無農薬の梅が健康によい理由|今、注目したい梅の3つの栄養成分とは?
「梅を食べたことのない日本人っているの?!」
と思うほど、日本人の私たちにはなじみ深い果実の一つが梅です。
私たちは梅を、
梅干しや梅酒・梅干し・梅シロップ・梅ジャムなど
様々な加工をして古くから食べてきました。
様々な言い伝えがありますが、
日本最古の医学書『医心方』にも梅干しの効用がとりあげられ、
古くから日本人が食べてきた漢方薬・民間薬・健康食品と言ってもいいくらい、
無農薬の梅はまさにお薬のような存在でした。
「ごはんが腐りにくい」「二日酔いに効く」など、
昔からの言い伝えも多い梅ですが、
最近の研究により言い伝えが科学的に証明されてきて、
今までのおばあちゃんの知恵が本当だったということが分かってきました。
今回は、そんな梅の健康効果について詳しくお伝えします。
梅の健康効果で注目したいのは、
クエン酸をはじめとする有機酸
梅のもつ独特の酸味は、クエン酸からくるものです。
クエン酸と聞くとレモンを思い浮かべますが、
実は、果実の中では梅がクエン酸の含有量が最も多く、
小さな1粒にレモン1個の2~3倍も含んでいるんです!
クエン酸やリンゴ酸などの有機酸には、
私たち人間にとてもいい健康効果がたくさんあるのです。
1、疲労を回復する効果
クエン酸などの有機酸を摂取することによってクエン酸回路が活性化され、
代謝が向上されることでエネルギーを効率良くつくり出すことができます。
また、クエン酸は筋肉中につくられる疲労物質である乳酸の発生を抑える働きもあり、
疲れの原因となる乳酸を分解して体外へ放出してくれます。
2、骨を強くする効果
有機酸は、カルシウムの吸収率をアップさせる働きをしてくれます。
3、食中毒を予防する効果
食中毒の原因である黄色ブドウ球菌の増殖を防ぐ効果があります。4、胃腸の機能改善をする効果
胃腸にある悪玉菌を抗菌・殺菌する効果により善玉菌が優位になるため、胃腸の働きが活発になります。
5、食欲を増進する効果
梅干しを食べると唾が出てきますが、
唾液の分泌を促進する効果があり、胃を刺激することにで食欲を増進させます。
6、肝臓の機能を高める効果
有機酸の一つであるピクリン酸は、肝臓の機能を高める効果があります。二日酔いに梅干しが良いと言われているのは、ピクリン酸の効果です。
7、高脂血症予防
血液の流れが悪いのは血液がドロドロしているためで、その原因となるのが脂質です。この状況を高脂血症と言います。
クエン酸には血液の流れをよくし、サラサラにする効果があります。
そのほかにも、
・糖尿病予防
・動脈硬化予防
・高血圧予防
・鎮静作用
など、多くの健康効果が期待できるのが梅です。
☆風邪の季節に常備したい!南高梅の有機梅干し
今後注目される梅の健康効果、
『梅リグナン』『梅バニリン』とは?
梅の抗酸化作用で健康に!『梅リグナン』
リグナンとは複数の植物ポリフェノールからできているもので、特に梅に含まれるものを梅リグナンといいます。
梅リグナンには以下のような物質が含まれます。
『シリンガレシノール』
抗酸化物質であり、胃に障害を及ぼし、
胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因となるピロリ菌の運動能力を阻害、抑制する効果があります。
『エポキシリオニレシノール』
冬の季節に毎年流行るインフルエンザ。
毎年家族の誰かしらかかってしまうと家族中に感染なんてことも多く、
毎年ひやひやしますね。
しかし、最近の研究により、
梅はインフルエンザの予防になることがわかりました。
インフルエンザ予防に、1日に梅干しを5粒ほど食べればウイルスの抑制を期待できるという発表があったのです。(※1)
『リオニレシノール』『ピノレシノール』
抗炎症作用は過剰な炎症を抑えることにより、過度な痛みを軽減します。抗酸化作用が強く、身体をさびさせないと言われます。
梅で健康的にダイエットできる?『梅バニリン』
あまりなじみのない「梅バニリン」。これは梅干しに熱を加えることで生ずるのもので、
蓄えている脂肪細胞に刺激をあたえ、
脂肪細胞が燃焼し小さくなることでダイエット効果があると言われています。(※2)
梅の抗酸化活性作用とは?
私たちは呼吸して生きています。
毎日吸っている酸素は無くてはならないものですが、実は活性酸素のもとでもあります。
活性酸素は増えすぎてしまうと細胞がさびてしまい、
老化や生活習慣病など、様々な病気の原因になると言われています。
その増えすぎた活性酸素から身体を守ってくれるものが抗酸化物質であり、
その働きを抗酸化作用といいます。
抗酸化物質と聞くと美容面を思い浮かべるかもしれませんが、
これからの健康を考えていく上で、とても大切な事です。
すでに高齢化社会と言われ、今後もますます高齢者の割合が増加していく中、
いかに体を錆びさせずに生きていくか、
つまり、いかに病気の予防をしていくかによって、
この先も自分が元気で健康に生きていけるかどうかが変わってくるのです。
☆インフルエンザの症状が出始めた時にもおすすめ!ミネリー「飲むミネラル」
梅には抗酸化物質の梅リグナン以外にも、
抗酸化ビタミンと呼ばれる『ビタミンE』も豊富です。
まさに梅は、『抗酸化作用抜群!』な果物であるといえます。
☆料理にも使いやすい!こだわりの梅酢と塩で作られた有機梅ペースト
無農薬の梅はまさにお薬とも呼べる効能が!
無農薬栽培の梅は、
農薬や化学肥料に頼らず、除草剤、殺虫剤も使わずに自然の力で育ているため、
日当たりや立地や土地の栄養状態により、育ちが毎年違ってきます。
自然の恵みとは、形の揃った、見た目がきれいなものばかりではありません。
梅の表面の細かい傷などは、そんな表れだとも言えます。
しかし、栄養をたっぷり含み、安心していただくことができます。
他の果物と違って、梅は皮ごと食べますので、
体のことを考えると農薬や化学的な添加物に触れていないものがいいですね。
梅雨の時期に、梅仕事として梅を加工する人がまた最近増えてきているという話もあるので、
来年はぜひ私も無農薬の梅を買って、梅仕事にチャレンジしてみたいと思います。
毎年それぞれ味の個性が異なる梅干しや梅シロップなどを作って生活に取り入れることで、
病気を予防し、よりいっそう健康な状態を目指していこうと思います。
ぜひ皆さんも、梅の健康効果を体感してみてくださいね!
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市販の梅干しには農薬・添加物まみれが多いという悲しい現実。「1日一粒で医者いらず」と言われる日本のスーパーフードの梅干しを見直す
参考引用
(※1)(※2)紀州梅効能研究会 www.umekounou.com/index.html
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