その調理法、血管疾患を引き起こすリスクを高めます!一見ヘルシーな食生活なのに、血液ドロドロ?!毎日のありがちな習慣事例。


本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
こんにちは。IN YOUオーガニックエキスパート 佐藤ようこです。
私たちは日々、様々なものを食べたり飲んだりしています。
食べることは、ほとんどの方にとって毎日の楽しみの1つなのではないでしょうか。
「食べる」という行為には、
・誰と
・どこで
・何を
・どんな目的でというディテールが含まれます。
食事指導を仕事の1つにしている私としては「どの栄養素を補給するか」というのが
食事の目的としてとても大きな意味を持ちますが、私自身も、日常自分の食事においては、上記の4つのディテールの方が大事だと思うことは多々あります。
「食べ物」は「体の材料」という事実を忘れないで!
日本人の死因トップにあがる「心疾患と脳疾患」は主に、血管が原因です。

食事を楽しんでいると、つい忘れがちなこと。
それは「食べ物は自分の体を作る材料だ」ということではないでしょうか?
日本人の3大死亡原因のうち、2つは心疾患と脳疾患。
心臓と脳、部位は違いますが、どちらも血管疾患だということですね。あなたは普段の食事で、血管疾患を引き起こす要因を排除することを心がけていますか?
「私は多分大丈夫」。そう思った方も、本当に大丈夫かどうか、念のために一度見ていただくことをオススメします。
血管疾患を引き起こす要因

そもそも血管疾患を引き起こす要因にはどんなものがあるでしょうか?
血管疾患とは、「何らかの要因で血管が詰まってしまう状態」の総称です。
血管の詰まりが脳で起これば「脳血管疾患」、心臓で起これば「心臓血管疾患」です。
血管を詰まらせてしまうと言われる、「ドロドロ」の血液。
これは、実際にドロドロなのではなく、「流れが悪い」状態を比喩的に表したもの。なぜ、流れが悪くなってしまうのでしょうか?
赤血球の濃度が上がる
熱中症になったり、下痢や嘔吐を繰り返して脱水症状になると血液中の液体成分が減ってしまいます。
液体が少ないことで赤血球の濃度が上がってしまい、スムーズに流れることができなくなります。
赤血球が硬くなる
主に糖尿病の場合は、赤血球の柔軟性が少なくなり、硬くなります。細い血管を通りにくくなり、詰まりやすくなります。
血小板が固まりやすくなる
血小板は傷を塞ぎ、出血を止める役目をします。飲酒や水分不足になると血小板同士が集まりやすくな理、スムーズな血流を妨げます。
白血球がくっつきやすくなる
体内で風邪などの炎症が起きている時、禁煙時、ストレスがかかった時などには血液中の異物を捕まえやすくするために、白血球の粘着性が高まります。
血管にもくっつきやすくなり、流れを妨げてしまいます。
糖化によってさらに血液は「ドロドロ」に
IN YOUを読んでいただいている皆さんは、「私はすでに気をつけているので、大丈夫!」と思われたかもしれません。
でも実は、毎日の生活で本当に気をつけていただきたいことは他にも、あるんです!
油断大敵!「糖化」を意識していますか?

かつて、老化や病気の原因として最も大敵とされたものは「酸化」だということは健康志向の方であればすでにご存知だと思います。
酸化とは、一言で言えば、物質が酸素と化合した状態です。
鉄が錆びたり、リンゴが茶色くなってしまうのも、酸化している状態です。
ところが、実は「酸化」よりもっと強敵がいたのです!
それが「糖化」。
ちなみに、この糖化という現象、必ず酸化もセットになっているオマケ付きです。
「酸化」=サビ・「糖化」=コゲ

「糖化」とは、糖質とたんぱく質がぎっちりと結びついてしまう状態のことです。
ちなみに、酒造りの際の発酵や、でんぷんなどの多糖類が分解されることも「糖化」と呼びますが、
ここで言う「糖化」は、「メイラード反応」「糖化反応」とも言われるもので、まったく別物です。
混同しやすいので、お気をつけくださいね。
以下、混同しやすいため、「糖化反応」と表記していきますね。
「糖化反応」は体にどんな影響を起こす?

