たった一つのリンゴが私の人生を変えた!同じリンゴでも食べられないリンゴと食べられるリンゴがあったワケ。食物アレルギーの本当の原因は農薬だった。
近年生活習慣病をはじめとする様々な病気が増え続けています。
また食物アレルギーの子供の数も増え、食物アレルギーに限らず喘息やアトピーや花粉症などのアレルギーに悩まされる人が急増しています。
同時に日本の農薬の使用量はトップクラスで増え続ける一方だということが明らかになっています。
農薬と化学肥料がもたらす私たちの体への影響はどのようなものなのか?
なぜオーガニックが広がらないの?
無肥料無農薬の野菜で食物アレルギーを克服した実体験をもとに日本でオーガニックが広がらない理由、
また今私たちができることを考えてみましょう。
突如としてあらわれた深刻な食物アレルギー
食べられないものが増え、ひたすら薬に頼る日々・・・
食物アレルギーと聞くと幼い子供が発症することを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。私自身かつて、突如として何十種類もの食物アレルギーを発症してしまいました。
好きなものでも、食べられない。
どんどん食べられないものが増える日々。
しかし、当時は薬で症状を抑える対症療法しか方法がありませんでした。
何十種類ものアレルゲン物質を除去することの難しさといったら・・・
一般の人には理解できない苦悩があります。
当時は薬に頼っていましたが、きりのない薬に頼った対症療法に限界を感じました。
やがて自身の力で克服することはできないか模索することになります。
そんな時、今後の人生を大きく変えるきっかけとなったある出会いがありました。
「このリンゴはきっと食べられるから食べてみなさい」
たった一つのリンゴが人生を変えた!
~同じリンゴでも食べられるリンゴと食べられないリンゴがあった!!
食物アレルギーを抱えていたときにある一人の自然農家をされている方と出会いました。
自身の食物アレルギーについてお話しをすると自然農家の方はこう言いました。
「このリンゴはきっと食べられるから食べてみなさい」
当時アナフィラキシーショックを恐れ、エピペンを持つほど重症だった私にとってアレルゲンを食べることはとても恐怖でした。
しかしこの農家さんのお話しを信じ実際に口に入れるとショック症状を起こさずに食べることができたのです。
なぜ私はアレルゲン物質であるリンゴ食べることができたのか?
さて、なぜアレルギーだった私はこのりんごを食べることができたのでしょうか。答えは簡単でした。
そのリンゴは無肥料無農薬のりんごであったから。
本来アレルゲン物質を入れると舌がピリピリ腫れ上がり、じんましんが広がっていきます。
ですがこのリンゴは全く症状が出ずに食べることができたのです。
実際に農薬や化学肥料に頼らない野菜作りをしている農家さんのお話によると
無農薬栽培をしているがために病気の発生で半分以上の収穫ができなくなってしまった
また虫が大量に発生してしまったために売るはずだった野菜が全てダメになってしまった
などのこのような声を聞くことが多いとおっしゃっていました。
農薬を使用することで虫や病気の害のリスクが増えてしまいます。
ですから、除草の手間をかける必要があります。
ここで除草剤や農薬をまきます。
しかし農薬がもたらす私たちの体と自然破壊への影響は計り知れません。
食物アレルギーの原因は農薬と化学肥料で作られた野菜と果物だった
克服方法として体をつくる基礎となる食事を見直しました。そして、その後、振り返ったとき農薬が食物アレルギーの原因だったと確信しました。
自分の実体験があるからこそ今ここで、お伝えすることができます。
私も、もともとは目に見えない「農薬や化学肥料」の影響についてよくわかっていませんでした。
だから自分のアレルギーの原因もたんに、食べ物のせいだと単純に思っていました。
無農薬無肥料の野菜や果物、また自然からかけ離れた加工食品や添加物をできるだけ避ける生活を続けた結果
全ての食物アレルギーをはじめとする体の不調がなくなり健康に過ごせるようになったのです。
農薬や化学肥料がもたらす影響とは?
農薬や化学肥料は中長期的に撮り続けた場合にどのような影響が及ぼされるか、現代医療ではまだそれほど明らかになっていません。しかし、諸外国では発達障害に関連するとしてすでに指摘されています。
また私が実体験であるアレルギーなどの体への影響以外にも毎日残留農薬の野菜や果物を食べ続けると体内に蓄積され、予期せぬ深刻な疾患につながる可能性も否めません。
残留農薬が多い野菜と果物とは?
特に残留農薬が多い野菜や果物をランキングにしました。
大人はもちろん、妊婦さんや小さな子供は特に影響を受けやすいため無農薬無肥料の野菜や果物を選びましょう。
1位いちご
2位リンゴ
3位ネクタリン
4位桃
5位セロリ
6位ぶどう
7位さくらんぼ
8位ほうれん草
9位トマト
10位パプリカ
最悪のケースで慣行農法しかなくてそのなかから選ばないといけない・・・
そんな時は、旬の食べ物は比較的農薬の使用量が低いのでなるべく旬産旬消、地産地消を意識しましょう。
*アメリカの環境保護団体EWG
Environmental Working Groupによる2016年版 最新ランキングより
2農薬使用量が増え続ける日本
~海外と日本の比較~
データからみる日本の有機農業普及率
現在日本は農薬使用率がトップクラス。
有機農業の普及率を海外と比較してみると以下のようになります。
(出典:IFOAM「The world of organic agriculture」)
人と環境に優しい食べ物を選びたいという需要や食に対する意識が増える一方
なぜ日本ではオーガニックが海外のように広がらないのでしょうか?
