おいしくて栄養もたっぷりのムール貝は、“海をクリーンにするごちそう”です!
ムール貝はイガイ目イガイ科の二枚貝。貝類の中でも特に旨みが凝縮されており、
パエリアやペスカトーレのパスタ、ブイヤベースなどの洋食メニューで目にすることが多い食材です。
日本では愛知県や広島県、宮城県などのカキの養殖が盛んな地域で、カキ養殖の副産物としても生産・出荷されているようですが、生産地が少なく日本人にはあまり馴染みがないかもしれません。
ところが実はこのムール貝、味が良いのはもちろんのこと、栄養価がとても高く、
特に女性の美容と健康作りにもぴったりな食材であることをご存知でしょうか。
健康や美容にうれしい栄養素がたっぷりの稀有な食材「ムール貝」
ムール貝に含まれる栄養素と期待できる効果とは?
ムール貝にはどのような成分が入っているのか、また、どのような効果が期待できるのかを以下にまとめてみました。●免疫機能をアップする「たんぱく質」
私たちの体を作っているとても大切な成分。
肌や髪、爪の健康維持にも欠かせない栄養素のひとつで、
免疫機能の向上や疲労回復にも役立ちます。
●神経・脳のビタミンとも呼ばれる「ビタミンB12」
神経および血液細胞を健康に保ち、DNAの生成を助ける栄養素。
不足すると疲労感や体力低下、便秘、食欲不振、体重減少、
貧血を引き起こしやすくなります。動物性食品にしか含まれない栄養素です。
●美しい肌や髪、爪作りに「ビタミンB2」
皮膚や粘膜を健康に保つ働きが期待される栄養素。
つややかなお肌の維持、髪の毛や爪を美しく育てることには欠かせません。
●人類の進化にも寄与した「オメガ3脂肪酸(不飽和脂肪酸)」
血液をサラサラにし、代謝を促進してくれるので
悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。
脳や目、神経細胞の働きをサポートしたり、
うつ症状の軽減効果、アレルギー予防効果もあるといわれています。
また、アリゾナ州立大学人類進化研究所のカーティス・マレアン博士によれば、
人類の祖先はムール貝を始めとする魚介類に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸によって、
脳の神経細胞を高度に発達させ、高い知性と文化を生み出したといいます。
●貧血対策の強い味方「鉄分」
赤血球の形成に必要なヘモグロビンの成分となる栄養素で、
女性に多い貧血の予防に効果があります。
そのほか、コラーゲン生成を促してくれる働きもあるため、お肌にハリを与え、
顔のくすみや目の下のくまなど肌トラブルにもよい栄養素です。
不足すると集中力の低下や、頭痛、食欲不振、筋力低下や疲労感にもつながります。
●心臓や筋肉を動かす「カルシウム」
骨や歯の主成分であり骨粗鬆症を予防、心臓の機能調整や筋肉の収縮や弛緩を司る
大変重要な働きを持つ栄養素です。
神経の伝達機能及び興奮の抑制などの役割もあるため、
不足すると感情のコントロールが乱れ、イライラの原因にもつながります。
●愛情ミネラルとも呼ばれる「マンガン」
マンガンは骨の形成を促進させる働きがあり、糖質や脂質の代謝に働く酵素構成成分でもあります。
また、「愛情ミネラル」とも呼ばれており、不足すると性機能や妊娠能力も低下するといわれています。マンガンなしの餌でウサギを飼うと、子を生んでも育てないという実験結果があるそうです。
●胎児の発育には必須な「葉酸」
細胞や赤血球の生産や再生をサポートし体の発育を促してくれるほか、
新陳代謝を活発化させて、体を疲れにくくしたり弾力のある肌へ改善する効果を期待できます。妊娠中の胎児の体作りに欠かせません。
●デトックスに役立つ「カリウム」
体内に蓄積した水分や老廃物の排出を促し、むくみを改善します。
ほかにもビタミンCやA、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、セレンなど
たくさんの栄養素が含まれている、まさに「栄養の宝庫」と呼ぶにふさわしい食材なのです!
ムール貝の品質についての注意点
ムール貝は繁殖力が強く、どんな環境でもよく育つ貝なのですが、注意したいのは、育った環境によって汚染物質が蓄積されている可能性があること。
これによって中毒症状が引き起こされる場合もありますので、
産地の環境や育てられ方についてしっかり確認してから購入してくださいね!
IN YOUが見つけた、
人にも地球にもやさしい最高品質のムール貝
栄養素が豊富で、女性に特に食べてもらいたい食材のムール貝。
どんな食べ物でもそうですが、食べるなら高品質なものでないとその健康効果も半減してしまいます。
そして、IN YOUから自信を持っておすすめしたいムール貝をついに見つけました!
