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現在ビタミンのサプリメントの多くは遺伝子組み換え技術で作られている。製造工程から見える市販ビタミンCの衝撃的事実。

natural vitamin orange and synthetic vitamin c

あのビタミンCサプリまで遺伝子組み換え?!|製造工程から見える市販ビタミンCの衝撃的事実。


日々の食事だけでは摂りきれない栄養素を補ったり、乱れがちな食生活をサポートする目的で、今や私たちの多くが日常的に摂取するようになったサプリメント。

さまざまな種類がありますが、私たちはどれだけ品質について確かめられているでしょうか。

「別に自分に効くんならそれでいい」
「必要量が摂れるんだったら問題ない」

とあまり深く調べることなく、特に原材料や製造工程などについては、意外と無頓着という方もいらっしゃると思います。

しかし、サプリメントについて深く追求していくと、意外な事実に出会い、それまでの考えが大きく変わってしまうようなことがあります。

今回は、アンチエイジングや病気予防、美容などの目的で、日本でも多くの人が摂取するようになったビタミンCのサプリメントにスポットを当ててみたいと思います。

原材料や製造工程を知ることの大切さに気付いていただけると幸いです。

NONGMOしか扱いません|本物を扱うオーガニックストア

今やサプリメントの大定番となったビタミンCの歴史とは?



そもそも「ビタミン(Vitamin)」とは、ポーランドの生化学者カシミール・フンクによって1912年に発見・命名されました。

ビタミンとは、Vital(生命の)+amine(アミン)という造語です。

大航海時代の多くの船乗りや兵士たちが、当時は原因不明の「壊血病」や「脚気」などにかかって命を落とし、その撲滅を目的とした研究がビタミン発見のきっかけとなっていきました。

この「壊血病」ですが、16~18世紀の大航海時代、海へ出ると数か月間は船上生活となる船乗りたちの多くが命を落としました。

海賊よりも壊血病の方が恐れられていたのです。

細胞をつなぐコラーゲンが生成されなくなるために古傷が開き、歯茎から出血します。

体内では血液が筋肉に漏れて動脈内で固まり、脳にも障害が出て、精神にも大きなダメージを与え、どんどん心身の崩壊が進んで死に至ります。

今でこそビタミンC欠乏が原因であることがわかっていますが、当時は18世紀に入って英海軍によって予防法が発見されるまでの長い間、原因がまったくわかりませんでした。

当時の医師たちの観察により、兵士の場合は食生活が豊かな上官は病気にかからず、単調な食生活の下級兵士ばかりが集団でかかることがわかり、そこで初めて果物や野菜を食べる必要性が明らかにされ、ビタミンの発見につながっていったというのです。



その後、20世紀初頭までにはほとんどのビタミンが発見され、半ば頃にはそのほとんどを化学合成することに成功しています。

ビタミンCについては、1920年にオレンジの果汁から壊血病に効果のある因子抽出に成功して「ビタミンC」と命名され、さらには1933年にはポーランドの化学者でノーベル生理学賞を受賞したライヒシュタインがビタミンCの化学合成に成功しました。

彼の成功させたビタミンC製造法は「ライヒシュタイン法」と呼ばれました。

この技術をベースにスイスの世界的製薬会社のロシュ社で生産がスタート。

これを皮切りに他のビタミンの化学合成を次々と成功させ、主要製造メーカーとしての名をほしいままにし、ついには「ビタミン・キング」とまで呼ばれるようになり、近年まで長きにわたって製造が続けられていました。

現在ビタミンCってどこで作られているの?



今回私がビタミンCサプリメントの製造工程や原材料について調べたくなったのは、様々なメーカーのビタミンCの原材料を調べていた時のことがきっかけでした。

確かにゼラチンや着色料など、添加物の問題はあると思いますが、それよりも原材料表示に「ビタミンC(アスコルビン酸)」としか書かれておらず、そのビタミンCの原材料が何なのか不明な商品があまりにも多いのです。

さらには、

「イギリス産の高品質ビタミンC」
「ヨーロッパ産、非遺伝子組み換え原料由来のビタミンC」


といった文言もしばしば目にしました。

ビタミンCというものは、製造場所によって何かクオリティに差が出るものなのでしょうか?

