腸が変われば人生が変わる!ファスティングでステロイド依存から抜け出した過去。ファスティングマイスター渡邊佑氏に訊く、ファスティングの醍醐味
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
最近、ファスティングやプチ断食、ジュースクレンズなど、食べないことでデトックスをするという健康法が一般的になりつつありますね。
以前は「断食」というと修行僧のようなイメージがあり、辛く厳しいことといった認識の方が多かったと思います。
また、小さい頃あまりご飯を食べないと「たくさん食べなきゃ大きくなれないよ!」と言われたり、体調が悪い時に「しっかり食べて早く治しなさい!」と言われた経験がある人もいるのではないでしょうか?
IN YOUでも以前ファスティングについてご紹介した記事がありましたが、現在では「食べる」ことだけでなく「食べない」ことに注目した健康法が登場しています。
そんな話題のファスティングですが、食べないとお腹が空いて辛いんじゃないの?
ファスティングをすると体にどんな変化があるの?と疑問を持っている方も多いと思います。
そこで今回は私の友人であり、ファスティングマイスターとして活躍する渡邊佑さんにインタビュー。
みなさんの気になるであろうファスティングのあれこれを聞いてきました。
現在、合同会社Coaching4U代表としてコーチングの分野で活躍する一方、ファスティングマイスターとしての活動を行う渡邊佑さん。
今話題のファスティングについてのお話をお聞きしました!
まどか:こんにちは。一応友人と書きましたが、会うのは9年ぶりなんですよね(笑)。
昔で言うメル友みたいな関係(笑)。
渡邊:はい、大学3年時に某まんじゅう屋さんのインターンシップで3日間同じ班で活動して、それっきり(笑)。
まどか:その後5年ほど連絡も取りませんでしたが、ある時Facebookでお友達になり、投稿から健康に気を付けた生活をされていること、ファスティングマイスターとして活動されていることを知りました。
月日は経ち2016年6月から私がIN YOUで記事を書き始め、これはインタビューするしかない!と思い今回の機会を設けさせていただきました。ありがとうございます!
ファスティングを始めたきっかけは自身のアトピー。
20年以上外用したステロイドをやめるまで。
まどか:そもそも渡邊さんはどういうきっかけでファスティングを始めたんですか?
渡邊:子どもの頃からアトピー持ちで、20年以上ステロイドを外用していたんです。
ステロイドを使うと皮膚炎は治るんですが、一旦やめるとすぐに症状が出て。典型的な依存状態でしたね。
まどか:それは辛かったでしょうね。アトピーのためにステロイドを外用している方はとても多いようですが、すごく強い薬なんですよね。
渡邊:私はコーチングの仕事をしているのですが、コーチングって最終的にどうなりたいかというゴール設定をして進めていくんです。
それで、自分の健康についてゴール設定をしたことがあって、「自分の体のことなのに何かに依存するのはおかしいな」と思ったんです。
私の場合アトピーのためのステロイド依存ですね。
何かに依存せずに真の健康を目指そうと思った時、ちょうど当時のクライアント先の会社がみんなでファスティングをするという話を聞き、一緒にやってみることにしたんです。
この時初めて、長年使っていたステロイドの外用を中止しました。
ファスティングを始めてからの気持ち・頭・体の変化。
まどか:ファスティング中はどんな感じでしたか?お腹が空いて辛かったんじゃないですか?
渡邊:それが意外にも、空腹は感じなかったんです。
食事は取らないけれど酵素ドリンクを飲みながら行うのでまったく辛くなかったですね。
まどか:ファスティングというと、お腹が空いて途中で何か食べてしまいそう、という不安がありなかなか手を出せなかったんですが、それを聞いて安心しました。
渡邊:実はファスティングのプログラム中に全身のアトピーが悪化したんです。
でもこれは良くなる段階で一時的に悪化する好転反応というもので、プログラム終了後には症状が軽快。
この体験からファスティングは健康に良い効果があると確信しました。
まどか:ファスティング終了後にはどんな変化がありましたか?
渡邊:まず、体に悪い食べ物を受け付けなくなりましたね。
ファスティングで体内に溜まっていた毒を出したので、「せっかくきれいにした体をまた汚したくない!」と思うようになったんです。人間の体は食べたものでできているので。
また、それまでは食べるのが当たり前だと思っていたのですが、実際ファスティングをしてみると食べない方が調子が良いということがわかったし、食べなくても人間すぐには死なないなと思いました。
価値観が180°変わりましたね。
まどか:なるほど。そういえば「腸は脳より賢い」「腸で性格が決まる」といったことをよく聞きます。
ファスティングでは消化の負担がない分、排泄が促進されて腸内環境が良くなると思うんですが、ファスティングをしたことで頭の働きや精神に変化はありましたか?
