夏はビタミンが特に失われやすい!ビタミンCがないとどうなる?ハーブティーで美味しくビタミン補給をしよう。
天気予報を見ていると、まだまだ残暑が厳しい日本の夏。
水分補給は欠かせませんよね。
とはいえ、水分なら何でも良いというわけではありません。
特に、暑い夏に不足がちになる身体が必要としているビタミンCがたっぷり含まれているものがお勧めです。
どうしてビタミンCが必要なの?
そもそもビタミンCの働きって何?
『ビタミンCがたっぷり!』『レモンの○倍のビタミンCが摂れます』と、
よく聞きますが、ビタミンCって何なのでしょうか? 説明できますか?
簡単に言うと、コラーゲンを強化するビタミンなのです。
細胞と細胞を結ぶコラーゲンというタンパク質の合成や、免疫機能維持に必要なビタミンが、このビタミンCなんです。
ビタミンAやビタミンBやら、もろもろとビタミンがありますが、
もしひとつのビタミンしかとることができないとしたら、このビタミンCにしましょう、というくらい大事なビタミンなのです。
ビタミンCが足りないと、こんな症状が起きてしまいます。
もしビタミンCがひどく欠乏していたら、壊血病になります。
これは、筋肉と皮膚への出血、関節がもろくなり、結合組織が全体的に弱くなって、昏睡したり食欲不振になったり、貧血状態になったりましす。
そうなった場合の精神的症状としては、疲労やうつ、倦怠に錯乱などを招く可能性があります。
そしてビタミンCはストレスや熱に弱く、こういった場合は通常よりも燃焼してしまうとのことなんです。
*参考文献
食事で治す、心の病
夏は特にビタミンCが足りなくなるのはどうしてでしょう?
ビタミンCは水溶性。
そう、つまり、身体に吸収される前に、汗や尿と一緒に流れてしまう確率が他の季節よりも多い、ということなんですね。
ビタミンCの健康効果
まずは何と言っても疲労回復があげられます。ビタミンCには抗酸化作用という働きがあります。
わたし達が毎日、呼吸によって取り入れた酸素が全身に運ばれて、エネルギーを作り出すために使われています。
その際に使われた酸素の一部が活性酸素となります。
この活性酸素というのが、正常に働いている細胞を傷つけて身体を疲れやすくし、老化を促進するのですね。
それに対抗するのがビタミンCが持っている抗酸化作用が効くんですね。
活性酸素の必要以上の発生を抑制して、さらに身体に悪い作用を抑制してくれる。
運動した後や、夏バテなどの、必要以上に疲れを感じる時にビタミンCを摂れ、というのはこういう意味だったのでしょう。
貧血の予防にも
ビタミンCが欠乏すると貧血状態になる、と先ほど書きましたが、それはどうしてなのでしょう?
とくに生理中の場合、貧血になることってありませんか?
これは鉄欠乏性貧血と呼ばれています。
ではどうしてそういった症状が起きるのか?
実は酸素を体中に運ぶ赤血球が十分に作れなくなってしまい、体内で赤血球が減少してしまうから。ビタミンCは、体内に取り入れた鉄の吸収率を上げる働きがあるので、貧血を防ぐことができると言われています。
また、食べ物の中にある鉄分の吸収率も上げる働きがあると言われています。
ビタミンCがたっぷり入っているハーブティーを飲んでみませんか?
野菜や果物から摂るのもよいですが、意外にもビタミンCがたっぷり摂れるハーブティーはいかがでしょうか?
今回は厳選したハーブをご紹介します。
オススメのハーブ
ロセラ
ロセラのガクには、重要な栄養素が豊富に含まれています。
抗酸化が期待できるビタミンCと、目の疲れを予防するアントシアニンなど、
抗酸化作用を持つ成分がたっぷり。
特にビタミンCの含有量が優れていて、キウイの2倍以上、オレンジやレモンの4倍以上。
ビタミンCはオレンジで100gあたりに40~50mg、キウイで70~100mgの含有量と言われています。
ロセラは100gあたりに200mg以上のビタミンCを含んでいますので、その凄さが際立ちます。
他にもビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ポリフェノール、アミノ酸、クエン酸など、嬉しい成分が含まれています。
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ローズヒップ
ローズヒップは、ローズの種のハーブ。
実はビタミンCが他のハーブに比べてかなり、いえ、一番入っていると言っても過言ではないハーブ。
その効果は胃腸の不調や風邪などに幅広く役立ちます。ビタミンCだけでなく、ポリフェノールも豊富に含まれています。
どちらかというと、女性の美しさを輝かせる、更年期障害の症状を緩和するハーブとして知られていますが、菌の増殖や炎症を抑える効果があるので、慢性的鼻血を起こすお子さまに効果的です。
ハイビスカス
ハイビスカスといえば、南国に咲いている真っ赤な大輪の花、と頭に浮かびますが、先に紹介したローズヒップに負けずとも劣らずともビタミンCが豊富なハーブです。
鮮やかな赤色は、アントシアニン色素というものによるもので、ブルーベリーと同じ色素で、目の疲れに有効です。
またクエン酸を始めとする有機酸も含まれているので疲労回復や利用作用、胃の調子も整えて消化を促進する効果もあるので、特に暑い夏に効果的ハーブと言われています。あとは、風邪を引いたときにも飲ませると効果的です。
レモングラス
