コロナ禍で「ビタミンD」が大注目される理由|感染症対策への有効性を示す最新科学情報とオススメ摂取法3選
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コロナ禍で「ビタミンD」が大注目される理由
感染症対策への有効性を示す最新科学情報と
オススメ摂取法3選
こんにちは。2020年の初め頃から流行したコロナウイルスも
まだまだ収まる兆しがなく、
私が住んでいるカナダにも
日本よりは遅れて、第二波がやってきました。
冬はインフルエンザも流行するので
(昨年の北米は近年まれにみる大流行だったこともあり)
より一層の注意が必要になってきました。
そんな中、北米やヨーロッパで
ビタミンDが大注目されているのはご存知でしょうか?
新型コロナウイルスが流行し始めた当初から
「コロナ対策にはビタミンDがいいのでは?」
という話は出ていたのですが、
明らかな効果を示す研究が少ないことと、
こんな時によく見られる「根拠のない、偽物の情報」の疑いがあって
私も含め、多くの人があまり気にかけていませんでした。
しかしここにきて
新たな研究結果が発表され、
専門家、メディアともに大いに注目しています。
今回は、そんなビタミンDと新型コロナウイルスに関する
最新情報をお伝えしたいと思います。
80%以上のコロナウイルスの感染者が
ビタミンD欠乏症だった!
これは最近、スペインの研究で明らかにされたことですが、
216人の新型コロナウイルス感染者のうち、
82.2%が「ビタミンD欠乏症」でした。
新型コロナ感染者ではない197人
(研究対象になった感染者と年齢、
性別、住んでいる地域がほぼ同じ)
を調べたところ、
ビタミンDが欠乏していたのは47.2%。
つまり、新型コロナウイルスの感染者は、
非感染者に比べ、およそ2倍もの割合で
ビタミンDが欠乏していたのです。
ここから、
ビタミンDと新型コロナウィルスに何らかの関係があり、
治療にも役立つのでは?と言われるようになりました。
以前にも同じような研究結果はあった
実はこの様な研究は、今回が初めてではなく、以前からの小さな研究ですが、
いくつか報告がなされてきました。
例えば、
インドネシアの研究チームからは
780人の新型コロナウイルスの感染者の
大多数がビタミンD欠乏症だったことが発表されています。
また、スペインでは上記の研究以外の他に、
既に発表されていた他の研究で、
76人の入院中の新型コロナウイルス感染者のうち
50人に「カルシフェジオール」を投与。
(「カルシフェジオール」とは血液中のビタミンDの主要な形態のことで
肝臓でビタミンDからカルシフェビタミジオールへと変換されます)
投与されなかったグループの26人は
約50%により高度な医療行為が必要だったのに対し、
(うち2人は死亡)
投与されたグループは2%(1人)のみに
集中的な治療が必要となりました(死亡例なし)。
このようないくつかの研究結果から、
コロナウイルスとビタミンDに
何らかの関係があるのではないか
という見方が強くなっていったのです。
実際には、反対意見も多数存在。
専門家が抱く、“ビタミンD有効説”へのトラウマとは
一昔前、ビタミンDによって
癌、糖尿病、自己免疫疾患など
多くの病気への治療法が激変する
と信じられ、研究が進められていたことがあります。
しかし、結果は研究者の期待を裏切るものばかり。
ビタミンDとそれらの疾患とは全く関係がありませんでした。
そのような経緯から、
今なお、「ビタミンDとコロナウイルスとの関係を示す根拠
(ビタミンDがコロナウイルスに影響を与える根拠)は何もない」
としている研究者たち(特にその研究に関わっていた専門家たち)は
少なくありません。
一方で、研究を続ける専門家も
しかし、ビタミンDの効果を30年に渡って研究している米・カリフォルニア大学のジョン・アダムス教授は、
今も研究を続けています。
アダムス教授は、ビタミンD欠乏症患者で
かつコロナウイルス感染者(軽症患者)を168人集め、
ビタミンDがコロナウイルスに与える影響を調査中です。
そして研究の関係者は、
この研究でビタミンDが
コロナウイルスの重症化を抑えられることが分かれば、