体内で起こる「糖化反応」

私たちが普段食事をしたものは体内で消化吸収されてエネルギーになりますが、
その際に、使い切れずに余った糖質は、体内のたんぱく質や脂質と結びつき、体温で焦がされることで
「糖化反応」=「メイラード反応」を起こします。
ちょうどコゲついたホットケーキを想像していただくとわかりやすいのですが
体内の細胞が焦げ付いた状態になります。
この時できる「たんぱく質+糖質」の焦げ付いた物質がAGEs(終末糖化産物)です。
AGEsには多様な種類があり、糖尿病を始め、様々な病気の元になると言われています。
ウィキペディアのAGEsの記載参照
こちらの記事でもAGEsに対抗する方法をご紹介しています。
夏の終わりに、AGEsを溜めない体作り。ビタミンチャージの万能ソースと、糖化に対抗する食べ方をマスターしよう。
「糖化反応」が血液と血管を劣化させる

体内の「糖化反応」はまず血管内で起こります。
取りすぎて余った糖は、血中でヘモグロビンや赤血球中のたんぱく質と結びつきます。
するとAGEsが発生し、糖と結合したヘモグロビンは
「体内に酸素を運ぶ役割」や「全身から老廃物を回収する役割」を果たせなくなります。
体内の細胞は酸欠状態になり、新陳代謝もままならなくなります。
いずれは、体内のあらゆるとこにあるコラーゲンが糖と結びつき、AGEsを発生。
流れの悪くなった血液は血管自体もボロボロにしていきます。
当然、血管の内側には汚れがこびりつきます。
また、血管が傷つきやすくなり動脈硬化を起こし、その結果血管内はより狭く、より流れを阻害するのです。まさに、弱り目にたたり目と言うところでしょうか。
体内には他にも、骨など大量にコラーゲンのある部位があります。
糖化反応はあらゆる病気に関わるのです。
高温調理でAGEsが発生

「糖化反応」は、体内だけで起こるわけではありません。
実は調理の過程で私たちは日常的に「糖化反応」を目撃し、そればかりかそれを口にしています。
揚げる、焼くなど、水を使わずに調理することでAGEsは増えることがわかっています。
先にあげたウィキペディアの記載によれば卵白に砂糖を混ぜて加熱することで、AGEsはなんと200倍!に増えるといいます。
メイラード反応のみられる食品には、AGEsが発生している可能性があると考えると
トーストしたパン、ビスケット、パン、フライドポテト、スナック菓子など
AGEsが含まれると想像できる食品は身の回りに溢れています。
食品として体内に取り込まれたAGEsは、消化吸収の過程で体外に排出される分も少なからずありますが、
5〜10%程度は、体内に残るとも言われています。
それでは一体どうしたら良いのでしょうか。
AGEsを発生させない究極の調理方法

病気の原因を作ってしまうAGEsを発生させにくい調理法は何でしょう?
それは、蒸す、煮る、茹でるなど、水を使って加熱する方法です。これらの調理方法の場合、ほとんどAGESを発生させないことが確認されています。
調理の際には、なるべく短時間で、焦がさないように調理することが大切です。
ちなみに、マクロビオティックなどヘルスコンシャスを意識する方は
「栄養をしっかり残す」目的で、無水鍋や圧力鍋を使う方が多いかと思いますが、水分を少なくする分、焦がさないことが大切です。
また、圧力鍋で調理をする場合には、高温(120度以上)になることでアクリルアミドという
発がん物質の前駆物質ができることも確認されています。
農林水産省のHPにも記載がありますので、ご覧くださいね。
我が家の場合・・・味付けで単調にならないように工夫しています。

