芸術作品をみると自分の今の心がわかる|アートから見る”健康である”状態とは?
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IN YOU読者の皆様は、美術館に行ったことはあるでしょうか?
絵画に限らず、人は音楽や映画、イラストなど芸術のものが大好きです。
私は先日、東京都美術館で開催されている
「クリムト展 ウィーンと日本1900」を観に行ってきました。
クリムトの描いた「接吻」という作品が好きで、以前から一度彼の作品展を観に行きたいと思っていました。
人はなぜ芸術に惹かれるのでしょう?
音楽を聴いて、楽しい気分になったり、
芝居や映画をみて、感動して涙を流したり。
私たちが芸術を鑑賞する理由はどこにあるのでしょうか?
今回の記事では、芸術を通して自分の感情を見つけ表現することが
いかに本質的で健康な生活に繋がるのかというところをお話していきます!
芸術は自分の心を表す。”ユディトI”を見て、あなたはどう感じますか?
クリムト展のポスターになっている「ユディトI」という作品があります。
女性が恍惚とした表情をして身体を露わに黄金の衣装を身にまとっている絵画です。
この絵をみて、わたしはとても美しい女性だと感じました。
しかし、私の母はこの絵画を”怖い”と思っていました。
女性の表情も身に着けている首輪も苦しそうで、あまり好きではないと。
私は、意外な感想にびっくりしました。
この絵を見て誰もが美しいと感じると思っていたからです。
他の人もこの絵画を見てどう感じるのか興味がわきました。
あなたはこの絵をみて、どう感じましたか?
同じ芸術作品を見ても人によって感じ方が違うのはなぜ?
ちなみに、私の父は「ユディトI」を見た時に、第一印象は品がなくて、あまり好きではないと言っていました。
ただ、解説を読みながら絵を見ていると圧倒されるように引き込まれていったと言います。
それにしても、同じものを見ていても人によって感じ方、
受け取るものが全く違うんだなということに改めて気づかされました。
”美しい”と”怖い”とでは随分印象が違うと思うのですが、同じ絵を見てなぜここまで感想が異なるのでしょうか?
それは、その絵が持つ何に自分が共鳴するのか。
その絵から何を感じとって解釈するのかだと思うのです。
この絵画には、旧約聖書外典に登場する美しい未亡人ユディトが描かれています。
彼女は祖国を救うべく、敵陣の司令官ホロフェルネスの首を切り落としたそうです。
ポスターを見ただけでは美しい女性としか分からないと思いますが、実は彼女は右下に生首を抱えています。
母はユディトが自分の切り落とした生首を持っていることを知りませんでした。
しかし、母は彼女の表情や首の装飾品からそこに恐怖を感じとったようです。
一方わたしは、彼女の美しさと官能的な表現に惹かれ、
ユディトが生首を持っていることはあまり気になりませんでした。
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芸術作品から受け取るものは自分自身の心
人は言葉を通じて、概念や感情を認識します。
前回、国によって「シゴト」の捉え方が異なるという話をしましたが、
その中でイヌイットには雪を表す言葉がたくさんあるという例を出しました。
ギリシア語でシゴトは”支配されているもの?! 国によって違う「仕事」の意味一覧
「降る雪」、「地面に落ちる雪」、「吹き溜まる雪」。
これらの雪にそれぞれ名前がついています。
名前がなかったら、どれも同じ、「雪」でしかありません。
しかし、名前がつくと、それぞれ違う形の雪として異なる認識を始めます。
物事に対する概念や、感情にも同じことが言えます。
認識して初めて「もの」や、「感情」が自分の中に存在していきます。
そう考えると、作品を見て感じるものは、既に自分が持っている、
もしくは認識している、自分のなかにある「何か」ということになります。
作品を見て感じるものは、
その作品の中にある「何か」が自分の琴線に触れた、または心に共鳴したものです。
同じ対象を見ているように感じますが、実は自分なりの解釈をして見ています。
絵画を見て、それをどう解釈するのかは、自分が焦点を合わせる場所によって変わります。
「モナ・リザ」という作品がありますが、
彼女は笑っているのか、泣いているのか分からないという話を聞いたことがあるかと思います。
見る人によっては、微笑んでいるように見えるし、見る人によっては泣いているようにも見える。
見る人によって感じ方が違うのは、
自分のなかにあるどのような感情と共感して共鳴しているかによるからなのかも知れません。
「モナ・リザ」が微笑んでいるのか、泣いているのか。
「モナ・リザ」の中には答えはありません。
「ユディトI」に関しても、
そこに恐怖を見るのか、美を見るのか?
はたまた全く別のものを見るのか?
