暑い夏に知っておきたい!内臓冷えにご注意。ナチュラルな力だけで、今すぐできる夏バテ・熱中症対策テクニック
夏の暑い季節がやってくると、そのジメジメとした暑さで体調を崩してしまう人も少なくありません。
重篤化すると死に至ることもある熱中症の心配もあります。
そこで今回は、暑さ・熱中症を自然の力だけで乗り越える方法をご紹介します。
特別なことは何もいりません。
心身ともに健やかに過ごすためのコツ、お教えします。
まずは熱中症の予防対策を知ろう
熱中症とは、高温・多湿の環境により、体温調整ができなくなったり、
水分やナトリウムのバランスが崩れることで生じる症状の総称です。
軽度の場合、めまいや立ちくらみといった軽い症状のため、
自分自身でなかなか気づけない場合もありますが、適切な処置がなされないと、意識障害などの重篤な状態に進行することもあります。
日常生活で予防できるポイント
早速、日常生活において出来る基本的な予防法についてご紹介します。
洋服
夏場の衣類は、汗を吸いやすく、熱を発散しやすい素材を選び着用しましょう。
通気性の良いデザインも大切です。
おしゃれでかっこいい黒地の服を夏場も着用する人は少なくないようですが、
熱中症対策という観点からは、熱吸収率の低い淡い色味、白い色味の服をおすすめします。
食事・水分
食に関しては、栄養と水分補給はしっかり行ないましょう。
水分を補給する際は、利尿作用のあるものを飲みすぎるとさらに水分が出て行ってしまいますので、避けた方がベター。
緑茶や紅茶、コーヒーなどカフェインが多く含まれる飲み物、アルコールはほどほどに。
また甘いジュースや炭酸飲料も、少量で満足感が得られる飲み物なのですが、水分補給という観点からは向いていません。
IN YOUMarketでは、夏の紫外線対策にも一押しのノンカフェインロセラハーブティーというお茶をオススメしていますが、このお茶のように夏の水分補給に適したものをチョイスしてみてください。
夏の水分補給にオススメのロセラハーブティー
住環境においては、近年エコな取り組みをしようとして空調を我慢することで起きる、室内での熱中症が多く報告されています。
屋内が高温・多湿な環境にならないよう、空調や扇風機をうまく活用して、風通しをよくすることも大事ですね。
参考文献:稲葉裕、『熱中症対策マニュアル』、2011、エクスナレッジ
熱中症対策による「内臓冷え」に要注意
とはいえ自分がバランスよく空調を扱おうとしても、職場や出かけた先では、
自分の意思で空調を管理することはできないのが難点。
私の場合、空調をつけることで生じる体調不良に悩まされることがあります。
熱中症対策に空調をつけること自体は、間違いではありません。
しかし身体を冷やすことを意識しすぎて、冷えた空間で冷たい飲食物を摂り過ぎてしまうと、
今度は「内臓冷え」という不調に悩まされてしまいます。
これが疲労感や夏バテにつながる原因です。
暑さ・熱中症の対策のためには、適切な温度調整を意識する必要があるのです。
実際、24℃を下回る温度下にいると、皮膚表面の血管は収縮し、体内にこもった熱は発散されにくくなってしまいます。また外と中の気温差が大きくなってしまうと、身体への負担が大きくなり、ちょっとした外出だけで、熱中症のような不調に襲われる可能性も高まります。
そこで職場や出先の空調対策として、お腹、腰、太もも、二の腕、首、足首、手首といった冷えやすい箇所を”温める”ことをおすすめします。着込む必要はありませんが、外と中の温度差にやられないためにも、1枚はおりものを用意しておくことは鉄則とも言えます。
もし、職場で長い時間冷房に当たる機会が多いのであれば、お尻の上の出っ張った部分にカイロを当てて、温めるのも効果的だと言えます。
参考文献:川嶋朗、『エアコンを3℃上げれば寿命が延びる』、2013、宝島社
自然の力でできる知恵あれこれ
あまりにも暑さが厳しいと、ナチュラルな生活を送る余裕も失われがちですが、
そんな時は扇風機もクーラーもなかった時代を思い出してください。
自然の力を借りれば、暑さや熱中症による不快な症状を緩和するだけでなく、
空調による「内臓冷え」のような”外は暑いのに体は冷える”という心配もありません。
打ち水をやってみよう
マンション住まいの方は少々実践しにくいかと思いますが、昔の夏の風物詩とも言える打ち水も、
やってみると暑さが緩和されることが分かります。
朝晩の涼しい時期に、直射日光の当たらない場所にまき、
部屋にある風下と風上にある窓やドアを開け広げ風を通しましょう。
もし日の高いうちに撒くという場合には、日向ではなく日陰に打ち水します。
日の高いうちに水を撒く際、日向に巻いてしまうと太陽の熱で蒸発し、蒸し暑さの原因となってしまいますので注意しましょう。
参考文献:自然の恵みを活かす・夏を涼しく過ごす 住宅推進協議会
ベランダ農園で緑のカーテンを
夏の暑さ対策には、太陽光を遮断することも重要です。
特に夏場の太陽光というのは、室内へとり込んでしまうと追い出すのが難しいエネルギーです。
そのため事前に太陽光を適度に遮断することのできる状態にしておくことが重要です。
自宅のベランダで家庭菜園を楽しんでいる人、
またこれからやってみたい!という人におすすめなのが、緑のカーテンです。
緑のカーテンをしていない部屋では、太陽光をさえぎるものがなく壁やガラスが温められることで、室内の温度が上昇します。しかし、緑のカーテンは熱の原因となる赤外線を反射してくれます。
また、植物は吸い上げた水を茎の中にたくわえて、葉表面から水を蒸発させます。
そのため緑のカーテンそのものが熱くなってしまうこともありません。
参考文献:緑のカーテン 省エネ効果
