循環器病をオーガニックで予防せよ!植物性ステロール「フィトステロール」が科学的・学術的に有効である事が認められた!コレステロールレベルを低下させ、冠動脈心疾患など致死性の高い循環器病を予防する重要な方法となり得る天然植物油(シーバックソーン油や大豆油)に含まれる驚異の成分とは
日本人の死因率トップレベルで挙がる心臓疾患などの循環器系疾患
サイレントキラー(=沈黙の殺人者・・・)
と聞いて一瞬で健康や体と結びついた方はいますか?なんだか推理小説の題名のようですよね。
実は、サイレントキラーを別名にもつのが、循環器病なのです。
循環器病というのは、主に心臓や、血液など体をめぐる循環系の病気ことを指しています。
循環器の病気で有名なものは、例えば
・糖尿病
・不整脈
・心疾患
・脳卒中
・動脈硬化
など。
日本でも死因率でトップに常に上がっている疾患が多くみられます。
40代以上だと上記のような疾患に悩まされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、これまで不摂生を行なっていたとしたら、今20ー30代の方も、決して他人事ではありません。
循環器病と言えば、ドロドロ血。
どなたも一度は耳にした事はあると思います。
ドロドロ血とは?
血液がドロドロになる・・・。
というのは、つまり、血液中の脂質の濃度が非常に上昇した状態のことを言います。
これが、動脈硬化の原因の一つなのです。
動脈硬化を予防しよう!というポスターが病院にもよく貼られていますが、なぜ怖いのでしょうか。
動脈硬化はなぜ怖い?
血中の脂質濃度が上昇すると、血管は損傷を受けて変質し、血管の壁が厚くなって結果的に固くなります。
これが動脈硬化です。
動脈硬化するとこれまで柔らかかった血管の壁が、柔軟性を失ってしまいます。
その結果血管が詰まって心筋梗塞や脳梗塞を起こしたり、血管が破れて動脈瘤破裂や脳出血・脳卒中を引き起こしたりするからです。
循環器病を防ぐには、血液中に含まれる脂質の濃度を下げることが非常に重要とされています。
血液中の脂質を減らす?!奇跡のオーガニック成分現る!
実は、オーガニック食材に含まれる成分で、「血中の脂質を減らすものがある」という事が、学術的に報告されているのです。
しかも、循環器系の予防に、オーガニックな天然植物油に含まれるある成分が有効であるということが医学的にわかってきています。その成分が、フィトステロールという成分です。
「フィトステロール」を含む食事を、毎日とりなさい、とアメリカの心臓協会は呼びかけた
フィトステロールって?
フィトステロールをご存知でしょうか?
フィトステロールは天然植物油(シーバックソーン油や大豆油など、)などに含まれる、
コレステロールと構造的に類似している植物ステロールのことです。
フィトステロールは古く1950年代から、脂質低下の健康影響がありそうだ、ということが報告されていましたが、
具体的には、フィトステロールは、腸のコレステロール吸収を減少させるだけでなく、
2000年代に.入って、さらに血漿低密度リポタンパク(LDL) – コレステロールを減少させることが報告されました。
ワシントン大学医学部の研究グループが、血中の脂質の代謝(特に、コレステロール代謝とLDL-コレステロール)に及ぼす天然植物油に存在するフィトステロールの影響の研究結果を報告しています。
(The Effects of Phytosterols Present in Natural Food Matrices on Cholesterol Metabolism and LDL-Cholesterol: A Controlled Feeding Trial: Eur J Clin Nutr. 2010 Dec;64(12):1481-7. doi: 10.1038/ejcn.2010.180. Epub 2010 Sep 1.)
これらの一連の動きは、LDL-コレステロールや、心臓血管疾患リスク(CVD)を低下させるために、
1日2gのフィトステロールを消費する成人向けの米国・ナショナルコレステロール教育プログラムと呼ばれる成人治療による勧告の基礎を作っています。
同様に、米国心臓協会の2006年の食事療法および生活習慣の勧告においても、
高いLDL-コレステロール測定値を有する高LDLコレステロール血症をもつ個人の治療選択肢として、毎日のフィトステロールの摂食消費を推奨しています。
つまり、
血液中の脂質濃度の高い人は、「フィトステロール」を含む食事を、毎日とりなさい、とアメリカの心臓協会は呼びかけているのです。
オーガニック植物や天然食品からフィトステロールの摂取をする方法。
では具体的にどうやってフィテステロールを摂取すればいいのでしょうか。
オーガニック植物や天然食品からフィトステロールを摂取することには、潜在的な心臓血管健康上の利点が認められています。
特に、フィトステロールで1日当たり2gの摂取が推奨されています。
たとえば、正常脂質血症患者に供給されたトウモロコシ油中に存在するフィトステロールは、血漿コレステロールレベルに差が生じることが報告されていますし、
732mgのフィトステロールを含有する食事は、フィトステロールを含まない食事と比較して、関節リウマチ患者の総コレステロールおよびLDLコレステロールを優位に減少させた報告があります。
つまり、日常的な摂取で、血液内の脂質を減少させることができることが解かったわけです。
フィトステロールを含む食品の一例
ごま
大豆・大豆加工食品
とうもろこし
なたね油
長芋
納豆
酒粕
豆腐
ごぼう
ピーナッツ
米油
ごま油
ステロールを除去するために精製されたトウモロコシ油を用いた研究では、
元のトウモロコシ油と比較して、コレステロール吸収を増加させ、コーン油中に存在するフィトステロールがヒトにおけるコレステロール吸収を低下させることが報告されています。
さらに、健康食品で達成可能な量で天然食品から完全に提供された内因性フィトステロールの潜在的な生理学的メリットも最近報告されています。
天然食品中のフィトステロールの役割
このように、天然食品に含まれるフィトステロールに関する多くの研究が、
フィトステロールの摂食がコレステロール吸収を減少させることを、全面的に示しています。
古い研究のほとんどでは、食事中にバックグラウンドとして、
もともと存在するフィトステロールの量を考慮していない研究であることが指摘されていました。
しかし、最近の研究によって、オーガニック食品や天然食物中に存在するフィトステロールが、
フィトステロール欠乏食と比較して有意にコレステロールの代謝を変化させることを示しているのです。
フィトステロールが豊富な食事の最大の効果は、コレステロール排泄にあった
コレステロールはトイレで排泄できた?
