あたかもすぐに効果があるかのように見える市販健康食品の落とし穴と、健康食品にたよる前に知ってほしいこと
TVでは、やたらと健康食品のCMが多くなりました。
その時に「〇〇を食べて(飲んで)よくなった」と言われる一般の方々らしき人が感想を述べています。
そんな時、ふと
この人たちに会った方はいるのだろうか?
何人中何人の方が同じ感想なのか?
と疑問に思ったことありませんか?
今回は選び方と必要なサプリメントについてお伝えします。
テレビショッピングや通販で行われる栄養機能の誇張
その商品は本当にあなたにとっていい商品ですか?
私たちが生命を維持するために食事を欠かす事ができません。
食事で食べる物を食品と言います。
本来食品というものは、美味しさと栄養素を得るための物です。
ただ最近は、食品に対して「機能性の誤調」が多く見られるように思います。
病気の予防や健康維持に有効性があるように思われる物質が「機能性成分」としてもてはやされています。
これを食べていれば、あたかも簡単に健康になれるかのような「錯覚」に陥ります。
この機能性成分を含み、健康に「良い効果」を期待して摂取する商品を総称して「健康食品(サプリメント)」と言います。
この健康食品の「いわゆる効果」は後ほど記載させていただきますが、まず問題なのは販売方法なのです。
新聞、雑誌、インターネット、テレビなどで多くの広告が流れています。
さらにテレビショッピングでは、
「放送終了後30分以内に申込みの方は半額+〇〇プレゼント」などと大きく謳っています。
そして決定的なことは何も言っていないのに、消費者に「効果」があるようにアピールしています。
例えば、「若々しく過ごすあなたのために〇〇」とあれば「〇〇で元気になれる」と勝手に思うのです。
すなわち、私たち一般人の「思い込み」をうまく利用して購買意欲を引き出しているのに過ぎないのです。
そもそも、健康食品(サプリメント)とは!?
日本で定義される「サプリメント」とは一体何なのでしょうか。
健康食品と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を指しているものです。そのうち国の制度として、国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした「保険機能食品制度」があります。 (厚生労働省「健康食品」のホームページより抜粋)
のように、日常的に食事では摂取しにくい栄養素を補う目的の食品です。
しかし、日本では法律上の定義は無く、サプリメントと健康食品はほぼ同じような意味で取り扱われています。
健康食品(サプリメント)の分類
健康食品は、保健機能食品とそれ以外に大きく分類することができます。保健機能食品
①特定保健用食品
健康増進法第26条には『販売に供する食品につき、乳児用、幼児用、妊産婦用、病者
用その他内閣府令で定める特別の用途に適する旨の表示(以下「特別用途表示」という)
をしようとする者は、内閣総理大臣の許可を受けなければならない』 とあり、
この特別の用途に適する食品を特定保健用食品(トクホ)と言います。
消費者庁のウェブサイトには許可を受けたトクホ全製品の一覧が掲載されています。
http://www.caa.go.jp/foods/index4.html#m02
例えば、「青汁」や「黒酢」は健康食品としてよく知られていますが、
いずれも科学的根拠がありません。
しかし「体に良い」と思っている消費者も少なくありません。
これらの商品で保険効果をもたらすものは、緑葉植物や黒酢そのものに由来するのではなく、科学的根拠が蓄積されている「難消化性デキストリン」や「キトサン」が添加されているからです。
トクホだから「体に良い」のではなく、どの成分がどれ位含まれていると保険効果を表す可能性があるのかを調べてから購入することが大事です。
【特定保健用食品(トクホ)=安心・安全】がついに崩壊!今後ますます必要なのは、正しい知識と判断力。
しかしながら、「難消化性デキストリン」のような食物繊維を摂取するのなら野菜をしっかり食べた方が、より良いでしょう。けっして名前にごまかされないでください。
②栄養機能食品
トクホと機能性表示食品(以下 機能性食品)の中間的な扱いになっている「栄養機能食品」は、存在価値が感じられない「保健機能食品」です。“機能性が表示できる”のはビタミンやミネラルなどの成分で限定された表現のみで、さらに含有量の上下限が決められていますから、私たちにとっても販売側にとってもあまり利点がない食品群です。
例えば、多くの方が不足していると言われているビタミンB1に関しては、
「炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。摂取量の目安は0.36~25mg。本品は、多量摂取により疾病を治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取量目安を守ってください。」消費者庁 栄養機能食品より抜粋
これを読んで「ぜったい欲しい」と思われる方は少ないでしょう。
そのため販売者も魅力がなく商品数も増えず、認知度も低いのも当然です。
ほんのわずかな機能性を表示できる、詐欺まがいのシステム
③機能性食品
「ミニ・トクホ」とか「トクホまがい」のような位置づけで制度化されたのが機能性食品です。消費者庁の『「機能性表示食品」制度が はじまります!商品の開発・販売を考える』には
(http://www.caa.go.jp/foods/pdf/150810_2.pdf)
事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものです。ただし特定保健 用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。
とあります。
「一定の機能性成分を含む」ことで商品化され、機能性の表示が許されているトクホでさえ、
その「効果」をほとんど期待できないにも関らわず、さらに「科学的根拠」に疑問が多い「健康食品」にどのような「機能性」が表示できるのでしょうか?
