買い溜めた野菜や果物が冷蔵庫の中でしなびたり、腐るのを防ぐ方法をまとめてお伝えします。
食に関して意識の高いIN YOU読者の方は、
出来るだけ有機栽培や自然栽培などの良質なお米や野菜を購入するようにしている
という方も多いかと思います。
無農薬栽培の野菜はそうでない野菜と比べ、
3-4割以上値段が高い分、野菜自体に抗酸化作用が高いことがわかっています。
オーガニック食品は非オーガニック食品より最大70%抗酸化物質が多いことが判明! 安全性だけでなく、栄養面からも価値あるオーガニック。
さらに、残留農薬や放射性物質、遺伝子組み換えなどの害も最小限で、
何より美味しい!
そんな無農薬の野菜は大切に、出来るだけ新鮮なうちに頂きたいですよね。
でも忙しい読者の皆さんのなかには
週末でマルシェやオーガニックスーパーでまとめて買いだめしたりしているという方も多いのでは。
冷蔵庫の中でしなびたり
腐ってしまう野菜・・・・もったいないと思いませんか?
もちろん買ってきてその日のうちに食べるのが一番いいのは皆さんもご存じだと思います。でも忙しいからそうにもいかない。
せっかく質のいい食材を買ってきたのにいざ食べようと思ったら、しなびたり変色してしまった。
もったいないですよね。
そんなことにならぬよう、
今回はそんな野菜を出来るだけ美味しく新鮮に頂くための保存方法についてまとめました。
保存のコツ1 立てて保存
【人参 大根 ブロッコリー きゅうり アスパラガス】
人参、大根、ブロッコリー、きゅうり、アスパラガスなど縦方向に成長する野菜は、
成長過程と同じように立てた状態で保存すると、野菜にストレスがかかりにくく長持ちします。
立てて収納する専用のケースや、ペットボトルをカットしたものを野菜室に入れておくと重宝します。
冷蔵庫内もすっきりとして見やすくなるのでおすすめです。
また、基本的なことですが人参と大根はきちんと葉を切りおとして、別々に保存しましょう。
人参と大根は乾燥に弱いため新聞紙でくるんで保存してください。
もちろん切ったものは傷みやすいため、しっかりと無添加のラップで包んでくださいね。
保存のコツ2 芯をくりぬく
【キャベツ レタス 白菜】
キャベツやレタス、白菜などの野菜は芯をくり抜いて、湿らせたキッチンペーパーを詰めておくと長持ちします。
新聞紙か無添加のラップで包んで保存しましょう。
ただしレタスは、金属に弱いため手でくりぬいて。
その際、軽く芯をたたくとくりぬきやすくなりますよ。
キャベツや白菜の芯を包丁で抜くのが苦手な方は、
芯取り用のグッズもありますし、爪楊枝を三本ほど芯に指しておけば同様の効果もあります。
ただ白菜の芯は甘みがあって美味しい部位ですし、
キャベツの芯は食物繊維も豊富で、細切りにしてきんぴらなどにしても美味しく頂けるので、
ぜひくりぬいて調理してみてくださいね。
保存のコツ3 湿らせた無漂泊のキッチンペーパーでくるむ
【水菜 小松菜 ほうれん草】
水菜、小松菜、ほうれん草などの葉野菜は、湿らせた無漂白のキッチンペーパーか、
新聞紙に包んでポリ袋に入れて保存しましょう。
冷蔵庫内のスペースに余裕があれば立たせて保存するのか理想的です。
小松菜と水菜は、2~3日で傷んできてしまうため、使い切れない場合は冷凍保存もおすすめです。
きれいに洗って水気をしっかりふき取れば、ジップ付きの袋などに入れて冷凍保存が可能です。
保存のコツ4 エチレンガスの多い果物に注意する
【りんご アボカド メロン 桃 洋ナシ】
エチレンガスとは、
野菜や果物はエチレンという植物ホルモンの作用で成長し、熟成します。
収穫後もこのエチレンガスを放出していて、野菜や果物が傷む原因となります。
エチレンガスを多く放出するものと一緒に保存しておくと他の野菜にも影響するので、注意しておきましょう。
りんごのエチレンガスは有名ですが、
アボカド、メロン、桃、洋ナシも同様にエチレンガスの放出が多い果物です。
もう少し熟したほうが美味しくなるなという、キウイフルーツやキンカンなどがあれば一緒に保存すると早く熟れます。
その他の野菜は傷みやすくなるため、エチレンガスの影響は避けたいところですよね。
エチレンガスが多い果物を冷蔵庫で保存する際には、ポリ袋などに入れてガスの影響を最小限にとどめましょう。
りんごとジャガイモを一緒に保存
注意したいエチレンガスですが、ジャガイモの保存には一役買ってくれます。このエチレンガスがジャガイモの発芽を抑えてくれるので、
