むくみやシミの原因を東洋医学で見ると「血」と「水」の問題だった|「血と水の異常」をセルフチェックする方法
IN YOU読者のみなさま、こんにちは!
氣功セラピストの根元 りなです。
皮膚につやがない、目がかすむ、ニキビやシミ、クマができやすい、
むくみやすい、冷えやすい、汗をかきやすい、
こういったお悩み、ありませんか?
前回は「表裏、寒熱、虚実」の中で、
「どうなっているか」をもう少し詳しく分析するための基準「氣血水(きけつすい)」から、
生命エネルギーである「氣」とその異常についてお伝えしました。
\「氣」についてはこちら/
▶︎ 目には見えない「気の異常」をセルフチェック|東洋医学から見た「気」の全てを解説します。
今回は「氣血水」の残りの二つ「血(けつ)」「水(すい)」について紐解いていきます!
血(けつ)とは?
東洋医学(中医学)でいう「血(けつ)」は、
脈(みゃく、いわゆる血管のこと)の中を流れる「赤い液体」や
それによって運ばれる「栄養分」で、生命活動を維持する基本的な物質の一つ。
栄養分や酸素などの「運ばれるもの」も含まれるので、
西洋医学でいう単なる「血液」とは少し範囲が違います。
血の機能
大きく分けると2つあります。身体に栄養を運ぶ滋養作用
臓腑や経絡、皮膚、筋肉、爪、髪などの全身に行き渡り、生命活動が営まれます。この働きは、西洋医学での血液の機能と似ていますよね。
精神状態を安定にさせる作用
血液とメンタルが関係するイメージなんてないですよね・・・東洋医学では、血が充実していることによってしっかりと意識が保たれたり睡眠が取れたり、
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)が研ぎ澄まされるとされています。
血の成分
東洋医学では、血の成分は、全身に栄養を与える「営氣」と、全身を潤す「水(すい)」の二つであると考えます。
営氣についてはこちら
▶︎ 目には見えない「気の異常」をセルフチェック|東洋医学から見た「気」の全てを解説します。
血の生成
「脾胃(ひい)」の消化吸収作用によって、摂取された飲食物が変化して作られた営氣と水が結びつきます。(脾胃:西洋医学でいう消化器。詳しくはまたの機会にご説明いたします)
これによって生まれた物質は「心(しん)」に運ばれて、
心の氣(心氣(しんき))を受けることによって赤くなり、血としての働きを持ちます。
(心:心臓を含む循環器系全体の働きと、脳の機能の一部の機能)
また、血の一部は腎(じん)からも生まれます。
西洋医学では骨髄から生まれるとされていますが、東洋医学では独特の見解や解釈がありますね!
血の運行
心の氣によって作られた血は、脈管に押し出されます。そして肝(かん)のコントロールによって全身に栄養が運ばれていき、一部は肝に貯蔵されます。
(肝:血の貯蔵や運行、精神活動を支配する臓器)
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血の病証
これまでの記事でさまざまな病気の判断基準をお伝えしてきましたが、
血にも状態があり、症状となって身体に現れてきます。
血の病証は「虚実(虚証と実証)」に分けることができます。
血で虚証は「血が不足している」状態をさし、これを「血虚(けっきょ)」、
逆に実証は「血が止まっている」状態をさし、これを「瘀血(おけつ)」といいます。
まずは血によるトラブルがないかチェックしてみましょう!
<血のチェック>
チェックA
・抜け毛や切れ毛、白髪が多い
・顔色が青白い
・皮膚が乾燥して荒れやすい、ささくれができやすい
・貧血になりやすい
・爪が割れやすい
・唇が乾燥する
・目がかすむ
・足がつりやすい
・月経不順、血量が少ない
・集中力がなくて悶々とし、不眠がち
チェックB
・月経痛がひどい
・目の下にクマができやすい
・肌がくすんでいる
・シミ・ソバカスが多い
・唇の色が悪い
・肩こりがする
・お腹が張る
・生理前にニキビができる、生理痛・月経不順がある
・手足が冷える
・不安感があり、不眠がち
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
・チェックAが多い ⇒ 血虚
・チェックBが多い ⇒ 瘀血
半数以上あてはまるものがあなたのタイプになります。
複数あてはまる場合もあります。
※このセルフチェックはあくまでも目安で正確な診断ではありません。
必要な場合は専門医に診察してもらいましょう。
チェックA
・抜け毛や切れ毛、白髪が多い
・顔色が青白い
・皮膚が乾燥して荒れやすい、ささくれができやすい
・貧血になりやすい
・爪が割れやすい
・唇が乾燥する
・目がかすむ
・足がつりやすい
・月経不順、血量が少ない
・集中力がなくて悶々とし、不眠がち
チェックB
・月経痛がひどい
・目の下にクマができやすい
・肌がくすんでいる
・シミ・ソバカスが多い
・唇の色が悪い
・肩こりがする
・お腹が張る
・生理前にニキビができる、生理痛・月経不順がある
・手足が冷える
・不安感があり、不眠がち
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・チェックAが多い ⇒ 血虚
・チェックBが多い ⇒ 瘀血
半数以上あてはまるものがあなたのタイプになります。
複数あてはまる場合もあります。
※このセルフチェックはあくまでも目安で正確な診断ではありません。
必要な場合は専門医に診察してもらいましょう。
血虚(けっきょ):栄養の状態をチェックしよう!
