もう迷わない!安全で正しいコーヒーの選び方。極上の一杯で、より極上のひと時を。
コーヒーを自宅でもっと美味しく飲めたら・・
ますます大きくなってきているコーヒーの存在感。
昔は「コーヒーは体に悪い」なんて風潮もありましたが、
最近はコーヒーに関するポジティブな情報も増えてきました。
以前はこちらの記事でもコーヒーについてお話しました。
コーヒーは陰性でも悪ではない!全てのコーヒーラバーに送る、薬膳的に考えるコーヒー論。
サードウェーブコーヒーや、
シリコンバレー式の完全無欠コーヒーなども話題となりますますコーヒー熱が高まってきているように感じます。
健康志向の方でもコーヒーが大好きだという方は実は多いです。
飲み方さえ間違えなればよい作用をもたらすことができるためです。
たしかにコーヒーの飲み過ぎは胃を荒らしたり、体を冷やすといった作用もあります。
また白砂糖の入ったコーヒーは逆効果になります。
ですが、体調に合わせて適量を美味しく飲む分には、過度に気にすることはないと考えています。
体を冷やす冷やさない、など陰陽的な観点で何かを選ぶことは確かに大切ですが、
コーヒー全てを悪モノ扱いするような発想をしていると、生活がつまらなくなってしまいます。
中にはどうしても飲みたいに我慢をしている人もいるようですが、
まずいまずいと思いながらしかたなく飲む代替コーヒーに健康の作用はあるのでしょうか?
頭でっかちになりすぎた食事法もまたストレスの原因となり、
そのような食べ方は、どんなに体に良いものでもネガティブな作用をもたらすことだってあります。
マクロビオティックを自己流ではじめて以来食べるのが義務になってきてしまった。
すべてを陰陽表でしか考えられなくなる・・・
これもまた、不健康な考え方のはじまりでもあります。
どんなシチュエーションで食べるのか?
どんな気持ちで食べるのか?
条件が変わるだけでももたらす効果は変わるのですから。
質の高いコーヒー豆を選ぶことが大事
コーヒーには良い面、悪い面ありますが、それは豆の選び方次第でも変わります。
その時大切なのは「質が高いコーヒーを選んでいるか」ということ。
コーヒーは体に良いとはいっても、まさか砂糖たっぷりの缶コーヒーが体に良いわけありません。
でも、丁寧に育てられた豆を、
自宅でゆったりとした気持ちで淹れて飲むなら・・・・?
そのコーヒーはあなたの心にも、体にも染み渡って、ホッと緩めてくれるものになるはずです。
あなたはどんな基準でコーヒーを選んでいますか?
では、コーヒー豆を選ぶとしたらどんな基準で選んだらよいのでしょう?巷に溢れるコーヒーのブランド、豆の種類。
本当に種類がありすぎて、知識がないと一つを選ぶだけで大変です。
私も自宅ではデロンギのエスプレッソマシーンを愛用していて、
いろいろな豆を試して楽しんでいますが、初めはどんな豆を選べばよいか分からず途方にくれていました。
どんな基準で選んだら正しいのか分からなかったからです。
皆さんはどんな基準で豆を選んでいるでしょうか?
みなさんの中にも、コーヒーを選ぶ時に、なんとなく妥当な値段だから、真ん中らへんのグレードのを、お店がおすすめしているものを・・
という方も多いはず。
でも、コーヒー豆をもっと色々な視点から選べるようになると、楽しみが広がります。
そこで、今回はコーヒー豆の選び方についてお話ししたいと思います。
オーガニックであることはやっぱり大事
ここ数年、オーガニックコーヒーという選択肢がカフェメニューにも増えてきたように思います。
新鮮であるかどうかも重要な基準で、
何でもかんでも、オーガニックなら間違いがないという訳ではありませんが、
コーヒーを選ぶ時にはやっぱりオーガニックにこだわりたいところです。
コーヒー豆には多くの農薬が使われているという現状。
そもそも、なぜコーヒー豆には農薬が必要なのでしょう?
