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「酒は百薬の長」ではなかった!お酒は発がん性物質です。遺伝子組み換え作物を含むものも出回っているって知ってる?あなたの健康を守るために知っておきたいお酒の基本知識

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日本糀協会 えいらくさゆり です。
この時期、お酒を飲む機会が増えますよね?

お酒を飲まれるときは、

「酔いすぎない対策」 
「二日酔い対策」


されていますでしょうか??

お酒と言えば
日本協会 としては、是非是非 糀のお酒である「日本酒」をお勧めしたくなるのですが、
今回は、「健康とアルコールの関係」について、お伝えしたいと思います。

知っていますか?お酒の作り方の違い

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お酒の種類というと、ビール・ワイン・焼酎。。。などというようなものを思い浮かべますが、
お酒の作り方や種類は世界中で知られていないものも含めると大変たくさんあります。

ですが、そのような細かい種類の前段階。
作り方によるお酒の種類は、大きく分けて3つあります。

醸造酒

酵母を使った発酵酒。

・単発酵酒 
ワイン、シードル 等、「糖化」しなくてもすでにブドウ糖がたくさんあるものを酵母で発酵させます。

・複発酵酒
日本酒、ビール 等、でんぷん質を多く含むものを糖化させ、酵母で発酵させます。

蒸留酒

ウイスキー、ブランデー、焼酎 等、醸造酒を蒸留して作られます。

混成酒

果実酒(リキュール)や、みりん 等、蒸留酒や醸造酒をもとにして、果実・ハーブ・甘味料などの成分を配合して作られます。

これらのお酒の違い

・醸造酒:原料を酵母でアルコール発酵させただけのもの。アルコール度数は一般的には20度以下。
・蒸留酒:醸造酒を蒸留して水と分離するため、一般的にアルコール度数が高くなる。
・混成酒:もとのお酒によってアルコール度数に幅がある。あとから加える成分や原料によっていろんな風味や香り、味を楽しむ事ができる。

一番違うのはアルコール度数ですね。

蒸留酒のほうが肝臓に負担をかけないってホント?

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「蒸留酒の方が肝臓に負担をかけないので酔いにくく、二日酔いがない」というような話をお聞きになられた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
正確に言うと、答えは『×』です。

肝臓に負担をかけないというのは間違いだからです。

アルコール度数が高くなればなるほど、飲酒量が多くなればなるほど、
アルコールを代謝するために肝臓に負担はかかります。

蒸留酒はアルコール成分を高濃度で抽出し、その他の成分が少ないという特徴が。
酔いが回るのも早い分、代謝が速やかに行われ、二日酔いになりにくいとも考えられます。

ただ、実験結果としてはそこまで優位差があるとはいえないものらしいので、肝臓に負担をかけないためには、
蒸留酒を醸造酒程度のアルコール濃度に薄めて飲むのが良いでしょう。

主な蒸留酒
コニャック・ウイスキー・ウォッカ・焼酎・泡盛・ブランデーなど

酔いの原因と二日酔いの原因

「酔い」の原因は、血中アルコール濃度

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アルコール成分は、胃で約20%、小腸で約80%吸収されます。
肝臓は、吸収されたアルコール成分をすぐに分解する作業にかかりますが、
一度に多量にアルコールが入ってくると、処理できない分はそのまま肝臓を通り抜け、心臓を経て全身を巡ります。

肝臓を素通りするアルコールが増えると、血中濃度が上昇。
この血中濃度の高低で酔いの程度が変ります。

肝臓での分解が速やかに行われる体質の方では、血中濃度が上がりにくく、酔いにくい。
分解が充分できない方は、酔いやすいという事になります。
「酔い」の原因は、血中アルコール濃度なのです。

血中アルコール濃度は0.02~0.04%では、爽快感があったり、陽気になったり、と楽しいお酒が飲めますが、
それ以上になると、理性が失われるほろ酔い状態となります。

0.11%を超えたところで、立てばふらつく等の初期酩酊状態となり、
0.31%を超えると泥酔状態と言われるような、記憶や意識が飛んだり、まともに立てない状態に。

その状態を超えると脳が完全に麻痺し、死に至る事もあります。

二日酔いの原因は酔いの原因とは違う

アルコールは肝臓でまず、アルコール脱水素酵素によって「アセトアルデヒド」という物質に変ります。
アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素によって酢酸となり、最終的に水と二酸化炭素となって排泄されます。

二日酔いの原因の大きな一つはこのアルコールが分解されたあとにできる「アセトアルデヒド」という有害物質。
アセトアルデヒドは頭痛・悪心・嘔吐等を引き起こし、速やかに代謝できなければ、体調不良が長くつづくことになります。

酔いの原因は「アルコール」ですが、二日酔いの原因はこの「アセトアルデヒド」が主に悪さをしているのです。

悪酔い・二日酔いを防ぐために今すぐできること

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飲酒前
・アルコールが胃で吸収される時間をゆっくりにするために、何か食べておく。

飲酒中
・自分のアルコール分解・代謝の能力に合わせた量を超えないように飲む。
・アルコールには利尿作用があるため、血中アルコール濃度をあげすぎないためにも、水分をこまめにとる。

