「敏感肌用」という安全そうなパッケージにご注意を！化学工業品と化した入浴剤の実態と身体への影響。

身体を芯から温めて、１日の疲れをリセットするバスタイム。
IN YOUでもその健康効果をお伝えしており、予防医学の観点からも大切な生活習慣の１つですよね。

今日は特にリラックスしたいな〜。気分転換に入浴剤を入れることはありませんか？

肩こり解消や冷えの改善など、市販の入浴剤は魅力的な健康効果を唱っています。
それら効果を得たい時や、色や香りを楽しみたい時など、市販の入浴剤を使用することはありませんか。

ちなみに私の幼少時代に実家では、母がどうしてもお風呂掃除できなかった時に、ごまかしで入浴剤が使われていました。
今考えるととても恐ろしいですが、色が着いたお風呂に私たち子供は、大喜びしていたものです。

出口がない、経皮吸収した有毒物質

身体を気遣う時、真っ先に食べ物を気にする方が多いかと思いますが、実は温度が上がるごとに肌からのけい皮吸収率はどんどん上がることが解明されています。

経皮から吸収される有害物質の危険性について、他記事でも様々な観点からお伝えしています。

肌に吸収された有害物質のデトックス率はたったの1割！子宮や脳に蓄積される可能性も。危険な化学物質を含む日用品から身を守るための対策。

化学成分たっぷりの無添加風コスメにご注意。危険なコスメを見分ける方法と安全なコスメの選び方。

簡単におさらい。


経皮吸収率の高い部位が、ちゃぽんと浸かるお風呂ですので、入浴剤を使用する際は慎重に商品を選択したいところです。

「敏感肌用」は安心して使って良い？

アトピーやアレルギーの人が増加した時代の流れの中で、入浴剤も、「敏感肌でも使用可能」「敏感肌の乾燥予防効果」など、敏感肌を意識した製品も増えているように感じます。

敏感肌が大丈夫なら、安心して使えそう！
と、一見思ってしまいますが、実際はどうなのでしょうか。

実態をお伝えします。

市販の「敏感肌でも使える」入浴剤の実態。

使用されている成分の安全性はいかに？

ドラッグストアや雑貨店、スーパーにはあらゆる種類の入浴剤が並べられています。
一袋100円～300円のものから、ひと箱単位のものまで、
それらの実態はどうなっているのでしょうか。

工場での製造品ですから、いくら敏感肌でも大丈夫といっても成分を見ると、化学物質のオンパレード！
特に気になるものを、ピックアップしてみました。

流動パラフィン

石油由来の鉱物油で、皮脂とは全く異なる分子構造をしている為、肌への浸透性がありません。
継続使用すると毛穴が詰まり肌トラブルになるケースもあり、また肌が自分で皮脂を出す働きが弱るので、ますます乾燥しやすい状態を招いてしまいます。

PG

入浴剤では保温材として使われることが多いかといえる、成分です。
発がん性や皮膚炎などのアレルギーを起こすなど、人体に有害な影響を及ぼすリスクが高いとされています。
入浴剤だけでなく、他多くの化粧品や日用品にも含まれています。

パラベン

防腐剤として使用される、有名な成分ですね。
アレルギーを引き起こす可能性があります。
分子が小さく吸収されやすいので、赤ちゃんや子供は特に避けた方が良いでしょう。


赤ちゃんでも大丈夫と売り出されているのに、小さな子には不安が大きい成分が含まれています。
また、乾燥を防ぎたくて使用する入浴剤で、将来的には更なる乾燥肌を自ら招いている。本末転倒だと思いませんか。
それだけでなく、他の病気のリスクまで作り出してしまうのです。

もう１つ、別の製品を。
Aと比べると、製品でアピールされている通り、自然派な感じがします。
それでも、身体への不安はゼロではありません。

香料

多くの日用品や化粧品に使用されている合成の香料は、アレルギーを引き起こす危険性のあるものがあります。毒性がまだ不明なものも多々あり、、！

着色料

合成着色料（タール色素）はその化学構造上、発ガン性や不妊症などが危惧されています。
胎児に悪影響と言われるので、妊娠している時は特に避けた方が良いでしょう。


日本ではまだ使用されている、欧米で禁止されている上記の着色料は、特に注意が必要です。
ちなみに使用頻度の高い黄色4号は青少年のキレまたそれに続く非行の一因として問題視されています。