理由として挙げられることは
《消費者の意識の低さ》
オーガニックや自然食品は健康に良いイメージがあるものの価格が高い、という理由で買わない。実際に日本のオーガニック商品は海外と比べると高いこともありますし、ハードルが高いと感じる消費者が多いことがわかっています。
また農薬について日常でほとんど意識していない消費者が6割ほどいることもわかっています。
《医療機関がやすい》
また日本では医療機関において保険が適用されます。
薬と治療が非常に安いので、食べ物に気を付けずに病気になってから考えるという人が多い傾向にあります。
《政府の有機農業への取り組みの低さ》
海外では公的機関においてオーガニックの食品を使用することを推奨する、など積極的に国を挙げてオーガニックへの取り組みがなされている国もあります。
日本では国の農業の補助金が有機農業ではなく通常の慣行栽培支援にまわっており、農業を消費者の安全と健康のために、という観点ではなく「国際的競争力をつけるためのツール」と考えられている傾向が強いです。
そのため、まだまだ有機農業をいとなむ農家へのサポートや流通システムが遅れている現状があります。
《生産者側のノウハウ欠如や経済的な問題》
有機肥料の価格の高さ農薬や化学肥料を使わないと収量が減るため農家の生計が難しくなる、という問題があります。
またオーガニック農業のノウハウが欠如していることも問題です。
ただでさえ新規就農者が減っていることに加え、年々高齢化してきている農業界。
すでに慣行農法を何十年とやってきて、生計を立てている農家たちは年齢やお金の問題もあり、なかなか完全オーガニックへシフトする、という行動ができていないといいます。
またそれを広めたり教育するための機関が少ないことも挙げられます。
《学校教育 メディアの取り上げ方》
ヨーロッパをはじめとするオーガニック先進国であるイタリアやフランスは積極的に学校給食にオーガニックの野菜や果物を取り入れていて、そのような大きな取り組みが話題となって拡大や普及につながるという事例があります。
また、環境に対する教育が進んで行われているため健康のためのオーガニックにとどまらず環境問題の意識の高さがオーガニック思考の広まりを見せているのです。
日本ではまだオーガニック市場自体が小さいのでスーパーにいってもオーガニックを意識する機会がありません。
さらに学校で農業やオーガニックについて学ぶ機会がほとんどないことに加えて、農薬の影響についてもほとんどの人が知らないまま大人になるという循環が続いています。
また前回取り上げたこちらもご覧ください。
日本のオーガニック農地面積はたった0.1%。海外と比べ100倍の差があるのはなぜなのか。グリーンピースに理由を聞いてみた。
日本ではなぜ残留農薬規定が緩和され続けているのか?毒性の強いネオニコチノイドが私達に与える影響とは。
私たちが今できること
~人と環境に優しい食べ物を選択する~
*具体的提案
・消費者である私たちの意識を変え、農薬や化学肥料が使われていない野菜や果物を選択する
体への影響と自然環境のことを考えてオーガニック食品を生産している方を応援することが重要です。また自分ひとりだけオーガニックを買って満足するのではなく、とにかくより多くの方に伝えていく努力をすることも重要です。
いずれオーガニック食材も安く手に入れることができる時代がくる、と信じてアクションを続けて下さい。
・季節に合った旬の食べ物 自分の土地で作られた食べ物を選択する
季節に合った食べ物を選択することは農薬の使用量を減らすことができることにもつながります。また、スーパーで買い物をせずに、自然栽培を行う生産者がいるようなマルシェや農場に自分の足で出向くことも重要です。
フードマイレージ バーチャルウォーターの問題解決に結びつくことができますね。
・オーガニックに関する情報でインプットした知識をSNSなどのメディアを使ってどんどん発信していく。
勉強会やセミナーなどで得た正しい情報をSNSやブログなどでシェアしていくことで自然に沿ったオーガニック食品の広まりが可能になります。また、小さなところからでもかまいません。家族や友達にも積極的にオーガニックの正しい知識を広めることも有効だといえます。~最後に~
まずはあなた自身が気づこう
一人一人の食や環境に対する意識を高める。
そんなの、難しい。
そう思うかもしれませんが、毎日食べているものはあなたの体を作っているものです。
誰一人として関係ない人はいません。
農薬や添加物など害になるものはたくさんあります。
それらを闇雲に恐れるだけでなく、いろいろな人の話をききにいったり、自分の足で歩いて様々な作物と食べ比べていく、そんなフィールドワーク的なところから始めてみてもいいでしょう。
何よりも、農薬や化学肥料に頼らない野菜や果物を選ぶことの大切さにまずあなた自身が気づくことが重要です。
食べて、知るしかない、私がそうであったように。まずは食べてみることから始めてみてください。
人と環境に優しい食を選択するということは未来の子供と自然環境を守ることに繋がると私は信じています。
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