渡邊:
脳が疲れなくなりました。頭のキレがよくなったので仕事がはかどりましたね。
判断力・集中力もアップ。
また、私の仕事は先のことをイメージして進めることが重要なのですが、想像力もアップしたのでイメージする時にもやがかからないというか、クリアなイマジネーションができるようになりました。
まどか:色々と心境の変化があったり脳が活性化したんですね。
他にもたとえば疲れにくくなったとか、体への変化はありましたか?
渡邊:はい、ファスティングの効果として有名な疲れにくくなるというのはもちろんありました。
日中の眠気もなくなりましたね。
他にも味覚が鋭くなってごはんがおいしくなりました。
濃い味が苦手になって、薄味でも充分素材の味を感じられる。
長年のちくのう症も治りました。
痩せたのはもちろんその後も太りにくくなり、リバウンドせずキープできています。
まどか:そういえば、奥様もファスティングをされているとのことでしたね。
渡邊:はい、妻はなんとファスティング後に今まで食べられなかったものが食べられるようになったという驚きの変化がありました。
大嫌いだった納豆が今では大好きになるほど(笑)。
ファスティングマイスターになると、他の人にファスティングの指導ができる。
まどか:現在はコーチングのお仕事と並行してファスティングの指導もされているとのこと。渡邊:はい、実はファスティングマイスターという資格を取りました。
この資格があると他の人にファスティングの指導を行うことができるんです。
まどか:具体的にはどういったものなんでしょう?ファスティングについての講習を受けて取ったんですか?
渡邊:分子整合医学美容食育協会による講習会の受講、ファスティングの実践、認定試験を経て取得しました。
講習では、ファスティングの知識だけでなく、様々な病気や身体に関する知識からはじまりビタミン、ミネラル、脂肪酸等々の広範な栄養学、食育に関する知識を勉強します。
資格取得を通じて、今まで常識だと思っていたことがいかに非常識だったのかと驚かされました。
まどか:よほど意識していないと知り得ないことってありますもんね。
私も実は食品表示診断士(中級)の資格を持っているんですが、食品の産地や添加物の表示方法など試験勉強を通じて初めて知ることが多かったです。
肉の産地なんて、一番育った期間が長い場所を書けるので、たとえば「アメリカで10ヶ月→中国で8ヶ月→日本で12ヶ月」育った肉は国産と表示できてしまうんですよ(笑)。
そんなこと普通に生活していたら考えもしないですよね。
男性にも知ってほしい、健康的な生活習慣がいかに大切かということ。
まどか:個人的に、食生活を中心とした生活習慣に気を付けている男性ってものすごく少ないと思うんですよね。
私の周りの男性も、毎日のように飲み会三昧の人がたくさん。
渡邊さんのように食べるものや肌につけるものに気を付けて、さらにファスティングまでしている人なんて本当に稀少。
Facebookでもよく「酒!焼き肉!」みたいな投稿を目にします(笑)。
渡邊:私もかつてはそうでした(笑)。
まどか:IN YOUも読者の8割は女性ですが、今後は男性の読者ももっともっと増えてほしいんです。
やはり子どもを宿す性である女性は本能的に体に取り込むものに対して敏感なのか、ちょっとしたきっかけで食べ物や肌につけるものに気を遣えるようになる人が多いんですよね。
渡邊:それはありますね。
まどか:ただ、男性は健康に対してどこか人ごとというか。
子どもを産むわけではないから、自分が食べるものに気をつける必要はないと思っている人が多いのでしょう。
でも実際は、ジャンクフードを食べた男性の精子はほとんどが奇形といったデータもあり、それによる男性不妊や生まれてくる子どもへの影響も考えられます。
また、子どもへの影響はもちろん、なにより本人が健康を損なってしまったらやりたいことを諦めたり、人生の貴重な時間を病気の治療に充てなければならなくなるかもしれない。
お金もかかってしまいます。
男性の平均寿命が女性よりも低い原因の一つは、女性よりも外食や飲酒、喫煙の機会が多いことだと思います。
特に会社勤めの方は、付き合いでなんとなくという方も多いでしょうね。
渡邊:私は現在自分で会社を経営しているので、社内の飲み会がないのは健康的だと思います。
もちろん社外での付き合いはありますが(笑)。
まどか:私の祖父も98歳9ヶ月まで生きたんですが、70年以上自営業でした。
貧乏だったのでお酒やタバコにお金を使うこともなかったし(笑)。
渡邊:会社員と自営業者の健康状態調査とかしたら面白いかも(笑)。
まどか:私はこれまでもこれからもたくさんの人たち、特に男性に食生活の大切さを伝えていきたいんですが、興味を持ってもらえるならきっかけはなんでもいいと思うんです。