敏感肌というワードは売るために書かれたワード

安全そうに売り出されていても、やはり工業製品には変わりない。

製造された入浴剤は使用を避けたいと、改めて思いました。
敏感肌や無添加風をうたうものであっても内情はがっかりするようなものばかりです。

皆さまは、いかがでしょうか。

でも、入浴剤を入れた時のお風呂って、格別に気持ち良く感じるのですよね。

自分の身体、家族など大切な人の身体。守れるのは、自分自身だけなのです。

無添加の入浴剤を選ぶことでけい皮吸収を防ごう。

無添加の入浴剤を探すにも、なかなかスーパーには売っていません。
身近に取り扱いがなければご自分でいいものを探すしかないですよね。
そこでIN YOUでも人気の以下のような安全な入浴剤を取り寄せて使うことをお勧めしたいと思います。

最新商品「Mineryミネリーバスタイム｜完全オーガニックのミネラル入浴剤」

手間なんていらない！
身の回りにあるものが、入浴剤としても力を発揮。

また、市販の入浴剤を購入しなくても、入浴剤としても効果を発揮するものは多々あります！
用途が広がれば、使い残しによる廃棄など無駄も抑えられるし、コスト的にも節約になりますよ。

重曹

IN YOU読者の方であれば、家中の掃除や洗濯、また料理の際に膨らまし粉としてなど多々活用し、家に置いてある方も多いのではないでしょうか。

大さじ３杯ほど、入浴の際に入れてみて下さい。
血行促進作用があるので、芯からじんわりと体を温めることができます。

重曹をお風呂に入れて得られる効果は、入浴後に限らず！
皮脂汚れを落とす効果があるので、お風呂掃除がとても楽になります。
お湯を流した後に少しこするだけで、洗剤なしでも浴槽が綺麗になりました。
クエン酸も一緒に入れると、しゅわしゅわ発砲し、効果を高めることができます。

吸収されても大丈夫なように、食用で安心できる物をご使用下さいね。

よもぎ・お茶パウダー

よもぎ風呂も、血の巡りを良くして体を温めてくれる効果抜群です。
そして、よもぎといえば、婦人科系器官への働きかけ。妊活中の冷え対策や、生理前・中の冷え、生理痛の緩和にも効果があります。
また、殺菌効果や止血作用もあるので、アトピー・切り傷など肌トラブルにも効果的。


とはいえ、都会に住んでいると無農薬のヨモギを入手すること自体が困難ですよね。
そこな場合には、ヨモギ入りの入浴剤を活用してみてはいかがでしょうか？

入浴剤として効果大なよもぎは、飲んでもまた嬉しい効果をたっぷりと得ることができます。
摂取することによって血行促進だけでなく、含まれるクロロフィルの働きで、ダイオキシン・残留農薬、有害金属のデトックス効果も期待できます。

酒粕

日本酒の美肌効果は、広く知られていますね。
あの人気高級スキンケア化粧品も、日本酒をつくる杜氏の手の美しさからインスピレーションを得て、開発されたほどです。

こちらも、体を温める効果も大きくあります。
約120gを目安に、ガーゼに包んでお風呂に入れてみて下さい。
お湯の中でゆっくりほぐし、気になる部分の肌をなでつけると、更にしっとりすべすべになります。
ガーゼに残ったかすは、排水溝に詰まらないように気をつけてくださいね。

酒粕は、食べても嬉しい効果が沢山あります。
大人気のこちらの記事、まだお読みでなければ、ぜひご一読下さい。

購買欲を駆り立てられていることを、忘れずに。

便利さを求める中で数々の魅力的な化学品が開発され、その力を借りずに生活することはなかなか難しいのが、現状です。

「人の役に立つ為に」と同時に、特に都会では、常に人々の購買欲を駆り立てようとビジネスが錯乱しているのも、また事実。

正しい知識を持って、宣伝に踊らせられることなく冷静に、製品の取捨選択をしていきたいですね。

原点回帰。
手間をかけずとも、自然の力を借りて、身体を良くする術は沢山あります。

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