りんごとジャガイモがご家庭にある場合は一緒に置いておくと良いでしょう。
ジャガイモは冷暗所で保存しましょう。
日当たりの良いところに置くと発芽しやすいので、必ず日陰で保存してくださいね。
保存のコツ5 炭の活用
炭を冷蔵庫に入れておくのもおすすめの方法です。
炭の吸着力で、エチレンガスを吸着してくれるので野菜・果物の鮮度を保つことが出来ます。
また、冷蔵庫内の脱臭効果も期待できますね。
冷蔵庫に入れるものなので、煮沸消毒したものをネットやフキンで包んで利用しましょう。
一般的な家庭用の大きさの冷蔵庫で、100gほどの備長炭を3~5本入れておきます。
1カ月に一度、洗って乾かせば数カ月は繰り返し使えます。
保存のコツ その他の野菜・果物
玉ねぎ
湿気に弱い玉ねぎは、風通しの良いところで保存してください。かごやネットなどの通気性の良い入れ物を利用しましょう。
常温で保存できますが、新玉ねぎや紫玉ねぎなどの水分が多いものは冷蔵庫で保存しましょう。
バナナ
バナナは一房ごとに分けて保存すると長持ちします。冷蔵庫に入れると低温障害をおこすため室温で保存します。
また、40~50度のお湯にバナナを5分ほどつけて、
冷ました後ラップでくるんでから冷蔵庫で保存すると10日ほど日持ちします。
お湯につけた後のバナナは冷蔵保存でも黒くなりません。
トマト
トマトはヘタを下にして、重ならないようにポリ袋に入れて野菜室で保存します。もう少し熟れさせたいなという場合は、常温で保存して熟れさせたり、
リンゴなどと一緒に置いておくのもおすすめです。
赤く食べごろになったら冷蔵庫へ移動させましょう。
なすび
乾燥に弱いなすびは、一つずつラップに包んで保存しましょう。保存温度が5度以下になると身が縮んでしまうので、冷蔵庫よりも野菜室での保存がおすすめです。
ピーマン
ピーマンは水気に弱いため、キッチンペーペーで水気をふき取って下さい。一つ傷むと、ミカンと一緒で次々と傷んでしまうので、一つ一つラップに包んで保存しましょう。
長ネギ
長ネギは緑の部位と白の部位と切り分けて、3㎝ほど水を入れたジップ付きのポリ袋や、切ったペットボトルなどに立てて保存しましょう。
終わりに・・・・
オーガニックの食品を選ぶということ
本当によい野菜や果物は腐りにくい?
本当によい作られ方をした野菜は腐るのではなく枯れていく・・・
という言葉を聞いたことはありますか?
化学肥料や薬品などを使わず、天然肥料をつかうなどして、
丁寧に育てられた野菜は、長持ちしやすい傾向にあります。
また、異臭を放ったりせず、腐りにくいといいます。
どろどろ・ぐちょぐちょになって腐ってしまう野菜には、
肥料や農薬にも何か問題が隠れているのかもしれません。
オーガニックの食品を選ぶということは、自分や家族の身体の為だけでなく、
生産者の方々を応援していくという意思表示でもあります。
周囲の農家の方は普通に使っている、農薬や除草剤、殺虫剤などを全く使わずに作物を作る。
これってものすごい事です。
すぐにできることではなく、作り手にとっては決して簡単ではないのは、想像に難くありません。
それでも素晴らしい作物を作り出している生産者がいるという事実。
本当に安心安全な食べ物を求めるのなら、
そんな生産者の方が増えていってほしいと思うなら、
応援という意味でもオーガニックの食品を選びましょう。
本当にこだわって作られた野菜や果物を見ると、
作り手の愛情が伝わってきて、食べ物への感謝の気持ちも生まれます。
そうなると余計に一品ずつ大切に頂きたくなりますよね。
そういった食べ物を大切にする姿勢は食育となって、子供たちにも伝わるはず。
冷蔵庫に入れる前に少しの手間をかけることで、よりいつもの野菜が愛おしくありがたく思えますよ。
ぜひ、皆様の日常に取り入れてみてくださいね。
皆様のより健康でより楽しい毎日のお役に立てますように。
少しでも農薬の害を減らしたい方へ・・・・
農薬が気になる方向け野菜あらい
オーガニック野菜がいいのはわかっている。
すべての野菜をオーガニックに変えたいけれど・・・
ご実家や、外出先で、地方で、どうしてもオーガニックなものが手に入らない!!
そんなピンチを助けてくれるのがこちら。
農薬が気になる方向けの野菜洗いです。
ぜひ試してみてくださいね。
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