ビタミンC製造における知られざる事実|驚愕の製造元とは・・・

ビタミンC製造の世界シェアのほとんどを占める国は?


サプリメントでよく指摘される「合成ビタミンC」ってどういうこと?


これまでのIN YOUの記事でも「天然由来のサプリメント」「合成サプリメント」などという言葉が使われてきましたが、誤解のないようにお伝えしておきますと、「合成」とあるからといって、石油が原材料というわけではないということです。

材料は人工的なものではなくだいたい植物・食べ物であり、大規模な化学プラントにて酵母や微生物の力を利用したり化学反応をさせたりして、効率的に大量に生み出されるものです。

ただ、そのプロセスに問題があります。

トウモロコシなどの安価なデンプンから作られる市販ビタミンC

ビタミンCの発酵プロセス



1、トウモロコシなどのでんぷんを、加水分解によりD-グルコース(ブドウ糖)にする。

2、D-グルコースを、水素添加(マーガリンの製造と同じ方法)によってD-ソルビトールにする。

3、D-ソルビトールを、微生物による発酵によってL-ソルボースにする。

4、L-ソルボースから3度にわたる化学合成を経て 2-ケト-L-グロン酸に。

5、2-ケト-L-グロン酸から2度にわたる化学合成を経てL-アスコルビン酸に。

(※1)

かなり複雑に見えますが、これだけ見ていると食品というよりも完全に工業製品といった印象です。



「ここまで多くのプロセスを踏んでビタミンC単品を作ってまで、人間は栄養を摂らなくてはいけないの?」

と感じてしまうのは私だけでしょうか。

このアスコルビン酸がビタミンCとして世界中の各サプリメーカーに行き渡り、そこから先はカプセルに詰めるなり、錠剤に成形するなりして、一般向けに販売されます。

この過程をさらに突き詰めるのは難しいですが、今回は1と3について考察してみたいと思います。

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ビタミンCサプリメント原料はなんと、遺伝子組み換え?



もちろん農薬・化学肥料使用の有無なども大切な点ではありますが、ここで考えてみたいのは、遺伝子組み換えの可能性についてです。

日本では表示義務はありませんので、注意が必要です。

現在のところ中国では、遺伝子組み換えトウモロコシの商業目的の栽培は許可されていないようです。

中国のトウモロコシの自給率は2009年までは100%を超えていましたが、2010年以降は輸入が急増しています。

中国のトウモロコシ輸入の多くはウクライナからですが、遺伝子組み換えトウモロコシが国内トウモロコシ生産の9割以上を占めるアメリカからの輸入もゼロではありません。(※2)

用途については、

・家畜飼料として約70%
・でんぷんやアルコール製造など工業用が約30%
・食用はごくわずか


となっています。(※3)

さらに2016年には、国際環境NGOグリーンピースが、中国北東部で遺伝子組み換えのトウモロコシが違法に栽培されている衝撃の事実を発表しました。
(※4)



NONGMOの天然ビタミンC

この地域のトウモロコシの種子の市場やスーパーマーケットで採取された種子サンプルやトウモロコシ使用の製品のうち、ほとんどから遺伝子組み換えのものが発見されたのです。

畑では、5つの地区でランダムに採取されたもののうち9割以上が遺伝子組み換えで、調査によるとモンサント社、シンジェンタ社、デュポン社などの種子であることが特定されています。

しかし、どのような経緯で農家に種子がわたったのかについてはいまだ不明のようです。

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ビタミンCを効率よく製造する決定打「遺伝子組み換え微生物」



