抗がん剤としての研究も進むウコンの優れた7つの効果と、今すぐできる簡単・美味しい取り入れ方
抗がん剤としての研究も進むウコンの優れた7つの効果と、今すぐできる簡単・美味しい取り入れ方
ウコンと言えば「二日酔い対策」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
CMでもよく見かけるので、日本ではそのような印象が広がっていると思います。
しかし、ウコンの効果はそれだけではなく、インドや中国では古くから生薬として使われてきた歴史があり、最新の研究ではがんの抑制が期待できるということで再び注目を浴びています。
日本では、健康のためにウコンを摂ることは、まだあまり馴染みがないかもしれませんが、その効果は幅広く、意外と使い勝手も良いんです。
この記事では、ウコンの驚くべき健康効果から、便利な使い方までご紹介していきます!
ウコンって何?50種類以上もあるウコンとそれぞれの特徴
ウコンは東南アジア、中国、インドなどで栽培されているしょうが科の多年草植物です。
日本では沖縄で400年以上栽培されてきた歴史があります。
ウコンは約50種類以上あると言われていますが、日本でもよく使われている代表的な3つをご紹介します。
秋ウコン(ウコン)
初秋に花を咲かせる品種で、一般的に「ウコン」というと秋ウコンのことを指す場合が多いです。カレーに使われる「ターメリック」もこの秋ウコンで、世界中で利用されています。
ウコンの最大の特徴と言える「クルクミン」という有効成分を、最も多く含んでいて、その量は次に挙げる春ウコンの約10倍もあるそうですよ。
二日酔いの予防効果を期待して利用され、コレステロール値を下げる効果もあります。
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春ウコン(キョウオウ)
春に花を咲かせる品種で、こちらも昔から民間療法に使われてきました。クルクミンの含有量は秋ウコンに劣りますが、精油成分・ミネラルを豊富に含みます。
精油成分の抗菌・抗炎症作用、生活習慣病の予防などを期待して利用されています。
紫ウコン(ガジュツ)
春に紫色の花を咲かせる品種で、秋ウコン・春ウコンと違い、クルクミンをほとんど含んでいません。代わりに精油成分を多く含み、漢方薬として消化不良など胃腸系の病気に利用されてきました。
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二日酔いだけじゃない!万能薬ウコンの幅広い健康効果
ウコンの成分
ウコンの成分として最も有名なのはクルクミンですが、それ以外にも精油やミネラルを豊富に含んでいます。・クルクミン
・精油成分
・ミネラル(リン、鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウム)
・食物繊維
特に、紫ウコンには100種類以上の精油が含まれているそうです。(※)
万能薬ウコン!その驚くべき7つの効果
①アルコールの分解促進・肝臓を保護する働き
「ウコン」と言えば、このイメージが強い方も多いのではないでしょうか。秋ウコン・春ウコンに含まれるクルクミンには、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を促進させると言われています。
また、肝臓を保護する役割もあり、肝障害や肝硬変を抑制する働きもあるようです。
②胃腸を整える働き
ウコンに含まれるクルクミンや精油成分には、唾液や胃液の分泌を促し、胃粘膜を保護する働きや、胃腸内のガスを排出する働きがあります。これらの効能を利用して、胃腸に作用する漢方薬としても使われています。
③認知症・アルツハイマー病の予防
秋ウコン、春ウコンに多く含まれるクルクミンが持つ抗酸化・抗炎症作用が、アルツハイマー病の予防として期待されています。クルクミンを摂取することで、認知症などの原因となるタンパク質が脳へ沈着するのを抑制するそうです。
④動脈硬化の予防
ウコンに含まれるクルクミンが、コレステロール値を抑え、動脈硬化を予防すると言われています。その他にも、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病予防にも効果があるようです。
⑤抗菌・防虫
ウコンは生薬だけではなく、染料としても古くから使われてきました。ウコンには抗菌・防虫効果があり、ウコンで染めた風呂敷で大切な衣類などを包んでおくと、虫がつきにくくなると言われ、人々の間で広く利用されてきたそうです。
近頃では、オーガニック意識の高い方が草木染めの衣服を求める声も高まってきました。
