夢はバレーボール選手になりたい! 漢方薬剤師が教える「子供の身長を180㎝まで延ばす」栄養の話
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ちまたにあふれる子供の背を伸ばすサプリメント。
ネットでもよく広告を見ます。
自分の身長が低いから、子供の身長を外国人さんと対等になれるくらい
伸ばしたい方もおられるでしょう。
でも、このサプリメントでどこまで背が伸びるかわかりません。
今回は、
街角の相談薬局の漢方薬剤師の私が、身長を伸ばす理論に沿った栄養成分の組み合わせで
友人の子供が180㎝まで伸びたという体験談を報告します。
頼む!息子がバレーボール選手になりたいという夢を叶えてあげたいんだ!
息子の身長を180cmにしてくれと言ってきた背が低い友人
ある時、友人が「お前、薬剤師だよな?うちの子の身長をもっと伸ばしたいんだけど、漢方で可能かな?」私「やってみないとわからなけど。可能だと思うよ」
友人「今、中2で168cmだけど、これ以上伸びていかないのよ。
息子の夢がバレーボールの選手だから180cmにしたいのだけど」
私「君の身長はどれくらいだっけ?」
友人「163cm。 奥さんは158cm。遺伝で厳しいと思うけどどうにかしてくれ!」
私「それは不可能でしょう?」
思わずつぶやいた私でした。
詳しく話を聞くと、バレー部に所属していて、部員たちと一緒になって
通信販売の背伸びサプリを飲んでいるが
身長がもう伸びなくなって悩んでいるとのこと、それで何とか背を伸ばしたいとのことです。
普通は遺伝なのであきらめるところですが、
「どうしても」という友人の熱意に負け、やれるだけやってみることに。
そこから高校入学前に身長180cmへ届いたストーリーが始まるのです。(実話)
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身長を伸ばすために必須な条件
必要構成成分 カルシウムとミネラル
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よくカルシウムが身長を伸ばすのに必要だとの認識があります。
理由は骨の主要成分だからです。
しかし、骨はカルシウムだけでできているわけではありません。
当然、その他のマグネシウムなどのミネラルも骨を構成する成分です。
そのためにカルシウムのバランスだけでなく、その他のミネラルが必要です。
重要構成成分 コラーゲン
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ミネラルとともに大事なのはコラーゲンです。
コラーゲンは骨の土台をつくります。
そして、その土台をつなぐ役目を果たしているのが、カルシウムなどのミネラルです。
骨の体積の約半分を占めるコラーゲンが、
しっかりとカルシウムなどのミネラルの間に存在することが大切で、
そのために弾力性が付き、強度の高い骨になります。
つまり身長を伸ばすのには、質の良いコラーゲンも充分な量が必要だと考えました。
そもそも骨の役割とは
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動物は海から誕生し、陸に上がってきました。
海中ではミネラルが豊富です。
しかし、食べ物の質にもよりますが陸上ではミネラルが充分に足りていません。
そのためカルシウムやミネラルの貯蔵庫が動物には必要です。
その貯蔵庫の役割を果たすのが、実は骨なのです。
そのため老化してカルシウムやミネラルが不足してくると
骨からカルシウムやミネラルを補うため、骨の中がスカスカになり、
骨粗しょう症になりやすくなります。
そのためカルシウムだけでなく、
マグネシウムなどのミネラルは日々摂取が必要なのです。
健康を維持するにも若いうちに立派な骨を作っておく必要があります。
骨は血液細胞をつくる
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実は、骨の中にも血管が走っており、その血管からカルシウムやマグネシウム、
その他のミネラルを身体の必要なところに届けさせます。
そして骨の内部で赤血球や白血球、血小板などの血液の細胞が作られます。
骨を成長させ、強くするにも、骨の内部に良質の血液を流す必要があるわけです。
つまり低体温だったり、血行がよくないと成長しにくいのです。
出典:ネスレ ヘルシーキッズ|骨の役割
骨芽細胞を元気にする
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骨は高校生ぐらいで完成してしまい、
それから固まってしまっていると思われがちですが、
骨折してもまた再生されるように、骨にも新陳代謝があります。
その新陳代謝をするのが骨芽細胞です。
つまり身長を伸ばすには、骨芽細胞が活性化している状態が必要です。
それを司るのが成長ホルモンです。
成長ホルモンが元気にでていないと、いくらカルシウムやコラーゲン、
ビタミンなどを摂っても身長が伸びていかないのです。
引用:公益財団法人 環境科学技術研究所
マサチューセッツ工科大学とハーバード大学による
2014年の研究データですが欧米人25万人を対象にした研究で、
80%が遺伝、20%が環境要因という結論が出されています。
(環境要因とは、生活習慣や食習慣のことです。)
引用:Defining the role of common variation in the genomic and biological architecture of adult human height.