ここまでお読みいただいて、AGEsがいかに簡単に発生しやすい物質であるか?
また体に起こす影響がいかに大きいかがお分かりいただけたと思います。でも実生活において、焼く、炒める、揚げるという調理法を使わずに生活することは簡単なことではありませんよね。
我が家の場合は、夫と息子が「炒める」「焼く」「揚げる」料理に目がありません(汗)確かに、油を使って焼いたり、炒めるお料理にはパワーも必要。
日々の食事では、雑穀米と具沢山のお味噌汁をメインに、メニューを決めますが、
夫や食べ盛りの息子のご飯のおかずになる「ちょっとこってり」や「食欲をそそる」一皿も欲しい!
そんな時にはスパイス類や、多国籍な調味料を活用しています。
豆板醤や甜麺醤、オイスターソースで中華風に。
カレー粉やターメリックでアジアン風に。豆乳と味噌で和風クリームに。
パンチが欲しい時には生姜やニンニクをすりおろして入れます。
最近試してみて美味しかったのが、IN YOUMarketに扱いがあった
こちらのオーガニック・タイ料理調味料のセット!

タイ料理が好きな人に朗報!INYOUマーケット限定。お得なオーガニックタイ料理食材 超豪華フルセット(全18点)
お正月開けにそろそろ「カレーが食べたいな」と思ったタイミングで、作ってみました。

材料はキッチンにあったものだけ。
レンコン、かぼちゃ、サツマイモ、エリンギ、テンペの5種類と、
こちらのイエローカレーペースト。
大きいパウチはカレーペースト、小さいパウチにはドライのスイートバジルが入っています。
ペースト自体にココナツミルクが含まれているので、お水で解くだけでOK!
ココナツミルクがないー!と騒がずにすむので、とても手軽です!
この日はたまたまココナツミルクがあったので100ccほど追加してみました。

お鍋にお湯を沸騰させ、ペーストを入れてとかしたら、
野菜を入れてやわらかくなるまで煮ればOK!所要時間はわずか20分ほど。
カレーは煮込むイメージがありますが、このセットはいつでも作れて、すぐに食べられます!
しかも、添加物の多い市販のカレー粉と違い、オーガニック。
しかもグルテンフリー!
タイの企業が作っているので、味も「和製」ではなくちゃんと「タイカレー」です。
多国籍料理の調味料で、オーガニックやグルテンフリーというのはなかなか見つけることができません。
タイ料理がおすきな方は、是非お試しくださいね。

健康と食べる楽しさを両立

一家の主婦として、家族の健康が大切なのは当然のことですが、
家族が「美味しい!」と満足してくれる料理を出すことも同様に大切だと私は思っています。
たくさんの健康情報が流れる中、IN YOUでたくさんの情報を得たり
自分自身ライターとして活動する中で、多くの情報と触れていると、私たちの住む日本の食事情がいかに狂っているか?をしみじみ感じてしまうことがあります。
でもその中で、オーガニックのものを選んだり、新しい方法を試すことで広がる世界が必ずあるのです。
ですから「知ってよかった!」「試してよかった!」と思うことの方が圧倒的に多いのですね。
ファスティングの生徒さんとお話をする中でも
「夫が〜なので困ります」「子供が〜なんですが、どうしたらいいですか?」とご相談受けることも多々ありますが、
そんな制約があるからこそ、自分のやりたいこととのギャップを埋めるための努力が新しいアイデアのきっかけになるのでは?と思うのです。
読者の皆さんの中にももしかしたら、家族や近しい人との違いに対して
「思うようにいかない!」というジレンマを抱えている方がいらっしゃるかもしれませんね。
IN YOUでご提案しているヘルスコンシャスなスタイルは、まだまだ世間一般的には「当たり前の常識」ではないかもしれません。
でもその分、裏を返せば、「可能性がいっぱい」ということでもあるわけです!
読者の皆さんには、是非ヘルスコンシャスを語る先鋒になっていただければ嬉しい限りです。
ご家族やお友達など、身近な方々が
「美味しくて、体にもいいのは素敵だね!」と共感してくれるようなライフスタイルを広めていきたいですね。
IN YOUMaketでは、あなたのヘルスコンシャスを応援する
「本当にオススメできるもの」だけを集めてご紹介していますよ。
IN YOU Marketはこちら

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