、役割がきちんと備わっています。
その時期の食材をふんだんにつかった食事をすることによって自然の身体のバランスも整っていきます。
自分が考えている以上に身体には負担がかかっていることがあります。
それは仕事や日常生活によるストレスもしかり、
地球もこの偏った環境の中でバランスをなんとか取り戻そうとしています。
振れ幅を小さくするためには、毎日の生活からできることを少しずつやっていくということがとても大切です。
小さなことからでいいので、続けていくことが大切です。
人間の生活の歪みや、ストレスは回り回って、動植物たち、そして地球にも大きな影響を及ぼしていきます。
今年の夏もとても暑くなりそうです。
もちろん、地球のため、とおもって冷房を切って過ごそうとしても、とても無理があります。
たとえば、体調を崩したときに、医者にかかればなんでも直してもらえるという考え方から、
病気になっても、自分で治せるから大丈夫、という考え方に変わるということはとても大きな変化です。
一見地球のこととは関わりが内容にも思えるかも知れませんが、
誰かになんとかしてもらおうとせずに、自分の治癒力を信じて、自分で手当をして生きていけるということは
何にも代えがたい自信になります。自信が出てくれば、他の活動にも精がでます。
地球や自然はその時に必要なものを準備しています。
旬の食材も同じです。
地球はきちんと人間が自分の内なる力を信じて生きていけるように、
環境を整えて、生かしてくれているのではないかと私は思うのです。
自然への畏敬を忘れずに、その恵みに感謝して食事をしていくこと、
手当をしていくことはゆくゆくは地球を救うことにもなるのではないでしょうか。
ぜひ、この夏、いつもよりも自分をいたわりながら、
自然のチカラに感謝しながら過ごしてみてくださいね。
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