つまり 20%の環境要因を大事にしていく必要があります。
上記の栄養成分を服用してみた結果
さて、友人の息子さんの話です。
上記の栄養療法開始1年9か月(延べ21ヶ月服用)後の結果です。
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「背を伸ばす力をサポートする栄養療法」の服用記録 | ||||
学年 | 身長 | 体重 | 足のサイズ | |
服用前 | 中学1年 4月 | 158.3cm | 49.6kg | 26cm |
服用開始 | 中学2年 6月 | 168cm | 58kg | 27cm |
半年後 | 中学2年 12月 | 171cm | 58kg | 29cm |
1年後 | 中学3年 6月 | 174.2cm | 60.5kg | 29cm |
1年9ヶ月後 | 中学3年 3月 | 180.0cm | 70kg | 29cm |
上記の表を見ると、みるみる身長が伸びているのがわかります。
成長期のお子様なので、無事高校入学前には、180cmを達成することができました。
しかしながら背が伸びるサプリを続けている
他の友人はここまで伸びなかったと報告をうけています。
上記の写真は私の友人夫妻。
お父様162cm/お母様153cm
高校一年生のお子様の身長は無事180cm超えることが出来ました。
近所では本当に実の子か?とうわさされているとのこと。
今では243センチのバレーネットの上も楽々アタックでき、スポーツで大活躍しています。
将来、日本の代表選手になれるかもですね。
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自分の子供で試してみて現在毎月1cm背が伸びています。
現在中学3年生の私の息子は成長が遅く、中学3年生が始まるまでは156cmで、学年でも前から小さいほうでしたが
現在中学3年生の9月末現在で162cmで毎月1cmづつ伸びています。
成長が遅かったので、後半から伸びてくると予想していますが、
毎月平均1cmづつ伸びて、成長痛がでています。
そのため栄養を補給し、
血肉と骨をしっかりとらせ180cmまで目指していきます。
高校2年生まで背が伸びていくと180cmまで届く計算です。
私と家内が168cmと160cmくらいなので、
遺伝が原因なら困難だと予想されますが
実は背が伸びるのも栄養療法ではないかと考えています。
身長を伸ばすための栄養成分
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・カルシウムだけでなく、その他マグネシウム、他ミネラルを含むサンゴカルシウム
・人間と親和性の高いコラーゲンの一種である豚皮コラーゲン
・成長ホルモンを活性化すると言われている高麗人参
・腸内環境を整える乳酸菌エキス
このような自然由来のものがおすすめです。
身長の低さも個性なので、無理に身長を伸ばす必要はないと考えますが、
栄養摂取をしっかりとするだけで、変えられる可能性はあります。
ぜひ成長期のお子様が身長でお悩みの方は、上記の栄養を組合せをされてみてください。
注意点が、それが骨を作るだけの十分な変化を起こす量かどうかが重要です。
普段の食事だけでは補えない部分の栄養を、
サプリメントで補うのは一つの方法です。
サプリメントもさまざまな品質があるのでを選ぶ時も、人工的ではない、
自然由来のものを選んで体づくりのサポートをしていきましょう。
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