免疫力アップ、冷え性や便秘解消、アンチエイチングを強力サポート!冬こそ食べたいミラクルフルーツ「アムラ」のパワーと、万能食材「アムラパウダー」の活用法
上の写真に写っている、
ビー玉ほどの大きさのフルーツ、
アムラの実は淡い黄緑色で、
透き通った艶やかな表面が特徴的。
南アジア地域では、神聖な果実として広く知られ、
インド伝承医学アーユルヴェーダでは、
アムラのほかに、ハリタキーとビビターの3つの果実を総称して
『トリファラ(※)』と呼び、
アユルヴェーダの万能薬の基本とされています。
※トリファラ:トリ=3つ、ファラ=果実の意味。
古来より美容と健康に作用があるとされてくたアムラは、
アーユルヴェーダが盛んな地域の暮らしに溶け込んだ食材であり、
そんな身近さと信頼が合わさってのことでしょうか、
サンスクリット語では「看護婦」を意味する“アムラキ(Amlaki)”
と表記されています。
今回はそんなアムラについて、アーユルヴェーダの本場である
ネパールで暮らしている私が、詳しくご紹介しようと思います。
ネパールで愛される、
奇跡の万能食材「アムラ」
さてここからは幾つかの要素に分けて、
アムラについて説明を続けていきます。
アムラの特徴
実はアーユルヴェーダでは、一回の食事で6つの味(甘味・苦味・酸味・塩味・渋味・辛味)を
べるようことを推奨しています。
それは、6つの味が含まれていることで食事への満足感を得やすく、
消化にも良いと考えられているためで、
アムラは、この6つの味のうち、
「塩味」以外の5つの味を持つ食材です。
そしてアムラには体内の活性化に役立つ様々な効果があるとされ、
日本でもその加工商品として、化粧品やヘアケア製品、健康食品、
食品(ドリンク)、調味料(酢)などが流通しています。
アムラの健康・美容効果
●アンチエイジング効果
アムラの果実の約25%にポリフェノールが豊富に含まれており、そのことが苦味と渋味が強さに繋がっていまます。
ポリフェノールの抗酸化作用と、コラーゲンの保護作用によって
老化防止や美肌などに効果が期待できます。
免疫力向上・貧血予防効果
アムラ100gにはビタミンCが約800mg含まれており、これはレモンの10倍、オレンジの20倍以上に相当します。
またアムラに含まれるビタミンCは熱に強いのが特徴です。
ビタミンCが免疫力のアップに役立ち、
風邪などの感染症予防に有効なことは、
すでに多くの方がご存知でしょう。
さらに老化防止作用からインドでは“若返りの果実”と呼ばれ、
鉄の吸収を促すことから、貧血の予防・改善にもつながります。
下痢・便秘の解消効果
整腸作用のあるペクチン(食物繊維)を含み、下痢や便秘の改善に役立ちます。
さらに、悪玉コレステロールの数値を下げ、
動脈硬化や心筋梗塞の予防に役立ち、
血糖値の上昇を抑えて糖尿病予防にも
効果があるといわれています。
冷え性の防止効果
ポリフェノールが血流を良くすることで冷え性防止や、体調不良を緩和する作用があります。
●糖尿病、高血圧予防効果
ポリフェノールにも、血糖値の上昇を防いだり、血圧の降下を防ぐ効果があります。
コレステロール値抑制効果
β‐グルカゴリンにコレステロールや中性脂肪値の上昇を抑える作用があります。
コレステロール値を下げる作用は、アムラに含まれり
ペクチンにも期待出来ます。
白髪予防効果
ポリフェノールが頭皮の血流を促し、ビタミンⅭには頭皮の血管を強くする働きがあります。
日本でアムラを活用するならパウダーが便利!
日本では、生のアムラは手に入りにくいのですが、
果実を乾燥させ、粉末状に加工したアムラパウダーなら通販等で購入できます。
アムラパウダーは、多様な料理に便利に使え、
かつ既にお伝えしたように健康に役立つ5つの味を持った万能食材です。
例えば、アムラパウダーは次のような使い方がオススメ。
●ヨーグルトに蜂蜜と一緒に入れてみる。
●カレーの仕上げに香辛料として加えてみる。
●お菓子作りに使ってみる。
※白玉、クッキー、ゼリー、りんごのコンポートなど、
アイディア次第でお菓子の甘みと酸味付けに役立ちます。
●紅茶やハーブティーなどの飲み物に加えてみる。
※お湯にアムラパウダーを加えた「アムラ水」は
ビタミン補給にぴったりです。
●和食の煮物の味付けに加えてみる。
こちらもオススメ!
アムラ入りの滋養強壮食品「チャワンプラシュ」
ヘルシーな甘み付けに便利な「アムラ」ですが、
最後に、インド・ネパールでよく使われている、
原料にアムラが含まれる「チャワンプラシュ」と呼ばれる
ペースト状のジャムをご紹介しましょう。
現地では古くから家庭用健康予防食品として使われてきた馴染みのある食べ物で
スーパーなどで手軽に手に入ります。
※日本でも通販・輸入食材店等で購入可能。
「チャワンプラシュ」の原材料はアムラの他に、
アシュワガンダ(インドの朝鮮人参)・ロングペッパー・
サフラン・グドゥーチ(イボツヅラフジ)などといった、
40種を超える天然のハーブ・スバイスであり、
アーユルヴェーダに基づいて調合されて作られています。
免疫力や滋養強壮、記憶力の向上、健康長寿に効果が期待出来、
アユルヴェーダでいうところの「トリ・ドーシャ(3種のエネルギー)」
のバランスを整える働きがあって、
摂取の目安は一日1、2回 スプーン1、2杯程度。
カラダを温める作用があるので、冬よりも夏の摂取がオススメです。
甘味と酸味、スパイシーさのある、食べやすい味で子供でも食べやすく、
そのまま食べたり、お湯に溶かして飲んだり、ジャムの代用としてパンに塗ったりと、
幅広く活用出来ます。
もしチャンスがありましたら、ぜひ試してみてくださいね。
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