髪質を改善したい人へ|髪質別!オーガニックな方法で簡単に髪にツヤを取り戻す方法とは?
髪のツヤがなくなってきたり、ハリやコシもなくなってきたり。
なんてことはありませんか?
紫外線、ストレス、生活習慣、食生活の乱れ、
髪への負担(ヘアカラーやパーマ)、間違ったヘアケア、
ホルモンの減少による新陳代謝の低下・・・
これらにより髪はダメージを受け、
髪を成長させる頭皮や細胞にまで影響している物も。
ですが、ダメージを受ける前に避ける事が可能なものもあります。
たとえば食生活の乱れや生活習慣、
間違ったヘアケアなどは見直す事で修正が出来ます。
それと同時に使用しているヘアケア製品も見直してみましょう。
髪に良いという謳い文句で売られている物の中には
実は髪のみならず、健康にまで影響しかねない物質が使われていることもあります。
あなたのヘアケア製品は、大丈夫ですか?
使っているヘアケア製品は大丈夫?隠れた化学物質にも要注意!
ドラッグストアで売られているような市販品やサロン製品には
30以上の合成成分が含まれています。
これらの合成成分の多くは、髪と頭皮から油分を過剰に取り除き、乾燥させてしまいます。
そこから髪が傷んだり、パサつきの原因にもなります。
<注意すべき成分>
硫酸塩
発泡および泡立ち製品の90%に含まれるほか、
スキンケア製品およびヘアケア製品にも含まれています。
硫酸塩は、皮膚刺激物質、ホルモンおよび内分泌かく乱物質、
発がん性物質および遺伝子変異原の疑いがあることが知られているにもかかわらず、
無害であると描写するために、ラベル上でココナッツ由来として頻繁に説明されています。
遺伝子を変異させることができる化学物質であり、安価で、最も一般的に使用されています。
ココナッツ由来、という文言に惑わされないでください。
ラベル表記例
ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)
ラウレス硫酸アンモニウム(ALES)
ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)
ラウリル硫酸アンモニウム(ALS)
パラベン
一般的な防腐剤であり、内分泌系の異常に繋がったり、
ホルモンの不均衡の原因となる主要な化学物質の1つです。
ラベルには、接頭にエチル、メチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、またはイソブチルがついてリストされます。
またはパラオキシ安息硝酸○○とも表記されます。
※イソプロピル、イソブチル、フェニル、ベンジル、ペンチル=EUでは使用禁止
水および水ベースの輸液
充填剤として使用され、文字通り「ボトルを満たす」ために安価に使用されます。
水ベースの輸液は腐敗しやすいため、
パラベンや安息香酸ナトリウムなどの防腐剤を製品に追加する必要があります。
精製水の表記ではない場合は水道水を使用している可能性もあります。
ということは残留塩素の可能性もあるとういうことです。
パラフェニレンジアミン
この成分は、一般的な染毛剤によく見られます(白髪染め、カラーリング)が、
中には天然ヘナ染料に含まれていることもあります。
この成分が神経毒であり、皮膚発疹と湿疹を引き起こすという研究データもあります。
中には深刻なアレルギー障害として
アナフィラキシー反応や呼吸困難、意識障害などを起こす場合もあります。
環境ホルモンと呼ばれる内分泌かく乱物質のため、
ホルモンバランスの均衡に不調和を起こし、
生殖機能(乳がんや不妊、精子減少)に影響を及ぼすとも言われています。
CDC傘下のNIOSH(国立労働安全衛生研究所)では、以下のように警告しています。
「PPDは繰り返し、また長期使用では喘息を引き起こす可能性がある。
腎臓の機能障害を起こす可能性もある。」
参考 NIOSH
髪は体のデトックスに最適な場所!ツヤ髪は健康な頭皮から。
こうした化学物質を継続的に使用する事で、髪によい成分どころか、不必要に頭皮を乾燥させ、
髪のツヤ、はりなどを奪ってしまいます。
実は、髪は一番デトックスに最適な場所と言われています。
体内の有害物質(毒素)はまず脂肪へ蓄積し、
肝臓、血管を経て毛乳頭細胞へ辿り着きます。
そこでメラニン色素と結合し、濃縮され、
一定期間を過ぎた抜け落ちる髪の毛と共に体外へ排出されます。
これは髪の毛のみならず体毛にはこうした働きがありますが、
髪は他のどの毛よりも太く長く伸びるため、多くの毒素を凝縮することが出来ます。
頭皮の不健康などにより髪が細くなったり、
毛量が少なくなれば毒素排出量も減ってしまいます。
こうしたことからも、毛の太さ、ハリ、コシを出来るだけ維持し、
髪のツヤが出るほど健康な髪でいることが重要になります。
また、頭皮には200を超える血管と650の汗腺があります。
頭皮は体の最も吸収性の高い部分の1つで、文字通りスポンジのように機能します。
すべての毛包の基部、頭皮にあるのは皮脂腺です。
化学物質が入ったヘア製品を使用している場合、感染や炎症から頭皮を保護したり、
栄養を与えるための健康的な油分を皮脂腺から取り除いてしまうことになります。
つまり必要以上に油分を取りすぎて頭皮の不健康を招いているのです。
化学物質の入ったシャンプー、コンディショナー、染毛剤などにより
多くの化学物質を頭皮に塗りこむことで、より皮脂腺に害を与えている事になるのです。
そこから髪のツヤ、ハリ、コシなどを失う事にも繋がります。
体の中から髪をつやつやに!どんな食べ物を意識すべき?