大事に至る前にウイルスをコントロールができるだろう、と考えているのです。
研究の結果は来年の春頃には発表される予定で
今から多くの期待が寄せられています。
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¥ 16,205 (税抜)新型コロナへの効果は断定できないが、
ビタミンDは摂るべき栄養素のひとつ
そして専門家たちは口をそろえて、
新型コロナウイルスに対する
研究結果はまだ不安定であり、
断定はできないとしています。
確かに、
今年流行した新しいウイルスの
研究が始まってからわずか数か月。
まだまだ研究が必要なのかもしれません。
でもその後、専門家たちが皆言うことは
「でも、ビタミンDは摂った方がいい」
ということです。
事実、私が暮らしているカナダのニュースでも
ビタミンDとコロナウイルスの関係についてが
取り上げられ、
その際に専門家は
「これらの研究だけ判断するのは早すぎる、
ビタミンDでコロナウイルスが治るとは言えない」
としながらも
「ビタミンDは摂るべきだ」とコメントしていました。
そのビタミンDは骨の健康を保つ効果があるほか、
免疫力を上げる効果もあると既に分かっており、
動物性食品、魚類、干しシイタケ、きのこ、海藻類に
多く含まれていますが、
「日光浴」が最も効果的と言われています。
冬になると日照時間が短くなり、
どんよりとした日が続くカナダでは、
ビタミンDが不足しがちで、
おのずと免疫力の低下、
骨の健康状態が心配されます。
寒い時期、
コロナウイルス予防などに関わらず、
健康維持の為に
ビタミンDは必要不可欠なのです。
冬は免疫力を高めるため、
ビタミンDを特に意識的に摂りましょう
ビタミンDとコロナウイルスの関係が話題になり
多くの専門家の意見を聞いて私が感じたことは、
「コロナウイルス予防」ということにとらわれず、
とにかく今は免疫力を高めるべきだ、ということ。
自粛生活で、
なかなか日光浴もできず(冬になればなおさら)、
インフルエンザや通常の風邪など
冬はコロナウイルス以外にも
予防しなければならないものがたくさんあります。
もちろん摂り過ぎには注意ですが、
意識的にビタミンDを摂ってみましょう。
繰り返しになりますが、
ビタミンDの主な取り方は以下の3つです。
①日光浴
1日20分程度の日光浴で
体内でビタミンDを作ることができます。
自粛生活でなかなか外出が難しい方も
多いと思いますが、広い公園での散歩や、
ベランダに椅子を置いてのんびりするなど
ご自身に合った方法で日光浴を楽しんでみてください。
②食事
天日干しの干しシイタケ・きくらげ
鮭・イワシなどの魚類
卵黄
その他動物性食品
きのこ類
などに多く含まれています。
③サプリメント
なかなか日光浴ができない方、
上記の食材が苦手な方が
ぜひサプリメントを活用してください。
ただし、
ビタミンDなどの脂溶性のビタミンは、
体内にたまりやすい性質があるので
一度に大量摂取することはせず
用法用量を守って摂取してください。
現段階ではビタミンDは
コロナウイルスに効くとは
断定できません。
今回ご紹介した情報は
北米で注目されていますが、
あくまでも研究結果から
考えられる可能性のひとつです。
まだ研究が進められている状態の故、
ご了承ください。
ただし、専門家が言うように
コロナウイルス予防などに関わらず
ビタミンDは摂るべきです。
特に自粛生活で、
日光に当たる機会が少なくなってきている方、
運動不足やストレスで
免疫力が低下していることを実感している方、
ぜひ意識的にビタミンDを摂ってみては
いかがでしょうか。
参考:
Global News, What does Vitamin D have to do with COVID19 A Doctor Answer our Questions
Healthing.ca, Both a Supplement and COID19 Treatment?
Healthing.ca, More than 80% of COVID Patients Vitamin D Deficient
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