さらに遺伝子組み換えの問題は、原材料だけにとどまりません。

原材料であるでんぷんを発酵させる段階で、遺伝子組み換え微生物を使用している可能性もあります。

先ほど「ビタミンCの発酵プロセス」についてお伝えしましたが、何段階もあるためにわかりにくい、複雑だと思われた方も多いはずです。

確かにその通りで、実際にこの方法では時間もかかり、得られるビタミンCも多いとは言えず非効率だったため、

「より効率的に、ソルボースからいきなりアスコルビン酸(ビタミンC)を生成できる」

そんな夢のような生き物が存在するのです。

それこそが、遺伝子組み換えによって誕生した微生物です。


詳細をご自身で確かめたいという方は、特許情報などを調べてみてください。


遺伝子組み換え生物の管理については「カルタヘナ法」(遺伝子組み換え生物は通常の微生物とは区別して管理をし、拡散防止に努めなければいけないことを定めた法律)を順守する必要があります。

ところが、2013年には、国内の某食酢メーカーが研究用遺伝子組み換え菌の一部を通常の菌として取り扱っていたことが明らかになり、文部科学省より厳重注意を受けたという事例もありますので、私たちは実際に口に入るものではないものであっても、常に注意を払う必要があります。

健康のために良かれと思って日々摂取していたあのビタミンCも、立派な工業製品、かつ遺伝子組み換え由来なら、ガッカリすることと思います。

どんなビタミンCサプリメントを選べばいい?それは、自分次第。判断基準はありますか?



シンジェンタ、バイエル(モンサントが傘下にある)、ダウ、BASFが正会員である「バイテク情報普及会」のサイトでは、このように堂々と書かれています。

遺伝子組み換え技術は、様々な分野で私たちの社会に貢献しています。

遺伝子組み換え技術を用いて製造したヒトインスリンやヒト成長ホルモン、オプジーボなどの抗がん剤など、医療分野ではすでに数多く商品化されています。

ナチュラルチーズの製造に欠かせない酵素キモシンや、サプリメントとして利用される多くのビタミン類も、遺伝子組み換え技術により作られています。

このように、遺伝子組み換え技術を利用した製品は既に身の回りにあふれており、私たちの社会に欠かせないものとなっています。


以前の記事で「洗濯洗剤の材料である油脂を安定的に得るために、遺伝子組み換えの藻類使用を用意しているメーカーがある」ということをお伝えしましたが、私たちはあらゆる分野で遺伝子組み換え技術と隣り合わせです。

身の回りにある物を細かく追っていくと、必ずつき当たる現実です。

もちろんさまざまな角度から検討した上で、

「遺伝子組み換えやゲノム編集食品は恐ろしいものではない」

「発酵プロセスにより遺伝子は分解されているので、体内に入っても問題ない」

「何よりも、このサプリメントで自分は元気になっている」

と、ご自身の中でしっかり理解した上で、遺伝子組み換え由来のものを摂取することに対して、結論が出たのであれば、それもかまわないと思います。

ビタミンなどの抗酸化サプリではっきりとした効果が確認されたものはなく、むしろ有害なものもあるという研究が存在しますが、(※5)自分にとって効果がはっきりせず、原材料と製造過程において安全性がはっきりしないサプリメントであれば、再検討の余地は大いにあります。

レモン1個あたりの価格は輸入品で70円程度、国産の無農薬のものであればもっと高額になります。

そのレモン1個から摂れるビタミンC量はわずか20㎎程度です。

それに比べて、サプリメントであれば1日に1000㎎程度が摂取でき、1か月分が数百円という商品もあります。

この技術によって、確かに効率的に大量生産することが可能になり、より多くの人に低価格でビタミンCが行きわたることになりました。

しかし、「低価格で多くの人が手に入れられるようになった」ということと、「そのビタミンCを飲むことで多くの人が健康になったかどうか」ということは分けて考え、本当にその技術が人や地球の幸福に貢献しているかどうかを検証し続ける必要があります。

自分たちの健康、安全性以外にもさまざまな検討事項があります。

そもそも、オーガニックとは何でしょうか。
★「オーガニック」は一体、誰のためのもの? 日本人が知らない、真のオーガニックの4原則とは



「オーガニックな世界」というものを考えた時、地球はあらゆる生命体からなる1つの大きな有機体であり、何かが不幸であっては全体の調和が乱れます。

人間の利益しか考えない技術があるとすれば、それは全体の調和と幸福を乱す可能性があるということを忘れてはいけません。

時間のつながりということにも目を向ける必要があり、将来の世代もこの先ずっと幸せに暮らしていけるのか、将来の地球もあらゆる生き物が幸福に暮らせる場所であり続けることができるのか、「今現在生きている私たち」以外のことにも最大限配慮する必要があります。

