夏バテするかどうかは、梅雨の時期から決まっている!?看護師が教える、夏バテしないために今やってほしいたった2つのこと
夏バテは、梅雨の時期から始まっている!?
こんにちは。
看護師のほんのりです。
梅雨真っ盛りですね~!
ジメジメ、うつうつとするこの時期。
ジメジメしてるだけで、気分もどんよりしがちだし、なんとなく空気も重い感じしますよね。
洗濯物にも困ってしまうこの時期。
食事も痛みやすくなってくるし、カビも発生しやすいこの時期!!
実は、からだにとってもこの”湿気”、とっても要注意なんです!!
東洋医学的に、湿邪(しつじゃ)と呼びます。
余分な水分が、からだから排出しきれずに、引き起こすいろいろな不調。
むくみやだるさ、頭痛、食欲低下、イライラetc…
みなさんも経験ないですか!?
この梅雨の時期をどう過ごすかで、夏本番、外気がぐーんと暑くなってきた時に違いが出てきます。
上手く乗り切れないと、からだも暑さに対応しきれず、体調崩したり夏バテの原因となってしまいます。
大手化学メーカーの一般調査によると、
夏バテの経験は約7割の人があてはまり、その中でも男女共に2割以上は毎年経験しているそうです。
2017年8月花王「くらしの研究」サイトより引用
何を隠そう、わたしも昔から梅雨頃から調子良くなく、夏バテするタイプでした・・・涙
夏バテするかしないかのカギ。それは”胃腸の力”!
夏バテの直接的な原因は、ズバリ胃腸の弱りにあります。
梅雨の時期、空気全体的に湿度が高くなり、溜まった湿邪はからだを冷やす原因となり、消化力を弱めます。
水分が体内に溜まる
↓
消化力が落ちる
↓
栄養の吸収が悪くなる
↓
食欲も落ちて元気も無くなる
といったループに陥ります。
典型的な夏バテですね!!
更に、からだが冷えるので免疫力も下がり夏風邪もひきやすくなります。
夏は、陽気がピークに達し、本来であれば、人間のからだも力あふれる時期なのです。
一般的にも夏休みや夏のイベントもたくさんあるし、心も開放的な気持ちになるし楽しい時期ですよね。
そんな、楽しさいっぱいの時期。
体調に振り回されずに元気に過ごせるようにしたいものです。
バテない夏を迎えるために。梅雨の今の時期やってほしいポイント
・湿邪をしっかり排出すること!
・胃腸の力を整えること
前述したように、余分な水分が溜まったままではどんどん悪循環に陥りやすくなってしまいます。
また、水分を排出しただけではなく、胃腸を整えることも大切です。
胃腸が整っていなければ、結局夏に打ち勝てるエネルギーを養えないからです。
まだ気温もそこまで暑くなっていない今の時期の、日々のケアがこの先を左右します。
今日は2つのコツをご紹介します。是非お試しを!
ツボ刺激で夏バテ防止
からだの水分の代謝は、腎臓が担当しています。
なので、腎臓が活発に働けるようなツボを刺激して、スムーズに水分を排出してもらいましょう
腎愈のツボ。
ココ、結構凝っている人多いです!
からだが冷えることを食い止めたいので、温める方法の方が効果的です。
お灸や、ホットタオル、温熱シート、持っている人は温めるアイマスクみたいなものでもかまいません。
また、内臓は冷えると働きが悪くなるので、温めることは大切です。
ピンポイントにツボだけでなくても、腎臓はちょうど背中の腰少し上の辺りにあります。
腰全体を温めることで、腎臓の働きを促進させることに有効です。
”冷やさない”ことが重要なので、温めるグッズを使用しなくても、
腹巻とか、手でじんわり腰のあたりをさする、などの簡単なことでも効果アリです!
また、
内くるぶしのすぐ後ろ、アキレス腱との間のくぼんだところ、ココも腎臓につながるツボです。
むくみにも効果的です。
足首のツボは「ながら」でも刺激しやすいですね。
テレビ見ながらとか。
雑誌読みながらとか。
お風呂入りながらとか。
足首は脂肪が付きにくく、皮膚のすぐ下を血管が通っている為外気の影響も受けやすいです。
なので足首なんかはとても冷えやすい。
夏は、足首まで隠れる長さの靴下などはわずらわしく感じてしまいがちですが、
家にいる時ぐらいはしっかりと保温性のある足首まで隠れる靴下を履くことをおススメします。
是非、意識して試してみてください。
食事で夏バテ防止
水分排出を助けるお茶
はと麦、とうもろこし、あずき、とうがんなどは余分な水分を排出する作用があります。
はと麦茶、とうもろこし茶などは手軽に取り入れやすいですよね。
香ばしくさっぱりしていて飲みやすいと思います。
湿邪が停滞していると、からだのは冷えがちなので冷たいまま飲まないことを気をつけてください。
スパイス、薬味を使う
脾の機能を整えるのに手軽で効果的なのは、スパイス類。
だから、夏は“薬味”を多く使った料理が多いのですね。
カレーなんかも夏はよく食べたくなるし売れますが、からだが欲しているからと言えるでしょう。
夏は冷たい料理が食卓に増えますが、
薬味(しそ、みょうが、しょうが、ネギ、わさびなど)は十分に使用してくださいね。
梅やレモン系も良いです。
酸味のあるものは大体消化液分泌を促すので、食欲促進に役立ちます。
疲労回復効果もありますね!
ただ、薬味のような体を温める作用はないので、
内臓の冷えに対しての対策としては弱いと思います。
こどもは薬味は苦手な子も多いと思いますが、
みそ汁や料理にしょうがを少量入れるとか、
ネギを使った料理とか、やりやすいところで工夫してみてください。
食欲が無い時、ごはんの前に梅ジュースとかはちみつレモンとか少しあげるのも、
食欲増進の助けになります(常温にしてくださいね)。
何より、冷たいものをあげすぎない、のが一番効果的だと思いますが。
元気がないから元気をつけようと肉料理も食べがちですが、消化機能が落ちている時は逆効果です。
胃腸に負担がかかるだけ。
上記の内容で整えて、調子が戻ったなと思った時に食べましょう。
胃腸を休ませる
いっそのこと「胃腸を休ませる」ことも大切です。
停滞した水分のせいで胃腸の力が弱まっている時、
消化するのも通常よりエネルギーが必要になってしまいます。
機能が低下した状態で無理に食べても、からだに負担なだけ。
ちょこちょこ食べも、胃腸には負担です!少しずつですが常に働かなくてはいけない状態になるので。
なので、本当に食欲ない時は温かいスープだけ、でもいいです。
胃腸をしっかり休ませてあげて、回復してきたらその上で、上記のような工夫をしてみるのも効果的です。
夏バテしたまま、夏を過ごすと・・・?
わたしたちのからだは、ひとつ前の季節の過ごし方が成績表となって、その季節に症状として現れます。
夏の過ごし方が秋に、秋の過ごし方が冬に・・・という具合です。
胃腸の調子が低下した状態で秋を迎えると、簡単に体調崩します。
胃腸がダメージ受け続けた状態ですので、夏の間このように過ごしてきたら、
本来必要なはずの栄養素が不十分であり、次の季節に対応するエネルギーが養われません。
貧血にもなりやすくなります。
季節の影響はからだにとって大きいですが、上手な付き合い方を知っておけば楽しくラクに過ごせます。
くせ者の湿邪を、しっかりと排出して、元気に楽しく夏本番を迎えて行きましょう。
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