EUのオーガニック認証を取得したムール貝
「パタゴニア プロビジョンズ」が取り扱うムール貝は、スペイン西岸の美しい海で食物連鎖の最下層にある海のプランクトンを食べて育ち、
人工的な餌、殺菌剤、抗生物質を一切使用することがないため、
EUオーガニック水産養殖認証を取得しています。
栄養に関しても、オメガ3脂肪酸(不飽和脂肪酸)に関しては1缶あたり450mg以上、
ビタミンB12の含有量は1日の推奨摂取量を大きく上まわります。
そしてなんといっても缶を開けるだけで手軽に楽しめるというのがうれしい限りです!
※使用される缶もBPA、PVC不使用
ムール貝は海の水を浄化し、生態系の発展にも貢献する
また、ムール貝はたった2年で幼児の小指の爪ほどのサイズから大人の手のひらサイズにまで成長し、地球上で最も持続可能な形での生産が行われている貝。
そして、その成長の間に4万リットルもの水をろ過してくれる水質改善効果があります。
さらにムール貝のリグ(稚貝を育てる針金)には幼魚たちが隠れることができ、
これまで恵みがなかった海を魚類の有用な生息地へと変えることにも貢献しています。
故郷である地球を救うために
パタゴニアが始めた取り組み
ここで、今回ご紹介するムール貝を販売している「パタゴニア プロビジョンズ」についてご紹介しましょう。アウトドアの衣料品メーカーとして40年以上の歴史を持つパタゴニア。
創業者のイヴォン・シュイナード氏はますます明白になっていく地球環境の破壊を目の当たりにしてきました。
“「新しいジャケットは5年か10年に一度しか買わない人も、一日に三度の食事をする。我々が本気で地球を守りたいのなら、それを始めるのは食べ物からだ」
パタゴニア創業者兼オーナー イヴォン・シュイナード”
企業としてまずパタゴニア自身が生み出す汚染を削減するべく1980年半ばからカタログに再生紙を使用、
再生ポリエステルで製造したフリース素材の採用し、1996年にはすべてのコットン製品を
オーガニックコットン製に切り替えるなどの企業努力をいち早く推進しました。
しかし、環境への悪影響をゼロすることが可能でも、プラスに改善するには
衣料品事業だけでは出来ないことに気が付いたイヴォン・シュイナード氏。
故郷である地球を救うために、
環境の再生につながるオーガニックフード「パタゴニア プロビジョンズ」を立ち上げました。
その一環として作られたのが、今回ご紹介する「ムール貝のオーガニックオリーブオイル漬」なのです。
オーガニック水産養殖認証導入先駆けの地で生産される在来種のムール貝
「パタゴニア プロビジョンズ」で使用しているムール貝の養殖、採取、パッキングを行っているのは、「パタゴニア プロビジョンズ」と同じ志を持ち、持続可能な海の食材と
オーガニック原料に強くこだわりながら缶詰会社を代々営んでいるペレス・ラフェンテ一族。
☆ムール貝が大切に育てられている素晴らしい環境の映像は。こちらをぜひご覧下さい!
海をクリーンにするごちそう:パタゴニア プロビジョンズ映像資料
歴史と伝統を守り伝え、環境や食の安全にも配慮しながら生産
産地をスペイン西部のムール貝を選んだのは、高い品質、地球にやさしい取り組みに注力するペレス・ラフェンテ一族の存在はもちろん、ガリシア沿岸はムール貝のオーガニック水産養殖認証を導入した先駆けの地の1つだから。
そして、外来種を導入するような養殖ではなく、ムール貝がその地域の在来種であるためです。
この地域には貝の養殖に関わる家族がどこの家庭にもいて、地元に密着した製品製造、
伝統の調理法を守っています。
未来に繋がる持続可能なムール貝の養殖は、そこに暮らす人々に代々伝えられている
伝統的な知恵を次の世代につなげる役割も担っています。
このように、本来の分布域に生息・生育する在来種を大切にして、
地球環境に配慮しながら食物を生産する人々をサポートすること。
地域の伝統を後世に守り伝えていく取り組みも「パタゴニア プロビジョンズ」の重要な目的です。
寿命を延ばすという研究結果も!
「地中海食」をムール貝で始めてみませんか?
ところで皆さんは、「地中海食」という食事法を知っていますか?