たいへん興味深いことに、フィトステロールが豊富な食事の最大の効果は、コレステロール排泄にあったと結論付けられています。
排泄物中へのコレステロール放出は、豊富な食事で79%高く、食事と内因性コレステロール排泄の両方が高かったと報告され、
内因性コレステロール排泄はフィトステロールの摂取量の差に依存したとのことです。
血漿lathosterolとコレステロール生合成の指標であるコレステロール比は、フィトステロールが豊富な食餌で82%大きかったと報告されています。
つまり、
フィトステロールの実質的な有効性が実証されたわけです。
意義の大きな研究:
オーガニック食品中や、天然食物中に含まれる内因性フィトステロールが適度な量で消費された場合
オーガニック食物中や、天然食物マトリックス中に存在する内因性フィトステロールが、
普段の食生活から実現できる適度な量で消費された場合、
コレステロール吸収を減少させ、
また糞便コレステロール排泄を増加させるという結果が示されています。
また、フィトステロール含量のみが異なる、フィトステロール研究に特別に設計された食事を食べさせた場合、
フィトステロールを含まない食事と比較して、全身コレステロール代謝をフィトステロールが512mg /日変化させることが実証されました。
この研究では、特に、
天然のフィトステロールのみを投与し慎重に定量化した結果であることに大きな意義があります。
これらの研究結果は、オーガニック食品や、天然食品が含んでいるフィトステロールが
生物やヒトに対して有効な活性を示すことが判明する以前の研究にも、意義を与えるものでした。
つまり、古くから言われていた、オーガニック食品や、天然食品が含んでいるフィトステロールが病気の予防にプラスだ、ということは信用できる、ということです。
フィトステロールのいくつかの形、例えば、結晶形の精製フィトステロールなどを含めて、
食品中のフィトステロール全体の生物活性や健康維持に有効であるかについての研究が、今後さらに重要になっていきそうです。
フィトステロールはどうやって体に効いているのか?
具体的にどのようにして私たちの体に効いているというのでしょうか。すでにお伝えしている通り、具体的には、フィトステロールの摂取により、排泄物中の「コレステロール排除」効果が大きいという事がわかっています。
特に内因性コレステロールは、フィトステロールが豊富な食事での有効性は、有意に大きかったと報告されています。
また、増加したコレステロールの排泄は、血漿lathosterolによって示されるコレステロール生合成の増加と並行して、
増加したコレステロール排泄が相対組織コレステロール欠乏のために強い代償応答を生成するのに十分であることが示されました。
フィトステロールのコレステロール吸収に対する効果は、これらの研究によって十分に確立されたと考えられます。
オーガニック食品、天然食品、自然食品のフィトステロールが臨床的にも、重要であることが示唆される!
ステロールを含まない試験食においては、フィトステロールによるコレステロール吸収の低下は、わずか150 mgの用量でも測定することができました。
そして、オーガニック食品、天然食品、自然食品のフィトステロールが臨床的に重要であることが示唆されました。
最近の研究によって、安全性試験よりフィトステロールが食事に添加されても安全であり、
測定された吸収および血漿レベルが非常に小さいという事が、示唆されています。
このように様々なオーガニック食品で消費されるフィトステロールの総量を増加させることは、
集団コレステロールレベルを低下させ、冠動脈心疾患を予防する重要な方法となり得ると言えるのです。
つまり、
致死性の高い冠動脈疾患など、循環器病の予防には、
オーガニック食品を有効に用いてフィトステロールの摂食量を増やすことが、医学的に証明されている
と言えるのですね。
日本でも良質なフィトステロールを含む食材や、オーガニック植物油が入手可能
では、一口にオーガニックのフィトステロールや、オーガニックの植物油といっても、良質なものをどこで見つけたらいいのか?
と思われたのではないでしょうか。実は、IN YOUMarketで、ハイレベルな、とても品質の良いフィトステロールを含む食品や、各種オーガニック植物油が入手可能とのことでした。
ここにご紹介しておきます。
オススメの植物性油一覧
●大豆ヨーグルト
●黒ごま
まとめ
循環器病の予防に有効なオーガニック成分、フィトステロール。今回、この非常に興味深いフィトステロールにメスを入れました。以下、今回のまとめです。
・フィトステロールは天然植物油(シーバックソーン油や大豆油)に含まれる、コレステロールと構造的に類似している植物ステロールのこと
・フィトステロールによるコレステロール吸収の低下は、
ステロールを含まない試験食ではわずか150 mgの用量で測定することができ、
オーガニック食品、天然食品、自然食品のフィトステロールが臨床的に重要であることが示唆されている。
・日常的なオーガニック植物や天然食品からのフィトステロールの摂取は、潜在的な心臓血管健康に利点がある。
・様々なオーガニック食品で消費されるフィトステロールの総量を増加させることは、
コレステロールレベルを低下させ、特に、冠動脈心疾患など致死性の高い循環器病を予防する重要な方法となり得る
皆さんも今日からフィテストロールの適度な摂取を行って予防をしてみてはいかがでしょうか?
オススメの大豆ヨーグルト
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