コーヒー豆に多くの農薬が使われている理由
コーヒーは赤道周辺の暖かい地域で栽培される植物です。強い日照りのもとで栽培されていますが、実はコーヒーの葉は日照りに強くありません。
そのため、コーヒー農園ではバナナの木やマンゴーなどと一緒に育てることで、
コーヒーの木を直射日光から守っているのです。
写真:自転車世界一周の旅
http://whereiskokoro.blog34.fc2.com/blog-entry-1227.html
こういったシェードツリーと一緒に植えることで、落ち葉が肥料になり
良質なコーヒー豆が成るわけです。
しかし、シェードツリーを使わずに育つように品質改良されたコーヒーの木が増えてきて、
単一栽培で育てられるようなり、森林伐採などが進み、土地が枯れてしまった結果、
コーヒーの木は弱くなってしまったのです。
弱いコーヒーの木を育てるためには、大量の農薬を使用するようになっていったのです。
輸入規制されるほどの残留農薬が検出されることも
私たちの耳には入らないレベルで、残留農薬や添加物の問題による輸入規制が取られ、輸入ができなかった事例が毎年それなりの件数で上がってきているといいます。
実際に古い事例では、2003年にブラジル産豆で有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が
残留基準を超えて検出されたという事例もあります。
コーヒーを飲む時に、余計な農薬、化学肥料の影響があるとしたら・・
毎日飲むのはちょっと気がひけてしまいますよね。
コーヒーは健康のために飲んでます!という方よりも、ホッとするから好きだから飲んでいます。
という方がほとんどだと思いますが、
心地よく、体のために良いコーヒーを飲むのならば、
多少値が張っても、オーガニックを選ぶのが賢い選択といえるでしょう。
参考:生豆屋 http://www.kimameya.co.jp/mame/dichlorvos.html
値段の高さ=味の良さ ではない
コーヒー専門店などに行くとグラム当たり何百円といったように量り売りをしてくれますよね。グラムあたりの値段が高ければ高いほど、良いコーヒーであり、美味しいと思っていませんか?
実は、金額と美味しさは必ずしも比例しません。
コーヒー豆の評価は従来「減点方式」という方法で行われてきました。
減点方式の評価ポイント
・豆の形状、大きさ
・産地の標高
・欠点が無いか
・豆の形状、大きさ
・産地の標高
・欠点が無いか
これらの評価ポイントから減点方式で採点して決めるため、本当の美味しさは評価していないのです。
例えば、ある豆が優れた土壌で育ち、美味しさを決める生産条件をクリアしていたとしても、
判断基準に合っていなければ、評価は高く得られず、値段も高くつかないのです。
もちろん、逆のこともありえます。
高いからといって、美味しいとは限らないのです。
スペシャリティーコーヒーを選ぼう
では、何を判断基準にしたら、本当に美味しいコーヒー豆に出会えるの??といった疑問を解決する基準を与えてくれるのが、「スペシャリティーコーヒー」という選択肢です。
スペシャリティーコーヒーって?
従来の評価基準ではわかりにくかった「美味しさの評価」について、世界標準の「味覚基準」をもとに評価されたのが「スペシャリティーコーヒー」です。
スペシャリティーコーヒーの評価基準
1. 爽やかさ
2. 甘さ
3. 酸味の繊細さ
4. 口に含んだ質感・量感
5. 風味の素晴らしさ
6. 後味の印象度
7. 味のバランス
8. 総合的評価
1. 爽やかさ
2. 甘さ
3. 酸味の繊細さ
4. 口に含んだ質感・量感
5. 風味の素晴らしさ
6. 後味の印象度
7. 味のバランス
8. 総合的評価
引用:トーアコーヒー http://www.toa-coffee.co.jp/specialtycoffee/
日本においては、SCAJ(一般社団法人 日本スペシャルティーコーヒー協会)が、これらの評価基準をもとに、
液体としてのカップコーヒー(カップ・クオリティ)を採点していきます。
飲む時に感じる香りや味を評価しているから、スペシャリティーコーヒーは美味しいコーヒーを選び抜いて
与えられる名誉ある称号なのです。
コーヒーも果物や野菜と同じで完熟が美味しい
コーヒー豆も、果物や野菜と同じように完熟度が大切です。コーヒー豆というと黒い豆を想像しがちですが、それは焙煎された豆。
本来の生豆は、緑色っぽい色をしています。
しかし、その前の段階、収穫段階の豆は、赤い実から採られているのをご存知でしたか?