それは見るものの解釈です。
自分がものごとに対してどういう視点を持っているのか?
どういったところに共感するのか?
いまどういう感情を持っているのか?
絵画を見ているようで、実は見ているのはいつも自分自身だったりします。
芸術含め食品も身体が欲しているから欲しくなる
どんな作品をみていても、どんな音楽を聴こうとも、
結局はそこに映し出された自分を見ているだけにすぎないのかもしれません。
その時の自分の状態によって、見るものも聴くものも変わります。
時代や、状況によっても聴く音楽やアートが異なります。
私自身もひどく落ち込んでいるときや、辛かった時期などは
悲劇や暗い曲を好んで観たり聴いたりしていました。
でも、今はかつて観ていた映画や曲を聴いてもさほど心が魅かれなかったりします。
人間は、必要なときに、必要なものを自然と欲して取り入れているようです。
暑い日にスイカが食べたくなったり、トマトが食べたくなるのと似ているかもしれません。
大量に汗をかくと身体に水分とミネラルが不足するので、
それを補おうと身体はそれらの栄養素を補給できる食べ物を欲しがります。
有機野菜が食べたいと思うのは、
私たちが現代の野菜からでは十分な栄養素が補給できないと身体が感じているからなのかもしれません。
その時に感じた感情を、最後まで感じきること
自分が必要としているものを食べたり、アートに触れたりすることには大切な意味があると思います。
失恋したときに、悲しい曲を聞いたり、失恋ソングを聞くのは
自分が持っている”悲しい””切ない”感情を促すためです。
そういう時に悲しい曲を聴いて思いっきり落ち込んで泣いたりすると、
その時は辛くても以外と翌日スッキリして気持ちが晴れたりします。
でも、悲しい気持ちを抑え込んでわざと明るく振舞ったり、楽しいことをして気持ちを紛らわそうとすると、
その時は明るい気分になりますが、そのあとやはり落ち込んで何日も気持ちを引きずっったりします。
なぜなら、自分の本当の気持ちと反したことをしているからです。
落ち込んでいるときには、その感情に従ってとことん落ち込む。
悲しい時は、とことん泣く。
そうやって感情を消化すること、感じきることが大事なのです。
悲しい、辛い、寂しいと口に出すこと。泣いてみること。
これはネガティブなことではなく、むしろ健康的なことなのです。
こどもを例に見てみるとよく分かると思いますが、何か思い通りにならなかったときに子供はすぐに泣きます。
その場で泣きわめいて100%感情を表現します。
すると数秒後にはケロっとして、ニコニコ笑っていたりします。
感情をその場で消化したので、次に進めるのです。
子供たちは、『感情を感じきる』という素晴らしいことを教えてくれています。
”健康である”ことは自分の感情に耳を傾け、自分の感情を消化すること
健康であるということは、感情をせき止めたり、抑圧したりしないで、
ちゃんとその場で消化することだと思います。
大切なのは自分の心に耳を傾け、
最初に心の中で湧きあがった感情を無視しないことです。
こどもが不注意で私の頭に頭をぶつけたことがあります。
私はすごく痛くて、いつもなら我慢するところをその場にうずくまって泣いていました。
心配するこどもに、
正直に「あなたの頭がママの頭にぶつかって痛かった。」と伝えました。
気が済むまで泣いてうずくまっていると、そのあととてもスッキリした気分になりました。
今までなら、「大丈夫だよ。」とこどもに心配をかけないように無理をしていたと思います。
自分が感じた”痛い、悲しい”という最初に湧きあがった感情を無視して、なかったことにしていました。
でもそういうときは、
たいてい時間が経ってから別のことでこどもにイライラして怒っていました。
「片づけをしなさい。」「早く支度をしなさい。」など。
怒っている内容は別のことですが、
本当は頭をぶつけられたときに表現しなかった悲しみが、怒りに形を変えたものなのです。
感情は放っておくと形をかえて、どうにかして外に出ようとします。
悲しみは怒りに変わり、怒りはのちに諦めや無関心に変わります。
より複雑な感情へと変化していってしまうのです。
大切なのは最初に感じた感情を促すこと。
外に出して表現することです。
そうすれば、その場で感情は完了して、次のステージへと進むことができます。
未完了の感情はそのまま心の中にいつまでも残っています。
もし何かの折にその感情を促す出来事や機会があったなら、
その機会を逃さずに思う存分感情を表現してください。
映画や音楽や絵画も一つの手段です。
本当の意味で”健康である”ために、勇気を出して感情をその場で表現して消化してみてください。
その方がうまくいくのだと、きっと後で分かるはずです。
参考:「クリムト展 ウィーンと日本1900」東京都美術館
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