洗う順番で翌朝に疲れが残るか変わる|理学療法士がこっそり教えるリンパの流れを生かした身体の洗い方。

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身体、どこから洗っていますか?

普段、どの部分から身体を洗いはじめ、
どういう順番で自分の身体を洗っているか直ぐに答えられるでしょうか?
また小さいお子さんがいる人は、どんな順番で身体を洗ってあげていますか?
直ぐに答えられなかった人は、単に身体の表面についた汚れを落とすという目的だけで、
ただ何となく無意識に身体を洗っているのではないでしょうか。
今回は身体を洗う順番を意識して身体の巡りをよくする方法をお伝えします。
身体を洗う順番で翌朝のスッキリ感が変わるってどういうこと?

翌朝のスッキリ感を変えてくれるのは、ずばり、リンパのケアです。
よくリンパマッサージやリンパドレナージという言葉を耳にしたり、
マッサージサロンを街で見かけることがあると思いますが、
適切なリンパケアをすることで全身の循環、巡りがよくなるのです。
1日の終わりに身体の巡りを良することは、
寝ている間に体内の循環系が効率良く機能することを助け、翌朝のスッキリ感に繋がります。
身体の巡りが良くなると疲労回復に役立つ

身体の巡りが良くなると、なぜ疲労回復に役立つのでしょうか。
これはリンパの役割を知ることで納得できるはずです。
リンパの役割を簡単に言うと、下水道のような役割を担ってくれています。
皆さん、下水道をイメージしてみてください。
私たちが生活する中で排出される汚れた水を流してくれていますね。
私たちの体内でも、生きている限り常に不要な物質が排出され続けています。
それを運びながらろ過し、体内を綺麗な状態に保つために働いてくれいているのがリンパです。
24時間365日リンパは働き続けていますが、
食事をしたり、家事や仕事で動いたりすればするほど、
疲労物質、不要物、老廃物が増えていき、流れが停滞してきます。
夕方に足がパンパンになったり、身体が重だるくなるのはこのせいです。
そのため、リンパがスムーズに流れるようにケアし、
身体の巡りを良くすることで疲労物質が効率よく流れ、疲労回復に役立つのです。
身体を洗うときのポイント
(1)手で洗う
昔から手当てという言葉があるように、身体をケアするときの最良の道具は手です。洗体用のタオルやスポンジも多く出回っていますが、手で洗うことをお勧めします。
手を使うことで自分の身体の観察ができ、小さな変化を感じるとることができます。
また皮膚への摩擦が最小限になるため乾燥しにくくもなります。
日によって異なる自分の身体を手で感じとり、
働き続けている身体に感謝をしながら洗いましょう。
(2)優しく洗う
リンパには浅いところを流れるリンパと深いところを流れるリンパがあります。浅いリンパに関しては撫でる程度で十分にケアをすることができるため、
基本的には優しく洗うことを心掛けます。
しかし、洗っている中で凝ってるなと感じる部分もあるかと思います。
そういう場所では圧を強め、
痛気持ちいい程度にマッサージしても問題ありませんので、
身体を洗うついでにマッサージするのも一石二鳥です。
身体の巡りが良くなり、疲労回復にも役立つ身体の洗い方
リンパの流れを助け、身体の巡りを良くするための具体的な方法をお伝えします。
(1)洗う前にシャワーを当ててリンパ節を刺激

リンパはリンパ管とリンパ節で成り立っています。
リンパ管は老廃物や水分が通る道で、
道と道が合流して太くなった部分をリンパ節といいます。
この合流地点で既に停滞が生じている場合、
道の流れを良くしても停滞が解消されにくい状態となってしまいます。
そのため、リンパ節をシャワーで刺激し、最初に合流地点の流れを良くしておくことで、
効率よくケアすることができます。
リンパ節か多く集まっている
①お腹、②左の鎖骨、③左の脇の下、④右の鎖骨、⑤右の脇の下、⑥鼡径部、⑦膝裏
このの順番で、10秒ずつシャワーを当てます。
(2)お腹~鎖骨へ