体内の状況を整える事で髪にも効果は現れます。
食事による改善には良質のタンパク質+ビタミンが必要です。
<髪の健康にかかわる栄養素>
タンパク質
髪はたんぱく質でできており、細胞の再生、修復、成長を助け、髪を強化します。
たんぱく質を構成するアミノ酸が不足している場合、髪はもろく、鈍く、弱くなります。
L-システイン
髪の構成成分の99%をしめる重要な必須タンパク質であるケラチン生成に必要不可欠な要素です。
18種類の必須アミノ酸から出来ており、不足するとツヤがなくなることはもちろん、
髪の成長が遅くなり、細く弱い髪や薄毛の原因にもなりえます。
リジン(=赤身肉、大豆、乳製品)や
アルギニン(=大豆、魚介)もこの必須アミノ酸の一つ。
リジンは体内で生成することが難しいため、意識して摂る必要があります。
アルギニンは成長ホルモンの分泌に大きく関係します。
亜鉛
L-システインと同様にケラチンの生成に不可欠です。
不足すると髪のツヤも無くなります。
タンパク質の代謝を促す役割をします。
(牡蠣や豚レバー、あさり、ほうれん草)
鉄分
髪の成長と強さにとても重要です。
ビタミンCと同時摂取する事で吸収率が上がります。
鉄鍋を使用して調理する事もプラスになります。
(魚介類、レバー、大豆、ほうれんそう)
ビタミンA
細胞の増殖や皮膚の代謝を活性し、毛髪の成長に良いとされています。
不足すると頭皮の乾燥を招きます。
(豚、鶏レバー、乳製品)
ビタミンB群
髪や細胞の成長を促進します。
さつまいもにはビタミンB6とAが含まれています。
ビタミンAは12cmほどのさつまいもで一日推奨量の3倍は摂れます。
オメガ3脂肪酸
柔らかさやツヤのためには健康的な脂肪も必要です。
良い脂肪を取る事で頭皮を乾燥から守ります。
頭皮の細胞を作りやすくし、髪に内側から潤いを与えます。
(オリーブ油、アボカド、くるみ)
ビタミンD
不足すると頭皮環境が悪化し、
炎症を起こしたり、髪に栄養が行き届かなくなります。
その結果、抜け毛が増えるなんてことも。
太陽のビタミンと呼ばれるビタミンDは一日15分の日光浴で十分に体内で生成できます。
卵黄に多く含まれ、
タンパク質やビオチン(=ビタミンB7、毛包の育成を活性化)も一緒に摂れます。
抗酸化物質
また、髪の老化を止める為にも抗酸化成分も意識しましょう。
毛母細胞に働きかけるアスタキサンチン(えびやカニなどの甲殻類)や
βカロチン(トマト・人参・パプリカなどの赤い野菜)は頭皮環境を整える手助けをします。
育毛効果や保湿効果のあるフコイダン(モズクやワカメなど)のねばねば成分は
毛乳頭細胞増殖を促し育毛へ繋げます。
抗酸化作用、βカロチン、ビタミンE、C、Kに加え
カルシウムや鉄分も豊富なパセリもおすすめ食材です。
ツヤ髪のために、頭皮も髪も一緒にケア出来るアイテムには蜂蜜がオススメ!
