アガベシロップの意外な健康効果とは?|驚くべき有用性・摂取時に注意したいポイント
![Honey in a spoon](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/3095755-1.jpg)
砂糖、グラニュー糖、黒糖、はちみつ、メープルシロップ、てんさい糖・・・
世の中にはたくさんの甘味料があります。
普段、あなたは何をどのような基準で選び、使っていますか?
最近注目されている天然甘味料のアガベシロップは、
主成分がフルクトース(果糖)で甘味料の中ではダントツの
血糖値の上昇が緩やかな低GI食品。
インスリンの過分泌を防ぐことができるほかに
実はさまざまな有用性が期待できると言われています。
甘味料としての機能の他に、どんな効果が期待できるのでしょうか?
ただし、糖質であることには変わりがないので、
取り入れ方には注意が必要です。
アガベシロップの期待される有用性とデメリット、
デメリットを考慮した日常生活への取り入れ方をまとめましたので
わかりやすくご紹介します!
アガベシロップは単なる甘味料じゃなかった!その驚くべき健康効果とは
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アガベシロップはメキシコ原産の植物の樹液からとった甘味料。
まずアガベシロップの特徴をまとめると、
◆テキーラの原料となるリュウゼツランという植物から作られる
◆中でもブルーアガベと言われる品種が最高級品
◆主成分はフルクトースで、血液中では分解されずほとんどが肝臓で代謝される
◆砂糖よりも甘さが強く、砂糖と比較して1.3〜1.6倍ほど
◆GI(グリセミック・インデックス=ブドウ糖と比較した血糖上昇の度合いを示す値)が
他の糖類よりダントツに低い
例)黒糖:100前後、はちみつ:40前後、アガベシロップ:20前後
アガベシロップは食後過血糖がおこりにくいという大きな特徴の他に、
さまざまな成分が含まれ他の有用性も期待できるのです。
詳しく見ていきましょう。
腸内の善玉菌を増やして腸活に!血糖値のコントロールに関与?水溶性食物繊維イヌリン
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アガベシロップはイヌリンという成分が含まれており、
これは水溶性食物繊維の一種です。
水溶性食物繊維は腸内で善玉菌のエサになり善玉菌が増えるのを助けます。
また、食後の血糖値が急上昇するのを防ぐ効果もあります。
イヌリンは分解されると一部が短鎖脂肪酸というものになります。
この短鎖脂肪酸は糖尿病治療でも注目されている
GLP-1(インスリン分泌を促すホルモン)の分泌を促すと言われており、
アガベシロップはこういった面からも
血糖上昇が穏やかであるという特徴を示しています。
さらには中性脂肪を低下させることも期待されており、
研究も進んでいるようです。
加えてアガベに含まれるイヌリンがミネラルの吸収を促進するという
研究があります。
ミネラルの吸収を高めるチコリ及びアガベイヌリン含有食品
この中でも上記のような作用について触れています。
近年、特にイヌリンは、水溶性食物繊維として、
整腸作用、血糖値上昇抑制作用、血中脂質の低減作用など
多くの生体効果が示されている
さらに、
食物繊維 の一つであるイヌリンは
ミネラルの吸収を高めることが知られている
とされています。
特にカルシウムの吸収を高めてくれるようですね。
カルシウムが不足しがちな日本人、特に女性にとっては
加齢により骨がもろくなりやすいのでうれしい作用です。
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¥ 53,361 (税込)豊富なミネラルを含むアガベシロップ
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上記のようにミネラルの吸収を助けてくれる成分も含まれていますが、
アガベシロップの中にも植物由来のミネラルが豊富に含まれています。
ミネラルは体の細胞の働きを円滑に、スムーズにいくよう
神経系の伝達に関与したり、骨や歯の形成や代謝酵素の補酵素として働いたり
体にとって必要なものですが、自分で作り出すことはできません。
食べ物などから自分で摂取するしかないのです。
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砂糖と違い、アガベシロップやはちみつ、メープルシロップなど天然甘味料には
ミネラルなどの栄養素が豊富なものもあります。
単純に「甘み」をつけるだけではなく、
栄養素の面からも選びたいですね。
抗酸化作用のある2種類のフラボノイド
ケンペロールとケルセチン(クェルセチン)
アガベシロップは、抗酸化作用があるフラボノイド(ポリフェノール類)のケンペロールやケルセチン(クェルセチンとも言われる)が含まれています。
この2つは、
・抗酸化作用や免疫力アップ
・炎症を抑える作用
などが期待されており、研究が進んでいます。
この、ケルセチンは心臓病を予防する効果があるのではないかと言われています。
農研機構の「ケルセチンの生活習慣病予防機能」という研究の中で、
約 1 万人を対象としたフィンランドの調査において,
ケルセチンの摂取量の 多い人で虚血性心疾患での死亡率や喘息の発生率が低いこと,
また男性では肺がんの発症率が低いことを報告した
とあります。
もともとフラボノイドの中には抗酸化作用を持ち、免疫力アップする成分が多く
お茶に含まれるカテキン類(茶カテキン)もフラボノイドの一種です。
身近なところでは、風邪をひいたときなどに
免疫力をアップしてくれる味方になるかもしれませんね。
アガベシロップが日常で使いやすい理由と保存方法は?