ほんのわずかの機能性を、制度として表示できるのは「詐欺」としか思えません。
例えば、骨を強くすると言われる食品成分(カルシウムなど)を摂取しさえすれば「強い骨をつくる」ことにはなりません。ただほんの少しは役に立つかもりませんが、
食生活などの生活習慣全般を改善し、運動などの身体活動を適切に行うことによって「強い骨」が作る方が大切です。
保健機能食品以外
①ベースサプリメント(basic supplement)
栄養確保のために誰もが必要とする栄養素を含む製品のことです。⑴タンパク質‥すべての細胞の基本となる栄養素
(植物性100%でアミノ酸スコア100、PDCAAS*1.0のプロテイン)
*PDCAAS:Protein Digestibility Corrected Amino Acide Score
タンパク質消化吸収率補正アミノ酸スコア
タンパク質が不足すると
⑵マルチビタミン・ミネラル‥代謝を円滑にし、生命維持には必須の栄養素
(ビタミン、ミネラル、ファイトケミカルス)
⑶オメガ3‥動脈硬化やガン化、老化、鬱を予防する栄養素 (EPA、DHA)
⑷プレバイオティックス‥腸内環境を整え、免疫力を高める
(食物繊維、オリゴ糖、有効菌産生物)
②その他のサプリメント
栄養確保の目的でなく、一部的な改善を期待できる製品ですが基本的には不要です。グルコサミン、セサミン、コンドロイチン、酵素など
サプリメントを選ぶ基準
サプリメントは、直接「症状を改善したり、治す」ものではありませんが、栄養素をしっかり摂取することによって「健康度を高め」て「症状を改善したり、治す」ことを期待できるものです。
注意するべきことは、安全性が確保されていな場合や違法に医薬品成分が添加されている製品もありますので見極めてください。また単一の成分の摂り過ぎも要注意です。
サプリメントを摂取して病気になったのでは、本末転倒です。
特にベースサプリメントは、栄養素のバランスが良く適正量が含まれていることが条件になります。
さらに科学者や医療者が定期的に成分やその量を見直し、品質の向上に努めていることが大切です。
食生活は健康の基本
再認識してほしいのはそもそも健康食品は健康をサポートするのにサブ的な位置付けとして用いられるべきものであり、生活の軸ではありません。「食生活は健康を維持するための大きな要因」でいうことです。
私たちは、たった1個の受精卵から約3kgの新生児として生まれ、成長しそれぞれの身体を作っていきます。
この間、毎日食べ続ける栄養素の固まりで今のあなたになります。
どんな食生活を送るべきなのか
(食べ物があなたを作っている!! 人生を素敵にすごすために)より
大切なのはタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をバランスよく摂取することです。
しかし一般的な食事は、炭水化物や動物性脂質が多く、ビタミンやミネラルが少ないのが現状です。
オーガニック抗酸化対策パウダー。スプーン1杯で1日に必要な【野菜果物に含むORACの量】に相当。 1〜3個セット(割引あり!)例えば、糖尿病などの動脈硬化が一因となって起こる疾患には、市販の健康食品を食べる前に、
最低限、糖質(炭水化物-食物繊維)と動物性脂肪の摂り過ぎを改善するのが先決です。
しかしながら、血糖値を減らす働きがあるされる極微量の必要な成分(機能性成分)に過剰なまでに反応する状況が生まれたのです。
エネルギーや栄養素は、自分に必要な適正量を摂取するのが大切です。
多すぎても少なすぎても健康的に過ごせません。
(食べ物があなたを作っている!! 人生を素敵にすごすために)より
健康食品に頼る前に考えていただきたいこと。
国が機能性を認めた「保健機能食品」には、残念ながらさほど効果ができないのが現状です。
特に日本で出回っている健康食品には海外の基準よりも低いものが多く、まだ発展途上の市場となります。
まずは生活習慣を見直すことから始めましょう。
まずは「1日の始まりは、前日の睡眠から」
睡眠は、ただ休養のための時間ではありません。
自己治癒力を高め体や心の疲れを回復するために必要なのです。
おだやかに
怒り、不安、後悔、孤独などは免疫力を下げます。健康に過ごすためにも「ご機嫌」毎日を過ごしましょう。
運動
血液循環の改善につながり、全身に酸素や栄養をより多く供給し身体を元気にします。
まっすぐな姿勢、大きな呼吸、筋トレ、ストレッチ、ウォーキングなどを行いましょう。
栄養
できるだけ糖質(炭水化物-食物繊維)を控え、野菜(葉もの)、海藻、きのこ、大豆食品(豆腐や納豆など)、ナッツ、アボカド、魚介類、鶏肉、卵などは積極的に摂りましょう。
(食べ物があなたを作っている!! 人生を素敵にすごすために)より
ベースサプリメントもうまく活用して
健康で過ごすために食事だけで栄養のバランスを整えるのは難しいのが現状です。
ベースサプリメントを積極的に活用することでアンチエイジングや動脈硬化予防にも、より効果的に期待できます。
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