ツヤ髪を取り戻す手軽なアイテムが蜂蜜です。
自宅に蜂蜜があれば今日からでもヘアケアに取り入れられます。
蜂蜜には細胞増殖の働きがあり、傷の回復などにも使用されます。
これは頭皮にも言える事で、頭皮には毛の成長に関連する上皮細胞がたくさんあります。
この上皮細胞を増殖することで、健康な頭皮になり、ツヤのある髪へ繋がります。
蜂蜜は皮膚軟化作用と保湿作用の両方を備えているため、優れた保湿剤にもなります。
毛包を滑らかにし、鈍くツヤのない髪に輝きを与えます。
保湿と輝きを閉じ込めることで、髪の自然なツヤを取り戻してくれます。
蜂蜜には約0.5%のタンパク質が含まれています。
これは少ないように感じるかもしれませんが、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、
抗酸化物質も豊富に含まれており、髪に重要な成分が一つで賄える万能アイテムなのです。
また、頭皮を清潔にし、かゆみや炎症を抑え、フケなどの防止にも役立ちます。
頭皮の健康は健康な髪、ツヤのある髪へと繋がります。
ハチミツならこれ!?
普段のヘアケアに取り入れる方法
・普段使っているシャンプーやトリートメントに小1程度のはちみつを混ぜる
一番手軽な方法です。
雑菌繁殖の心配もあるので、作り置きはせず、毎回混ぜるようにしましょう。
・重曹シャンプー(重曹・ぬるま湯大1)に蜂蜜(はちみつ小2)を混ぜて頭皮マッサージ
重曹シャンプーは頭皮の毛穴に詰まった汚れを余分な脂を摂りすぎないように落とし、
頭皮の血行を良くすることで抜け毛が減ったり健康な頭皮環境づくりに役立ちます。
・シャンプー前の蜂蜜ヘアパック
ダメージがよりひどい場合は、
蜂蜜ヘアパック(はちみつ 小2:オリーブオイル大2)がオススメです。
蜂蜜だけでももちろん構いませんが、
あまりのびないため、オイル希釈が使いやすいでしょう。
髪につけた後、蒸しタオルやシャワーキャップをかぶり
10分ほど置いておいてから洗い流しましょう。
【症状別】はちみつ以外にもあった!ツヤ髪を取り戻せるアイテムは?
はちみつを髪に塗るのに少し抵抗がある方にはこんなアイテムもおすすめです。
頭皮が乾燥してかゆみがある場合
ローズマリーやパインのエッセンシャルオイルには抗菌および抗真菌特性があります。
頭に数滴をたらし、頭皮を優しくマッサージしてください。
また、ペパーミントエッセンシャルオイルは爽快感があり、
炎症に優れ、かゆみの軽減に役立ちます。
弱く傷んだ毛や枝毛がある
ホホバオイルは脂質とペプチドが自然に豊富で、髪に簡単に吸収されます。
乾いた髪や傷んだ髪の毛に軽くたたくように塗るだけで、髪に健康的な輝きを与えます。
乾燥した髪や傷んだ髪に
アルガンオイルが最適です。数滴を手のひらにこすりつけ、髪の毛をそっとなでます。
特に乾燥している場合は、傷んだ毛先を集中してケアしてください。
特にひどく傷んでる場合は2-3日連続で行うとより効果的です。
フケがある場合
フケと闘うためには、ココナッツオイルが最適です。
ココナッツオイルに含まれるラウリン酸には、多くの抗菌および抗真菌特性があります。
大さじ数杯を頭皮にマッサージし、数時間そのままにしておきます。
フケの重症度に応じて、週2〜3回繰り返すと良いでしょう。
ツヤツヤ髪にするには
ローズマリーのエッセンシャルオイルも有効です。
HSP70と呼ばれる肌や髪のタンパク質を保護する抗酸化物質が含まれています。
このHSPは、ストレス、フリーラジカル、その他の毒素が細胞に与えるダメージを減らし、
修復する役割があります。
より滑らかで強い髪の毛に仕上げてくれるほか、抜け毛の防止や髪の成長促進、
白髪予防にもなるとも言われています。
ツヤ髪を手に入れるためには体の内と外、両方からのお手入れを
髪も健康のバロメーター。
髪の毛は解毒に最適な場所となれば、
解毒作業を妨げないよう肝臓機能を低下させ過ぎない事も大切です。
不必要に脂を取り過ぎないよう意識したヘアケアや、
バランスの取れた食事や質の良い睡眠などもツヤのある髪に繋がります。
体の内と外、両方からのケアを心がけ、健康的な髪を手に入れましょう。
ヘアケアはオーガニックにこだわって!
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