栄養である「血」が不足している状態。
血のはたらきが衰えて全身に栄養が行き渡らないため、貧血気味になったり、
めまいや目のカスミ、しびれ、筋肉の痙攣などの症状が現れます。
肌も栄養やうるおいが足りないためカサカサになり、
爪がもろい、抜け毛や切れ毛、白髪が増える傾向があります。
女性の場合は、月経が遅れる、経血の量が少ない、月経困難、閉経がみられます。
考えられる原因
虚弱体質、栄養不良、消化器官の機能低下や不調、ある程度の出血、ストレス、過労、瘀血
対策とアドバイス
栄養が足りていないので、無理なダイエットは厳禁です。生活のリズムを整えて、夜は身体を休めることを心がけましょう。
食べ物は「養血(ようけつ)」、血を養うものをとりましょう。
一般的に増血に良いとされているレバーとほうれん草をはじめ、
人参、落花生、黒きくらげ、黒米、牛肉、豚肉、
しいたけ、キャベツ、インゲン、山芋、かぼちゃ、青魚、卵 などを積極的にとりましょう。
冷たいものや生もの、油っぽいもの、甘すぎるものはとりすぎないように注意しましょう。
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瘀血(おけつ):血の巡りをチェックしよう!
「血」の巡りが悪くて滞り、身体の隅々まで栄養が巡っていない状態。
いわゆる「血行不良」。
巡りが悪いため、シミ、くま、ニキビ、肌荒れ、くすみなどの肌トラブルがよくみられます。
肩こりや関節痛、頭痛、歯肉のトラブルなどの症状が出る人もいます。
女性は月経不順、子宮内膜症、子宮筋腫、血の塊、不妊がみられます。
物忘れが多く、思考力が低下したり、イライラするのも特徴です。
考えられる原因
ストレス、ケガなどによる滞り、運動不足、虚弱体質や疲労、老化、消化器官の機能低下や不調で熱を作り出せない
氣の不調(「氣虚」による、氣を推し動かす力(推動作用)の低下や、「氣滞」による氣の滞り)による自律神経のバランスの悪さ、
邪気による影響(寒邪による冷えや、熱邪による血の水分不足)
対策とアドバイス
血行を良くすることがポイントです。適度な運動や身体を温める食べ物をとるなどして、冷やさないように養生をしましょう。
リラックスして、十分な睡眠を取ることも大切です。
食事は、血流を正常にしてくれるナスやチンゲン菜、レンコン、黒キクラゲなど、
氣を補充してくれる山芋や豆腐、うなぎ(来月は土用の丑の日です!)、ブロッコリー、にんじん、じゃがいも、大豆、卵など
気血の運行を正常化してくれる玉ねぎやらっきょう、柑橘類、そばなどがオススメ。
水(すい)とは?
東洋医学では「津液(しんえき)」とも言われていますが、
ここでは「氣血水」で聞き慣れている「水(すい)」でご説明いたします。
水は、血液以外の涙や唾液、汗、消化液、尿などの体内の全ての生理的な液体のことをいいます。
水の機能
みなさんが、喉が渇いたら水を飲んだり、化粧水などで実感しているとおり「うるおす」作用があります。身体の深部まで巡って栄養を届けたり、関節の動きを滑らかにする働きもあります。
また、汗や尿などで、余分な熱や老廃物を排出する作用もある、身体の恒常性を保つのに重要な成分になります。
水の生成
飲食物が元になり、血と同じく消化器(脾・胃・小腸)の運動によって生成されます。また、大腸からも吸収されます。
これは西洋医学と同じですね!
水の運行
血と同じく脈管を巡ります。西洋医学でいうところ、血管やリンパ管を通ります。
水の病証
水の病変は各種病因や邪氣の侵入によって生じたり、
内臓(臓腑)機能の異状によって起こります。
主に「不足」か「滞っている」です。
水によるトラブルがないかもチェックしてみましょう!