ここからボディソープや石鹸を使い、身体を洗っていきます。
まず①お腹全体を優しく洗います。
リンパは逆流しないので、くるくると円を描きながら洗っていただいても問題ありません。
お腹全体を洗い終わったら鎖骨に向かって撫でるように洗います。
②胸の脇なども鎖骨に流すようなイメージで、左右の鎖骨に向かって洗い、
③鎖骨中心から肩の方に向かって洗います。
鎖骨が埋もれてしまっている人は少し念入りに流すことをお勧めします。
(3)脇の下、腕、指先、首

左腕、右腕、首の順番で洗います。
左腕から洗う理由は、左のリンパ管が大きく、
主要な役割を持っているため、先に流しておきたいからです。
④リンパ節の集まる左の脇の下をくるくると洗い、
そこに流すように肘から上の⑤二の腕を洗います。
続いて肘から手首の間の⑥前腕、⑦指先、手を洗い、
仕上げに指先から脇の下に向かってスーッと洗いあげます⑧。
右腕も同様に行います。
両腕の後は⑨首です。
あごの下、両耳の下から鎖骨に、首の後ろから鎖骨に向かって洗います。
顎の下、耳の下にはリンパ節があるので、丁寧に流してあげましょう。
(4)背中

続いて⑩背中です。
肩甲骨や肩が柔らかい人は背中も手で洗いますが、背中全体に手が届かない人が多いかと思います。
その場合は無理をせず道具を使ってください。
背中は中々思うように洗うのが難しい箇所です。
何度もいいますが、リンパは逆流しないため流す方向はあくまでイメージで大丈夫です。
腰骨あたりにもリンパ節があるため、全体の流れとしては首の根本の方から腰の方向へ向かって洗い、
背中からお腹の側に流すように洗いましょう。
(5)鼡径部、お尻

体をくるくると優しく洗い、お臍の方向に向かって流します。
⑫お尻も背中同様の流れで、お尻から鼡径部の方向に向かって流すように洗い、
最後に再び鼡径部を軽く撫でるように刺激を入れます。
(6)脚

⑬膝裏をくるくと洗います。
膝裏は最初にシャワーで刺激した通り、リンパ節が集まっている場所なので丁寧に洗います。
膝周りから鼡径部に向かって⑭太ももを洗います。
前側、内側、外側、後ろ側を洗っていきますが、最終的には鼡径部に辿り着くようにします。
余裕のある人は、リンパが多く存在する太ももの内側を念入りに洗ってみてください。
足首から膝に向かって⑮すね、ふくらはぎを洗います。
ふくらはぎの浮腫みや重だるさを強く感じる方は、
慢性的な浮腫みとなっている可能性もあるので、少し時間をかけて丁寧に洗うことをお勧めします。
指先、足裏を足首に向かって洗い上げ、
仕上げに⑯つま先から鼡径部へスーッと流すように洗いあげます。
これで全身完了です。
(7)仕上げ
(6)まででも十分ですが、慣れてきたら(1)でシャワーを当てた、
①お腹、②左の鎖骨、③左の脇の下、④右の鎖骨、⑤右の脇の下、⑥鼡径部、⑦膝裏を、
くるくるっと洗って仕上げましょう。
身体を洗うと時でないとダメ?
身体を洗う場面は肌に直接触れることができる点と、洗剤などにより皮膚との摩擦のない状況でケアできるためお勧めのタイミングですが、
この場面でなければ駄目ということはありません。
浴槽の中でもいいですし、服の上から行っていただいても問題ありません。
テレビを見ながら、家事と家事の合間、仕事の合間などに行うのもいいですね。
まとめ
文字だけで見ると覚えられないと思う方もいるかもしれませんが、毎日繰り返すことで簡単に癖づけができるので、
是非1度取り組むことをお勧めします。
身体を洗うという行為を、ただ単に表面の汚れを洗い流すだけの作業とするのではなく、
身体の内面の汚れをも洗い流し、疲れを溜め込まない気持ちのいい身体を目指しましょう。
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