飲酒中〜飲酒後
・ねばねばした成分を含む物:納豆・オクラ・山芋などを一緒にたべる。
・肝臓の働きを助けるような物を一緒に食べる。
  アラニンとグルタミンを含むもの
   アラニン:シジミ・あさり・海苔・カニ等
   グルタミン:チーズ・大豆・昆布・小麦 など

・肝臓の代謝を助け、疲労回復作用のあるものを食べる。
・お酢をつかったもの:代謝をたすけ、疲労回復作用がある。
・ビタミンCを多く含む果物を食べる。

これらを飲む前に考えて実行する。

というのも、なかなか難しい事も多いかもしれませんが、
少しでも体が楽になるような飲み方をしてあげてください。

酒は百薬の長??本当は違った怖い話

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アルコールは確実に発がん物質

国際がん研究機関(IARC)は、発がん性の分類(根拠の強さでグループ分けされている)の中で、アルコール飲料をタバコと同じ、最も根拠の強いグループ1に分類しています。

名称未設定 農林水産省HPより
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/iarc.html

がんだけじゃない。アルコールが脳に与えるダメージ

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アルコールと脳の健康に関して、以前は「少量のアルコールは良い」とされており、認知症についてもそのようにいわれていました。
しかし、30年間の追跡調査の経て発表されたイギリスの研究では、

・全く飲まない人または1週間に60gまでの飲酒者に比べて、1週間に70〜210g飲酒する人では、海馬が萎縮するリスクが3倍。
・適量の飲酒でも、脳の白質の構造が破綻。
・1週間140g以上の飲酒者では、語彙力や高次脳機能が低下。


という結果がでたのです。

350mlの缶ビール1缶のアルコール量は17.5g。
4缶で70gです。

175mlのグラスワインでは約3杯分で同量。
ウィスキー(40%)なら175ml、焼酎(25%)で280ml、日本酒(15%)で469mlで同量となります。

これをふまえて、脳を萎縮させたくない場合の1週間の飲酒適量は

・缶ビール 3缶
・グラスワイン 2杯
・ウイスキー 150ml
・焼酎 240ml
・日本酒 400ml

となります。

お酒が好きで飲まれている方には、「え?これだけしか飲んじゃいけないの?」という量です。

しかし、若年性認知症の10%はアルコールが原因と言われており、
アルコールは、認知症で多いアルツハイマー病と脳血管障害の多くのケースに関係していると考えられています。

Topiwala A et al, Moderate alcohol consumption as risk factor for adverse brain outcomes and cognitive decline: longitudinal cohort study. BMJ 2017; 357 (Published 06 June 2017)

肝臓だけでなく発がん性、脳機能や認知症の危険も明らかとなった飲酒。
少量のアルコールは体に良いのではなかったの??

オドロキの結果であり、お酒好きの人にとっては聞きたくない情報だったのではないでしょうか。

別の視点からみたお酒の危険性

いつものお店で売られているお酒の原料は遺伝子組み換え作物だらけ?

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日本で売られているビールには、米・コーン・スターチ (いわゆるトウモロコシとトウモロコシのでんぷん)を混ぜているものも。
これらは醸造期間を短縮することでコストを抑えるために使われています。
 ビール各社は、ブドウ糖液糖を使った清涼飲料水も製造しており、原料となるのは米国産トウモロコシ。

日本で消費されるトウモロコシの多くは米国から輸入で、食品・食品添加物の原料としても使用されています。
しかし、米国内で栽培されるトウモロコシの93%が遺伝子組み換え作物(GMO)と言う現実。

2015年から遺伝子組み換えトウモロコシを使用しているビール会社

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ビールに使用しているコーンとスターチに関しては各社が「非遺伝子組み換えトウモロコシを使用」と回答していますが、
ブドウ糖液糖については4社が不分別のトウモロコシを米国から輸入して使っています。

発泡酒については1社が不分別を使用。

http://nongmseed.jp/?p=2257

 使用の理由は、「調達環境が厳しく、安定調達のため切り替えた」、「安定調達のため2015年3月より使用」、
「国が安全確認している。表示が必要なものを使った場合は表示する」「長期的に原料を確保するため、2015年3月より使用」と回答されています。

日本のビールは今のところ大丈夫なようですが、トウモロコシを原料とするバーボンウイスキーのようなお酒については、
原料をきちんと確認しなければ、GMOが使われている可能性は大きいと言えます。

安全性を考えた上での飲酒量とお酒の選択を

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大好きな人たちと一緒にお酒を飲む時間はプライスレス。
恐ろしい情報ばかりに気を取られて、楽しい時間が過ごせないのは精神的にマイナスです。
しかし、現実を直視しないままお酒に飲まれてしまう人生は過ごしたくない。

今一度、自分のお酒の飲み方や、飲んでいるお酒について、そして、世界の農業についてのあり方を考えてみませんか?
あなたの小さな選択が、世界を動かす力にきっとなります。


代謝を助ける「オーガニックビネガー」を使ってみない?

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IN YOUMarketがオススメするビネガーは有機栽培のあきたこまちを使った有機玄米黒酢。
広島県の料理に最良とされている軟水、PH7前後の天然地下水と食べても美味しい有機JAS認定のお米を使っています。
大変な手間のかかる工程で作られているから、生産量に限りがあり、販売先もごく少数に限定されている貴重な黒酢です。

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