レモングラスと言えば、東南アジア諸国の料理で使われているイメージが多いかもしれませんが、
こちらもビタミンCが入っていますが、それ以外のビタミンも豊富です。
さらに不眠症改善や神経を落ち着かせる作用、さらに免疫システム強化などにも効果的と言われています。
特に脂っこいものを食べた後、リフレッシュする時にも効果的です。
スペアミント
こちらもミント系家族としてなじみのあるハーブです。
ペッパーミントよりもややマイルドな味、甘みのある味ですので、お子さまの中にはペッパーミントよりも好きな場合もあるでしょう。
風邪を引いて吐いてしまったときなどにあげると効果的です。こちらもペッパーミント同様に緊張を緩和させる効果があるので、リラックスしたい時に使用すると良いですね。
オレンジピール
私が子どもの頃、母によく言われたのが、風邪を引いたとき、乾燥させたミカンの皮を飲むと良い、ということ。
そうです、ミカンには中身だけでなく、皮にもたくさんのビタミンCがあるからです。
オレンジピールもローズヒップやハイビスカス同様にビタミンCが豊富です。こちらもリフレッシュしたい時に飲むと効果的です。
ハーブティーの作り方
●大さじ4杯 オーガニックローズヒップ
●大さじ3杯 オーガニックロセラ
●大さじ3杯 オーガニックハイビスカス
●大さじ2杯 オーガニックレモングラス
●大さじ1杯 オーガニックスペアミント
●小さじ1/2 オーガニックオレンジピール、もしくは砕いたシナモン
●ひとつまみ オーガニックステビア
*参考文献
Herbs for Children’s Health : Rosemary Gladstar
上ではわかりやすく『大さじ』で記しましたが、小さじに変えても構いません。
要するに、こういった配分です、ということです。
個人的にはちょっとステビアの甘みが好きではないので入れなかったんですが、入れなかったら酸味が強いかな、と思いました。
マヌカハニーなどを入れたらよいかもしれませんね。
レシピ通りにしないといけないの?
このレシピ以外にもいろいろと試しているのですが、いろいろとあってハーブ全てが手に入らなかったりする場合もあります。
例えばスペアミントじゃ甘かったから、というのであればペッパーミントに変えても構わないと思います。
もしくは手元にペッパーミントしかない、とか。
要は臨機応変が大切ということ。
無いものは無いんだから仕方が無い。
と割り切ることも大切です。
もしくは味が好きではなかった場合は、似たような味のハーブを入れてみる。
つまり、ハーブは薬ではないのです。
もちろん、そういった効能もあるのですが、最終的には、美味しく、身体がリラックスできることが大切なのです。
ハーブの入れ方
ハーブの勉強を始める前には、いろいろな入れ方があるなんて知らなかったのですが、ハーブの効能をより効果的に身体の中に取り入れる方法があるんです。
日本の場合ですと、ハーブ何グラムに対してお湯は何mlと結構細かいのですが、アメリカはなんというのかおおざっぱというのか、あまり難しく考えていないです。
今回の入れ方は、煎じ出し。
英語で言うと、Infusion
調べるといろいろと出てくるかと思いますが、今回は私が習った方法をお伝えします。
1)空き瓶の中に、上記に記したハーブを入れて混ぜます。この場合は、蓋をして、瓶をシャカシャカ振るだけ。
2)混ぜたハーブを、他の空き瓶の1/4〜1/3ほど入れます。これもおおざっぱに、自分の「このくらい」というのを見つけていただければ、と思います。
3)そこに熱湯を瓶の口ほどまでに注ぎ、ふたをします。
4)30分から45分、そのままにします。
5)時間が経ったら、お気に入りのカップなどで飲みます。
熱々が飲みたいのに、こんなのは嫌よ!
と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、この方法をすることにより、よりいっそうハーブの効能が身体に効用するとのこと。
この煎じ出したハーブの中にマヌカハニーを入れて、冷蔵庫に入れておくだけ。
好きなだけ、お飲み下さい。
今回紹介したハーブは、お子さまに与えても安全、安心なハーブですし、女性の方にも美容のことを考えても効果的なハーブが満載です。
お時間のあるときにでも、ぜひお試しください。
*個人でハーブを調合して飲むこと、楽しむことは違法ではありませんが、
それを他者に売ることは、ハーブ調合士などの証明書が必要となりますのでご注意ください。
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紫外線の強い夏にぴったり!
インドネシアではポピュラーなハーブティー。
特にビタミンCの含有量が優れていて、
キウイの2倍以上、オレンジやレモンの4倍以上。
ビタミンCはオレンジで100gあたりに40~50mg、
キウイで70~100mgの含有量と言われています。
ロセラは100gあたりに200mg以上のビタミンCを含んでいますので、その凄さが際立ちます。
他にもビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ポリフェノール、アミノ酸、クエン酸など、
嬉しい成分がたくさん!体を温めながら、綺麗になりましょう!
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