実の成る植物を選べばこんな利点も
おすすめしたい植物はゴーヤ。葉の大きなゴーヤは効果的に太陽光を遮ってくれます。
市販されている緑化ネットなどを使い、うまく枝を誘引できると、よりカーテンらしく広い範囲を覆ってくれますよ。
生育力も強くぐんぐんと伸びるゴーヤは、家庭菜園初心者の方にもおすすめできる植物です。
ゴーヤはトマトやキュウリといった夏野菜に含まれる量の約5倍のビタミンCを含み、
また特徴的な苦み成分「モモルデシン」には胃腸の粘膜保護、食欲増進効果があります。
そのため、食欲不振に陥りやすい夏場にはうってつけの食べ物なのです。
また自律神経を整える作用も。
もしあなたが夏場の空調で体調を崩しやすい体質なのであれば、空調をやめて緑のカーテンに変え、加えて成った実を食べることで、気温差によって生じていた自律神経失調症の回復が見込まれることでしょう。
ビタミンCによるストレスへの効果もあいまって、夏バテしやすい体を守ってくれるはずですよ。
参考文献:【苦瓜】ゴーヤーの栄養・効果
低体温にご注意。
夏野菜は冷やさず食べる
東洋医学では、食材には身体を冷やすものと温めるものがあると言われています。
「陰の食材」「陽の食材」と呼ばれています。
IN YOUの読者なら既にご存知の方も多いのでは。
陰の食材には、キュウリやレタス、トマトやスイカといった夏野菜や南国産の果物などが含まれています。
この陰の食材を適度に食べることによって、身体を自然に冷やしていきましょう。
空調などがなかった時代には、汗をかき、陰の食材を食べることで身体を冷やして体温調節していたものです。
夏野菜は冷蔵庫に入れる必要はありません
ただし陰性の性質がある野菜を冷えた冷蔵庫で保管してそのまま食べると、さらに「陰性」のパワーが増し、
先ほど紹介した「内臓冷え」や低体温の原因になります。
夏野菜はあえて、常温で食べることがおすすめです。
身の丈生活を送るアズマカナコさんの著書で書かれていた「夏野菜は冷やさず食べる」を私も実践してみたのですが、体感温度が劇的に下がる、という効果はないものの、体の不調が消えていったように思えます。
彼女の生活では、空調どころか冷蔵庫もありませんが、ナチュラルなアイディアで暑さ寒さを乗り越えています。
参考文献:アズマカナコ、『もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活』、2015、主婦の友社
生野菜のデメリットも理解して陽性や温野菜と掛け合わせてうまく活用
生野菜の摂り過ぎに注意
先に冷やし過ぎに注意といった旨の話をしましたが、実際には水分やカリウム量の多いトマトやきゅうりなどの「水野菜」を除けば、サラダボウル1杯分であれば問題はないという意見もあります。
ただ自然の力を借りるとはいえ、過度な摂取は注意しなければなりません。
生野菜は加熱処理したものに比べると、栄養分をそのまま体内に摂りいれることができるのですが、消化吸収に時間がかかってしまうデメリットがあります。
すでに夏バテを起こしていたり、軽度な熱中症症状が起こって弱っている体には、負担が大きいように思えます。
なので夏という暑い季節であっても、生野菜と温野菜をバランスよく摂取することが大切です。
陰性の野菜もあえて加熱して食べたり、または生野菜をいただく際はお味噌汁や暖かいものと一緒に食べて、体を冷やさないことを心がけてみて。
成人の場合、1日350グラム以上の野菜の摂取が望まれますが、生野菜だけで全てをまかなおうとすると、それこそ消化活動への負担は大きくなってしまいます。
無理にすべてを生で摂取しようとはせず、陽性の食材、調味料、そして温野菜も取り入れてみてくださいね。
参考文献:温野菜と生野菜のメリット・デメリットについて
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自然の力で暑さは乗り越えられます
ガンガンにかけたクーラーの力を借りて、アイスクリームで乗り越える夏はどこか自然な感じがしません。私自身、昔の知恵などを調べて行くに従い、夏場には夏場の自然の力を借りたアイディアがたくさんそろっていることに気づきました
猛暑日が珍しくない昨今、空調を使って部屋を涼しくして冷たいものを食べたい!と思うかもしれませんが、内臓を冷やしてしまっては免疫力が落ち、夏風邪やダウンの原因になるだけで、いいことはありません。
もちろん熱中症で倒れて亡くなる事件もありますので、エアコンを無理に我慢する必要はりません。
20度から23度など冷え冷えの温度の室温ではなくせめて27度から28度でできる限り「弱」に設定するなど、工夫してみてください。
今年の夏は打ち水や緑のカーテン、ついでに収穫できる夏野菜などの”涼しげ”なアイディアを活用して、夏を乗り越えてみませんか?
IN YOU Marketの商品で「内臓冷え」を回避しよう!
紫外線の強い夏にぴったり!
インドネシアではポピュラーなハーブティー。
特にビタミンCの含有量が優れていて、
キウイの2倍以上、オレンジやレモンの4倍以上。
ビタミンCはオレンジで100gあたりに40~50mg、
キウイで70~100mgの含有量と言われています。
ロセラは100gあたりに200mg以上のビタミンCを含んでいますので、その凄さが際立ちます。
他にもビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ポリフェノール、アミノ酸、クエン酸など、
嬉しい成分がたくさん!
体を温めながら、綺麗になりましょう!
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