蚊に刺されやすい人の特徴。蚊にさされるのは血液型のせいだけじゃない!あなたの食べているものに原因が潜んでいた!
楽しい夏の訪れとともに、切り離せないのが『蚊』の問題。
“ぶ~んぶ~ん”と枕元でする蚊の音、
刺された時の痒み、皮膚に残る刺された跡など、
ささいな出来事だけどストレスになりがち。
「みんなでいるのに、いつもわたしだけ刺される…」
「みんな刺されてるのに自分はあまり刺されないな~」など、
蚊に刺されやすい人と刺されにくい人がいるのも事実です。
血液型だけの問題ではなく、食生活とも密接に関連しているのではないかといわれています。
そもそもなぜ蚊は人の血を吸うのか。
現在、日本には100種類以上の蚊が生息しているといわれています。
その中でも、血を吸うのはメスだけ。
産卵に必要なタンパク質を摂取するために、人や動物の血を吸います。
ちなみにメスは自分の体重の3倍ほどの血液を吸うことができるそうです。
甘くみてはいけない、蚊が媒介する感染症の危険性。
蚊の被害は、刺されることでの痒みや刺され跡だけではありません。蚊が多くの感染症を運び、世界中で広めているという現実問題もあります。
記憶に新しいのは、2014年に約70年ぶりに国内で感染者が発生した『デング熱』。
東京都代々木公園から始まったこのデング熱の感染者は、
最終的に162人となり大きな話題となりました。
2015年は大きな話題にはなっていないものの、
東京都感染症情報センターのHPでは国内感染の事実は記載されています。
そのため東京都では2016年6月の1ヶ月間、
「蚊の発生防止強化月間」として蚊の増える時期に向けての対策を進めるという動きがありました。
デング熱以外にも
・マラリア
・ジカ熱
・ウエストナイル熱
・チクングニア熱
・日本脳炎
など、蚊が媒介となる感染症はたくさんあります。
これから夏の休暇を使って海外旅行に行く人、海外からの観光客が増えます。
蚊の感染症から身を守るためにも、対策は必要になるでしょう。
2014年に発表された「The Deadliest Animal in the World(人の命を奪っている生物)」では、
1位は蚊、2位には人間という驚くような結果となっています。
世界で一番人の命を奪っているのは、
血を吸って感染症を広める蚊だったのです。
わたしたちにとって身近な存在の蚊には、こんな危険性が潜んでいるということです。
一般的に言われる蚊に刺されやすい人とは?
体臭が強い人
飲酒した人
妊娠中の人
色黒または黒い服を着ている人
O型の人
これらが一般的によく言われる、蚊に刺されやすい人の特徴。
蚊は、汗の臭い、汗に含まれるアセトン・乳酸、二酸化炭素、
体温などに反応します。
また、蚊の色覚は白と黒の2色で、
濃い色を好むので黒い服や色の黒い人がターゲットになりやすいという理由からです。
O型の人というのは、研究者によって諸説あるのでハッキリとした根拠はないそうです。
ちなみに、私はB型ですがO型の母と一緒の部屋にいても刺されるのはいつも私だったので、
O型だからという理由だけ刺されるというのは納得しがたいものがあります。
マクロビオティックからみる、蚊に刺されやすい人とは?
マクロビオティックでは、
身体のバランスが崩れている人
血が汚れている人
陰性の物を多く食べる人
が蚊に刺されやすい人といわれています。蚊は酸性の血液を好むというデータが、
上記のような人が蚊に刺されやすいとざっくり分類されている根拠でしょう。
蚊が好む『酸性状態の血液』をつくる食べ物とは?