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アガベシロップは、くせのないお味とにおいもほとんどないため、
お料理やお菓子の味を邪魔しません。
スッキリとした甘さは、爽やかな甘みをプラスしてくれます。
またはちみつは温度が低くなると結晶化しますが、
アガベシロップは結晶化しません。
さらっとしていて水にも溶けやすいので
どんなお料理でも利用しやすいのです。
保存は常温保存ですが、
アガベシロップを販売している会社の多くは
「開封後は冷暗所で保存」と冷蔵庫保存を推奨しているところが多いです。
直射日光や高温多湿の場所を避けるのはどの食品にも言えることですが
糖度が高いので常温で腐るという心配はないでしょう。
メーカーの多くは賞味期限として製造から2〜3年としています。
ただ、開封後は早めに使い切った方が良いのですが、
「早めに使い切ること」を意識して使う量が増えてしまうと
糖分のとりすぎになります。
市販されているアガベシロップは
1kg入りなど大きな包装のものもあります。
購入するなら大きくてお得感のあるものより
使い切れる量の商品を購入した方が良いでしょう。
アガベシロップは健康に良いことだらけ?
長所と短所を考慮した取り入れ方とは?
アガベシロップは血糖値の上昇も穏やかで前述のような有用性も示唆されています。では、アガベシロップにはメリットしかないのでしょうか?
取り入れることで予想されるデメリットと、
デメリットを考慮に入れた取り入れ方を考えてみました。
アガベシロップは肝臓に負担がかかって健康に悪い?
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前日お伝えしたこちらの記事の中でも、
フルクトースのほとんどが肝臓で代謝されるため
「肝臓に負担をかける」と言われていることについて
ご紹介しました。
この中でもお伝えしているように、
アガベシロップを日常の生活で取り入れる時に考えるのは
量の摂りすぎにならないように注意すること。
確かにフルクトースは肝臓でブドウ糖より早く代謝されます。
肥満や脂肪肝との関連が示唆される記事も多くあります。
ですが肝臓で代謝される物質は非常にたくさんあり、
その全てが必ず肝臓に負担をかけるかというとそうではなくて
摂取量が問題になってきます。
「代謝すること」は肝臓の重要な仕事であるため
過剰にとって「働きすぎ」の状態にしないことは
糖質、フルクトースに限らずいろいろな物質について言えます。
お酒や高カロリーの食事など、みんなそうですね。
いきなり全ての砂糖や甘味料をアガベシロップに変えるなど極端な利用方法ではなく
糖分のとりすぎに注意した生活をしていく中で
たまにおやつを食べる時に使うなど、
「糖質との付き合い方」そのものが問題と言えるでしょう。
アガベシロップは適量にとどめないと糖依存を起こす?
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こちらも、どの糖分にも言えることですが、
糖分は取り過ぎると「糖依存」という状態になると言われています。
フルクトースに限ったお話ではないのですが、
糖分には中毒性があると言われています。
依存状態になると、常に甘いものが食べたいという欲求にかられ、
甘いものを食べないと落ち着かないという状態になります。
これは、普段の食生活が大きく関わっており、
炭水化物のとり方も関係してきます。
アガベシロップにいかに優れた効果が期待できたとしても、
本来は糖質であり、健康食品やサプリメントではないため、
”量をたくさんとれば害になる”ことを忘れないことが大切なのです。
ビタミンやミネラルが豊富で体に良いとされる生はちみつも、
糖類の中でも比較的低GIで抗酸化作用のある成分を含むとされるメープルシロップも、
どの糖類も同じなのです。
糖依存をおこさないためには、
普段の食生活の見直しをすることも大切ですし、
疲れたからといって安易に甘いものを口にする習慣をやめ休息をとるなど
生活習慣全体を見直すことが大切でしょう。
抗肥満ホルモンはアガベシロップに含まれるフルクトースに影響される?
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人は食事をとると「もうおなかいっぱいだからこれ以上いらない」
というシグナルを出し、食欲をおさえる方向のホルモンが分泌されます。
体重をコントロールし肥満を抑制することに関与するホルモンで
その名は「レプチン」。
抗肥満ホルモンと呼ばれることもあります。
フルクトースは、このレプチンに影響を及ぼさない、または
レプチン抵抗性といってレプチンが効きにくくなることに関与しているなど
いろいろと言われています。
ですがレプチン抵抗性がどのように形成されるのか
まだわかっていないことも多いようです。
ただ言えるのは、どうやら甘みを感じることと
満腹感や満足感を感じるかどうかは違うようですね。
食べ過ぎにならないよう、ここは注意をしたいところです。
アガベシロップは砂糖よりも甘みが強いので少量で十分です。
味の面で満足したら、満腹感をプラスするために
低カロリーで腹持ちの良い食べ物も組み合わせるなど
レシピの工夫をすると良いでしょう。
これも、フルクトースの性質をしっかり理解して取り入れれば
解決できる問題ですね。
健康によい甘味料選びでアガベシロップを選択するメリット
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/food-2569257__480-e1574928782844.jpg)
ネットでは、フルクトースは体に良くないという記事を見かけることがあります。
確かに、フルクトースは前述のようなデメリットがあり、
日常生活の中で、使うには人によって向き不向きがあるかもしれませんね。
ですが、体に良い面を全て無視して、
体に良くないと決めるけるのはもったいないなと思うのです。
最初にお伝えした有用性もありますし、
デメリットをしっかりわかっていれば回避できる問題もあります。
健康に対して意識の高い方であれば、
普段から脂質や糖質の量や質、バランスなど
気をつけて生活されていることでしょう。
むやみに糖分を多くとる人はあまりいないかもしれませんね。
そういう方が、
日常で口にするなら何をどのような基準で選び、
どういう生活を送るのか。
この記事がその選択肢を選ぶ際の参考になれば幸いです。
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