主にスペインやギリシャ、南イタリアなどの地中海沿岸で摂られる伝統的な食事形態のことで
1960年代にアンセル・キーズ博士らによって定義された食事法でもあります。
高脂肪ながら健康リスクが極めて低い、地中海沿岸の食生活
1985年にアメリカのミネソタ大学の生理学の権威であるアンセル・キーズ博士が、日本、アメリカ合衆国、フィンランド、オランダ、イタリア、ユーゴスラビア、ギリシャの7カ国で
疫学研究を行いました。
その結果、地中海沿岸の国では高脂肪食を食べているにもかかわらず、人々の血中コレステロール値が低く、
動脈硬化による狭心症や心筋梗塞、脳血管障害などの冠動脈疾患が少ないと報告されたことで、
「地中海食」は一躍注目されるようになりました。
そのほかにも肥満の方のダイエットや、糖尿病などの生活習慣病のリスクの低下、
認知機能の低下予防の効果が期待できることなどが、研究により明らかにされています。
野菜と果物、魚介類をたっぷりと食べる「地中海食」
「地中海食」の主な特徴は、●果物や野菜を豊富に摂取する。
●たんぱく源には乳製品や肉よりも魚貝類を多く使う。
●オリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物をよく使う。
●食事と一緒に適量の赤ワインを飲む。
というもの。
そして、「地中海食」の健康ポイントとして特に着目すべきは「脂質の摂り方」についてです。
多めの摂取を推奨されているオリーブオイルや魚介類、植物油に多く含まれる不飽和脂肪酸は
心筋梗塞のリスクを減らし、LDLコレステロールを下げると言われています。
対して、控えめに摂取するようにとされている牛肉や豚肉に多く含まれる飽和脂肪酸は、
LDLコレステロールを高くしてしまう可能性が指摘されています。
ほかにも、野菜や果物などの植物性の食品を多く摂取するために体の抗酸化作用が高まることなどが、
「地中海食」が健康に良い理由だと考えられています。
「地中海食」が長生きに繋がるという可能性
さらに、2014年にアメリカのハーバード大学の研究班により、「地中海食」に近い食事をしている人ほどテロメア
(染色体の末端部にあり、染色体を保護すると考えられている。
テロメアの部分の長さと寿命の長さが関連することが知られています。)が長いことがわかりました。
「地中海食」で寿命が延びる可能性が科学的にも推測されているのです!
不飽和脂肪酸であるオーガニックオリーブオイルとオメガ3がたっぷり入った
高品質のムール貝の「ムール貝オリーブオイル漬」で地中海食の実践を手軽に始めてみませんか?
「ムール貝オリーブオイル漬」の
ラインナップは3種類!
「パタゴニア プロビジョンズ」のEUオーガニック・ムール貝を使った商品は、現在3種類があります。
どれも完全無添加のオーガニック原料で味付けされ、プリッとした食感と風味、
ほんのり漂う潮の香り、たっぷりのなめらかなオーガニックオリーブオイルとムール貝のエキスが
味わえる贅沢な逸品です。
●「ムール貝オリーブオイル漬・スモーク」(税込993円)
シンプルでどんなジャンルのお料理にもぴったり!
燻製したオーガニックオリーブオイルに燻製したムール貝の風味が引き立ちます。
●「ムール貝オリーブオイル漬・ソフリット」(税込993円)
オニオン、赤ピーマン、ほうれん草、シェリーワイン、クミン、タイムで味付けし、
オーガニックオリーブオイルとムール貝のエキスで仕上げました。
●「ムール貝オリーブオイル漬・レモンハーブ」(税込993円)
オニオン、ガーリック、パセリ、タイム、ブラックペッパーで軽く味付けし、
オーガニックオリーブオイル、オーガニックレモン果汁、ムール貝のエキスで仕上げました。
パスタの具材に使うならたっぷり3〜4人分、アレンジも自由自在
驚きはそのボリューム感!なんと1缶に17~20個ほどのムール貝が入っているため、パスタに使ったら3~4人分の量が十分にまかなえます。
1回の料理で使いきれなくても、冷蔵庫で保存すれば2日に分けて食べることもできます。
調理済みで、開けたらすぐに食べられるものうれしい!
クラッカーやパンに乗せたり、ムール貝の旨みのきいたオリーブオイルごとご飯にかけて
シンプルに楽しんだり、パスタやワインのおつまみ、パーティー料理にとアレンジも楽しめます。
「パタゴニア プロビジョンズ」のサイトには豊富なアレンジレシピも紹介されていますから、
ぜひ参考にしてみてくださいね!
ムール貝のアレンジレシピはこちら
商品はパタゴニア直営店、オンラインショップ、銀座ロフトでも販売中です。
昨年、国連で「2050年までに世界の炭素排出量が酸素生成量と等しくなる
『カーボンニュートラル状態』にならないと、壊滅的な気候変動が避けられない」と
発表されてしまったほど、現在の地球環境は危機的状態にあります。
「パタゴニア プロビジョンズ」のムール貝のような、
人にも地球にもやさしい食べ物を選択することで、
私たちのより良い未来づくりのための第一歩としたいものですね。
参考資料
オメガ3脂肪酸(厚生労働省資料)
オメガ3脂肪酸(厚生労働省関連サイト)
地中海食の研究
究極の食事”地中海食”は本当に有効なのか 最新のデータが示す一目瞭然の効果 PRESIDENT Online
ミネラル専門の解説サイト
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