では、血液が酸性状態になる食べ物とは、一体どんなものなのでしょうか。普段、私たちの血液は弱アルカリ性。代謝する過程で身体の中には“酸”が作られますが、
肺から二酸化炭素として、尿からそれぞれ排出されています。
さらに血液の中和作用により血液中のphは比較的一定に保たれるようになっています。
しかし、血液が酸性状態になりやすい食べ物の摂取量が多いと血液は酸性に傾きます。
<体が酸性状態になりやすい食べ物リスト>
砂糖
一部の野菜
・ほうれん草
・ナス
・じゃがいも
・さつまいも
・にんにく
・トマト
・ピーマン
・アスパラガス
果物(特に熱帯産果実)
化学調味料
動物性のダシ
砂糖の入ったジュース
コーヒー
動物性の食品
・マグロ
・エビ
・カニ
・牛乳
・チーズ
・バター
・卵
・鶏肉
・豚肉
・牛肉
練り製品
・ハム
・ソーセージ
・かまぼこ
これらの食品の摂り方や頻度には気をつけましょう。
また、血液が酸性に傾くことの影響は蚊だけにとどまりません。
・血液を中和するために骨に含まれるアルカリ成分が使われ骨が弱くなる
・尿が酸性に傾き、結石や通風発作への影響となる
・血液がドロドロになることで体全体に栄養素が送りにくくなる、末端が冷えやすくなる
・血中にコレステロールや糖分が多い血液の状態になり、老廃物が溜まり疲労が抜けにくくなる
・血管が詰まり、脳梗塞などを引き起こす原因になる
上記のような身体への影響も考えられます。
身体のバランスを整える食生活を送ることが対策に。
では、蚊に刺されにくい体質にするには、どんな食生活が大事になるのでしょうか。
それは、酸性状態になりやすい食品を控え、
玄米ご飯や納豆、味噌汁などをはじめとした和食ベースの食生活を送ること。
蚊に刺されにくい体質を目指すと、おのずと健康体質になっていきます。
健康体質だと自然治癒力や還元能力が高くなるので、
蚊に刺された場合でも比較的痒みが早くひくといわれています。
今までの食生活をいきなり変えるのは、心身ともに楽なことではないでしょう。
私も砂糖が入ったスイーツが大好きだったし、スナック菓子も当たり前のように食べていました。
前述した血液が酸性状態になる食べ物も、何の意識もせず食べていました。
新しい知識を得たとき出来ることから改善してみる癖をつければ、身体の変化に気付きます。
そうすると毎日がずっと楽しくなってくるんです。
このように食に関する意識と行動を日々グレードアップしていくことが大切なのです。
精油入りのオーガニック・オイルを活用して蚊を撃退しよう!
アロマオイルには、蚊が苦手とする忌避効果をもつ種類があります。
ゼラニウム
レモンユーカリ
ラベンダー
レモングラス
シトロネ
これら使うことで蚊を寄せ付けない効果が期待できますよ。
また、アロマオイルを使った虫よけスプレーの作り方は、
インターネットにたくさん紹介されているので気になる方は調べてみてください。
(妊娠中の人・持病がある人は使えないアロマオイルもあるので十分気をつけてください)
刺されてしまった!
そんな時は食べ物でのお手当もオススメ。
蚊に刺されにくい体質作りをしていても、
まったく刺されなくなるという事はなかなか難しいでしょう。
(蚊にも好みがあるでしょうから笑)
市販の痒みどめには、身体に影響を及ぼすステロイド剤が使われている物があります。
ステロイドは一見効果的でも、一度塗り始めると癖になりやすく、
依存性が強く中長期的な使用はとても危険だという見解もあります。
「かゆい」という理由で、根本的な理由を追求せずに軽はずみに手を出さないことが重要です。
蚊に刺されて塗った薬が、体調不良を起こすようなことがあっては本末転倒。
そんな時には、食べ物での手当を試してみることをオススメします。
無農薬のレモンまたはライム
絞り汁を患部に塗る。または皮を患部にすりこむ。傷口を小さくして止血するのにも効果あり。ただし無農薬のものでないと危険ですよ。
生ハチミツ
少量のハチミツを患部に塗る。殺菌効果があるので感染予防にもなります。たまねぎ
スライスした生たまねぎを患部に湿布する。強い殺菌効果があります。アロエ
葉の中のゲル状の果肉、またはオーガニックのアロエ果汁を患部に塗る。かゆみや腫れを和らげる、傷口を治す効果があります。
これらの対処方法が簡単でオススメです。
最後に
対症療法や対処法ばかり考えるのではなく、そもそも刺されにくいからだを作ることが最重要。
蚊に刺されにくくなるには、“黒い服は着ない”、
“長ズボン・長袖を着用する”、“蚊の多い場所に行かない”など物理的に対策できるものはたくさんあります。
それは、あくまで刺される前提での対処方法
。
せっかくなら、日頃の食生活で蚊に刺されにくい体質をつくるほうが、
健康にも繋がって一石二鳥だと思いませんか?
蚊が好む酸性状態の血液は、健康の面からみてもたくさんの危険因子を含んでいる状態。
マクロビオティックをベースに食生活を送ることは、蚊の対策にも繋がるということが分かりました。
この記事を書きながら、過去の蚊に関する経験を思い出してみました。
こんな私も食生活に気を付ける前は、夏になると死ぬほど刺されていたんです。
たくさん人いても、わたしだけです。B型なのに。
体臭が臭いのかな~?なんて笑いのネタにしていたほどでした。
なんと今年まだ刺されてないんです。
食に関する知識も深めてコツコツ実践しているので、
刺されにくい体質になってきているのかも、とうれしく感じています。
以前の私は、毎年夏はアイスの消費量が凄かったんです。
けれども今、食べる量が格段に減り、
もし食べるにしてもよりナチュラルなアイスや手作りのものを中心に食べるようになりました。
小さなことの積み重ねが身体の変化に繋がっていると
私自身が強く実感したからこそ、こうして皆さんにもお伝えしたくなりました。
この夏は、和食をベースにしたバランスの良い食生活で蚊に刺されない健康体質を作り、
かゆい思いをせずに思いっきり楽しく過ごしましょう。
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