その染料として、ウコンの鮮やかな黄色がよく使われています。
⑥がんの抑制
秋ウコン、春ウコンに含まれるクルクミンには、がんを抑制する力があると言われています。クルクミンによる抗酸化作用が、かんの原因となる活性酸素を抑えてくれるからです。
近年では、このクルクミンに注目した研究が進められており、副作用の少ない抗がん剤の開発が期待されています。(※)
⑦美肌
秋ウコン、春ウコンに含まれるクルクミンには強い抗酸化作用があり、活性酸素による老化を防ぐ効果が期待できます。この働きによってシミやシワの予防にも。
また、ウコンは食物繊維も豊富で、腸内環境を整える働きもあります。
腸内環境が改善することによって、体内の老廃物をスムーズに排出できることで肌トラブルの解消につながります。
このように、様々な効果が期待できる素晴らしい食品・ウコン。
ターメリック(ウコン)をカレーに入れて毎日のように食べているインド人には、がん(※)や認知症(※)の患者が少ないという研究結果もあります。
実は、ウコンに含まれるクルクミンは水に溶けにくく、体への吸収率はあまりよくありません。
しかし、豆に含まれているレシチンと一緒に摂ると、その吸収率が上がるとも言われています。(※)
インドには豆カレーの種類も多くあるので、クルクミンの吸収率が高まり、がんや認知症予防になっているのではないでしょうか。
意外なウコンの副作用!摂りすぎには注意を
万能薬のように様々な優れた働きを持つウコンですが、意外なことに副作用もあるのです。ウコンは鉄分が豊富ですが、摂りすぎると肝障害を引き起こす原因になってしまうそうです。
C型慢性肝炎などの肝臓に疾患を持つ方は鉄分を溜めやすく、それが肝臓にダメージを与えてしまいます。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年)」によると、1日あたりの鉄分摂取量の目安は、成人男性で約7.5mg、成人女性(月経あり)で約9.0mgだそうです。(※)
毎日の料理に使う程度であれば、目安量を超えることはありません。
しかし、サプリメントなどのウコン製品の中には、製品100gあたり100mg程度もの鉄分を含んでいるものもあるようです。
ウコンの摂取は1日の目安量を守り、摂りすぎには注意しましょう。
まだまだ私たち日本人には馴染みの薄いウコン。日常に取り入れやすいかんたんな使い方は?
ウコンの優れた効果はわかったけれど、どうやって使ったらいいの?とよくわからない方も多いでしょう。カレーに使うのはもちろんですが、他にもいろんな活用方法があります。
ウコンは、乳製品やしょうが、にんにく、スープ料理との相性がいいので、以下のような料理に使えますよ。(※)
・ターメリックライス
・魚介やお肉のソテー
・牛乳に少し入れる
・パンやケーキなど、お菓子の風味付けや色付けに
香り豊かなターメリックライスとカレーを一緒に食べれば、たくさんのウコンを摂取することができますね。
インド伝統医学の知恵!ウコンを使った「ゴールデンミルク」の作り方
ゴールデンミルクって聞いたことありますか?
最近では「ターメリックラテ」とも呼ばれ、アメリカで大流行となっています。
実は、このゴールデンミルクは、インドのアーユルヴェーダで古くから一般家庭で親しまれていて、風邪などの体調不良のときに飲んでいるそうですよ。
【材料】
・有機豆乳 400cc
・無農薬ターメリックパウダー 小さじ1
・無農薬しょうが 小さじ1
・有機黒こしょう 少々
・黒砂糖やはちみつなどお好みの甘味 小さじ1
【作り方】
1,しょうがは薄切り、またはすりおろします。
2,牛乳を温め、ターメリック、しょうが、こしょう、砂糖を加えます。
3,弱火で2,3分火にかけます。
4,茶こしでこして、完成!
味はチャイのような感じで、とても飲みやすいです。
甘味は好みで調整してください。
風邪などの症状はなくても、ウコンの健康効果を取り入れたい方は、ぜひ作ってみてくださいね。
ウコンはこんな人におすすめ!今すぐおうちで始めませんか?
ウコンはたくさんの効果がある、優れた食品であることがわかりましたね。
そんなウコンはこんな人におすすめです。
・健康維持を心がけている方
・肝臓の健康を保ちたい方
・お酒をよく飲む方
・美肌を目指したい方
毎日の食事にウコンを取り入れて、健康的な日々を過ごしませんか?
サプリメントは手軽に摂れますが、添加物が気になりますし、ウコン自体がどのように育てられているかわかりませんよね。
できるだけ、無農薬で安心できるものをご使用ください。
たくさんの効果があるウコン、ぜひ試してみてくださいね!
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