安全性が確かめようがない時に役立つオーガニック認証制度


そうは言うものの、1人の消費者がどう頑張っても、どのメーカーの商品がどんなものからどんな製造工程で作られているのかを確認するのは非常に難しいです。
特に自分のいる場所から生産地が離れている場合は確かめようがありません。

わざわざ「遺伝子組み換え原料は使用していない」と主張するサプリメーカーがある一方、「そんなことを言うのは消費者に危機感を煽って自社商品を買わせるためだ」という意見もあり、本当に何が正しいのかわかりにくい世の中です。

そんな時、消費者に代わって安全・安心な品質を保証してくれるのが、オーガニック認証制度です。

NONGMOしか扱いません|本物を扱うオーガニックストア

世界で最も厳しいと言われるACO認証を取得!
オーガニックサプリメント、Minery「スーパー・ラテシリーズ」



IN YOUで現在イチ押しの完全オーガニックの非加熱サプリメント、

Minery「スーパー・ラテシリーズ」

世界で最も厳しいと言われる、オーストラリアの有機認証制度であるACO認証を取得しています!
(ACO(Australia Certificate Organic)/オーストラリア政府検疫検査局 )



NONGMOの天然ビタミンC

日本の有機JASやユーロリーフくらいなら知っているという方も多いかもしれませんが、

ACO認証の特徴として、

・認定されたオーガニック原料が95%以上
・残りの5%も基準に基づいた天然由来成分

・合成着色料や香料、防腐剤、化学肥料など、合成化学物質は一切使わない

・遺伝子組み換え作物は一切使わない

・基準に準じた加工方法


などが挙げられます。

95%以上がオーガニック原料というのも厳しいですが、残りの5%程度も、毒性のない天然の保存料や添加物でないといけないという決まりがあります。

フランスを拠点とするエコサートという有機認証制度がありますが、95%以上がオーガニック原料である必要はあるものの、残り約5%は化学原料を認めているあたりを考えると、ACO認証がいかに厳しい基準であるかがおわかりいただけると思います。

つまり、このACO認証を取得した商品はすべての原料が天然由来ということになります。

ACO認証のマークが付いている商品は、EUやアメリカ、日本をはじめ、主要な貿易相手国でそのまま受け入れられるといいますので、そのクオリティの高さがわかります。



3種のうちの1つ「アロエビタミンCミックスラテ」は、

アセロラ、ローズヒップ、カムカム、バオバブなど、世界中のビタミンCが豊富なオーガニックのスーパーフルーツを非加熱でパウダー状にして美味しく飲めるようにした、非常に希少なサプリメントです。



豆乳やライスミルクなどに溶かして飲んでも美味しいですが、最近は、豆乳ヨーグルトにスプーン1杯を混ぜて、ハチミツや季節のフルーツと一緒にいただくのがお気に入りです。

子どもはこういう摂り方の方が喜んでくれるかもしれません。

市販の香料入りフルーツヨーグルトとは別次元の、ベリー系のしっかりした香りにも心から大満足できます。

まさに「フルーツヨーグルト」という感覚です。

なぜかこれだけでかなりお腹が満たされますので、無駄なお菓子を食べることもなくなります。

最近ダイエットの必要性を感じている方にも絶対におすすめしたいです。

一切安全性を気にすることなく美味しく食べられるMinery「スーパー・ラテシリーズ」。

ぜひ一度お試しください。

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【参考】
※1:微生物によるビタミン生産
※2:米国におけるトウモロコシ生産の現状(独立行政法人 農畜産業振興機構)
※3:中国の食糧輸入の動向と背景(農林水産省)
※4:中国農家による遺伝子組み換えトウモロコシの違法栽培(AGRIinASIA)
※5:抗酸化サプリメントの落とし穴。人生100年時代に備えた本物のサプリメントの選び方とは?

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