<水のチェック>
チェックA
・肌がカサカサ
・口や喉が乾く
・声が枯れる
・ドライアイ
・空咳が出る
・微熱っぽい
・やたらと水を過剰に飲む
・尿が少ない
・便が固め、小さいコロコロ形状
・寝汗をかく
チェックB
・むくみやすい
・体が重い感じ
・関節痛があり、手足がしびれる
・車酔いしやすい
・めまいや立ちくらみがする
・胃がムカムカする、もたれた感じがする、吐き気がする、嘔吐する
・靴下のゴムの跡がくっきり残る
・鼻水が出やすい
・軟便・下痢気味
・ニキビや吹き出物ができる
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
・チェックAが多い ⇒ 津液不足
・チェックBが多い ⇒ 水滞
半数以上あてはまるものがあなたのタイプになります。
複数あてはまる場合もあります。
※このセルフチェックはあくまでも目安で正確な診断ではありません。
必要な場合は専門医に診察してもらいましょう。
チェックA
・肌がカサカサ
・口や喉が乾く
・声が枯れる
・ドライアイ
・空咳が出る
・微熱っぽい
・やたらと水を過剰に飲む
・尿が少ない
・便が固め、小さいコロコロ形状
・寝汗をかく
チェックB
・むくみやすい
・体が重い感じ
・関節痛があり、手足がしびれる
・車酔いしやすい
・めまいや立ちくらみがする
・胃がムカムカする、もたれた感じがする、吐き気がする、嘔吐する
・靴下のゴムの跡がくっきり残る
・鼻水が出やすい
・軟便・下痢気味
・ニキビや吹き出物ができる
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
・チェックAが多い ⇒ 津液不足
・チェックBが多い ⇒ 水滞
半数以上あてはまるものがあなたのタイプになります。
複数あてはまる場合もあります。
※このセルフチェックはあくまでも目安で正確な診断ではありません。
必要な場合は専門医に診察してもらいましょう。
津液不足(しんえきふそく):うるおい、足りてますか?
津液不足だけは「水」で表現されないので「津液」を使います。
教科書によっては「津液虚(しんえききょ)」とも言われています。
一言でまとめると「水分不足」。
臓腑も含めた全身の滋養作用が低下した状態。
水分が足りないため、肌はカサカサと乾燥気味でかゆみがあったり、口や喉は乾いています。
尿の量も少なくなり、便秘がちだったり、便が硬い傾向があります。
症状が進むと声がかすれたり、恒常性が保てないため微熱が出たりし、「陰虚(いんきょ)」と呼ばれる状態になります。
「陰」は水分を表します。
またの機会に、水が陰だとかいうお話をいたします!
考えられる原因
消化器(脾胃)が弱くて、水分を水(すい)に変える・生成することができない、熱中症による脱水、下痢、多尿、嘔吐、出血、
発熱や炎症をともなう病気、精神が興奮状態、加齢
他には利尿作用のあるものを過剰摂取していても起こります。
対策とアドバイス
単純に、水を飲みましょう!(笑)こまめに水分を補給すると良いでしょう。
食べ物は、トマトやキュウリ、豚肉、アスパラ、小松菜、
はちみつ、緑茶などがオススメ。
ニンニクや辛味のある大根などの香辛料が強いものや、
唐辛子やコショウなどの辛すぎる食べ物は症状を悪化させるので避けましょう。
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水滞(すいたい):水の巡りをチェックしよう!
読んで字のごとく「水が滞った」状態。
身体のどこかで水の滞りがあって溜まってしまい、隅々まで巡っていません。
バケツなどに入った水を放置しておくと腐るのと同じように、
体内の水分も停滞すると腐り、「邪」に変化して様々な症状をもたらします。
水の性質から、雨の日や湿気の多い日に悪化する傾向がありますので、
これからの季節は、湿気が大好きなマラセチアなどのカビにもたらされる病気に気をつけたいです。
主な症状は、なんと言っても「むくみ」!
これに悩んでいる女性も少なくはないのではないでしょうか?
むくんでいる箇所に水が溜まってパンパンな状態です。
他には、汗をかきやすい、鼻水が出る、軟便・下痢気味、
冷えやすい、なんか落ち込みやすいのが特徴です。
また、「滞って腐ってしまう」ことで、痰が多くなったり、ニキビや吹き出物などの症状もあります。
これを放置すると嘔吐したり、胸が苦しくなったり、意識障害を起こしたりもします。
これらの症状から、水滞は「水湿(すいしつ)」「水毒(すいどく)」とも言われています。
考えられる原因
ストレスや運動不足、不規則な生活や不摂生、寝不足そもそも胃腸が弱い、低体温、水分の過剰摂取、加齢
対策とアドバイス
とにかく循環させないといけないので、代謝を上げることを考えます。軽い運動をして汗を流し、老廃物や水分(邪となった腐った水)を出しましょう。
水は下の方にたまりやすいので、特に足腰の筋肉を鍛えて、上半身に送り出すようにましょう。
入浴前にスクワットなども効果的です。
暴飲暴食や脂っこいもの、味付けの濃いものは控えましょう。
お酒やタバコもほどほどに。
食べ物は、陽性が強い、ニンジンやゴボウ、ショウガ、赤身の肉、
黒砂糖、玄米、そば、しょうゆ、かぼちゃ、あずきなどがオススメ。
これからの時期は枝豆なんか良いですね!
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血と水の観点から自分の身体を改善していこう
いかがでしたか?
私は「水滞」を初めて聞いたとき、体内でも水分が腐る状態になることがあるのかと衝撃を受けました!
その血と水でこれだけの診断し、根本的に改善していける東洋医学ってすごいですよね。
精密検査のように細かいことまでは分からないですが、
知っていると予防できたり、早期発見することができます。
日頃の生活の中で症状を見つけたら、どれに当てはまるのか考えて一つ一つ理解を深めてみて、
ご自身の健康はもちろん、家族の元気を守ってあげてくださいね!!
最後まで読んでくださってありがとうございました!!
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