真っ赤に完熟した豆こそ、本当に美味しいコーヒーになるのです。
写真:コッコブログ
http://cocco-farm.co.jp/sblog/?p=1897
赤く完熟したコーヒー豆(チェリー)だけがピッカーと呼ばれている人の手によって摘み取られていきます。
しかし、その作業は多くの場合、人の手で行われているそうです。
その赤く完熟したコーヒーをしっかり選んでくれるピッカーを育てて、見合った報酬を支払うということも
フェアトレードの考えから非常に大切なことです。
美味しいコーヒーを飲めるということは、農園の人の努力と労働の賜物といえるのです。
値段が高いからといって美味しいわけではないといいましたが、
安いコーヒー豆には、何らかの裏があると考えた方がいいのかもしれませんね。
コーヒー豆の鮮度にもこだわる
また、鮮度も果物や野菜と同じように大事なこと。コーヒー豆も鮮度が大事です。
コーヒーは焙煎してから2、3週間までが賞味期限。
3週を過ぎると、香りが損なわれて、苦味が強いコーヒーになってしまうのです。
コーヒーを飲んで胃もたれしてしまったという時は、酸化が進んだコーヒーを飲んだから
ということも関係あるかもしれません。
参考:カフェヴェルディ https://www.verdi.jp/beans/fresh.html
美味しくて、身体に負担のないコーヒーを選ぶならば、新鮮であることは絶対条件です。
オーガニックだから美味しいとも限りません。本物を見極めて。
オーガニックだから美味しい。高いから美味しい。
というわけではありません。
コーヒーを選ぶ時には、旬の豆を使った鮮度の高いコーヒーを選ぶこと、
完熟度の高い豆を厳選したブランドを選びたいところです。
そして、どんなに良い豆であっても、焙煎してから早めに飲むことが大切です。
少しずつ購入して、使い切る。そんな買い方が賢い方法だと思います。
大切な一杯だからこそ、ちゃんと選ぼう
コーヒーは嗜好品。だからこそ、ガブガブと安くて質の低いコーヒーを飲むものではありません。
飲むなら、質の良いもので、一杯を大切に飲むほうがいい。
お気に入りのカップで、ゆっくりとコーヒーを淹れて飲む。
カフェで飲むのもいいけれど、自宅で納得のいくブランドのコーヒーを使って淹れる方が贅沢かも。
今まで、なんとなく値段や雰囲気で選んでいたという方は、少し選ぶ時の目線を変えてみて。
みなさんにも美味しいコーヒーを自宅で楽しんで欲しいと思います。
好きなものをおいしくいただく。
好きな時に好きな人とご飯をたべる。
心から幸せーと思いながら飲むコーヒー。
何事もマイナスな面ばかり見ているのでは心が不健康になってゆきます。
どんな選択をするときもベターなものを選ぶように心がけること。
目の前にオーガニックなものとそうではないものがあるのであれば
それはオーガニックを選ぶのが当然ベターな選択でしょうし、
たまたまその場にはオーガニックなものがなくても
添加物の含まれたお菓子と、白ご飯が目の前にあるのなら白ご飯だっていいじゃない。
その場にあった、柔軟な視点が生活を明るくしてくれると思います。
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