【IN YOUお悩み相談室】肌荒れ・便秘に悩む女性。その不調どこから来ているの？

今日からスタートする、新コーナー「IN YOUお悩み相談室」。
カラダにまつわる様々な不調から人間関係のお悩みまで様々な悩みに対して、マクロビオティックの考え方のベースである「陰陽」に基づいてアドバイスをおこなっていきます。
今回はその第一弾。
慢性的な便秘に悩まれるキャリアウーマンの方からのご相談です。
それでは内容をご覧ください。

＞お悩み「グルメ・外食が大好きなのですが、最近便秘が続いています。どうしたらいいでしょうか？」
（30代独身女性Kさん）

普段は外資系金融企業勤務。多忙によるストレスのせいか、外食が続いています。
仕事が終わるのは大体平日の夜22時以降。ランチは忙しいとあまりゆっくり時間がとれないんですけど、コンビニのパンとかは個人的に許せないので、ちょっと高級な牛肉の入ったお弁当とかを職場の近くのデパ地下で買って食べてますね。
たまに早めに帰れる日は、同僚や友人と美味しいものを食べに行ったりすることが唯一のリフレッシュになっています。
普段は料理する時間がありません。料理もしなきゃなぁ〜とは思うんですけどね。
でも、買い物に行って沢山買い込んでも結局腐らせちゃうので。
自炊は一週間に一度か二度するかしないかでしょうか？
激務ですが、幸いお給料は同年代女性よりも良いので、せめてものご褒美にとランチやディナーはステーキやお寿司等を好きなだけ食べています。
好きな食べ物は、焼き肉とお寿司。後はこってりしたフレンチも大好きです。ランチに数千円以上かけたりとかも、割と普通ですね（笑）
最近カラダについて悩みがあります。お恥ずかしいのですが、昔から便秘気味だったんですけど、最近その傾向が顕著で・・。
便通は、今じゃ数日に一度出ればいい方です。そのせいか、最近肌の調子もあまりよくなく、オトナニキビのようなものに悩まされています。あと、疲れているのか頭痛も。便秘って溜まると色んな病気の原因にもなると聞いて、内心心配になっています。

回答

外食好きで、好きな食べ物が肉やお寿司等、動物性食品が中心のKさん。
本当に食べることが大好きなんですね。最近蔓延的便秘に悩まされていらっしゃるとのこと。
「便秘は万病の元」と言いますが、事実その通り。
便秘が続くと肌荒れやアレルギー疾患、がんなどあらゆる病の原因になるため、決して軽く見てはいけない傾向だと言えます。
人はマクロビオティックでいうと、陰性タイプと陽性タイプに分かれますが、Kさんは今、身体が完全に陽性に傾いています。
現代よく見かける焼き肉が大好物な「肉食系女子」が典型的にこのタイプに当てはまりますね。
最近、肉を中心に食べる「糖質制限ダイエット」が巷で流行っていますが、毎日の便通を助ける役目のある「食物繊維」が、肉などの動物性食材には残念ながら全く含まれていません。
動物性食材中心の生活は便秘になりやすく、長いこと便が出ずに体の中に腐敗した食物が蓄積されると、腸が汚れていき悪玉コレステロールの宝庫に。さらに今度はその汚れが腸を伝って血液までめぐっていきます。
血液は体内をめぐるものですから、血液が汚れると言うことは身体中どこが悪くなってもおかしくないということになります。
また、いつも市販のお弁当を買って食べているということですが、例え高級なものであっても、ほとんどの場合、腐らないように色々な添加物が入っています。こうした人工添加物もまた、免疫力の低下やアレルギー疾患を招き、身体のバランスを崩すとされています。
マクロビオティックの視点からみても、まずは徹底的に避けないとならないと言われている添加物。
蔓延的な便秘を治すには、食べ物の力を借りて腸の調子を整えることから始めましょう。

対策

動物性食品の割合を減らし、代わりに食物繊維が豊富な食べ物を食べる。

玄米をはじめとした農薬不使用の穀物と野菜、発酵食品を加えた和食メインの生活にシフトし、ゆっくり、じっくり、よく噛んで食べることを心がけましょう。
外食が好きとのことですが、選ぶお店も、消化に良いメニューが中心の、豆腐料理店や和食懐石なんかを選んでみてはいかがでしょうか？

陽性不調タイプにおすすめの食べ物

玄米・・農薬不使用の玄米を炊いておにぎり等にし、主食として食べましょう。
ごま油・・質のいいごま油を選び、普段の料理に取り入れましょう。便秘気味の時は少し多めに入れても構いません。
発酵食品・・味噌、納豆
サツマイモ・・蒸かして、食べましょう。おやつにもGOOD。
野菜・・切り干し大根、ごぼう、パセリ
海藻類・・海苔、わかめ

このタイプにおすすめの簡単マクロビオティックレシピ

＞自炊の時間がないということなので、簡単にできるレシピをご紹介します。

材料
切り干し大根
ひじき
醤油
味醂

作り方
1.切り干し大根を水と味醂、醤油につけます。
2.１が柔らかくなれば洗ったひじきも一緒にして、水分が飛ぶまで煮込み、最後にごま油大さじ1を加えて出来上がり。

Kさんと同じ悩みを持つ女性も多いのでは？
私も美味しいもの大好きなので気持ちは痛いほどわかります。
しかし、同じものばかりを食べて偏ったカラダは、乾燥する寒い冬には、簡単にダウンしてしまいます。
風邪だけならいいですが、重篤な疾患を招くことも。
そうならないためには、普段から陰と陽、どちらに偏ることなく中庸を目指して生活することがとっても重要。
Kさんとは逆で冷たいものや、甘いお菓子を食べ過ぎていて便秘になっている方は、身体が陰性に傾いているので、甘いものを減らし、お味噌汁などの塩気のあるものや、番茶等で陽性に傾けると体調が良くなりますよ。
次回はどんなお悩み相談があるのでしょうか？
引き続きお楽しみに。

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