たとえば渡邊さんなら「デキる男は食事から!イケメン若手社長・渡邊佑氏に学ぶ食生活の基本」みたいなセミナーを開催するのもアリだし、「今いちばんモテるのは、体をいたわるナチュラル男子!」とか雑誌で特集しちゃってもいいと思うんですよね。
日本人は流行好きなので、そういったところからナチュラルな食生活を流行らせるのも手かもと。
もちろん、一時的な流行で終わらせず浸透させたいですけどね。
渡邊:「イケメン」は付けなくてもいいですが(笑)。でもその企画アリですね!いつかやってみたいな。
まどか:あと「知ってる人が◯◯良いって言ってたから自分も試してみようかな」というのもいいですね。
テレビやネットで見るよりも、身近な人からの口コミの信頼性は格段に高いし興味も湧く。
渡邊:テレビやネットでは宣伝のために良いことばかり言うから信憑性に欠けることもありますしね(笑)。
まどか:以前友達に会った時、急に肌がきれいになったので「どんなお手入れしたの?」と聞いてみたら、「まどかの真似していつもの化粧品をナチュラルな成分のものに変えた」と言われたことがありました。
また、私のIN YOUデビュー作であるマヌカハニーの記事を見てマヌカハニーブームが起きた家からは、翌月ニュージーランドから日本に一時帰国する際さっそく「マヌカハニー買ってこい!!」との指令が一家全員から飛んできました(笑)。
私はIN YOUの記事を書くことで身近な人が「まどかが◯◯について記事書いてたから自分も取り入れてみようかな」となり、その人が他の人にもおすすめして・・・というのを繰り返して世の中に健康で楽しく生きられる人が増えるのを目指しています。
渡邊:同性が言うことの方が共感できるというのはあると思うので、世の中の男性にファスティングを始め健康的な生活習慣がいかに大事か、ということを伝えていきたいです。
まどか:是非!期待しています!
長くなりましたが、本日はたくさん貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
イケメン社長の食生活セミナーを開催する際は南半球から取材に伺いますので、是非ご一報ください!
渡邊:こちらこそ本日はありがとうございました。それまでにますますイケメンになれるようファスティング頑張ります(笑)。
渡邊 佑(わたなべ ゆう)
1986年生まれ。合同会社Coaching 4U代表。
自身のアトピーに悩んでいた時、当時の仕事のクライアントがファスティングを行うと聞き一緒に始めたのがきっかけでファスティングに目覚める。
現在ではファスティングマイスターの資格を取得しファスティングプログラムの指導を行う。
・Tomabechi Institute認定 パフォーマンス・エンハンスメント・コーチ
・BWFインターナショナル認定 PX2ファシリテーター
・Master of Business Administration(MBA)(早稲田大学)
・一般社団法人分子整合医学美容食育協会認定 エキスパート・ファスティングマイスター
・人材育成学会 会員
<専門分野>
・認知科学をベースとしたコーチングを通じた人と組織の生産性向上
・管理会計(目標管理)を通じた人財育成・現場力向上
・ファスティング・食育
・経営理念浸透
・組織文化変革
1986年生まれ。合同会社Coaching 4U代表。
自身のアトピーに悩んでいた時、当時の仕事のクライアントがファスティングを行うと聞き一緒に始めたのがきっかけでファスティングに目覚める。
現在ではファスティングマイスターの資格を取得しファスティングプログラムの指導を行う。
・Tomabechi Institute認定 パフォーマンス・エンハンスメント・コーチ
・BWFインターナショナル認定 PX2ファシリテーター
・Master of Business Administration(MBA)(早稲田大学)
・一般社団法人分子整合医学美容食育協会認定 エキスパート・ファスティングマイスター
・人材育成学会 会員
<専門分野>
・認知科学をベースとしたコーチングを通じた人と組織の生産性向上
・管理会計(目標管理)を通じた人財育成・現場力向上
・ファスティング・食育
・経営理念浸透
・組織文化変革
この記事を読んだ人にお勧めしたい他の記事
ガンは低体温が大好き!ただのお湯じゃない、白湯の知られざる健康効果がスゴイ!10分でできる簡単な作り方。
もう一度、原点に戻りませんか?これだけは知っておきたい健康に必要な「食事の基本」をまとめました。
【食べないだけで病気知らず】食べて治すのではなく、食べずに治す。
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう